寄稿記事(上級者向け)
フリーエディター
手束毅てづかつよし

【2020年最新】 ステーションワゴンの人気車種ランキング! 全10車種からおすすめ車種を徹底紹介

【2020年最新】 ステーションワゴンの人気車種ランキング! 全10車種からおすすめ車種を徹底紹介
5万円キャンペーン_目次上

セダンベースの走りの良さに加えて広いラゲッジルームを備えたステーションワゴンはバブル経済前後に一世を風靡しました。最近でこそSUVやミニバンの影に隠れがちですが、駐車場に制限のある都市部などではまだまだ人気のあるボディタイプです。現在、国産車で購入可能なステーションワゴンは全10車種ありますが、今回は2020年度上半期(4月~9月)の最新販売ランキングを眺めつつ、厳選したハッチバックのおすすめモデルを紹介します。

Group 19

ステーションワゴンの魅力を深堀りしつつ、なぜブームは終焉したのかを考える

ステーションワゴンの魅力を深堀りしつつ、なぜブームは終焉したのかを考える

ステーションワゴンの定義を調べるとその解釈はさまざま。概ね「セダンの走行性能を有し、広いラゲッジルームを備えた2BOX」だと定義されています。

なにを隠そう筆者はここ10年、ステーションワゴンに乗り続けるワゴンユーザー。ユーティリティや快適性、走行性能などステーションワゴンには多くの利点を挙げられますが、ワゴンユーザー的にはステーションワゴン独自の“かっこよさ”を感じています。

そんなステーションワゴンですが、国内でブームとなった90年代と比較すると販売台数は激減。そもそも、ステーションワゴンのラインナップ自体が大きく減少しました。

その理由は明確で、先程挙げたワゴンの利点の多くはSUVが同様に備えています。そして筆者が感じるステーションワゴンのかっこよさより、見た目のイカつさを強調したミニバンに魅力を感じるユーザーが多数派になったことが大きいのではないでしょうか。SUVやミニバンに対して車高が低いため機械式駐車場に入庫できる利点こそありますが、ステーションワゴンでしか得られないメリットがわかりにくくなったのです。

そしてステーションワゴンはセダンありきのもの。長年、国産セダンの雄として存在感を示していたクラウンでさえ苦戦するほど人気が下がったセダンの低迷がステーションワゴンの車種減少に大きな影響をあたえているのも事実。国産メーカーからステーションワゴンのラインナップが少なくなったのは、客観的に見ると仕方がないのかもしれません。

ワゴンブームを巻き起こしたレガシィとパイオニアのスカイライン

ワゴンブームを巻き起こしたレガシィとパイオニアのスカイライン1

日本では80年代後半から90年代に市民権を得たステーションワゴンですが、その歴史は古くてアメリカでは1920年代からフォードなどで販売が開始されています。

長年、商用バンとの違いすら理解されていなかった国内において、ステーションワゴンが市民権を得たきっかけは1989年に登場したレガシィツーリングワゴンにあることは間違いありません。

発売当時、ワゴンをラインナップするブランドでは商用バンをベースにしたものが大半だったことに対しバンを持たないワゴン専用ボディだったこと、さらに発売後、「GT」が追加されるなど走りのイメージを強く印象つけたことでワゴンブームを巻き起こしたのです。

いわばブームの火付け枠だったレガシィステーションワゴンですが、国産車においてステーションワゴンのパイオニアといえばどのクルマを指すのでしょうか。見方によって候補車はいくつも出てきそうですが、筆者は4代目スカイライン(通称ケンメリ)に設定されたスカイラインワゴンを強く推します。

ワゴンブームを巻き起こしたレガシィとパイオニアのスカイライン2

なぜスカイラインワゴンが国産ステーションワゴンの先駆者(車)といえるのか、その理由は「バンからの脱却」を大きなテーマとして開発されたことにつきます。

セダンをベースにリヤウインドウをサイドパネルに湾曲してまわりこませるリヤスタイルなど、ワゴンとしての美しさを追求し「脱バン化」に強くこだわったと印象つけるエクステリアデザインを採用。

ワゴンブームを巻き起こしたレガシィとパイオニアのスカイライン3

またボディはバンと共有しながらもインテリアには3連丸メーターやトリコット素材を用いたシートなど装備で差をつけています。

パワートレインもL型直列6気筒エンジンこそ搭載されませんでしたが、バンには設定されていないG18型1.8L直4エンジンを用意。1t弱のボディをセダンと遜色なく走らせました。

販売的には成功しなかったスカイラインワゴンですがセダンにはないユーティリティを持っているだけでなく、「遊び」や「余裕」を備えたステーションワゴン本来の価値観を作り上げたことは間違いありません。

シャトルが健闘。販売ランキングTOP50のうちステーションワゴン4車種がランクイン

■2020年度上半期(4~9月)ステーションワゴン販売台数ランキング(*軽自動車を除いた乗用車全体50位以内)

順位車名ブランド名台数前年比ボディタイプ
3カローラトヨタ55,854115セダン、ハッチバック、ステーションワゴン
12プリウストヨタ27,91841.9ハッチバック、ステーションワゴン
35シャトルホンダ8,16546.9ステーションワゴン
49レヴォーグSUBARU2,88839.7ステーションワゴン

 

2020年度上半期(4〜9月)の販売台数ランキングを見ると、ワゴンをラインナップしている車種は4車種がラインクインしています。そのうち最上位は3位のカローラ(カローラツーリング)で、以下、12位のプリウス(プリウスα)、35位のシャトル、49位のレヴォーグと続きます。

ランク外ですが、国産メーカーがラインナップしているステーションワゴンとしてマツダ6やレガシィアウトバックがありますが、いずれにしてもワゴンオーナーでありブームを知る筆者としては寂しい数字なのは確かです。

ただ、結果を見るとワゴンが少なからず需要があることもまた事実。昨年比は大幅に落ち込んで入るもののワゴンのみをラインナップするシャトルがランクイン、新型となったレヴォーグは日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し2020年下半期、また2021年には大躍進を遂げるはず。2021年には新型アウトバックが発売される(かも)など、ステーションワゴンの未来は決して暗くはありません(願望含む)。

3カテゴリーごとのステーションワゴンおすすめベストバイ

現在、国内で手に入れることができるステーションワゴンは多くありません。特に国産車のラインナップは限られており選択の余地が限られてしまいます。

とはいえ、魅力的なステーションワゴンがないかといえばそんなことはありません。ステーションワゴンに求められる「走行性能」「アウトドアに最適」「ラグジュアリー性を備えた1台」といったテーマでおすすめのクルマをピックアップしました。

走行性能重視で選ぶステーションワゴン ベスト4

レガシィツーリングワゴンの登場以来、ワゴンと走行性能は切っても切れない関係となっています。走行性能に優れたステーションワゴンのなかで、特にお勧めしたい4台を紹介しましょう。

1位「スバルレヴォーグ」ブームを再び巻き起こすきっかけになるか!?

● 310.2〜409.2万円 ●全長4755mm、全幅1795mm、全高1500mm

1位「スバルレヴォーグ」ブームを再び巻き起こすきっかけになるか!?1

主要な市場を北米に求めボディサイズが大幅に拡大した5代目以降のレガシィに代わるべく日本向けのステーションワゴンとして登場したレヴォーグ。2020年10月に登場した2代目はボディサイズをわずかに拡大しているものの、初代同様、取り回しが良いサイズに抑えられているのはうれしいポイントです。

1位「スバルレヴォーグ」ブームを再び巻き起こすきっかけになるか!?2

パワートレインは先代が2種類用意されていたのに対して、新型は1.8L直噴ターボのみをラインナップ。スバルの次世代ダウンサイジングターボのひとつCB18型水平対向4気筒エンジンは先代に搭載されていた1.6LFB16型の後継機となるエンジンですが、パワーはもちろんトルクが5.1kg-mも向上するなど力強さと高回転まで気持ちよく回るスポーティーなパワーユニットです。

1位「スバルレヴォーグ」ブームを再び巻き起こすきっかけになるか!?3

ステーションワゴンに求められるラゲッジスペースにもぬかりはありません。荷室容量を拡大するためにホイールハウス間を広げサブトランクを増量。床下+床上トータルでのラゲッジの容量は561Lと先代から約40L拡大しました。 もちろんスバルが誇る先進安全装備「アイサイト」も最新バージョンが用意され、特定の条件下でハンズフリー運転が可能となる「アイサイトX」も選ぶことができます。

歴代レガシィがテーマとしていたグランドツーリング性能を受け継ぐレヴォーグは、走りを重視するステーションワゴン選びにおいては文句のつけようがない1台です。

2位「トヨタカローラツーリング」国内専用ボディがうれしいステーションワゴン

● 201.3〜299.75万円 ●全長4495mm、全幅1745mm、全高1460mm

2位「トヨタカローラツーリング」国内専用ボディがうれしいステーションワゴン1

国内で販売される12代目カローラは、欧州などで販売されるグローバルモデルとプラットフォームこそ共通ですが、セダンとステーションワゴンモデルは国内での使い勝手にこだわりコンパクトなサイズに仕立てられています。カローラツーリングはグローバルモデルのワゴンに対してホイールベースが60mm、リアオーバーハングが95mmも短いため、どちらかというとショートワゴンの部類に入るかもしれません。ステーションワゴンとしては伸びやかなフォルムのグローバルモデルに分がありますが、逆にスポーティーなイメージは国内向けのほうが強いとも言えます。

2位「トヨタカローラツーリング」国内専用ボディがうれしいステーションワゴン2

パワートレインはガソリンエンジンが1.2L直4ターボと1.8L直4。さらに1.8L直4+モーターのハイブリッドの3種類をラインナップ。

2位「トヨタカローラツーリング」国内専用ボディがうれしいステーションワゴン3

ラゲッジ容量はガソリンとハイブリッドともに325L(デッキボードを下げると390L)。通常のラゲッジ状態でもゴルフバッグを4つ積載できるスペースを有していますが、後席と倒すと最大800Lまで拡大します。

国産車でボディサイズやセグメント的に直接のライバルをもたないカローラツーリングは、突出した走行性能こそ持っていませんが、走る楽しさを感じることができるワゴンとしてお勧めできます。

3位「ミニ・クラブマン」ゴーカートフィーリングを楽しむならこれ!

● 335.0〜571.0万円 ●全長4270mm、全幅1800mm、全高1470mm

3位「ミニ・クラブマン」ゴーカートフィーリングを楽しむならこれ!1

3&5ドア、カブリオレなど多くのラインアップを誇るミニに設定されたワゴン仕様がクラブマン。3&5ドアをベースに全長及びホイールベースを延長し、観音開きのリヤドアを採用するなどミニシリーズのなかでも特に個性的なモデルに仕立てられました。

3位「ミニ・クラブマン」ゴーカートフィーリングを楽しむならこれ!2

ワゴン仕様ではありますが、ハイパフォーマンスモデルの「THE MINI JCW CLUBMAN」を設定。最高出力306psを発揮する2L直4ターボエンジンに8速ATを組み合わせ、とてつもないパワフルな加速を実現しています。

ハイパフォーマンスモデルだけでなく、どのグレードもミニらしい走りを楽しめるのはもちろん、ワゴンらしく乗り心地にもこだわったテイストに仕上げられていることも特徴といえるでしょう。

3位「ミニ・クラブマン」ゴーカートフィーリングを楽しむならこれ!3

気になるラゲッジ容量は360L。後席を倒すことで最大1250Lまで拡大可能です。
2019年に行われたマイナーチェンジでクローム面積を拡大するなど内外装デザインをさらに洗練。走りの質感もぐっと向上したクラブマンは、ミニ独自のゴーカートフィーリングを味わえる貴重なワゴンです。

4位「BMW3シリーズ ツーリング」セダンに負けず劣らずの走行性能が自慢

● 523.0〜1012.0万円 ●全長4715mm、全幅1825mm、全高1470mm

4位「BMW3シリーズ ツーリング」セダンに負けず劣らずの走行性能が自慢1

セダンやクーペ(現行は4シリーズ)のイメージが強いBMW3シリーズですが、走りを重視する方にとってステーションワゴン仕様のツーリングはお勧めの1台です。

4位「BMW3シリーズ ツーリング」セダンに負けず劣らずの走行性能が自慢2

セダン同様に多彩なパワートレインを用意し、2L直4から2L直4ディーゼル、3L直6まで幅広いラインナップを用意。先進安全装備も充実していて短・中・長距離の3眼カメラにより衝突回避や被害軽減ブレーキはもちろん、高速渋滞時にはハンズ・オフ・アシストを実現しました。

前後重量配分はセダン同様、(ほぼ)50:50を実現。気持ちが良い走りを可能としています。またツーリングワゴンに期待される乗り心地も低速から高速までしなやかな足回りに仕立てられているため長距離ドライブも苦になりません。

4位「BMW3シリーズ ツーリング」セダンに負けず劣らずの走行性能が自慢3

ラゲッジ容量は500L。これだけでもこのクラスでは充分広い(メルセデス・ベンツCクラスワゴンは400L)のですが、リヤシートを倒すことで1510Lまで拡大します。

BMW3シリーズらしい走りを楽しむなら、セダンだけでなくツーリングをいう選択肢があることをお忘れなく。

アウトドアに使い勝手が良いステーションワゴン ベスト3

ユーティリティが高いことで選ばれるステーションワゴンにとって、アウトドアでの活躍を期待するユーザーは少なくありません。悪路での走破性も備えていればなお良し。そんなアウトドアを楽しむことに最適なステーションワゴン3台を取り上げます。

1位「スバルレガシィアウトバック」新型登場が待たれるも魅力は衰えず

● 341.0〜363.0万円 ●全長4820mm、全幅1840mm、全高1605〜1660mm

1位「スバルレガシィアウトバック」新型登場が待たれるも魅力は衰えず1

国内にステーションワゴンブームを巻き起こしたレガシィツーリングワゴンの派生モデルとして誕生したアウトバック。主要市場となる北米ではすでに新型が発売されていますが、国内への投入時期はまだ未定のようです。

1位「スバルレガシィアウトバック」新型登場が待たれるも魅力は衰えず2

4820mmという全長からわかるように基本的にはアメリカ人好みに仕立てられており、2.5L水平対向4気筒エンジンがもたらすトルク充分な走りを味わえるのがこのクルマの大きな魅力ではないでしょうか。

また、200mmの地上最低高とスバル自慢のAWDを備えていることで悪路に強くアウトドアには最適なクルマとも言えます。

1位「スバルレガシィアウトバック」新型登場が待たれるも魅力は衰えず3

ラゲッジは559Lという大容量を実現。床下にも47Lのサブトランクを備えていることにも注目です。

先程も記したように新型の国内導入が未定のなか、現行モデルは2021年1月に生産終了されることが発表されました。現行モデルを入手するには、いまが最後のチャンスです。

2位「アウディA4オールロードクワトロ」高速走行と悪路走破性はともに抜群

● 634.0万円 ●全長4760mm、全幅1845mm、全高1490mm

2位「アウディA4オールロードクワトロ」高速走行と悪路走破性はともに抜群1

最低地上高をワゴン仕様のA4アバントより30mm高くし、専用のホイールアーチなどで走破性を高めたアウディA4オールロードクワトロ。1999年にA6アバントをベースに誕生したオールロードクワトロは、その他のモデルにも設定が拡大。先代A4にも加えられ、現行モデルは2代目となります。

2位「アウディA4オールロードクワトロ」高速走行と悪路走破性はともに抜群2

国内で販売されるのは2Lターボ付きガソリンエンジンに7速AMTや18インチが組み合わされた1グレードのみ。当然、アウディが誇る4WDシステム“クワトロ”が搭載され、オンオフ問わずになめらかな加速と走行安定性を実現しました。

2位「アウディA4オールロードクワトロ」高速走行と悪路走破性はともに抜群3

ワゴンで重要視されるラゲッジ容量は505L。シートを倒すと最大1510Lまで拡大します。またラゲッジの左右にはネットで仕切られたスペースを設けているなど、アウトドアを楽しむにはうれしい工夫もなされています。

アウトドアを楽しむにはうれしい悪路での走破性も上々ですが、高速道路での乗り味も抜群だということも特筆すべきメリット。高速クルーズから路面不整路まで、あらゆるシーンで活躍できるオールロードクワトロはオンオフ両方楽しむには最強の存在です。

3位「ホンダシャトル」5ナンバーサイズ最大級の積載量が自慢

● 180.84〜277.2万円 ●全長4440mm、全幅1695mm、全高1545mm

3位「ホンダシャトル」5ナンバーサイズ最大級の積載量が自慢1

アウトドアに求められるワゴンにおいて重視したいのは、なんといってもユーティリティ。室内スペースもそうですが、アウトドア用品やレジャーグッズなどをいかに積載できるかのラゲッジスペースは特に重要です。ただし、大きなボディでは使い勝手がイマイチ…というなか、おすすめしたいのがシャトル。

3位「ホンダシャトル」5ナンバーサイズ最大級の積載量が自慢2

3位「ホンダシャトル」5ナンバーサイズ最大級の積載量が自慢3

先代フィットをベースに誕生したシャトルは全長4440mm×全幅1695mmの5ナンバーサイズでありながらラゲッジ容量は570L。リヤシートを倒すと最大荷室長は1840mmと広大なスペースが現れます。4名乗車でもかなりのキャンプ用具を積むことができるのはうれしいですね。

パワートレインは1.5L直噴直4エンジンと1.5L直4エンジン+モーターのハイブリッドを用意。新型フィットに採用されたH:HEVという最新タイプではありませんが、このエンジンが主役のハイブリッドは燃費が良いのはもちろん“スポーティハイブリッド”と名付けられているようにハンドリングの良さや走行性能も重視されています。

ネックと言えば、ワゴンに求められる趣味性の気薄さ…。この点を気にしないのであれば間違いなく買いのワゴンです。

所有意欲を満たすステータスで選ぶステーションワゴン ベスト3

ステーションワゴンが誕生したアメリカの歴史振り返ると、ワゴンは富裕層が好んだ社交用品としての役割も備えていたようです。「ワゴン=贅沢なクルマ」というテーマで考えたとき、お勧めしたい3台を記していきます。

1位「ボルボV60」北欧デザインとユーティリティを得られる唯一無二の存在

● 499.0〜919.0万円 ●全長4760mm、全幅1850mm、全高1435mm

1位「ボルボV60」北欧デザインとユーティリティを得られる唯一無二の存在1

バブル前後、クリエーターなどから莫大な支持を集めたのがボルボ240エステート。豊かな生活に最適なワゴンはボルボ、との刷り込みを持つ自動車ユーザーはいまだに少なくありません。

1位「ボルボV60」北欧デザインとユーティリティを得られる唯一無二の存在2

そんなユーザーに支えられているV60の現行型は2018年に国内デビュー。特筆すべきは先代モデルに比べて全幅が15mm縮小した1850mmになったこと。これは有力な市場である日本の機械式駐車場が全幅1850mm以下に制限していることへの対応です。これによって使い勝手が大きく向上しました。

V60のパワートレインは出力が異なる2種類のハイブリッド(2L直4エンジン+モーター)と、プラグインハイブリッド(2L直4エンジン+モーター)。またボルボが特に力を入れている先進安全装備も“全部のせ”というくらい充実しています。

1位「ボルボV60」北欧デザインとユーティリティを得られる唯一無二の存在3

ラゲッジ容量は529Lと広大。ラゲッジスペースを拡大するための後席格納はラゲッジ開口部近くにあるスイッチで遠隔操作が可能です。またスイッチ脇にはDC12Vアウトレットを備えるなど、ワゴンにうれしい装備も備えました。

北欧ならではの洗練された内外装のテイストはメルセデス・ベンツやBMWなどドイツのライバルメーカーに真似できないもの。唯我独尊ともいえるステーションワゴンであることは間違いありません。

2位「マツダ6ワゴン」国産車唯一のラグジュアリーワゴン

● 289.3〜448.25万円 ●全長4805mm、全幅1840mm、全高1480mm

2位「マツダ6ワゴン」国産車唯一のラグジュアリーワゴン1

2019年にアテンザから改名したマツダ6。車名が変わっても国産車唯一とも言えるプレミアムなステーションワゴンをラインナップしているところは変わっていません。

2位「マツダ6ワゴン」国産車唯一のラグジュアリーワゴン2

マツダ6ワゴンの前身となるアテンザは2012年登場以降、度重なる改良が加えられ内外装や装備、走行性能などあらゆる面で手が加えられていきました。

特にパワートレインのアップデートが重ねられマツダ6となった現在はガソリンエンジンが2L直4、2.5L直4、ならびに2.5L直4ターボ。ディーゼルエンジンは2.2L直4ディーゼルエンジンを用意しています。特に2.5Lガソリンターボエンジンは大排気量V8エンジン並みとなる42.8kgfの大トルクを発生。街乗りから高速走行まで優れた加速フィールとゆとりある走りを実現しました。

2位「マツダ6ワゴン」国産車唯一のラグジュアリーワゴン3

気になるラゲッジ容量ですが通常時で506L。後席を格納時にはラゲッジの奥行きが1985mmまで拡大します。また取り外した際に置き場所に困るトノカバーを床下に格納できるなど、極め細かいところにも工夫がなされました。

後輪駆動を採用すると噂される次期モデルの登場も控えていますが、どうやら2年くらい先になりそうです。現行モデルでもラグジュアリーなステーションワゴンとしての資質は充分備えています。

3位「ジャガーXFスポーツブレーク」大型プレミアムワゴンの大穴

● 722.0〜798.0万円 ●全長4962mm、全幅2089mm、全高1456mm

3位「ジャガーXFスポーツブレーク」大型プレミアムワゴンの大穴1

2018年から国内販売が開始されたジャガーXFスポーツブレークは、数あるプレミアムワゴンにおいても存在感は格別です。

3位「ジャガーXFスポーツブレーク」大型プレミアムワゴンの大穴2

3位「ジャガーXFスポーツブレーク」大型プレミアムワゴンの大穴3

ステーションワゴンらしい伸びやかなスタイリングを備えていますが、ボディサイズ自体が巨大だからこそできたもの。その恩恵はラゲッジスペースにも及び、荷室容量はなんと754L!もちろん後席を倒せば、さらなる広大な空間が広がります。

XFスポーツブレークに用意されたパワートレインは2種類。最高出力204psを発揮する2L直4ディーゼルと最高出力250psの2L直4ガソリンジンが車重約1900kgの大きなボディを過不足なく走らせます。走行性能を支えるのはエンジンだけでなく優れた予測性能をしなえたAWDシステムも大きく貢献しています。スリップが発生する前に路面状況を検知しコントロールと安定性を保つことを可能としました。

国内においてプレミアムワゴンとしての知名度はライバルとなるブランドに比べて高くはありませんが、所有満足度はライバルに決して劣ってはいません。

中古車で見つけたいステーションワゴンの名車

ひと昔前まで国内でも人気を集めたステーションワゴン。いまではすっかり状況が変わってしまいましたが、国内でワゴン人気を引っ張った車種のなかで現実的に購入できそうなステーションワゴンを紹介します。

「日産ステージア」スカイラインをベースとした走りの上級ワゴン

● 2001年〜2007年(2代目) ●全長4800mm、全幅1790mm、全高1550mm

「日産ステージア」スカイラインをベースとした走りの上級ワゴン

初代レガシィが築いたワゴンブームに対応すべく1996年に初代が誕生したステージア。スカイラインやローレルのシャシーを用いたワゴン専用ボディを持ち、高い走行性能とプレステージ性を併せ持ったステーションワゴンとして高い人気を得ています。

2代目が登場したのは5年後の2001年。初代には設定がなかったクロスオーバー仕様のAR—Xをラインナップしたことが大いに話題となりました。V35型スカイラインのプラットフォームを用いた2代目は3種類のV6エンジンを用意するなどワゴンとしての実用性はもちろん、質が高い走りも備えていました。

「ホンダアコードツアラー」米国から欧州テイストへ鞍替え

● 2008〜2013年 ●全長4750mm、全幅1850mm、全高1470mm

「ホンダアコードツアラー」米国から欧州テイストへ鞍替え

初代レガシィとともにワゴンブームを牽引したのが4代目アコードに設定されたアコードワゴン。米国製の逆輸入車としても注目されたアコードワゴンは“バタ臭い”雰囲気満載で高い人気を得ました。

4代目以降、ステーションワゴンが設定されてきたアコードの8代目にラインナップされたのがツアラーです。従来、アメリカのテイストを備えていたワゴン仕様でしたが、ツアラーから欧州風のテイストを備えて登場。ラゲッジルームなど使い勝手が大きく向上したことが注目を集めました。

「スバルレガシィツーリングワゴン」集大成の4代目レガシィワゴン

● 2003〜2009年(4代目) ●全長4680mm、全幅1730mm、全高1470〜1475mm

「スバルレガシィツーリングワゴン」集大成の4代目レガシィワゴン

歴代モデルのなかでも、いまだに人気を集めているのが4代目ツーリングワゴン。「走りと機能、そして美しさの融合」を掲げて開発された4代目は3ナンバーサイズになったものの、使い勝手は歴代モデルに追従。ただし、従来モデルから引き継いで採用したパーツはサスペンションアームなどごく一部のパーツ程度と、すべてを刷新するモデルチェンジとなりました。

改良が加えられた水平対向エンジンと歴代モデル初となる5速ATの組み合わせなどにより高いグランドツーリング性能とともに従来デメリットだった燃費性能も大きく向上しています。

販売台数こそ低迷するもステーションワゴンの魅力は不滅なり

販売台数こそ低迷するもステーションワゴンの魅力は不滅なり

実用性や走行性だけでワゴンを捉えた場合、ステーションワゴンはSUVに対して大きな優位点を持っていません。でもゴテゴテしたSUVよりもシンプルで軽くて合理的です。

SUVの俗っぽさ、ミニバンの生活感、セダンの前時代感(失礼)、それらを好まないユーザーにとってステーションワゴンは魅力あふれるクルマなのです。

少なくなってきたとはいえ国産車にもラインナップされるステーションワゴンの魅力は実際に所有したほうがわかりやすいのかもしれません。

※記事の内容は2020年12月時点の情報で制作しています。

カルモマガジンではガソリンチケットプレゼントなどのお得な情報や最新の車情報、車生活のお役立て情報などをメルマガにて配信しています。

一本化_メルマガ登録

5万円キャンペーンバナー_記事内

※対象は、こちらのバナーから審査をしていただいた方で初回引き落としが確認取れた方。また、新規申込みの方(申込み期限は2021年12月31日まで)

関連記事

カーリースお役立ち記事

人気記事ランキング

注目のキーワード

読了後バナー