カーリースは年金受給者でもOK？実は高齢者に優しいプラン

更新日：2023.08.30

カーリース

高齢化によって年金を受給する方が増えてきていますが、こうしたシニア世代でも車を必要とする場面があります。地方はもちろんのこと、都心においても、リタイアして自宅で過ごす時間が増えるシニア世代ほど、若い頃と比較してむしろ車に乗る時間が増える場合もあります。

年金世帯にとって、車の購入費や維持費はかなりの経済的負担となります。そこで上手に活用したいのが、月額定額で利用できるカーリースです。しかし、カーリースは年金受給世代でも利用できるのでしょうか？年金受給世代のカーリース利用について、詳しくご紹介します。

カーリースは年金受給者でも利用できる！

結論からいえば、カーリースは年金受給者でも利用できます。ただし、高齢者の運転事故が社会問題化していることもあり、主なカーリース会社では以下のように年齢制限を設けています。

〈主なカーリース会社の年齢制限〉
・ナイル株式会社のおトクにマイカー「定額カルモくん」契約時75歳以下
・オリックス自動車「いまのりくん」「いまのりセブン」「いまのりナイン」契約時75歳以下
・コスモ石油マーケティング株式会社「コスモMyカーリース」契約満了時75歳未満
・カーコンビニ倶楽部「カーコンカーリースもろコミ」契約時75歳以下

主なカーリース会社は、契約時に75歳以下という年齢制限を設定しています。年金世代であっても75歳以下であれば、カーリースを利用できます。

年金受給者にうれしいカーリースの料金体系

カーリースは、実は年金受給世代にうれしい料金体系となっています。新車を購入する場合には、車本体の価格に加え、次のような初期費用がかかります。

〈新車購入時に発生する費用〉
・車両本体価格（＋付属品代）
・新車登録時手数料（車庫証明代行手数料、納車費用等）
・自動車税（種別割）（初回分）
・自動車重量税（初回分）
・自賠責保険料（初回分）

加えて、車両登録や車庫証明の取得をディーラーに代行してもらうと、代行料がかかります。

しかし、カーリースならこうした初期費用は月額定額の支払いの中に含まれるため、それ以外にまとまった金額を用意する必要はありません。

また、オプションや特典として、車検やメンテナンスの無料サービスやガソリンの割引などがあるカーリース会社もあります。維持費用も節約できて、カーリースは高齢者にとってとても助かるサービスです。

乗り換えや所有もOK

現在は高齢者でも安心して運転できるように、車の安全性を高める便利な機能のついた車が数多く販売されています。カーリースでは原則として乗り換えはできませんが、プランによっては一定期間が経過すると最新車種への乗り換えが可能だったり、契約が満了するタイミングで契約期間の延長、もしくは乗り換えができたりする場合があります。

逆に、シルバー世代では乗り慣れた車でないと不安という声も多く聞かれます。そうした場合は、利用していた車をそのまま買い取れるプランもあります。おトクにマイカー「定額カルモくん」では、契約時にオプション（月額500円税込）を追加することで契約満了時にそのまま車がもらえる「もらえるオプション」があり、安心です。

車の維持のコストや手間が省ける

カーリースは、月々の定額料金の中に車検やメンテナンスといった維持費が含まれているプランが多く、余計な出費を抑えることができます。また、手続きもスムーズなため、手間を省くことができます。

ただし、カーリースは基本的に中途解約ができないため、注意が必要です。車が不要になったり、事故で全損になったりして中途解約する場合でも、残っているカーリース料を払い続けて契約を維持するか、違約金を一括で払って契約を終了させる必要があります。違約金を支払う場合は、残りの契約期間にもよりますが、まとまった金額が必要になります。

カーリースが年金受給者に向いている理由

ここまでご紹介してきたように、カーリースは年金受給者にとってもメリットが多いシステムです。カーリースが年金受給世代に向いている理由について、もう一度整理してみましょう。

定額制なので年金生活の設計がしやすい

主な収入が年金に限定されている年金受給者の場合、現役時代と異なりボーナスなどのまとまった収入があるわけではありません。年金生活を維持していくためには、月々の出費を節約しながら、生活設計していく必要があります。カーリースは月額定額で、基本的にそれ以外の出費をしないで済むため、支出の計画が立てやすくなります。

メンテナンスや消耗品の交換などが楽にできる

シルバー世代にとっては、車のメンテナンスや消耗品の交換などの手間も負担になります。しかし、カーリースの場合は、手間も少なくて済みます。例えば、おトクにマイカー「定額カルモくん」のメンテナンスプランであれば、自宅近くの修理工場にメンテナンスを依頼し、利用明細のわかるレシートをスマホなどで撮影して請求内容を送信するだけで、所定の料金が振り込まれます。経済的にも手間の面でも、メンテナンスが楽にできるのがカーリースなのです。

高齢者に優しいプラン

最近は年金受給者がカーリースを利用するケースが増えています。そのため、年金受給世代をターゲットにした多彩なサービスがあります。例えば、オリックス自動車のあんしん運転見守りサービス「Ever Drive」では、高齢ドライバーの運転状況をリアルタイムに可視化し、「運転リスク」を数値化、車の現在位置がわかる「今どこサーチ」などを用意し、家族にも安心なオプションサービスを提供しています。

よくある質問

Q1：年金受給者でもカーリースを利用できますか?

A：利用できます。ただし、一般的なカーリースの契約と同じく、経済状況や信用情報などをチェックする審査を通らなければ利用できません。

Q2：カーリースって、新車を購入するのに比べてお得なの？

A：新車を購入する場合は、車本体の価格に加え、新車登録時手数料、自動車税（種別割）、自動車重量税、自賠責保険料が必要となり、登録などをディーラーに代行してもらえば代行料がかかります。カーリースの場合、そうした初期費用は月額定額料金に含まれるため、お得にカーライフを楽しめます。おトクにマイカー「定額カルモくん」では、月々10,000円台から利用できます。