車にコーティングは必要?種類や費用から業者の選び方まで徹底解説

車にコーティングは必要?種類や費用から業者の選び方まで徹底解説

新車を購入すると、つやや輝きをできる限り維持するために、カーコーティングを検討する方もいるのではないでしょうか。車のコーティングには、車のつやを維持するのはもちろん、洗車が楽になる、汚れや傷を防げるといったさまざまなメリットが期待できます。また、コーティングの種類や依頼先の業者にもいくつか種類があるので、愛車の状態や自身のカーライフにぴったりのコーティングを選びたいところです。

当記事では、カーコーティングのメリットやコーティングの種類、施工業者の特徴などを、カーコーティングの選び方と併せて解説します。

車のコーティングとは?知っておきたいワックスとコーティングの違い

カーコーティングと聞くと、車の塗装のつやを出すワックスがけと同じような施工をイメージする方もいるのではないでしょうか。しかし、カーコーティングとワックスはまったくの別物です。
まずは、コーティングとワックスの違いについて確認しておきましょう。

【この記事のポイント】
✔車のコーティングはワックスと違い、強靭な被膜でボディを包み込むため効果が長持ちする
✔コーティングをすることで汚れや小傷がつきにくくなる上、雨シミや色あせも防げる
✔車のコーティングにはガラス系、ポリマー系、フッ素系があり、ヘッドライトやホイール、ウィンドウガラスなどのコーティングもある

コーティングとは?

コーティングとは?

コーティングとは、車のボディやガラスの表面に薄くて硬い特殊な被膜(コート)をかけるカーケアメニューのひとつです。コーティングを施す過程で、ボディが変色したり、塗装が傷ついたりすることはありません。

ワックスとコーティングの違い

ワックスの主成分は油と蝋(ロウ)で、塗装面に塗ることで深いつやを出すことができます。ワックスの種類も豊富で、気軽に選べて施工も手軽にできる点が魅力です。
しかし、ワックスによる被膜は半液体で不安定な状態のため、雨や洗車によって簡単に油脂分が流れ出てしまうというデメリットがあります。また、油脂分が流れて蝋が残ると、角質化して水垢の原因にもなります。耐熱性も低いため蒸発しやすく、持続期間も1ヵ月程度と短めです。

一方、コーティングは、分子と分子が結合した強靭な被膜でボディを包み込みます。コーティングの種類にもよりますが、いずれも持続期間は約3ヵ月から1年、長くて3年程度と、ワックスよりも圧倒的に長持ちする点が魅力といえるでしょう。
ガラス系コーティングなら、耐候性や耐熱性、耐薬品性にも優れており、酸化による劣化もしにくいです。

一般的な車のコーティングの流れ

続いて、コーティングの施工手順を見ていきましょう。
コーティングの種類によって多少手順は異なりますが、基本的な流れは同じです。

1.洗車
まずは手洗いで洗車し、ボディの表面のほこりや汚れを落とします。基本的にはカーシャンプーを使いますが、台所用洗剤を希釈したものでも問題ありません。車を水でよく濡らし、洗車用のスポンジでしっかりと泡立てて洗います。
なお、業者に依頼すれば、ムラなく仕上げるためにナンバープレートやワイパーブレードなどを取り外して洗車してもらうこともできるでしょう。

2.鉄粉除去
コーティング前には、粘土と鉄粉除去スプレーを使って鉄紛除去を行います。
車のボディには、道路の鋼材や鉄道レール、ブレーキダストなどのさまざまな要因によって鉄紛が付着します。
塗装面に付着した鉄紛は、日光や雨などでこびりついてしまいます。放置すると錆が発生してしまうこともあるため、この段階できちんと除去しておくことが大切です。

3.下地処理
ポリッシングマシンで小さな傷やシミなどを除去し、ボディの表面を滑らかに仕上げます。下地処理をしすぎると塗装面まで削れてしまうため、プロの腕の見せ所です。この下地処理の出来が、コーティングの仕上がりにも大きな影響を与えます。
コーティングの専門業者では、下地処理の後に微小なコンパウンドを使ってボディを研磨し、細かい傷を除去する作業も行います。

4.脱脂処理
脱脂処理では、下地処理で除去しきれなかった塗装面の油脂分を取り去っていきます。油膜がついた状態でコーティングを行うと、塗装面とコート剤のあいだに残った油膜がコーティング剤の定着を邪魔してしまうためです。

5.コーティング剤の塗布
最後に、コーティング剤を塗布していきます。専門業者などでは通常、コーティング剤の塗布は密閉した屋内で行われます。これは、ほこりや雨による水分などがコーティング面に付着するのを防ぐためです。専用のスポンジで丁寧にムラなく塗布したら、乾燥させて、コーティング剤が硬化するのを待ちます。
コーティングの種類や温湿度などによっても異なりますが、12時間~48時間程度で施工が完了します。

コーティングによる6つのメリット

コーティングによる6つのメリット

カーコーティングにはさまざまなメリットがあります。いずれもワックスだけでは得られないメリットですから、ワックスとコーティングとで悩んだ際の比較ポイントとして、参考にしてみてはいかがでしょうか。

1.車のつやと輝きを長期間維持できる

車の塗装は、ほこりや排気ガス、鉄紛、油脂や化学物質、泥や砂、紫外線などのさまざまな外的要因によって劣化していきます。
コーティングは硬い被膜でこうした要因から車を守ってくれるため、つやや輝きを長期間キープできるようになります。

2.洗車が楽になる

コーティングを施した車は、コーティングの被膜でボディが滑らかになり、付着したほこりや汚れが除去しやすくなるため、軽い洗車でも汚れが落ちやすくなります。しつこい汚れを何度もこすって落とす必要もなくなるので、日々の洗車がぐっとラクになります。

3.小傷を防ぐ

コーティングの被膜は、飛び石や砂、鉄紛などによる小さな傷からもボディを守ってくれます。
車に乗り続けていると、知らないうちにドアやタイヤの周りに小さな傷がついてしまいやすいですが、コーティングはこうしたダメージからも愛車を守ってくれます。

4.雨シミを防ぐ

車には、雨によって白いウロコ状のシミがつくことがあります。これは、雨水に含まれるミネラルや小さなほこりが原因で、放置すると洗車してもなかなか落ちない汚れになってしまいます。コーティングの被膜は、こうした雨シミからも車を守ってくれます。

5.色あせを防ぐ

車の塗装は、紫外線ダメージによって徐々に色あせてしまいます。特に、赤や青、黒などの濃い色の車ほど、紫外線ダメージを受け続けるとつやが失われ、色もあせてしまいやすいです。
車を元のきれいな色のまま乗り続けたいという方にも、紫外線から塗装を守ってくれるカーコーティングは必須といえるでしょう。

6.車を売るとき査定額が上がる

コーティングによって傷や色あせを防いできた車は、売却時に査定額が上がります。コーティングを施した車は、市場に出す前の研磨作業や細かい清掃作業なども省略できるため、高く買い取ってもらいやすいのです。
コーティングに10万~15万円の費用がかかったものの、査定額が通常よりも15万~20万円高くなったことで、かえって得をしたというケースもあります。

ボディだけじゃない!?車のコーティングの種類

車のコーティングはボディとボディ以外の2タイプに分けられ、さらにいくつか種類があります。
ここからは、カーコーティングの種類別に、それぞれの特徴を見ていきましょう。

車のボディのコーティング

車のボディのコーティング

車のボディのコーティングは3種類に分けられ、それぞれ施工にかかる日数や効果の持続期間が異なります。

・ガラス系コーティング
ボディにガラス質の硬い被膜を作り、化学物質などによる酸化や傷から長期間車を保護します。汚れも簡単な水洗いで落ちやすくなるでしょう。
専門業者に依頼した場合、塗装の清掃や下地処理を丁寧に行い、防埃・防塵対策を徹底した屋内で作業するため、施工には1日~2日ほどかかります。
そのぶん、つやや輝き、効果の持続力はほかのコーティングと比べても非常に優れています

・ポリマー系コーティング
ポリマーとは、石油由来または化学合成による化合物のことで、一般家庭で使われるケミカル用品にも含まれています。
ほかのコーティングよりも低価格で、施行時間も短く済む点が特徴です。ただし、ワックスと同様に効果の持続期間は比較的短く、劣化した部分については定期的なメンテナンスが必要です。

・フッ素系コーティング
ポリマー系コーティングのうち、フッ素を原料に含むコーティングがフッ素系コーティングと呼ばれます。
一般的なポリマー系コーティングよりも費用相場が多少高めですが、そのぶん効果の持続期間も長くなります。ガラス系とポリマー系のあいだに位置するコーティングといったイメージです。

ボディ以外のコーティング

ボディ以外のコーティング

ボディ以外にも、ヘッドライトやホイール、ウィンドウガラスに施すコーティングがあります。

・ヘッドライトコーティング
車のヘッドライトカバーの表面は、長期間の紫外線や飛び石などによって傷つき、くすんでしまいます。コーティングを施すことで輝きが出るため、車の印象も非常に良くなるでしょう。

・ホイールコーティング
ホイールも、紫外線やブレーキダストなどによって傷つき汚れやすい部分です。ボディと同様に、コーティングを施すと汚れの防止になり、汚れたとしても手軽に洗い落としやすくなります。
プロにコーティングを依頼すれば、ホイールの輝きを長期間キープできるでしょう。

・ウィンドウガラスコーティング
フロントガラス面をコーティングすると、雨水をはじきやすくなるため視界がクリアになります。
専門業者は均一に撥水処理を行ってくれますから、効果もさらに長持ちするでしょう。雨天走行時の視界が良くなるため、安全な運転のためにもおすすめのコーティングです。

車のコーティングはどこでできる?

車のコーティングは、ディーラーやガソリンスタンド、カー用品店やコーティング専門店で行うことができます。それぞれに特徴があり、業者や店舗によっては対応していないコーティングの種類もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

〈業者別取扱コーティング種類表〉

コーティングの種類\業者ディーラーガソリンスタンドカー用品店コーティング専門店
ガラス系コーティング
ポリマー系コーティング
フッ素系コーティング

 

ボディのコーティングはいずれの業者もガラス系・ポリマー系・フッ素系コーティングにおおむね対応していますが、コーティング専門店の場合はガラス系のみ取り扱っているというところもあります。

ディーラー

最近は、車の購入時にコーティングをセットですすめるディーラーも増えています。納車時にコーティングが施されていれば、新車のきれいな状態をより長く維持することができるでしょう。
ディーラーの場合、店舗内で施行するタイプと業者へ外注するタイプに分けられ、それぞれ費用も変わってきます。どの種類のコーティングを受けられるのか、効果はどれくらい持続するのか、メンテナンスの頻度なども確認し、価格にも納得した上で依頼することが大切です。

ガソリンスタンド

系列店のガソリンスタンドでは、タイヤ交換などと同様に、コーティングに対応しているところもあります。
ガソリンスタンドの場合、店舗によって施行するスタッフの経験やスキルにばらつきがあるため、施工事例が多くて信頼できる店舗を選んで依頼することをおすすめします。

カー用品店

全国チェーンの大手カー用品でも、コーティングサービスを展開しています。特別価格でコーティングサービスを提供している店舗も多く、アフターサービスも充実している点が魅力です。
また、大手カー用品店なら、経験・スキルともに兼ね備えたスタッフが施工を担当してくれる可能性が高く、安心して任せられるでしょう。

コーティング専門店

コーティング専門店は、ガラス系コーティングをメインに展開している店舗が多いです。
こだわりをもって1台ごとにじっくりと施工するため、日数は2~3日程度かかるケースが多いです。価格もほかの業者より高額な傾向にありますが、そのぶん仕上がりの質や満足度は非常に高いです。
コーティング専門店はプロのスタッフや設備がそろっており、アフターサービスが充実している店舗も多いため、安心して愛車のコーティングを任せられます。

車のコーティングにかかる費用の相場

コーティングの種類や施工業者によって、費用相場も異なります。

〈コーティング費用の相場〉

コーティングの種類\業者コーティング専門店ディーラーカー用品店ガソリンスタンド
ボディのコーティング10万~15万円60,000円~
15万円
30,000~
70,000円
20,000~
80,000円
ボディ以外のコーティング15,000~18,000円

※2020年9月、定額カルモくん調べ

コーティング専門店は10万~15万円、ディーラーは60,000~15万円と施工費は高めの傾向にあるのに対し、カー用品店やガソリンスタンドでは、それぞれ30,000~70,000円や20,000~80,000円と比較的安めの設定になっています。なお、価格の開きは、コーティングを施す車が新車かどうかや、同じクラスでもボディ面積の広さよって大きく変動するためです。また、ボディ以外のコーティングの費用相場は、いずれも15,000~18,000円程度となります。

車に最適なコーティングの選び方

コーティングにも複数の種類があり、施行を受けられる業者もさまざまです。そこで、愛車に最も適したコーティングを選ぶために着目すべき、3つのポイントをご紹介します。

カーライフを踏まえて検討する

コーティングは、価格の安さや施工の手軽さだけで決めないようにしましょう。
普段の車の保管状況や走行距離、使用目的など、ご自身のカーライフを考慮した上で、どれくらいのコーティングの耐久期間が必要なのか、価格とのバランスも見つつ決めることをおすすめします。

メンテナンスメニューが充実している店舗を選ぶ

カーコーティングについて、メンテナンスフリーの業者はほとんどありません。そのため、定期的にメンテナンスの相談ができる、信頼の置ける業者に依頼しましょう。そのためには、愛車に何かあったときに気軽に相談できる業者や、メンテナンスメニューの充実している店舗を選ぶことが大切です。

実際の施工例も参考にする

どのコーティングを施すべきか悩んだときは、実際に施工店に行き、相談してみることをおすすめします。
施工例が多く経験豊富な業者に相談すれば、愛車に最適なコーティングメニューを提案してもらえるでしょう。
また、もし施工済みの車両が業者に置いてあれば、見せてもらえないか聞いてみましょう。実際にコーティングを施した後のイメージがしやすくなります。

コーティングを長持ちさせるアフターケア

コーティングの効果の持続期間は、施工後の洗車方法によっても大きく変わってきます。コーティングを施した車のアフターケアについても確認しておきましょう。

コーティングを長持ちさせる洗車方法

コーティングを長持ちさせる洗車方法

コーティングした車のボディは、塗装のクリア層が滑らかになっており、そこに被膜が作られています。洗車時は、この被膜を傷つけないように注意しなくてはなりません。
まずは水をたっぷりかけて、汚れを浮かします。そして洗車専用のスポンジややわらかいタオルなどで、やさしくこすって洗っていきましょう。洗い流したら、吸水性の高いタオルやセーム革を使って丁寧に拭きます。

  • きれいな水をたっぷり使う
  • スポンジでこする際も水をたくさん含ませる
  • 洗い流した状態で放置せず、やわらかな素材布地でやさしく拭く

以上の3点に留意して、丁寧に洗車することが大切です。

洗車機の使用は?

洗車機の使用は?

コーティングした車の場合、洗車機の使用はあまりおすすめできません。
洗車機のブラシはやわらかく傷つけにくい素材でできているものも多いですが、ボディに汚れや砂ぼこりがついた状態のまま洗車機に通すと、コーティングを傷つけてしまう可能性があるためです。
また、洗車機のブラシにも油系の汚れであるピッチタールが付着していた場合、さらに汚れや傷を広げてしまうリスクも考えられます。

ガラス系コーティングは硬くて強い被膜ではありますが、一度傷つくと簡単には修復できません。そのため、コーティングした車は洗車機を使わず、手洗いでやさしく汚れを落とすことをおすすめします。
簡単な水洗いで汚れを除去できるよう、汚れがついたときは早めに落とすよう心がけましょう。

カーリースでもコーティングはできる?

カーリースは、月々の定額制で好きな車にマイカーのように乗れる車のサブスクリプションサービスです。
カーリースで利用する車にも、コーティングができるか気になる方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、カーリースは契約満了時に原状回復をして車を返却しなければならないため、コーティングを施すことは難しいです。返却時に思わぬ費用が発生してしまう可能性があるため、勝手にコーティングを行うことは避けたほうが良いでしょう。

カーリースの定額カルモくんでは、軽自動車やコンパクトカーなどの対象車種を7年以上の期間で契約すると、月額500円(税込)で、契約満了時にそのまま車がもらえる「乗り放題オプション」をつけることができます。そのため、原状回復や走行距離などの制限を気にせずマイカーライフを楽しむことが可能です。

カルモくんなら新車が

最適なコーティングメニューは車の使用状況によって異なります

カーコーティングは、愛車のつやや輝きを維持するだけでなく、汚れや傷からもボディを守ってくれる人気のカーケアメニューです。強固な被膜で効果も長持ちするガラス系コーティングや、比較的手軽に施工できるフッ素系コーティングなどがあり、最適なコーティングメニューは普段の車の使用状況や予算によって変わってきます。
最寄りの業者にも相談し、愛車にぴったりのコーティングを施行してみてはいかがでしょうか。

よくある質問

Q1:コーティングとワックスは何が違うの?

A:ワックスの主成分は油と蝋(ロウ)で、塗装面に深いつやを出すことができます。ただ、雨や洗車によって簡単に油脂分が流れ出てしまう上耐熱性も低いため、持続期間は1ヵ月程度と短めです。一方、コーティングは、強靭な被膜でボディを包み込むため、持続期間は約3ヵ月から1年、長くて3年程度と、ワックスよりも圧倒的に長持ちします。

Q2:車にコーティングをするメリットは?

A:コーティングの種類にもよりますが、ボディのつやと輝きが長期間維持できるほか、コーティングをすることで汚れや小傷がつきにくくなったり、雨シミや色あせが防げたりするようになります。また、買取りの際に査定額が上がる可能性もあります。

Q3:コーティングの費用の相場を教えて!

A:新車かどうかや、同じクラスでもボディの面積によって大きく変動しますが、コーティング専門店は10万~15万円、ディーラーでは60,000円~15万円、カー用品店では30,000~70,000円、ガソリンスタンドでは20,000~80,000円が相場となります。

※記事の内容は2020年7月時点の情報で制作しています。

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