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冬は冬用ワイパーに変えた方がいい? 雨用ワイパーとの違いや交換のポイントとは

冬は冬用ワイパーに変えた方がいい? 雨用ワイパーとの違いや交換のポイントとは

雨の日の運転でも視界をクリアに保ってくれるワイパー。さまざまなタイプが発売されていますが、雨は一年中降るものなので、季節を意識して選ぶ方は意外と少ないかもしれません。また、天候や季節に適したワイパーがあることすら知らないという方もいるかもしれません。
そこで、冬の気候に特化した冬用ワイパーについて、雨用ワイパーとの違いや交換のポイントなどをご説明します。

冬用ワイパーと雨用ワイパーとの違いは?

冬用ワイパーと雨用ワイパーとの違いは?

ワイパーは、主にガラス面に密着して雨水を除去するゴム製のワイパーラバー、ラバーを固定するワイパーブレード、ワイパーを稼働させるワイパーアームという3つのパーツで構成されています。
車のガラスは湾曲しているため、ラバーが均一にガラスに密着するよう、ブレードは複数のフレームを組み合わせた可動式の構造をしています。しかし、冬場は金具が凍り付いたり、フレームの隙間に雪が詰まったりして可動部分が動かなくなり、ラバーがガラス面から浮いてしまうことがあります。

また、気温が低いとラバー自体が硬くなって十分に機能しないなど、冬はワイパーの払拭性能が低下しやすくなるのです。そのような冬場のワイパートラブルを回避できるように作られているのが冬用ワイパーです。通常の雨用ワイパーとは次のような違いがあります。

冬用ワイパーの特徴

・雪の入り込みや凍結を防ぐために、ワイパーブレードの金具部分がゴムで覆われている
・凍結などによる不具合を起こしやすいワイパーブレードの可動部分が、通常のワイパーより少ない、もしくはまったくない
・ラバーに低温でも硬くなりにくい素材を使用している
・ワイパーを動かすモーターへの負担を軽減するため、通常のワイパーより若干短い

交換しないとどうなるの?

凍結しづらく、雪の払拭にも適した形状で作られている冬用ワイパーですが、これまで通常のワイパーで問題なく過ごせていたなら、換えなくても大丈夫なのではないかと感じてしまうでしょう。
確かに温暖な気候のエリアに住んでいる場合は、凍結や積雪の心配が少ないため、冬用ワイパーに交換しなくてもトラブルなく越冬できます。ただ、寒い地域や雪の降る地域に住んでいる場合や、ウィンタースポーツなどに行くときに通常のワイパーのままだと、次のようなトラブルが起こることがあります。

・ワイパーが凍り付いて動かなくなる
たとえ雪が降っていなくても、空気中の水分などが夜のうちに凍り付いて、ラバーがガラス面に貼り付くことがあります。凍り付いたワイパーを無理に動かすと、ラバーが裂けたり、モーターに負荷がかかりすぎて故障したりすることもあります。車を動かしたいときに動かせなくなる事態にもなりかねません。

・ワイパーの寿命を縮める
ワイパーブレードには金属製の金具も多く使われているため、むき出しになっている通常のワイパーでは、凍結や積雪、走行中に飛んできた凍結防止剤などによって錆びることがあります。また、硬化によってラバーが傷みやすくなります。

・走行中の視界が悪くなる
ワイパーの払拭性能が落ちたまま走行すると、ガラス面に拭きムラが残ったり、ビビリ音が鳴ったりして、動作や視界に影響を与えます。ガラスに傷がつくと快晴時の視界にも影響します。

・走行中にワイパーが動かなくなる
雪は重みがあるため、通常のワイパーで払拭しようとするとモーターに負荷がかかってしまいます。それにより、故障などを招いて走行中にワイパーが動かなくなる危険性があります。

冬用ワイパーは通常のワイパーよりも3~4倍ほど金額が高くなりますが、通常のワイパーで故障や事故に見舞われることを思えば、高い買い物ではないのかもしれません。

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冬用ワイパーの種類と選び方

冬用ワイパーの種類と選び方

通常のワイパーと同様に冬用ワイパーにも種類があり、性能も異なります。購入前にそれぞれの特徴を知り、住んでいる地域や車の状態、冬用ワイパーの使用頻度などに合わせて選びましょう。なお、取り付け可能な長さなどは車種や年式によって異なるため、事前に適合表でチェックしておきましょう。また、リアウィンドウはアームとブレードの連結金具の形状がフロントと違うことがあるので、リアウィンドウ専用の冬用ワイパーを選んだ方が安心です。
冬用ワイパーのタイプごとの特徴を見ていきましょう。

ノーマルタイプ

冬用ワイパーとしての基本的な機能だけが付いたスタンダードなノーマルタイプは、冬用ワイパーの中では低価格なので、とりあえず持っておきたいときや使用頻度が低い場合におすすめです。

グラファイトタイプ

ラバーの表面がグラファイトという炭素の粒子でコーティングされているタイプです。ガラスとの摩擦を抑えて拭きムラや摩擦音などを軽減します。ガラス面に撥水コートをしている車なら、摩擦が少ないぶん効果が長持ちしやすくなります。

撥水加工タイプ

特殊加工されたラバーが用いられたタイプです。雨や雪を払拭するのと同時にガラスに被膜を作り、ガラス面に撥水加工を施してくれます。

交換に適した時期やタイミング

冬用ワイパーは降雨時にも違和感なく使用できるので、一年中着けたまま過ごしても問題ありません。ただ、紫外線や夏の気温などで劣化が早まる可能性が高いため、冬の間だけ使用して、冬が明けたら来シーズン用に保管しておくのがおすすめです。通常のワイパーよりも割高なだけに、適切な交換はお財布にも優しい使い方と言えるでしょう。

しかし、気温の低下や降雪は予測ができないものなので、寒い地域や降雪地帯に住んでいる場合は、例年の気候を参考にして、早めに交換しておいた方が安心です。冬の必需品ともいえるスタッドレスタイヤに履き替えるタイミングで一緒に交換するのもいいでしょう。普段は冬用ワイパーが必要ないというエリアに住んでいる方でも、旅行などで寒い地域へ行くときや、道中に雪が降りやすい地域を通過するといったときは、出発前に交換しておくことをおすすめします。また、冬用ワイパーも通常のワイパーと同様、定期的に状態をチェックして、ひび割れや裂け目などがあったときはすぐに交換するようにしましょう。

冬用ワイパーの交換方法と注意点

冬用ワイパーの交換方法と注意点

ワイパーラバーを自分で交換したことがあっても、ブレードの交換は未経験という方も多いのではないでしょうか。ほとんどの冬用ワイパーはブレードごとに交換する仕様なので、一見難しそうに感じるかもしれませんが、工具を使わずに3ステップで交換できるので簡単です。冬用ワイパーの交換は、既存のワイパーを外すときと逆の手順で取り付けるだけなので、もし向きなどが心配な時は、写真を撮りながら外していくと作業がしやすいでしょう。冬用ワイパーの交換手順と注意点は以下の通りです。

交換手順

1. アームとブレードの連結部のツメを押して、既存のワイパーを外す
2. 冬用ワイパーの連結部のカバーを開き、アーム先端のU字フックをブレードのクリップ部分に引っ掛ける
3. ワイパーを引き上げるようにしてアームをしっかりはめ込み、ブレードのカバーを閉める

注意点

アームはラバーを密着させるために、スプリングによってガラス面へ押し付ける力が作用しています。そのため、アームがフロントガラスに勢いよくぶつかると、ガラスに亀裂が入ったり割れたりすることがあるので、ブレードを外したらアームを手で支え、すぐにブレードを取り付けるほか、万が一に備えてガラス面に毛布を敷いておくと安心です。

冬用ワイパーを長持ちさせるために気をつけること

シーズン中のみ使用することでより長く使える冬用ワイパーですが、以下のように使用時の配慮でより長持ちさせることができます。

洗剤や洗い方に気をつける

洗車時や雪道を走った後のメンテナンスのときなどは、ラバーの劣化を招きやすいガラスクリーナーやアルコール類が付着しないよう、洗剤や洗い方などに気を付けましょう。特にグラファイトタイプを使用している場合は、濡れたウエスを使うと加工をはがしてしまうことがあります。メンテナンス前に取扱説明書を読んで、お手入れ方法を確認しておくと安心です。

凍らないウォッシャー液を使う

冬用ワイパーのラバーは通常のワイパーより柔らかい素材でできているため、ガラスに汚れなどが付着していると、凹凸でラバーを傷めてしまうことがあります。そのため、寒冷地でもスムーズに噴射できて、フロントガラスで凍結する心配がない、凍らないタイプのウォッシャー液と併用するのがおすすめです。

冬用ワイパーで常に安全な視界をキープしよう

雪道でも快適な視界をキープできる冬用ワイパーは、走行中の安全対策にもつながります。あまり雪の降らないエリアに住む方にとっては馴染みのないものですが、ブレードの錆び付きや深夜の冷え込みによる凍結など、ワイパーを劣化させる現象も防いでくれるので、気候が不安定な昨今は、備えとして交換しておいてもいいかもしれません。

LINEクルマ診断

※記事の内容は2020年2月時点の情報で制作しています。

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