寄稿記事(上級者向け)
モータージャーナリスト
萩原文博はぎはらふみひろ

【最新版】乗り心地の良い軽自動車ランキングTOP5

【最新版】乗り心地の良い軽自動車ランキングTOP5
貯金ゼロでも

クルマ選びで重要視するポイントは人それぞれ。内外装のデザインや安全装備、そして室内や荷室の広さ、走行性能などなど。しかし、クルマに乗っているすべての人が気になるのは「乗り心地」です。そこでモータージャーナリストの萩原文博さんに「乗り心地」にこだわったクルマ選びを行ってもらいました。今回は新車販売台数の約4割を占める軽自動車編です。

良い乗り心地とは。軽自動車の乗り心地の良さは何で決まる?

「乗り心地の良いクルマ」と言ってもドライバーと後席に座る人では大きく異なります。乗っている人みんなが良い乗り心地と感じるクルマはどういうクルマなのか。それは「前後左右の無駄な動きを抑えて、路面からの入力を抑えつつ短時間で収束させるもの」と私は考えています。

その良い乗り心地を実現させるためには、ボディの骨格の剛性、サスペンションのセッティング、エンジンの特性などさまざまな要因が関係しますが、特にボディ剛性とサスペンションのセッティング、そしてタイヤの特性が大きく影響を及ぼします。

良い乗り心地とは。軽自動車の乗り心地の良さは何で決まる?

ボディサイズに制限のある軽自動車では前輪と後輪の間の長さであるホイールベースが短いため、サスペンションセッティングの最適化が重要です。前輪からの入力と後輪からの入力が合わさることで不快な振動が増幅されやすいからです。

さらに最近、軽自動車で主流となっているスーパーハイトワゴンと呼ばれるクルマでは室内を広くするために車高が高くなり、乗り心地には不利な要素をたくさん抱えています。利便性の追求と乗り心地の良さを両立させるために予算に制限のある軽自動車では他のクルマ以上に工夫が必要となるのです。

乗り心地のいい軽自動車TOP5

日産デイズ/三菱eKワゴン、ホンダN-WGNが登場した2019年、スズキハスラー、日産ルークス/三菱eKスペース、ダイハツタフト、ホンダN-ONEが登場した2020年。あきらかに軽自動車の安全性能や走行性能、そして乗り心地は一段上のレベルへと向上しました。その中でも第1位に輝いたスズキハスラーは軽スーパーハイトワゴンのスペーシアをベースとしていますが、高価な構造用接着材を使用して、フラットで快適な乗り心地を実現しています。この優れた乗り心地は低床のホンダN-ONEが肉薄していますが、その他のモデルとは一線を画しています。

1位「スズキハスラー」(100点)ベースがスーパーハイトワゴンとは思えない上級の乗り心地の良さ

●136.51~179.08万円 ●全長3395 mm、全幅1475 mm、全高1680mm

1位「スズキハスラー」(100点)ベースがスーパーハイトワゴンとは思えない上級の乗り心地の良さ1

乗り心地の良い軽自動車で堂々1位となったのはスズキハスラー。軽自動車、小型車問わず100万円台の購入できるクルマとしては断トツの乗り心地をもつモデルです。ハスラーは軽量で高剛性の新世代プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。さらに、バックドア、センターピラー、サイドドアでそれぞれ「環状骨格構造」を形成することで、ボディ全体で剛性を高めています。

1位「スズキハスラー」(100点)ベースがスーパーハイトワゴンとは思えない上級の乗り心地の良さ2

これだけに留まらず、軽自動車ではハスラーしか採用していないボディのスポット溶接部に「構造用接着剤」をスズキとして初採用。部品間のわずかな隙間を埋めることで接合を強化、ボディ全体の剛性を向上させ、優れた操縦安定性、乗り心地を実現しています。

1位「スズキハスラー」(100点)ベースがスーパーハイトワゴンとは思えない上級の乗り心地の良さ3

そして、こもり音や雨音を低減する「高減衰マスチックシーラー」を軽自動車で初めて採用し、防音材や遮音材の最適配置も相まって静粛性が高く、その快適さは抜群です。

1位「スズキハスラー」(100点)ベースがスーパーハイトワゴンとは思えない上級の乗り心地の良さ4

スペーシアベースながら専用チューニングを施したサスペンションの動きも良いのですが、何といっても「構造用接着材」の効果が大きく、スッキリとした乗り心地は軽自動車No.1と言えます。

2位「ホンダN-ONE」(98点)新プラットフォームによる落ち着いた乗り味が特徴

●159.94~202.29万円 ●全長3395 mm、全幅1475 mm、全高1545mm

2位「ホンダN-ONE」(98点)新プラットフォームによる落ち着いた乗り味が特徴1

続いて第2位は2020年11月に登場したばかりの現行型ホンダN-ONEです。見た目は先代とほとんど見分けはつきませんが、乗り心地をはじめとした走行性能や安全性能は一新しています。

2位「ホンダN-ONE」(98点)新プラットフォームによる落ち着いた乗り味が特徴2

ボディの骨格にあたるプラットフォームは現行型N-BOXで採用されている軽量・高剛性のプラットフォームを刷新し、高粘度接着材によるボディ接合部を拡大。さらにボディ剛性の向上に寄与するハイテン材を随所に使用することで、軽量化も同時に実現しました。

2位「ホンダN-ONE」(98点)新プラットフォームによる落ち着いた乗り味が特徴3

N-ONEにはフロント/リアの両方のサスペンションにスタビライザーが追加されており、カーブを曲がる際の最適な姿勢と快適な乗り心地の高いレベルでの両立を狙っています。ボディの高剛性化と同時に防音材を効果的に配置し、さらにエンジンやタイヤから伝わる振動・騒音を低減するパーツを使用するなど、優れた静粛性もN-ONEのセールスポイント。

2位「ホンダN-ONE」(98点)新プラットフォームによる落ち着いた乗り味が特徴4

実際に運転してみると、ハスラーと甲乙付けがたいフラットな乗り心地と無駄な動きの少なさを体感しましたが、室内の広さなどを含めた総合的な乗り心地ということを考慮して僅差でハスラー を1位としています。

N-ONE

3位「日産ルークス/三菱eKスペース」(95点)軽スーパーハイトワゴンの中では抜群の安定感

●141.57~193.27万円 ●全長3395 mm、全幅1475 mm、全高1780mm

3位「日産ルークス/三菱eKスペース」(95点)軽スーパーハイトワゴンの中では抜群の安定感1

現在、軽自動車の主力モデルとなっているのがスーパーハイトワゴン。全高を高く設定して広い室内空間を確保し、リアには両側スライドドアを採用することで高い利便性をもつモデルです。その軽スーパーハイトワゴンで最も優れた乗り心地を実現している日産ルークス/三菱eKスペースを第3位としました。

3位「日産ルークス/三菱eKスペース」(95点)軽スーパーハイトワゴンの中では抜群の安定感2

現行モデルは2020年2月に登場。現行型デイズで採用したプラットフォームを採用し、大人4人がゆったりとできる広い室内を実現。後席の室内高は1400mmと小さい子供なら立ったまま着替えられる高さを確保しています。リアスライドドアの開口幅は650mmを確保し、どんな人でもラクに乗り降りできるように工夫されています。

3位「日産ルークス/三菱eKスペース」(95点)軽スーパーハイトワゴンの中では抜群の安定感3

3位「日産ルークス/三菱eKスペース」(95点)軽スーパーハイトワゴンの中では抜群の安定感4

先代モデルよりもエンジンの骨格を高剛性化したことで、エンジンの静粛性が向上しています。加えて、音源となるエンジン周りやドア周りに収音材を効果的に配置することにより、静かな室内空間を実現しました。さらに疲れを軽減する効果のある「ゼログラビティシート」を採用したことで、ロングドライブ時の疲れもサポートしてくれのも高ポイントです。


4位「日産デイズ/三菱ekワゴン」(93点)軽自動車の走りをワンランク上げた立役者

●132.77~178.09万円 ●全長3395 mm、全幅1475 mm、全高1640mm

4位「日産デイズ/三菱ekワゴン」(93点)軽自動車の走りをワンランク上げた立役者1

乗り心地の良い軽自動車で第4位としたのはトールワゴンの日産デイズ/三菱ekワゴンです。現行モデルは2019年3月に登場しましたが、初めて乗った時に「軽自動車の走行性能や安全性能がワンランク上がった」と実感しました。

4位「日産デイズ/三菱ekワゴン」(93点)軽自動車の走りをワンランク上げた立役者2

現行型日産デイズ/三菱ekワゴンは新開発プラットフォームの採用により、軽自動車という限られたサイズのなかで「広いキャビンスペース」と「広いラゲッジスペース」を両立させているのが特徴です。

4位「日産デイズ/三菱ekワゴン」(93点)軽自動車の走りをワンランク上げた立役者3

4位「日産デイズ/三菱ekワゴン」(93点)軽自動車の走りをワンランク上げた立役者4

フロントシートは、ショルダールームが広く、大人がふたり並んで座っても快適に過ごせる広い前席空間を実現し、リアシートは、大人が脚を組んでもゆったりくつろげるよう、ニールームの長さを710mm確保しました。またシートには座り疲れを軽減させる、ゼログラビティシートを日産の軽自動車として初採用。そしてサスペンションは、振動を吸収するショックアブソーバーをサイズアップし、高応答バルブを採用することで、衝撃を抑制。また、エンジン音を小さくするとともに、遮音・吸音材を効果的に配置し、小型車を超える静かな車内を実現しています。

5位「ホンダN-WGN」(88点)利便性の高い室内空間と安定感抜群の乗り心地を両立

●129.8~182.71万円 ●全長3395 mm、全幅1475 mm、全高1675mm

5位「ホンダN-WGN」(88点)利便性の高い室内空間と安定感抜群の乗り心地を両立1

2019年7月に登場したホンダN-WGNを乗り心地の良い軽自動車の第5位としました。現行型N-WGNのボディ骨格は現行型N-BOXで採用された軽量・高剛性なプラットフォームを活用しながら、フロアを左右に横切るクロスメンバーを専用設計しています。さらに高粘度接着剤によるボディ接合の適用部位も拡大。フロア周りを高剛性化し、振動を低減させて、静粛性を高めています。

5位「ホンダN-WGN」(88点)利便性の高い室内空間と安定感抜群の乗り心地を両立2

5位「ホンダN-WGN」(88点)利便性の高い室内空間と安定感抜群の乗り心地を両立3

ボディには高強度化に効果を発揮するハイテン材を全体の64%に使用することで、必要な強度を維持しながら、軽量化も実現しています。さらにボディ構造から見直すことでエンジンから伝わる振動やタイヤから伝わる騒音を低減しているのが特徴です。

また、ホンダの軽自動車はレーシングカーの開発にも使用されるムービングベルト式風洞で空力性能の開発を行っています。その結果、先代モデルよりも床下の空気の流れを改善に成功し、空気抵抗を低減。前後のリフトバランスも最適化することにより、高速走行や横風が強いときでも安定感の高い走りを実現しています。

自分にあった乗り心地のいい軽自動車選びのポイント

自分にあった乗り心地のいい軽自動車選びのポイント1

軽自動車に限らず、乗用車は低重心のほうが、無駄な動きが少なくなり乗り心地も向上します。しかし、ボディサイズに制約のある軽自動車では車高を高くして室内空間を拡大するしか方法がありませんでした。したがって軽自動車でヒットしている軽スーパーハイトワゴンで乗り心地の良さを実現させるのは非常に困難なことなのです。

自分にあった乗り心地のいい軽自動車選びのポイント2

小さなお子さんのいるファミリーでなければ、低重心なN-ONEやデイズやN-WGNのようなハイトワゴンのほうが乗り心地の良さを手に入れやすいです。しかし、スーパーハイトワゴンをベースとしていますが、クロスオーバーモデルのハスラーは構造接着剤のような高価なパーツを使用することで、広い室内空間と乗り心地の良さ、走行安定性を手に入れています。ハスラーはリアがヒンジ式のドアを採用していますが、室内空間は広いですし、防水加工を施したラゲージルーム、そして高い悪路走破性などを兼ね備えているオールマイティなモデルなので、どんな人にもマッチします。ボディサイズの小さな軽自動車だからこそ、普段何人乗るのかが車種選びのポイントになります。

カーリースなら乗り心地の良い軽自動車に思ったよりも低い金額で乗れるかも(カルモくんからのお知らせ)

さて、ここでカルモくんからのお知らせです。ここまで紹介してきた乗り心地の良い軽自動車は、いずれもリーズナブルな価格ですが、それでも上級グレードを選ぶと200万円を超えてしまうような車種もありました。しかしそんな車でもカーリースを利用することで、思ったよりも低い月々の支払いで乗ることも可能になるかもしれません。

カーリースは、リース会社が所有する車を定額制で利用できる新しい車の利用方法です。リース料には各種税金や手数料などが含まれているので、頭金も初期費用も必要なく、定額料金だけで車に乗ることができます。

数あるリース会社の中でも、月額10,000円台から新車に乗れるカーリースの「定額カルモくん」なら、次のようなメリットでよりお得にカーライフを楽しめます。

〈定額カルモくんのメリット〉

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  • メーカーオプションやディーラーオプションも新車購入と同様に選択可能
  • 車選びから申込みまでオンラインで完結
  • 納車時は自宅まで届けてくれる
  • 時には3ヵ月ほどかかる納車期間が、車種によっては最短4週間の即納が可能
  • 契約期間は1年から業界最長の11年(2020年3月、定額カルモくん調べ)のあいだで、1年単位で好きに選べる
  • 安心のクローズドエンド方式で、返却時に追加料金の心配もナシ
  • 全国30,000店舗以上の提携大手事業者でメンテナンスが受けられる
  • 毎年の自動車税(種別割)、車検時の法定費用や自賠責保険料なども定額料金にコミコミ
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おトクにマイカー 定額カルモくん」を利用すれば、乗り始めの費用や維持費を抑えながら、お気に入りの車に乗ることも可能になります。

キャンペーン

日々進化を続ける軽自動車は乗り心地でも積極的に選んで良い

日々進化を続ける軽自動車は乗り心地でも積極的に選んで良い

軽自動車の走行性能と安全性能は日々刻々と進化しています(それに伴い価格も上昇していますが)。これまでは価格の安い軽自動車でいいや。という消極的な選択な人もいましたが、現在ではここまで進化しているならば軽自動車で十分というポジティブな選択となっています。特にハスラーやN-ONEのフラットで雑味のない乗り味はコンパクトカー顔負けのレベルの高さとなっています。

※記事の内容は2021年1月時点の情報で制作しています。

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