定額制で費用面の魅力も大きいカーリースですが、実際にどのように費用がかかるのか、どのようなカーライフが送れるのかをわかりにくく感じている方もいるでしょう。そこで、カーリースの費用やカーライフのシミュレーション、審査から納車までのシミュレーションなどで、カーリースでの生活が想像できる情報をお届けします!
- カーリースのシミュレーションは購入時と比較すると費用感がわかりやすい
- カーリースの料金シミュレーションは契約年数などの条件別に比較することが大切
- カーリースの利用手順も確認しておくと手続きがスムーズにできる
カーリースのお金のかかり方をシミュレーション
車を購入する場合には、車両本体価格のほかにも初期費用としてさまざまな費用がかかります。さらに、車検やメンテナンス費用などもその都度支払わなくてはいけません。一方、カーリースでは車の取得にかかる諸費用や維持費のほとんどが、定額の月額料金に含まれています。
ここでは、カーリースを7年契約した場合を例に、費用がかかるタイミングをシミュレーションしてみましょう。なお、4月1日時点で発生する税金があるため、3月に契約した場合でシミュレーションしています。
初期費用
車を購入する際には、車両本体価格に加えて自賠責保険料や自動車税(種別割)、環境性能割、自動車重量税、消費税などの各種税金、リサイクル料などがかかります。さらに、車庫証明費用や検査登録費用などの諸費用も上乗せされます。
一方、カーリースの場合は、購入時に必要な費用のほとんどが月額料金に組み込まれています。そのため、初期費用としてまとまった費用がかかりません。
毎年5月:自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)
自動車税(種別割)は、4月1日時点の車の所有者が年に1度支払う税金です。自家用の普通車の場合は、車の排気量に応じて税率が異なり、軽自動車の税額は一律です。納税通知書は毎年5月初旬頃に届き、期限内に支払う必要があります。
カーリースでは、契約期間分の自動車税(種別割)がすでに月額料金に組み込まれているため、別途支払う必要はありません。
半年ごと:エンジンオイル交換
車のエンジンオイルの交換は、半年に1回が目安とされています。定期的にオイルを交換することでエンジンの故障防止や燃費の悪化防止につながるため、こまめな交換が必要です。
カーリースでも、基本的には利用者が自己負担で行う必要があります。しかし、月額料金に消耗品の交換費用が含まれていたり、メンテナンス費用を定額化できるプランがあったりするカーリースもあります。こうした場合は、別途費用を負担しなくて済むでしょう。
その都度:メンテナンス・消耗品の交換など
エンジンオイルの交換以外にも、タイヤやエアコンフィルター、ワイパーゴムやブレーキオイル、ブレーキパッドやバッテリーなどの消耗品は、劣化の度合いや寿命に応じて交換しなければいけません。また、1年ごとに「法定12ヵ月点検」も行う必要があります。
カーリースの場合、上記のような消耗品の交換や点検整備の費用も定額化できるプランでカバーできれば、その都度支払う必要がありません。
3年目:車検
購入でもカーリースでも、新車は購入から3年目に初回車検を受けなくてはいけません。また、車検にかかる費用は車検基本料と法定費用、消耗品や部品の交換費用で構成されています。
車検基本料には車の点検費用や整備費用、事務手数料などが含まれます。費用相場は10,000~50,000円と幅広く、車の状態や車検を受ける業者などによって異なります。また、法定費用には自動車重量税や自賠責保険料、印紙税などが含まれており、次回の車検までの期間分を支払わなければいけません。
購入の場合はいずれの費用も別途支払う必要がありますが、カーリースでは一般的に法定費用は月額料金に含まれており、車検基本料や交換費用も定額化できるケースがあります。
その都度:メンテナンス・バッテリー交換など
初回車検以降も、消耗品や部品を交換したり、「法定12ヵ月点検」を受けたりする必要があります。車の状態や部品の劣化具合に応じて、メンテナンスを受けましょう。
なお、消耗品の交換費用は、メーカーの純正パーツを使うと高額になる可能性があります。コストを抑えたい場合は、中古品を使ったリビルド品などを利用するといいでしょう。
また、バッテリーの交換にかかる費用なども定額化できるカーリースもあります。
5年目:車検
新車登録から5年目に2回目の車検を受ける必要があります。なお、それ以降の車検も、2年ごとに受けることになります。
車検費用は、初回と同様に車検基本料と法定費用を支払います。ここで注意したいのが、初回時よりも部品などの消耗が進んでいる可能性が高いため、部品交換費用や整備代が初回車検よりも高額になる傾向があることです。車検費用は総額10万円を超えることも少なくないため、購入した車の場合はまとまった出費に備える必要があるでしょう。
一方、カーリースで車検も定額化できるプランに加入している場合は、そのような心配はないでしょう。
契約満了
カーリースの場合、通常は契約満了を迎えると車をリース会社へ返却します。その際、車を契約時の状態に戻す「原状回復義務」が生じるため、車に傷や汚れがあった場合は、修繕費用やクリーニング代がかかります。
しかし、カーリースの中には、車検代やメンテナンス費用を定額化できるプランで、返却時の原状回復費用が補償されるサービスもあるので、このようなプランに加入しておくと安心でしょう。
乗換え
車を購入して乗り換える場合には、改めて車両本体価格や初期費用としてまとまった資金が必要となります。乗っていた車を売却した資金を、次の車の購入資金にあてる方法もありますが、売却先と購入先それぞれで手続きを行ったり、新たにローン契約を申込んだりと、費用だけでなく手間もかかるでしょう。
一方、カーリースで車を乗り換える場合は、車を返却して、新たに乗りたい車のリース契約を結ぶだけで手続きが完了するので、売却などの手続きやまとまった費用の負担はありません。初期費用もかからない上に、契約手続きもオンラインや郵送で手軽にできるリース会社であれば、気軽に乗り換えることができるでしょう。
カーリースの料金をシミュレーション
カーリースの月額料金は車種や契約期間によって異なるため、予算に合わせてシミュレーションすることが大切です。そこで、カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」の料金シミュレーションを使って、人気5車種の料金を見ていきましょう。
今回ご紹介するのは、2021年の乗用車販売台数トップ3のトヨタ「ヤリス」「ルーミー」「カローラ」、2021年の軽自動車販売台数1位のホンダ「N BOX」、定額カルモくんの最安車種のダイハツ「ミライース」の5車種です。
〈契約期間別・人気5車種の料金シミュレーション〉
契約期間 | トヨタ 「ヤリス」 | トヨタ 「ルーミー」 | トヨタ 「カローラ」 | ホンダ 「N BOX」 | ダイハツ 「ミライース」 |
---|---|---|---|---|---|
11年 | 月々22,170円〜 | 月々24,040円~ | 月々28,770円~ | 月々18,100円~ | 月々11,390円~ |
10年 | 月々23,600円~ | 月々25,580円~ | 月々30,640円~ | 月々19,530円~ | 月々12,160円~ |
9年 | 月々24,920円~ | 月々26,900円~ | 月々32,400円~ | 月々20,850円~ | 月々12,710円~ |
8年 | 月々27,120円~ | 月々29,210円~ | 月々35,150円~ | 月々22,940円~ | 月々13,810円~ |
7年 | 月々29,320円~ | 月々31,740円~ | 月々38,340円~ | 月々25,360円~ | 月々14,910円~ |
6年 | 月々28,940円~ | 月々32,790円~ | 月々36,530円~ | 月々24,320円~ | 月々17,940円~ |
5年 | 月々30,590円~ | 月々35,540円~ | 月々38,510円~ | 月々25,970円~ | 月々20,250円~ |
4年 | 月々34,770円~ | 月々40,600円~ | 月々43,240円~ | 月々29,600円~ | 月々23,000円~ |
3年 | 月々40,105円~ | 月々47,035円~ | 月々49,675円~ | 月々34,495円~ | 月々26,575円~ |
2年 | 月々52,645円~ | 月々62,105円~ | 月々64,965円~ | 月々45,495円~ | 月々35,595円~ |
1年 | 月々89,165円~ | 月々105,005円~ | 月々108,745円~ | 月々75,525円~ | 月々59,245円~ |
※2022年3月時点、最安グレードの情報です
ここからは、今回シミュレーションを行った各車種の特徴をご紹介します。
トヨタ「ヤリス」
トヨタ「ヤリス」は、2020年2月に登場したコンパクトカーです。登場から2年連続で乗用車の新車販売台数1位を獲得しており、国内外を問わず支持されています。
人気の理由としては、スポーティーでスタイリッシュなデザインと、乗り心地やハンドリングの良さが挙げられます。さらに、安全性能や環境性能にも優れ、先代「ヴィッツ」から燃費も大きく向上しています。最新技術を搭載した、燃費の良いコンパクトカーに乗りたい方におすすめの一台といえるでしょう。
トヨタ「ルーミー」
狭い道でも走りやすいコンパクトなボディでありながら、大人5人が乗れる室内空間を持つトヨタ「ルーミー」。多彩なシートアレンジとスライドドアがあることで大きな荷物も載せやすく、アウトドアやレジャーが趣味の方やファミリー層からも人気です。
価格の安さと、トヨタの先進安全装備も搭載している点も、多くの方から選ばれる理由といえるでしょう。利便性の高いコンパクトカーに乗りたい方におすすめです。
トヨタ「カローラ」
トヨタ車の中で最もコンパクトなセダンが「カローラ」です。1966年に初代カローラが登場して以降、生産台数のギネス記録を獲得するなど長い歴史と人気を誇る車となっています。12代目となる現行モデルは先代までよりも一回り大きい3ナンバーサイズで、小回りの利く点も魅力。
低燃費で環境性能にも優れており、安定した走行性能を備えています。コンパクトなセダンや、安全性能の高いスタンダードな車を探している方におすすめです。
ホンダ「N BOX」
ホンダの軽スーパーハイトワゴン「N BOX」は2011年12月に初代がデビューし、現行モデルは2017年8月に登場しました。2021年には販売台数が18万8,940台に達し、軽自動車の新車販売台数1位を獲得。軽自動車の新車販売台数において、7年連続の首位を獲得する人気車種です。
先進的な運転支援システム「Honda SENSING」を搭載しているほか、優れた走行性能や燃費性能の良さも高く評価されています。ファミリーカーとしてはもちろん、アウトドアやレジャーなどのさまざまなシーンに対応できる点も魅力といえるでしょう。
ダイハツ「ミライース」
ダイハツ「ミラ イース」は、価格の安さと燃費性能の良さが魅力の軽自動車です。定額カルモくんでも月々 11,390 円~と、費用負担を抑えて乗ることができます。安いだけでなく高い品質と充実した安全装備も搭載しており、さらに親しみやすい質感やシンプルなデザイン性もあって、女性や高齢者など幅広い層から人気を集めています。
コストパフォーマンスに優れた車に乗りたい方や、燃費が良く安全装備も搭載した車に安く乗りたい方に向いている車といえるでしょう。
カーリースの料金シミュレーションの方法
カーリースの中には、オンライン上で車種や契約年数、オプションなどを自分で選択して、料金シミュレーションができるところもあります。そこで、定額カルモくんを例に、カーリースの料金シミュレーションの方法を見ていきましょう。
1. 車種
まずは、自分が乗りたい車種を選びます。定額カルモくんでは国産メーカーの全車種を取り扱っており、公式サイトのトップページの「新車一覧」から希望の車を選べます。
また、メーカーやボディタイプ別に車を絞り込んだり、安い順や人気順で検索したりして、気になる車種を見つけることも可能です。表示されている最安料金も参考にして、気になる車種を選びましょう。
2. プラン
まずは、車種ページからプランを選びましょう。スマートフォンから見た場合、ページ下部にある「料金シミュレーション」からグレードなどを選択してシミュレーションを行います。
なお、パソコンから見た場合には、グレードやオプションが決められた「シンプルプラン」「おすすめプラン」「よくばりプラン」と、グレードやオプションをカスタマイズできる「オリジナルプラン」の中から、好きなプランが選択できます。料金シミュレーションをする場合は「オリジナルプラン」の「プランを作る」をクリックしましょう。
3. 契約期間・グレード・オプション
車が必要な期間や希望に合わせて、契約期間やグレードを選びましょう。定額カルモくんでは、契約期間は1~11年のあいだで、1年単位で設定できます。また、グレードは全グレードを取り扱っています。
4. カラー
続いて、ボディカラーも選択します。なお、限定カラーなどは料金が上乗せされることもあります。できるだけ月額料金を抑えたい場合は、追加料金のない「0円」と表示されているボディカラーから選ぶといいでしょう。
5. オプション
オプション設定では、カーナビ、ETC、バックカメラ、フロアマット、希望ナンバー、「もらえるオプション」の有無を選択します。それぞれ月額料金に上乗せされる料金が表示されているため、予算や必要性に応じて選びましょう。
また、「もらえるオプション」とは、契約満了時にそのまま車がもらえるオプションです。7年以上契約なら、月々500円で車種を問わず追加できます。リース車を最終的にはマイカーにしたいという方や、走行距離などを気にせず自由に乗りたい方におすすめのオプションとなっています。
6. メンテナンスプラン
最後に、メンテナンスプランの有無やプランを選びます。
メンテナンスプランとは車検や消耗品の交換費用、故障修理保証なども月額料金に含めて定額化できるプランです。それぞれ対象となる費用項目や料金が異なるため、備えたい費用項目や予算に応じて選びましょう。
ここまでの項目をすべて選択すると、「お選びのプラン合計金額」からシミュレーション結果がわかります。別の条件やほかの車種でもシミュレーションして、自身にとって納得のいく契約内容と料金はどれなのか比較してみましょう。
審査から納車までのステップをシミュレーション
カーリースもローンのように審査に通る必要があります。実際にどのような手順で契約を進めるのか、定額カルモくんの審査申込みから納車までの流れを例に、カーリースの利用手順をシミュレーションしていきましょう。
審査申込み
まずは審査に申込みます。定額カルモくんの場合は、車種ページのプランや、料金シミュレーションのページから申込み手続きができます。審査申込みで必要な書類は運転免許証のみで、情報入力も5分程度で完了します。また、審査結果は、通常翌営業日(最大3営業日)に届きます。
契約内容の確認
無事審査に通過すると、サポートデスクから電話で契約内容や契約条件についての説明があります。不明点などがあれば、必ず契約前に確認しましょう。また、車種や契約内容の変更、オプションの追加なども相談できます。
契約手続き
最終的な契約内容が確定すると、自宅に契約書類が届きます。契約書類の内容をきちんと確認した上で署名・捺印し、返信用封筒で返送しましょう。契約には、運転免許証のコピーが必要となるため、事前に準備しておくとスムーズに手続きが進められます。
納車
契約が完了すると、ディーラーや販売店から納車日の連絡があるため、希望の納車日時や納車してほしい場所を伝えましょう。その後、約束の日時に指定した場所に納車されます。そのため、審査申込みから納車までオンラインと郵送手続きのみで完結させることができます。
また、定額カルモくんは電話やメール、LINEで車やリースについて無料で相談できるサポート体制が整っているため、納車後に困ったことや疑問がある場合も、気軽に相談できます。
もし過去にローン審査に落ちてしまった経験があり、審査に不安がある場合には、定額カルモくんの「お試し審査」がおすすめです。車種を選ぶだけで審査が受けられて、通過後のキャンセルも可能です。また、通過後に自身の利用できる範囲で車種やプランを変更することも可能です。
シミュレーションがしやすいカーリースなら安心して利用できる
カーリースを検討する上で、シミュレーションの手軽さは重要な比較ポイントです。しかし、問い合わせをしなければ料金がシミュレーションできないこともあります。そのため、料金シミュレーションのしやすさは、安心かつ手間をかけずに利用できるカーリースかどうか知るための大きな判断材料にもなるでしょう。
よくある質問
Q1:カーリースの料金シミュレーションの方法は?
A:カーリースの料金シミュレーションは、公式サイトから車種やプランなどを選択してできる場合が多いです。また、契約期間が長いほど月々の料金は安くなります。なお、見積もりを取るには問い合わせが必要だったり、詳しい条件別のシミュレーションに対応していなかったりするカーリースもあるため注意が必要です。
Q2:カーリースは本当にずっと定額?
A:カーリースで車に乗る場合も、購入と同様に車検代や消耗品の交換費用などのメンテナンス費用がかかります。また、車を返却する際は原状回復費用が必要です。しかし、メンテナンス費用も月額料金に含めて定額化できたり、原状回復費用も補償されたりするプランのあるリース会社なら、最後まで家計に負担をかけずに利用できるでしょう。
※この記事は2022年4月時点の情報で制作しています