タントの買取相場はいくら？査定額の目安と高く売却するコツを解説！

タントの買取価格は、状態や年式、走行距離などによって異なります。それだけに、見積りを取ったとしても、金額が適正なのか判断するのは難しいでしょう。ただ、相場を知っていれば、実際の価値よりも安い価格で売却してしまう可能性を下げられます。
そこで、高く売却するコツと併せて、タントのモデル別に買取相場を解説します。

なお、買取額を頭金などにして乗換えを検討している場合、査定額が想定よりも低ければ、乗換えの車種のグレードを下げるなど、今後の車選びに影響することも考えられます。そのような場合でも、欲しかった車種をあきらめることなく手にする方法もご紹介します。

その方法を先に知りたい方はこちらをご覧ください

ダイハツ「タント」の特徴

近年の軽自動車の主流といえる軽スーパーハイトワゴンの元祖モデルがダイハツ「タント」です。2003年に他メーカーに先駆けて初代の販売を開始し、軽スーパーハイトワゴンという新たなジャンルを作り出しました。競合するホンダ「N-BOX」やスズキ「スペーシア」はいずれも初代が2010年代に入ってからの登場であることからも、タントは時代を先取りしたモデルであったことがうかがえます。

革新的なパッケージングにより、軽ハイトワゴンよりもさらに広々とした室内空間、ゆとりのある前後乗員間距離が実現する後席の居住性の高さ、広く使い勝手の良い荷室を備えたタントは爆発的な人気を博し、ダイハツの主要車種となります。

2代目モデルからは助手席側のセンターピラーをドアに内蔵することで大開口を実現し、使い勝手の良さを高めた「ミラクルオープンドア」の採用により利便性を高め、競合車との差別化を図っているのもタントの特徴といえるでしょう。

モデル別タントの買取相場

タントは初代の登場から15年以上が経過していること、さらにデビュー当時から高い人気を集めているモデルであるため中古車市場においても流通量が多いこともあり、年式が低い初代モデルや2代目モデルの買取相場は下落傾向にあるようです。

ここでは、タントの買取相場をモデル別に見ていきましょう。

初代タント

これまでにない広い室内空間を武器に2003年にデビューした初代タント。初代モデルは当時の軽自動車クラス最大（2003年11月時点、ダイハツ調べ）の2,440mmのロングホイールベース、フラットフロアという革新的なパッケージングによってこれまでにないゆとりある室内空間を確保しました。

十分な前後乗員間距離を確保していることに加え、左右別々にロングスライドやリクライニングが可能なリアシートを採用し、狭くなりがちな後席の居住性に配慮しているのもポイントです。

初代モデルの買取相場は8,000円～32,000円程度。状態が良いものでも数万円程度の買取相場となっています。

2代目タント

2007年に初めてのフルモデルチェンジが実施され、2代目が登場しました。この2代目モデルの魅力は「ミラクルオープンドア」を採用したことにあるでしょう。助手席側のセンターピラーをスライドドアに内蔵し、ピラーレスとすることでこれまでにない大開口を実現し、使い勝手の良さを大幅に高めました。このミラクルオープンドアは好評を博し、タントを特徴付ける機能として現行型まで継続されています。

また、プラットフォームやエンジンなどを一新し、走行性能や安全性などの基本性能も向上。2010年のマイナーチェンジでは、全車にCVTを採用し燃費を改善しています。

2代目タントの買取相場は81,000円～344,000円程度。マイナーチェンジ以降のモデルは状態の良いものであれば10万円を上回るものも多いようです。

3代目タント

2013年に登場した3代目タントは、広々とした室内空間とミラクルオープンドアが実現する使い勝手の良さをさらに追求し、クラストップレベルのヘッドクリアランスや前後乗員間距離を確保しました。加えて両側スライドドアの採用や助手席のスライド幅の拡張、後席の床面をフラットにすることで、テールゲートを開けなくてもミラクルオープンドアからベビーカーや大きな荷物の積載が可能になり、圧倒的な利便性を誇るモデルへと進化しています。

さらにボディの軽量化や空力性能の向上、エンジンの圧縮比向上などによって低燃費化も実現しました。

3代目モデルの買取相場は34万4,000～89万5,000円程度。3代目モデルは2015年にマイナーチェンジが実施されており、2015年以降のモデルの買取相場がより高くなっています。

4代目タント

3回目のフルモデルチェンジを経て2019年に登場した現行型の4代目タントは、ダイハツの新世代の車づくり「DNGA（Daihatsu New Global Architecture）」を導入した第一弾モデルであり、ゼロベースで開発した軽量高剛性の新プラットフォームの採用、新開発のCVTや大幅改良エンジン、最適化したサスペンションなどによって高い基本性能を有したモデルへと生まれ変わりました。

運転席のロングスライド機構やパワースライドドアの予約オープン・ロック機能など、ミラクルオープンドアの利点を最大限に活かす「ミラクルウォークスルーパッケージ」を採用し、タントならではの利便性の高さをさらに高いレベルへと引き上げています。

また、充実した内容の先進安全技術パッケージ「スマートアシストIII」の採用も特筆すべきポイントでしょう。

現行型の4代目モデルの買取相場は89万5,000円～101万2,000円程度。年式が新しいため、高額買取が期待できるでしょう。

車を高値で売却する5つのコツ

車種ごとに相場はあるものの、車の状態によって実際の査定額は異なります。少しでも高値で買い取ってもらうためには、次に挙げる5つのコツを押さえておきましょう。

1. 整備記録や修理歴を提示する

見積りの際、定期点検記録簿のほか、修理やメンテナンスの履歴がわかるものを提示すると、きちんと整備されてきた車であることをアピールできて査定アップが見込めます。特に車検や12ヵ月点検を正規ディーラーで受けていた場合は、査定アップの可能性も高まります。

2. メーカーオプションやディーラーオプションをアピールする

メーカーオプションやディーラーオプションをつけている場合は、その分が査定額に上乗せされる可能性があります。取扱説明書などは大切に保管しておき、見積りの際に一緒に提出しましょう。

3. 相見積を取る

買取額は買取店によって異なります。それぞれで見積りを取って比較するのはもちろん、見積書を基に大手買取店と地元のお店などを競合させると、査定額アップの可能性が高まります。少なくとも３店くらいの見積りは取っておきましょう。

※記事で紹介した商品に申し込んだり購⼊したりすると、売上の⼀部がカルモマガジンに還元されることがあります。

4. 新車に買い替えるときは下取りに出す

高年式の車から同じメーカーの新車に乗り換える場合は、下取りのほうが買取店への売却よりも高値が付く可能性があります。また、決算前の２〜3月はメーカーから販売店に下取り対策金などが出る場合もあるので、その時期はよりチャンスといえるでしょう。

5. 高く売れる時期を狙う

中古車の需要が高まる直前の１〜2月は、販売店側は在庫を多く確保したいことから、高値で買い取ってくれる傾向があります。また、SUVは冬前、オープンカーは春など、ボディタイプ特有の高く売れる時期も狙い目です。
なお、モデルチェンジ前は値が下がるため、モデルチェンジの可能性がある場合はメーカーから発表がある前に売却するのがポイントですが、モデルチェンジ情報を正確につかむのは難しいでしょう。

買取額が低くても、定額カルモくんなら憧れの新車に乗れる！

5つのコツを取り入れることでタントの買取額を高められる可能性がありますが、売却で得たお金を乗り換える車の資金にしようと考えていた場合、金額によっては希望の車種を購入できないこともあるでしょう。
しかしカーリースの定額カルモくんであれば、タントの買取額に関係なく、予算内で乗りたい車に乗ることも可能です。その理由を見ていきましょう。

初期費用不要！維持費も込みの定額料金で新車に乗れる

「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、月定額制で新車に乗れる車のサブスクリプションサービスです。月額料金には車両本体価格のほか、契約期間分の各種税金や自賠責保険料、手数料などが含まれているため、頭金はもちろん、登録諸費用もボーナス払いも不要。乗り続ける上で発生する維持費の負担も抑えて新車に乗れます。
しかも月額10,000円台から。買取額が思いのほか低くなっても、憧れの車種をあきらめずに済むでしょう。

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乗り始めから手放すときまで、ずっと手間がかからない

定額カルモくんでは、車選びから審査申込みまでオンラインで完結するので、店舗に出向く必要がありません。
納車時も自宅まで届けてもらえる上、契約満了時はリース会社に車を返却するだけなので、売却のために見積りを取ったり、高額買取の店を探したりする手間もかかりません。
なお、現在乗っている車を売却して定額カルモくんを利用する場合は、買取店を紹介してもらうことも可能です。

契約満了時に車がもらえる

カーリースは契約満了時に車を返却する必要がありますが、定額カルモくんで月額500円の「もらえるオプション」をつければ、契約満了時にそのまま車がもらえます。7年契約以上の全車種が対象なので、いずれマイカーにしたいとお考えの方にもおすすめです。

定額カルモくんについて詳しくはこちら

タントからの乗り換えにおすすめの3車種

月額定額制で新車に乗れる定額カルモくん。では、実際にいくらくらいで乗れるのか、タントからの乗換えにおすすめの3車種で実際の金額を見てみましょう。

ダイハツ「タフト」

同じダイハツの軽自動車でも、タントとは大きく個性が異なるのが「タフト」。スクエアでタフさを感じさせる個性的なエクステリアが特徴の軽クロスオーバーモデルで、悪路走破性も備えています。ファミリーカーというよりも、街乗りもアウトドアも楽しめるスタイリッシュな軽自動車に乗り換えたい方におすすめの1台です。

タフトの車両本体価格は135万3,000円から。対して定額カルモくんでは、月々17,650円から新車のタフトが利用できます。

トヨタ「ルーミー」

両側のスライドドアと広い室内空間など、軽スーパーハイトワゴンの使い勝手の良さは捨てがたいけれども、5人を乗せることがあるため普通車に乗り換えたい、という方にはトヨタ「ルーミー」がいいでしょう。ゆとりある室内、取り回しの良さには定評があるモデルです。

ルーミーの車両本体価格は155万6,500円からですが、定額カルモくんなら月々22,820円で新車のルーミーに乗り換えることができます。

ホンダ「フリード」

ホンダ「フリード」は運転しやすい5ナンバーサイズのミニバンで、3列シートを備えているためこれから家族が増える方や、大人数を乗せる機会がある方には最適でしょう。ホンダ独自のパッケージング技術によってハイブリッド車でも広い室内や荷室空間を確保しています。

フリードの車両本体価格は199万7,600円からで前述の2車種よりも高額ですが、定額カルモくんであれば月々26,890円の定額料金で新車のフリードが利用可能です。

そのほかの車種の月額料金はこちらから確認できます。

高値で売却してカーリースで乗り換えれば、ワンランク上の車に乗れる可能性も

売却前に相場を把握することは、タントを適正な価格で買い取ってもらうためにも大切です。高値が付くようにポイントを押さえて売却の準備をするとともに、カーリースのようにより少ない負担で乗り換えられる方法を検討しておけば、買取額に左右されることなく憧れのカーライフをスタートできるでしょう。
月額10,000円台から新車に乗れる定額カルモくんなら、ワンランク上の車種に乗り換えることも夢ではありません。

よくある質問

Q1：タントの買取相場はどれくらい？

A：タントのモデル別買取相場は、初代モデルが8,000円～32,000円、2代目モデルが81,000円～344,000円、3台目モデルが34万4,000～89万5,000円、現行型の4代目モデルが89万5,000円～101万2,000円程度です。現行モデルは2019年に登場しており年式が新しいため、比較的高額な買取相場となっています。

Q2：買取額を高くするためのコツは？

A：買取額アップを狙うコツは、見積時に点検や修理の履歴を提示する、メーカーオプションやディーラーオプションをアピールする、相見積を取って競合させる、高く売れる時期を狙う、高年式車両から同じメーカーの新車に乗り換える場合は下取りに出すなどの方法があります。

Q3：タント売却後の乗換えにおすすめの車種は？

A：アウトドアもこなせる軽クロスオーバーモデルのダイハツ「タフト」、取り回しやすさが魅力のトヨタ「ルーミー」、室内の広さに定評のある3列シートミニバン、ホンダ「フリード」がおすすめです。なお、定額カルモくんであればタフトに月々17,650円、ルーミーに月々22,820円、フリードに月々26,890円から乗ることができます。

※記事の内容は2021年9月時点の情報で執筆しています。