車のエンジンがかからないときの対処法。原因やトラブル時の確認手順

車のエンジンがかからないときの対処法。原因やトラブル時の確認手順

車のエンジンが突然かからなくなり、慌てた経験のある方も多いのではないでしょうか。車のエンジンがかからなくなる原因はいくつかありますが、正しい手順で操作することで、すぐに解決できたり、必要な対処を見極めたりできるようになります。エンジンがかからない事態に陥ったときでも落ち着いて行動できるよう、おもな原因と対処法を押さえておきましょう。

【この記事のポイント】
✔エンジンがかからない原因は、おもにガス欠、バッテリー関連のトラブル、バッテリー以外の部品のトラブル、人為的ミスの4つ
✔エンジンがかからないときは、燃料やシフトレバーの位置、ハンドルロック、電子キーの電池を確認することで、原因を見極めやすくなる
✔定期的な点検を行うとともに、ブースターケーブルや電子キーの予備電池などを車載しておくと安心

車のエンジンがかからない原因は?

車のエンジンがかからない原因は?

車のエンジンがかからないときに考えられるおもな原因は、ガス欠、バッテリー関連のトラブル、バッテリー以外の部品のトラブル、人為的ミスの4つに分けられます。正しく対処するためにも、まずはそれぞれの原因について見ていきましょう。

ガス欠

ガス欠とは、ガソリン車が燃料切れによって走行できなくなった状態のことをいいます。

ガス欠のおもな原因
ガソリン車の場合はガソリン不足
電気自動車の場合は充電切れ
ガソリンの品質低下

 

・ガソリン不足
ガソリンタンクに十分な量のガソリンが入っていないと、エンジンがかからなくなります。

・充電切れ
電気自動車の場合は、充電切れを起こすとガス欠と同じように車が動かなくなってしまいます。

・ガソリンの品質低下
ガソリンの量が足りていても、経年劣化によりガソリンの品質が低下したことでエンジンがかからなくなってしまうケースもあります。これは、長期間乗っていなかった車でエンジンがかからない場合の原因のひとつに考えられます。

バッテリー関連のトラブル

エンジンがかからない理由として、ガス欠の次に考えられるのがバッテリー関連のトラブルです。

バッテリー関連のおもな 原因
バッテリーが上がっているバッテリーの寿命
バッテリーターミナル腐食による接触不良気温が低い
バッテリーの液量不足

 

・バッテリーが上がっている
車のエンジンを動かすために必要な電気の量が、バッテリーに蓄えられた電気量を上回ると、バッテリーが上がった状態となります。バッテリーが上がると、エンジンがかからなくなったり、かかりにくくなったりします。

・バッテリーターミナル腐食による接触不良
車のバッテリーは、バッテリー液という液体で満たされています。このバッテリー液が経年劣化や液の入れ過ぎによって外に漏れてしまうと、バッテリーターミナルという部位が腐食して、接触不良の原因になります。バッテリーが接触不良を起こすと、電気が流れなかったり、流れにくくなったりするため、エンジンもかかりにくくなってしまいます。

・バッテリーの液量不足
バッテリー液は充電に伴って一部が気化するため、繰り返し使用していくうちに量が減っていきます。定量よりもバッテリー液が不足するとバッテリーの性能も低下し、エンジンがかかりにくくなります。

・バッテリーの寿命
一般的に、バッテリーの寿命は2~3年といわれています。寿命を迎えるまでに交換せず、古いバッテリーを使い続けると、突然エンジンがかからなくなってしまう可能性があります。

・気温が低い
寒さが原因となって、バッテリーの性能が低下してしまうこともあります。寒冷地や気温が低いシーズンは正常にバッテリーの放電が行われず、性能が低下してエンジンがかからなくなってしまうケースもあります。

バッテリー以外の部品のトラブル

ガス欠やバッテリー関連のトラブルの可能性が低いときは、ほかの部品のトラブルが原因となっている可能性があります。

バッテリー以外のおもな原因
セルモーターの故障エンジンの故障
オルタネーターの故障電気系統トラブル

 

・セルモーターの故障
セルモーターとは、エンジンが始動するときに使われるパーツです。セルモーター自体が故障していると、エンジンはかかりません。

・オルタネーターの故障
車の発電機の役割を担うオルタネーターは、バッテリーに蓄えられる電気も生み出しています。このオルタネーターが故障することでも、エンジンが動かなくなってしまいます。

・エンジンの故障
車のエンジン自体が故障して、エンジンがかからなくなっているケースもあります。
エンジンが故障する原因として考えられるのは、エンジンのオイル切れや、冷却装置の水切れによるオーバーヒートなどです。
また、エンジンへ燃料を供給する部品や点火装置の経年劣化なども、エンジンの故障につながりかねません。

・電気系統トラブル
何かしらの原因で車の電気系統に過剰な電流が流れると、電流から各パーツを守るために、ヒューズと呼ばれる装置が断線を起こします。その結果、電装品の動作不良やエンジンが動かないといった症状を引き起こすことがあります。

人為的ミス

ギアの位置やハンドルロックなどの意外な見落としが、エンジンがかからない原因となっている可能性もあります。

人為的ミスのおもな原因
シフトがP(パーキング)とN(ニュートラル)以外に入っている
ハンドルロックが起動している

 

・シフトがP(パーキング)とN(ニュートラル)以外に入っている
オートマ車の場合、シフトレバーはPまたはNに入っていないとエンジンがかかりません。D(ドライブ)のままではセルを回してもエンジンがかからないため、シフトレバーの位置を確認してみましょう。

・ハンドルロックが起動している
エンジンがかかっていないときに一定以上ハンドルを動かそうとすると、ハンドルロック機能が起動します。ハンドルロックがかかった状態ではエンジンがかからないため、ハンドルロックを解除してから再度セルを回してみましょう。

エンジンがかからないときにまず確認すべきこと

エンジンがかからないときは、次の項目を一通り確認することで原因を見極めやすくなります。見落としているポイントがあった場合はすぐに解決できる可能性があるだけに、落ち着いてひとつずつ確認してみましょう。

燃料の確認

燃料の確認

燃料(ガソリンまたは充電)が足りているかを確認しましょう。

・考えられる原因
ガス欠や電気自動車の充電切れによって、エンジンがかからなくなってしまっている可能性があります。

・対処法
ロードサービスや近隣のディーラーなどに連絡して救援してもらい、燃料補給を行いましょう。

シフトの確認

シフトの確認

オートマ車の場合はシフトの位置を確認しましょう。

・考えられる原因
オートマ車の場合、シフトレバーがPかNに入っていないと、エンジンはかかりません。
通常、エンジンを切るときはPに入れますが、うっかりDのままエンジンを切ってしまうと、次にエンジンをかけたときにこのようなトラブルが起こります。

・対処法
まずは、シフトがPに入っているかどうか確認します。Nでもエンジンはかかりますが、始動後に車が勝手に動き出すおそれがあるため、必ずPに入れましょう。

ハンドルロックの確認

ハンドルロックの確認

盗難防止機能のハンドルロックは、キーが挿入されていない状態で一定以上ハンドルを動かすと起動します。

・考えられる原因
ハンドルロックが作動していると、エンジンがかからない上、キーを挿入しても回すことができなくなってしまいます。

・対処法
ハンドルロックを解除するには、ハンドルを回しながらエンジン始動ボタンを押すか、キーを回します。

電子キーの電池切れの確認

電子キーの電池切れの確認

電子キーを使っている場合、電池切れが原因となっている可能性があります。

・考えられる原因
電子キーを採用する車が増えたことで、電子キーの電池切れによってエンジンがかからないというケースも多くなりました。

・対処法
電子キーが電池切れを起こしてもエンジンをかける方法は、メーカーによって異なります。取扱説明書や公式サイトを確認して対応しましょう。

エンジンがかかるか確かめる際の操作手順

エンジンがかからない原因が人為的ミスだった場合、正しい操作でエンジンをかければトラブルを解決できる可能性が高いです。
ただし、人為的なミスが原因でなかったときは、車のどの部分に異常があるのかを確認する必要があります。ここでは、その操作手順をご紹介します。

1.エンジンキーを挿して状態を確認

まずはエンジンキーを挿入して、ACCまたはONの位置まで回します。
このとき、ライトが点灯しパワーウィンドウが動くのであれば、バッテリー以外にエンジンがかからない原因があると考えられます。
逆に、ライトやパワーウィンドウが動かない場合は、バッテリートラブルが原因となっている可能性があります。

2.エンジンキーが回るか、2~3回試す

そのままエンジンキーを回して、モーター音がするか確認しましょう。
モーター音がしない場合、バッテリー上がりかセルモーターの故障が原因と考えられます。
モーター音はするもののエンジンはかからないのであれば、バッテリー以外の部品が故障している可能性があります。また、気温が低い場合は寒さが原因でエンジンが始動しないということもあります。

3.バッテリー上がりの対処を試す

上記の手順でバッテリー上がりが疑われるのであれば、ほかの車から電力供給してもらうジャンピングスタートや、バッテリーを充電するジャンプスターターなどを使って対処し、エンジン始動を試みます。
無事エンジンを始動できたら、最寄りの自動車整備工場やディーラーへ向かいましょう。

それでもエンジンがかからないときは

それでもエンジンがかからないときは

「エンジンがかかるか確かめる際の操作手順」を試してもエンジンがかからない場合は、自力で対処することが難しい状況である可能性が高く、専門業者などに連絡して助けを借りる必要があります。
エンジンがかからないときの連絡先としては、おもに次のような業者が挙げられます。

ロードサービスや自動車整備工場

自力でのエンジン始動が難しい場合、専門的な知識が必要となります。ロードサービスや近隣の自動車ディーラー、自動車整備工場などに連絡して、プロの力を借りましょう。

加入している任意保険のサービス窓口

自動車保険に加入している場合は、付帯のロードサービスによって無料またはお得な料金で対応してもらえるケースもあります。加入している自動車保険の付帯サービスを確認してみましょう。
なお、サービスの保証対象は契約している車両のみとなる点にはご注意ください。

最寄りのガソリンスタンド

近くにガソリンスタンドがある場合、そこへ車を持ち込むことでバッテリーの充電や交換をしてもらうことができます。バッテリーの寿命も確認してもらい、その結果を受けて交換してもらうことも可能です。
出張サービスに対応しているガソリンスタンドもあるので、車が動かせないときには、その場所まで来て修理してもらうこともできます。

エンジントラブルに備えて準備しておきたいこと

エンジントラブルに備えて準備しておきたいこと

エンジンが突然かからなくなってしまう事態は、できる限り避けたいものです。また、万が一トラブルに遭ったときもスムーズに解決できるよう、事前に対策を講じておくことも大切です。日頃からできるエンジントラブルへの対策を確認しておきましょう。

定期的なメンテナンスを欠かさない

定期的に車の点検や整備を受けておくことで、エンジントラブルの予防につながります。また、エンジントラブルに遭ってしまったときに原因を判断しやすくもなるでしょう。

おすすめは、ディーラーやガソリンスタンドで洗車サービスを利用する際に、合わせて無料点検を受ける方法です。無料点検では、エンジンオイルの劣化状態やオイル量、バッテリーの寿命、バッテリーターミナルの緩みなどを見てもらえます。

ブースターケーブルやジャンプスターターを用意しておく

ブースターケーブルがあれば、バッテリー上がりを起こしたときに、周りの車に救援してもらうことができます。救援側がケーブルを持っていない可能性があるため、普段から車に載せておくと安心です。
また、小型バッテリー充電器のジャンプスターターは、バッテリー上がりを起こした際に自力で対処できるため心強い備えとなるでしょう。

電子キーの電池を用意しておく

電子キーの電池は量販店などでは取り扱っていないものが多いため、あらかじめ予備を用意しておくと安心です。
また、電子キーが電池切れを起こしたときでもエンジンをかけられるよう、取扱説明書も一通り確認しておきましょう。

ロードサービスを契約しておく

JAFや自動車保険のロードサービスに加入しておくと、エンジントラブルなどで走行ができなくなってしまったときにサポートを受けられます。状態チェックから修理作業、レッカー作業まで行ってくれるので、万が一のときのために加入しておくと安心です。
また、すぐに利用できるロードサービスとその連絡先をリストアップして携帯しておけば、トラブル時もスムーズに救援依頼ができるようになります。

カーリースならエンジンのトラブル時も安心

一本化用定額カルモくん

カーリースは、月々の定額制で、お好きな車にマイカーのように乗れるサブスクリプションサービスです。
カーリースには車の整備・点検費用もリース料金に含めることができるメンテナンスプランを用意している業者も多く、エンジントラブルへの備えをはじめ、常に車を万全な状態に整備しておくことも可能になります。
提携業者が豊富なカーリースなら、点検やメンテナンスを依頼したいときもスムーズに近くの業者を見つけられるでしょう。

カーリースの定額カルモくんなら、メンテナンス費用もオプションで月々のリース料金に含めることができます。メンテナンスプランなら、全国30,000店舗以上の指定大手事業者で、定期的にメンテナンスを受けることが可能です。さらに、プラチメンテナプランなら定額でバッテリー交換を行ったり、メーカー保証と同程度の保証を受けられたりと、充実したサービスを利用できます。

メンテバナー

日頃からエンジントラブル対策をしておきましょう

車のエンジンがかからなくなってしまったときは、人為的なミスではないか落ち着いて状況を確認することが大切です。自力で対処できなさそうなときは、ロードサービスなどのプロの力を借りましょう。
また、エンジントラブルを予防するためにも、日頃から定期的に点検やメンテナンスを受けるほか、バッテリー上がりの際に使うアイテムや電子キーの予備電池を用意しておくこともおすすめします。

よくある質問

Q1:車のエンジンがかからない原因は?

A:車のエンジンがかからない原因は、おもにガス欠、バッテリー関連のトラブル、バッテリー以外の部品のトラブル、人為的ミスの4つが考えられます。

Q2:車のエンジンがかからない原因を見極める方法はある?

A:車のエンジンがかからないときは、燃料やシフトレバーの位置、ハンドルロック、電子キーの電池を確認することで原因を見極めやすくなります。人為的ミスの場合は、これらの確認によって解消されるでしょう。

Q3:自力で対処してもエンジンがかからなかったときはどうすればいい?

A:自力での対処が難しい場合は、ロードサービスやディーラー、自動車整備工場などに連絡して助けを求めましょう。加入している自動車保険や、最寄りのガソリンスタンドでも対応してもらえることがあります。

※記事の内容は2020年10月時点の情報で制作しています。

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