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島崎七生人しまざきなおと

「かっこいいセダン」ランキング プロに聞いた4つの流儀とおすすめの11台

【2020年決定版】プロに聞いた「かっこいいセダン」ランキング 4つの流儀とおすすめの11台

自動車の基本形ともいえるセダン。ミニバン、SUVなど次々と生まれてくる新しいボディタイプに押されて、そのマーケットは縮小傾向にあります。しかし、実用性だけでなく+αの魅力を持ったセダンは今でも根強い人気を保っています。その+αの魅力とはズバリ「かっこよさ」。

長い進化の歴史を経て生き残ってきたセダンが持つ4つの「かっこよさ」について、モータージャーナリストの島崎七生人さんに解説してもらいましょう。

かっこいいセダンには4つの流儀がある

かっこいいセダンには4つの流儀がある1

元々セダンは乗用車の基本形で、4枚のドアと独立したトランクを持つ形状のクルマのことを言い(ただしVWゴルフなど2BOXでもカタログの諸元表でセダンと表記する例もあった)、昭和40年代のカローラやサニーを始めポピュラーな国産車のほとんどは、このセダンから始まった。つまり軽自動車の次にきた“ファミリーカーの原点”だったという訳だ。超早回しで足跡を辿ると、その後、日本のセダンはどんどんと進化・発展を遂げ、現代に至る。

この間、車種もクラスもさまざまなバリエーションが生まれ、ひと口にセダンといっても選択肢はどんどんと広がった。
実用車であることが“本題”のセダンだが、+αの個性、魅力を身につけ始めた。

かっこいいセダンには4つの流儀がある2

つまり、ただのセダンにとどまらない“かっこいいセダン”は、そうした流れの中から生まれたのである。さらにいえば、かっこよさのバリエーションも生まれたという訳だ。

そこでここでは“かっこいいセダン”について、いくつかの“流儀”に分類しながら見ていくことにしたい。流儀は「ラグジュアリー」「スポーティ」「モダン」「プレーン」の4つ。それぞれの源流、魅力を改めて確認しながら、今、日本のセダンをそれぞれの流儀で選ぶとするならどんなモデルがあるのか見ていきたい。

流儀・その1「ラグジュアリーセダン」ゆとりがかっこいい

流儀・その1「ラグジュアリーセダン」ゆとりがかっこいい

高級、上級、ゴージャスといった言葉で表せるのがこのクラス。世界に目を向ければアメリカン・ドリームの象徴と言われたキャデラックや、いわずもがなのドイツのメルセデス・ベンツ、XJの時代の昔のジャガーなどが代表格だが、相応の車両価格やボディサイズ、それらに見合った走りの快適性、装備などを備える。

日本車でいえば、古くはクラウン、セドリック/グロリアなどハイエンドのパーソナルカーや、ハイオーナーカーと呼ばれたマークII 3兄弟、ローレルなどがここに分類される。さらに初の500万円超のプライスで登場した初代シーマやレクサスの日本版だった初代セルシオは、ラグジュアリーセダンの存在感を世に知らしめたモデルだった。あくまでもドライバーズカーながら、上級クラスならではの豊かなボディサイズにより室内スペースの点でも恵まれ、何といっても上級車ならではのゆったりとした乗り味が味わえる。そんなゆとりがかっこよさの秘訣だ。

「トヨタクラウン」現代的なエッセンスを取り入れた高級セダンの日本代表

「トヨタクラウン」現代的なエッセンスを取り入れた高級セダンの日本代表1

現在のモデルで実に15代目という、名実ともに日本の高級セダンを代表するモデル。とはいえクルマもユーザー層も若返りは必須との読みから、それまでマジェスタ/ロイヤルとシリーズ分けされていたラインアップを1本化。スタイリングも“王冠”のオーナメントを置いた太いCピラーを止め、6ライトキャビンとクーペ風のなだらかなルーフラインを採用。

「トヨタクラウン」現代的なエッセンスを取り入れた高級セダンの日本代表2

一部のコンサバなオジサン世代を「えっ!?」と絶句させつつも、先入観がなければ、ストレートに現代的なデザインを採り入れたスタイルはかっこよく映るのだろう。

「トヨタクラウン」現代的なエッセンスを取り入れた高級セダンの日本代表3

ハイブリッドは2.5ℓと3.5ℓを用意し、ほかに2ℓターボを設定。グレードごとに走りの味付けに違いはあるが、総じて、欧州スポーツセダンを意識したような、スパッとキレ味のいいハンドリングとなっている。それでいて2.5ℓモデルで20.0km/ℓの燃費と経済性も悪くない。トランクにはゴルフバッグが4セット積載可能だ。

「マツダ6」アートな雰囲気を感じるスタイルと磨きがかかった高級感

「マツダ6」アートな雰囲気を感じるスタイルと磨きがかかった高級感1

ご存じのとおりマツダ6は同社のフラッグシップモデル。元々3代目アテンザとして2012年11月に登場、2019年7月のマイナーチェンジを機に、海外仕様と共通の今のマツダ6の名に生まれ変わった。あでやかなソウルレッドクリスタルメタリックはマツダ6のイメージ色だが、全長×全幅×全高=4865×1840×1450mmの伸びやかなスタイリングはアートな雰囲気が感じられるほど。

「マツダ6」アートな雰囲気を感じるスタイルと磨きがかかった高級感2

実はこのスタイリングには、FF(前輪駆動)をベースとしながらも、FR(後輪駆動)のような無理のない自然なドライビングポジションを実現した車両レイアウトが内包されていて、そんなところもかっこよさにつながっている。

「マツダ6」アートな雰囲気を感じるスタイルと磨きがかかった高級感3

インパネも初期型から2度目の大改良を受けたのが現在のモデル。シートのウレタン素材の改良、乗り心地の上質化など、モデルライフが長いだけに年次を追うごとに高級感にも磨きがかかってきた。ちなみにこのクラスの国産車では貴重なワゴンも用意される。

「レクサスES」エレガントな走りはレクサス随一

「レクサスES」エレガントな走りはレクサス随一1

レクサス自体がラグジュアリーカーのためブランドだから、今回のように“ラグジュアリーでかっこいいセダン”を選ぶとしたら、どのモデルも自動的に候補車になるようなもの。その中で1台ということなら、LSでもGSでもなくESを挙げておきたい。というのも、このクルマのエレガントな走りっぷりが実にかっこいいから、だ。

「レクサスES」エレガントな走りはレクサス随一2

ご存じのとおりトヨタカムリをベースにしたFF車で、現行カムリそのものも出来がいい。ところがESはそれに輪をかけて心地いい走りが実現されている。しかもステアリングを切る、加速させるといった場面の間合い、所作が、しっかりとレクサス流の“しとやかさ”になっているのがよく、LSよりいいのでは!?とさえ思わせられる。

「レクサスES」エレガントな走りはレクサス随一3

現状では、せっかくのカメラ式サイドミラーの室内のモニターの描写が物足りず残念だが、いずれ手直しが入るはず。ゆとりが感じられる然るべきサイズのセダンに乗りたいユーザーにお薦めの最右翼だ。

流儀・その2「スポーツセダン」さりげない形に秘めた高性能がかっこいい

流儀・その2「スポーツセダン」さりげない形に秘めた高性能がかっこいい

スポーツセダン。これもかっこいいセダンの流儀のひとつとして外す訳にはいかない。国産車でその源流は?というと、スカイラインGTにたどり着く。通称〝箱スカ〟は有名だが、その前の〝S54B〟と呼ばれるスカイラインGT−Bは、レースでポルシェと好勝負を演じたマシンの市販バーションで、ロングノーズにズバ抜けてハイパワーな直列6気筒の2リットルエンジンを搭載、「羊の皮を被った狼」と呼ばれたモデル。PGC10型スカイラインGT−Rはその後継モデルだった。

レースでのかっこいいセダンの活躍ぶりはもちろん海外でも。80〜90年代のDTM(ドイツツーリングカー選手権)では各メーカーがしのぎを削り、ここから注目を浴びたモデルに、BMW M3、メルセデス・ベンツ190E、アルファロメオ155などがある。

国産車ではほかにスバルのWRX STIと三菱ランサー・エボリューション、さらに初代ホンダインテグラ・タイプRの4ドア版などもあった。WRXは初期のインプレッサ時代には「燃費は二の次で、とにかくパワー競争だった」(とあるスバル関係者)と、宿敵の〝ランエボ〟と張り合ったモデル。大型スポイラーなど、やる気満々(!)の外観がマニアにとってかっこいいセダンと映ること間違いなしでもあった。

1970〜80年代に話を巻き戻すと、日本車でターボが認可されたのもセドリック、ブルーバードなどのセダンからだった。なかにはボディサイドに〝TURBO〟のデカールが大々的に貼ってあるクルマもあったが、形はさりげなく、けれど高性能を身に付けたかっこいいセダンのひとつだった。

「日産スカイライン」FRらしい手応えがある400R の走り

「日産スカイライン」FRらしい手応えがある400R の走り1

スカイラインは日本のスポーツセダンの元祖といっていい存在。日産と統合前のプリンス時代から数えて実に60年以上の歴史があり、ごく最近、インフィニティ(海外市場向けの日産のプレミアムブランド)のバッジが付けられ血迷った(?)た瞬間もあったが、現在のモデルは通算13代目にあたる。

「日産スカイライン」FRらしい手応えがある400R の走り2

2019年のマイナーチェンジでは、矢沢永吉に「どうよ?」とハンズオフをさせてみせ、先進の運転支援システムのプロパイロット2.0をアピールしていたが、7カメラ+7レーダー+12ソナーによる360度センシングと、3D地図データの照合により実現した〝自動運転風〟のドライブは制御が精緻で、確かにストレスがなく快適。

「日産スカイライン」FRらしい手応えがある400R の走り3

一方で販売の半数近くというフラッグシップの400Rは、400ps超えの3ℓのV6ツインターボを搭載。ATながらダイレクトなパワー感や電子制御サスペンションによる安定感で、FR(後輪駆動)らしい手応えのある走りを味わわせてくれる、シリーズきってのかっこいいセダンだ。

「レクサスIS」キャラのたったスポーティなレクサス

「レクサスIS」キャラのたったスポーティなレクサス1

日本ではアルテッツァとして登場、2005年の国内でのレクサス・ブランドの展開を機に〝IS〟へと進化。ほかにLS、GS、ESと揃うレクサスのセダン中(GSは生産終了)、もっともコンパクトにしてスポーティなキャラクターが与えられているかっこいいセダンがこのISだ。

「レクサスIS」キャラのたったスポーティなレクサス2

2013年に登場し、2016年のフェイスリフト、2019年の改良を経て、2020年11月にビッグマイナーチェンジが行われた。

「レクサスIS」キャラのたったスポーティなレクサス3

ホイールベースは変わらず全長と全幅がそれぞれ30mm拡大(全高は+5mm)された外観はかなりのイメージチェンジを果たしているほか、パワートレーンは2.5ℓハイブリッドのほか、2ℓターボ、3.5ℓのV6を設定とのこと。運転支援システムも性能向上、国内仕様では〝ドライバー異常事停車支援システム〟などの機能の追加が実施されている。BMW3シリーズ、メルセデス・ベンツCクラスなどに対抗し得る〝キャラ〟の立ったモデル。

「スバルWRX S4」メカニズムマニアの心をくすぐる高性能マシーン

「スバルWRX S4」メカニズムマニアの心をくすぐる高性能マシーン1

2019年末に長く続いたEJ20型エンジン搭載のWRX STIの受注が終了。現在はWRX S4のみでラインアップを展開している。ちなみにメーカーのホームページには〝生産終了〟としながらも、まだWRX STIのページは残されており、〝現行モデルの生産を終了いたしました〟と書かれている。新型レヴォーグをベースにした時期WRX STIへの期待も高まろうというものだ。

「スバルWRX S4」メカニズムマニアの心をくすぐる高性能マシーン2

とはいえ現在のS4も、国産他社のセダンにはない唯一の水平対向エンジンを搭載し、300ps/40.8kgf・mの高性能を誇る。さらにスバルの十八番(おはこ)でもある4WD(不等&可変トルク配分電子制御AWD=VTD-AWD)と組み合わせられるという、メカニズムマニアの心をくすぐる高性能マシーンであるところが何をおいてもの魅力だろう。

「スバルWRX S4」メカニズムマニアの心をくすぐる高性能マシーン3

ちなみに見ているだけだとハードなクルマのイメージのクルマだが、鍛えられたサスペンションは乗り味もしなやかなもので、ファミリーセダンとしても立派に通用する。

流儀・その3「モダン」新しさ、進化感のあるかっこよさ

流儀・その3「モダン」新しさ、進化感のあるかっこよさ

かっこいいセダンを流儀別に取り上げている本稿で、もっともストレートな着眼点であるのがこの〝モダン〟かもしれない。なぜなら見て、素直にスタイル、たたずまいがかっこいいかどうか?という意味だからだ。もう少しだけ意味付けしておけば、実用的なセダンだからこそ、いかに新しさを感じさせるか、進化感があるかどうか…がポイント。それはひいてはオーナーがそのクルマに乗って心ときめかされるかどうか、自分の新しい生活スタイルを実感させてくれるような、そんなチカラ、魅力があるかどうか、ということだ。

私事で恐縮だが、筆者がこれまで自分で乗ったセダンは、実はいずれもここの流儀に当てはまるかどうかで選んだ車種ばかり。1988年のアウディ80(B3)の空力ボディは量産セダンなのにショーカーのように思えたし、アルファロメオの164、156、166の(自分で選んでいて言うのも口幅ったいが)オブジェのような非日常感覚のスタイルには、いずれも一目惚れだった。

過去の日本車でモダンだったのは、ユーノス500、トヨタ初代アリストなど。輸入車ならば、歴代のマセラティ・クワトロポルテがそうだ。現行モデルでは、今のメルセデス・ベンツは現デザイン・ディレクターのセンスで、どのセダンもスッキリとしたスタイリングが清楚にさえ思えるが、コンパクトなCLAなど街中で見かけるとハッとさせられるほど、キレイで存在感がありモダンだ。クーペフォルムの4ドア車が近年の流行りだが、クーペフォルムでなくても美しさ、新しさをオーナーが目と気持ちで楽しめるかどうかが、モダンなセダンのかっこよさの秘訣だ。

「マツダ6」今どきのクーペ風とは一線を画す流麗なデザイン

「マツダ6」今どきのクーペ風とは一線を画す流麗なデザイン1

〝マツダ6〟への車名変更があったのは2019年のことだったが、元々〝アテンザ〟として登場したモデルであり、このクルマのデビューは2012年、もう8年も前になる。そう考えるとライフの長いモデルだが、重ねての改良(インパネは2度もデザインを改めている)のおかげでクルマ自体の魅力は一定のレベルがキープされている。

「マツダ6」今どきのクーペ風とは一線を画す流麗なデザイン2

かっこいいセダンの根拠となるのは、やはりスタイル、たたずまい。8年前といえばクーペフォルムの5ドアハッチバックもすでに多かったが、それらと同類のクーペ風とは一線を画す、マツダ独自の流麗なフォルムに仕上げられているのがいい。

「マツダ6」今どきのクーペ風とは一線を画す流麗なデザイン3

後席の頭上空間は若干だけ影響が出ているものの、全長4865mmの伸び伸びとしたスタイリングは、今ある日本のセダン中、トップクラスのかっこよさだ。改良を経て乗り味も磨きがかかり、室内のクオリティも高められているから快適性は高く、ゆったりとした気分(と表情)で乗りこなせるセダン。

「トヨタカムリ」ハズシ具合が生んだ饒舌なスタイルが個性的

「トヨタカムリ」ハズシ具合が生んだ饒舌なスタイルが個性的1

北米のベストセラーカーでもあるカムリ。日本市場では当時のカリーナ(2代目)をベースに仕立てられたモデル(セリカ・カムリの車名だった)が名義上の初代だが、直線的でクリーンなスタイリングで登場した2代目からFF化。現在のモデルは10代目にあたる。

「トヨタカムリ」ハズシ具合が生んだ饒舌なスタイルが個性的2

何が言いたいかというと、北米でも認められた実用セダンの王道をいくクルマとしてやってきたモデルだが、現行型は新しさの文脈が他のトヨタ車とはひと味違うという点。特にスタイリングは〝アンダープライオリティ〟とトヨタが呼ぶ大開口のロワーグリルこそ昨今のトヨタ車風だが、2代目ルノー・ラグナを思わすリアクォーター回りなど、トヨタ車のデザイン文法にとらわれない造り。

「トヨタカムリ」ハズシ具合が生んだ饒舌なスタイルが個性的3

平たくいうと、そうしたハズシ具合が結果的にトヨタ車らしからぬ(!?)饒舌なスタイリングを生み出しており、ゆとりが味わえて、乗ると快適で、ちょっと個性的なセダンに仕上がっているのが、このカムリの実態だ。

「ホンダインサイト」気負わず乗りこなせるモダン

「ホンダインサイト」気負わず乗りこなせるモダン1

現在のホンダのセダンは、フラッグシップのレジェンド、グレイス以外はすべてクーペルック。しかも実験車的なクラリティとは対照的にハイブリッド専用車として初代が登場したインサイトとアコード、さらにシビックまで、非常に似通ったデザインをもつ。リトラクタブルライトの頃のアコードなどの端正で個性的だった頃が懐かしい…という話は文脈からそれるので止めておくが、目下数少なく貴重な日本車のセダンの中で見渡せば、モダンの範疇に浮上するのは、インサイトだろうか。

「ホンダインサイト」気負わず乗りこなせるモダン2

難解な顔つきが多い多くのホンダ車のうちではもっともディテールが穏やかなマスク、素直でシンプルなボディサイドの面質などは好感が持てる理由だ。

「ホンダインサイト」気負わず乗りこなせるモダン3

メカは1.5ℓエンジン+2モーターのハイブリッドとして、効率のいい走りもモノにしており、走行中の静かさなど快適性のレベルも高い。同名の初代ほど先進性を記号化してはいないものの、気負わず乗りこなせるモダンの部類のクルマ。

流儀・その4「シンプル&プレーン」ヒエラルキーではなく生活スタイルに寄り添うかっこよさ

流儀・その4「シンプル&プレーン」ヒエラルキーではなく生活スタイルに寄り添うかっこよさ

最近はそうでもなくなったが、旧来からのクルマ価値で外せないのがヒエラルキー問題。特にセダンでは、かなり以前、昭和の時代には〝部長がクラウンなら課長はマークII〟などと言われたりしたもの。要はボディサイズ、価格でクルマがランキングされていたという訳だ。

しかし今は、いうまでもなくそういう考え方は古くさい。クルマは自分の用途や生活スタイル次第でスマートに選ぶのが今の時代だ。現に筆者は2人+犬1頭の家族構成だから2気筒の某欧州コンパクトカーを今は自家用車として使っている。もちろん身分相応のクルマでもあるのだが…。

セダンの話に戻せば、自身の生活スタイルに合ったモデルを選んで活用できれば、それもかっこいいセダンに乗りこなしていることになる。欧州車でいえば、かつてVWゴルフの3ボックス版として用意されたジェッタ(ヴェント、ボーラ)やプジョー406などがイメージだ。日本車なら初代のP10プリメーラなどが思い浮かぶ。何でもないサッパリとしたセダンだけれど実用性が高く、走り、経済性などの要件もしっかりとしたレベルをもっている。つまりクルマとしての高い基本性能をもち、今なら燃費性能、環境負荷の小ささなどの条件も満足させる、プレーンでシンプルなことがかっこいいセダンのグループである。

「トヨタカローラ」グッと垢抜けて、さりげなく上質

「トヨタカローラ」グッと垢抜けて、さりげなく上質1

2019年9月に発売された現行カローラは、かなりバランス感覚に優れたセダンとして見逃せない1台。先代のカローラまで死守してきた5ナンバーサイズの全幅が現行型では1745mmに拡幅されてはいるが、これはトヨタによれば「先代プリウス(=1745mm)で認知されたと判断して」とのこと。

「トヨタカローラ」グッと垢抜けて、さりげなく上質2

確かに実車で全幅を意識させるようなことはなく、現行プリウス(1760mm)よりも取り回ししやすいと感じるから、車両限界がシビアな駐車スペースに収めるのでなければ問題ないはず。

「トヨタカローラ」グッと垢抜けて、さりげなく上質3

最新のクルマにつきハイブリッドがメインだが、全体として静粛性が高く、揺れの少ないゆったりとスムースな乗り心地や走行中の静かさは、先代よりも大きく進化して感じられる部分。インパネもシンプルだがグッと垢抜けたデザインで、かつてのような退屈な雰囲気はもうない。もちろん安全・運転支援関係の昨日も充実していて、家族の誰が運転するとしても安心だ。今のカローラはさりげなく上質。

「マツダ3」プレーンで実用的、しかも上質

「マツダ3」プレーンで実用的、しかも上質1

本稿のどこかで書いたが、現状、日本車の日本のセダンはかなり貴重な存在。勢い乗ろうとするクルマを探すとなると、新しい順に…となる。ここのプレーン&シンプルの流儀で選ぶとすると、カローラとともに選択肢に入ってくるのがマツダ3のセダンだ。

「マツダ3」プレーンで実用的、しかも上質1

ご存じのとおりCセグメントという乗用車のメインのクラスに投入されるマツダ3だが、SUVのCX−30が登場したことでラインアップ内での役どころが鮮明になり、ファストバックがスポーティまたはスペシャルティな存在なのに対し、セダンはプレーンで実用的なセダンだという風に理解できるようになった。

「マツダ3」プレーンで実用的、しかも上質3

実車はマツダ6ほどのサイズはいらないが上質な4ドアセダンに乗りたいと考えるユーザーにまさにピッタリなクルマで、ファストバックよりもグッと控えめなルックスだが、実はマツダ6に肉薄する上質感、落ち着いた走り、乗り味を乗ってみると実感する。FFか4WDか、ガソリンかディーゼルか(全4機種)と選択肢も広い。

「トヨタプレミオ/アリオン」日常的に乗りこなす手ごろなセダン

「トヨタプレミオ/アリオン」日常的に乗りこなす手ごろなセダン1

プレーン&シンプルなかっこいいセダンとして挙げておきたいクルマだが、3台目の候補車の選択は実に悩ましかった。というのもホンダシビックは今夏で販売終了、ほかに、トヨタプレミオ/アリオン、日産シルフィ、スバルインプレッサG4は、いずれも登場から時間が経っているからだ。

「トヨタプレミオ/アリオン」日常的に乗りこなす手ごろなセダン2

そんな状況だが、強いて挙げるとすればプレミオ/アリオンか。今回はバイヤーズガイド的に推挙したいクルマを挙げるのとは少し主旨が違うので、基本設計の古さ=安全支援機能などの充実度に関しては選択条件から外している。ではなぜ挙げるのか?といえば、旧来の5ナンバーサイズでなじみやすく、トガったところのない穏便な乗り味が、日常的に乗りこなすための手ごろなセダンとしてふさわしいからだ。

「トヨタプレミオ/アリオン」日常的に乗りこなす手ごろなセダン3

後席も広く家族、知人を乗せやすいし、トランクスペースも十分な容量。そうしたなじみやすさ、使い勝手のよさを理由に、このモデルを挙げておきたい。

自分に相応しいセダンを見つけて乗りこなす

自分に相応しいセダンを見つけて乗りこなす

“かっこいいセダン”について「ラグジュアリー」「スポーティ」「モダン」「シンプル&プレーン」の4つの“流儀”の源流と魅力、そして具体的に現行型の国産車に当てはめてみたが、実は今の国産車で選べる車種は少ないのが実情。
SUVやミニバンの人気が高い時代だからかもしれない。けれど何も無理にそういう人気のタイプに流されることなく、自分にとって扱いやすく実用的ならば、迷わずセダンを選んでいいと思う。自分に相応しいセダンを見つけて乗りこなすことができれば、それが本当の意味で、かっこいいセダンということになる。

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※記事の内容は2020年11月時点の情報で制作しています。

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