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【2023年版】ミニバンを買うなら?人気ランキングとおすすめ中古車&輸入車を紹介

【2023年版】ミニバンを買うなら?人気ランキングとおすすめ中古車&輸入車を紹介
【2023年版】ミニバンを買うなら?人気ランキングとおすすめ中古車&輸入車を紹介

広く快適な室内空間を持ち、積載性や利便性も高いミニバン。日本ではファミリー層を中心に幅広い世代に愛されています。

ここでは、国産ミニバンの最新人気ランキングをご紹介するとともに、車の専門家であるマイカーコンシェルジュが人気の車種について中古車、輸入車も含め詳しく解説します。また、ミニバンを買うなら知っておきたい選び方のポイントなどもご紹介します。

  • 人気のミニバンにはトヨタ「シエンタ」や「アルファード」、ホンダ「ステップワゴン」などがある
  • 輸入車ならルノー「カングー」やフォルクスワーゲン「シャラン」、中古車ならトヨタ「エスティマ」がおすすめ
  • 人気のミニバンに買うより安く乗る方法もある
クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

人気のミニバンについて、人気車種の特徴やおすすめポイントなどをご紹介します。

ミニバンとはどんな車?

ミニバンとはどんな車?

ミニバンは、軽自動車のように排気量やボディサイズなどの規格が厳密に定められているわけではなく、明確な定義はありません。そのため、メーカーや車種によって排気量はさまざまです。

日本でミニバンといえば、全高が高く3列シートを備え6~8人といった多人数が乗車できるワゴン車のことを指すのが一般的です。室内空間が広く快適に移動できることに加え、多彩なシートアレンジが可能で荷物がたくさん積み込めること、またスライドドアの採用による利便性や乗降性の高さが評価され、ファミリー層を中心に幅広い層に支持されています。

なお、バブル期後期から2000年頃までにかけて、日本ではミニバンが大人気を博しブームといえるまでになりましたが、2010年以降はクロスオーバーSUVが台頭し、一時期ほどの勢いはありません。2023年1月現在、マツダとスバルはミニバンラインナップがなく、ミニバン市場から撤退しています。

とはいえ今でもミニバンが多人数乗車できる車の第一選択肢であることは変わりなく、トヨタやホンダ、日産などが豊富なミニバンラインナップを展開しています。

ミニバンの5つのクラス

ミニバンの5つのクラス

ミニバンは車高が高く、6~8人が乗れることから、特にファミリー層に人気があります。後部座席を倒せば大容量の荷室ができるため、キャンプやレジャー、買い出しに行く際に便利です。

そんなミニバンも、ボディサイズによって5段階のクラスに分かれています。子供の人数や普段の使い方などから、自分にぴったりのクラスを見つけましょう。

<ミニバンのクラス一覧>

大小クラスボディサイズ特徴
SSクラスコンパクトカー程度の最小クラスボディが小さいため小回りが利いて、街乗りでも快適
SクラスMクラスよりも全長全幅が短く、車高が低いロールーフタイプのクラススポーティーで走行性能が高く、運転しやすい
MクラスSクラスより少し大きく、車高が高いベーシックなクラス車内空間と車体サイズのバランスが良いため、乗りやすく、最も人気がある
LクラスMクラスより少し全長全幅が短く、LLクラスよりも車高が低いクラスLLクラスより車高が低い分、運転しやすい
LLクラス最大サイズの大排気量でラグジュアリーなクラス走行性能、安全性、静粛性が高く、外装・内装ともに豪華に作られている

新車で買うならこれ!人気のミニバン10選

新車でミニバンが欲しい!とお考えの方に向けて、おすすめしたい人気のミニバンを10車種ご紹介しましょう。一般社団法人日本自動車販売協会連合会の最新データを基にミニバンの販売台数上位8車種と、車の専門家であるマイカーコンシェルジュがおすすめする2車種、計10車種をご紹介します。

以下の表は、日本自動車販売協会連合会の2022年11月の「乗用車ブランド通称名別順位」を基に作成したミニバンの販売台数トップ8を示したものです。

〈ミニバン販売台数ランキングトップ8〉

順位メーカー車名販売台数(台)
1位トヨタシエンタ10,167
2位トヨタアルファード5,358
3位ホンダステップワゴン5,327
4位ホンダフリード5,118
5位トヨタノア5,080
6位トヨタヴォクシー4,954
7位日産セレナ3,648
8位三菱デリカD:51,604

出典:日本自動車販売協会連合会「乗用車ブランド通称名別順位(2022年11月)」

以降、順を追って見ていきましょう。それぞれの特徴、燃費、車両本体価格などを比較して、自分に合った用途や予算のミニバンをピックアップしてみてください。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

新車で買うならぜひおすすめしたいランキング上位の人気ミニバンと、私がおすすめするミニバンをご紹介します。

1位:トヨタ「シエンタ」

・ハイブリッド車

グレードXGZ
乗車定員5名7名5名7名5名7名
駆動方式2WD・E-Four
全長(mm)4,260
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,695(2WD)/1,715(E-Four)
燃費(km/L、WLTCモード)25.3~28.825.3~28.525.3~28.425.3~28.225.3~28.425.3~28.2
車両本体価格238万円(2WD)
257万8,000円(E-Four)
242万円(2WD)
261万8,000円(E-Four)
265万円(2WD)
284万8,000円(E-Four)
269万円(2WD)
288万8,000円(E-Four)
287万円(2WD)
306万8,000円(E-Four )
291万円(2WD)
310万8,000円(E-Four)

 

・1.5Lガソリン車

グレードXGZ
乗車定員5名7名5名7名5名7名
駆動方式2WD
全長(mm)4,260
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,695
燃費(km/L、WLTCモード)18.318.418.318.418.318.4
車両本体価格199万円195万円234万円230万円256万円252万円

 

5ナンバーサイズの使いやすいサイズ感のコンパクトミニバン、トヨタ「シエンタ」。日本の道路事情に適した、大きすぎず運転しやすいサイズが魅力の大ヒットモデルです。

先代モデルはひと目で「シエンタ」であるとわかる個性的なエクステリアデザインでしたが、2022年8月に登場した現行型は内外装のデザインが一新され、幅広い層に好感を与える親しみやすい愛嬌のあるデザインになりました

現行型は従来型で好評を博した使いやすいサイズ感や買いやすい価格はそのままに、使い勝手の良さ、快適さに磨きをかけているのが特徴。従来型よりも室内高を20mm、1列目シートから2列目シートのヒップポイント間距離も80mm拡大し居住性を向上させるとともに、スライドドア開口部の高さを60mm広げ、優れた乗降性も実現しました。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

先代モデルに設定のあった2列シートグレード「FUNBASE」は名称こそ消滅しましたが、現行型では全グレードで2列シート、3列シートが選択できるようになりました。また、高度駐車支援システムや、事故のリスクをシステムが先読みしてステアリング・ブレーキ操作を支援する技術など、先進安全技術も充実しています。

【シエンタに月 26,130 円~で乗る方法】

2位:トヨタ「アルファード」

・ハイブリッド車

グレードXG“Fパッケージ”Executive LoungeExecutive Lounge S
乗車定員7名8名7名
駆動方式4WD
全長(mm)4,9454,950
全幅(mm)1,850
全高(mm)1,950
燃費(km/L、WLTCモード)14.8
車両本体価格465万6,000円461万3,000円557万3,000円759万9,000円775万2,000円

 

・2.5Lガソリン車

グレードSS“Cパッケージ”X
乗車定員7名8名7名8名
駆動方式2WD・4WD
全長(mm)4,9504,945
全幅(mm)1,850
全高(mm)1,935(2WD)/1,950(4WD)
燃費(km/L、WLTCモード)10.610.6(2WD)
9.6(4WD)
10.8(2WD)
11.0(4WD)
車両本体価格398万5,000円(2WD)
424万円(4WD)
394万1,000円(2WD)
419万6,000円(4WD)
468万1,600円(2WD)
493万5,600円(4WD)
359万7,000円(2WD)
385万1,000円(4WD)

 

・3.5Lガソリン車

グレードSCGFExecutive LoungeExecutive Lounge S
乗車定員7名
駆動方式2WD・4WD
全長(mm)4,9504,9454,950
全幅(mm)1,850
全高(mm)1,935(2WD)/1,950(4WD)
燃費(km/L、WLTCモード)9.9(2WD)
9.6(4WD)
10.2(2WD)
9.9(4WD)
9.9(2WD)
9.6(4WD)
車両本体価格527万7,600円(2WD)
547万4,600円(4WD)
520万2,600円(2WD)
540万600円(4WD)
726万9,000円(2WD)
746万6,000円(4WD)
742万1,000円(2WD)
761万9,000円(4WD)

 

国産高級ミニバンを代表するモデルといえるトヨタ「アルファード」は、その堂々とした迫力のあるスタイルと応接室のようなラグジュアリーで快適な室内空間が魅力のモデルです。2015年に登場した現行モデルは「大空間高級サルーン」が開発テーマであり、「高級車」としての価値観を追求しているのが特徴といえるでしょう。

インテリアには木目調加飾や本革などの上質な素材を採用し、プレミアム感とラグジュアリーさを演出。後席で動画コンテンツなどを楽しめる13.3インチのディスプレイを備えた「13.3インチリヤシートエンターテインメントシステム」といった高級車ならではのおもてなし装備も用意されています。

また、2tを超える重量級モデルながらハイブリッド車は14.8km/Lと、燃費性能も申し分ありません。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

アルファードは官公庁の公用車や社用車としても多数採用されており、大型上級ミニバンの代名詞といえるモデルです。燃費性能に優れたハイブリッド車のほかにも比較的買いやすい価格帯の2.5Lガソリン車、余裕のある走りが魅力の3.5Lガソリン車の設定もあり、豊富な選択肢から選べます。

【アルファードに月 46,430 円~で乗る方法】

3位:ホンダ「ステップワゴン」

・e:HEV(ハイブリッド車)

グレードAIRSPADASPADA PREMIUM LINE
乗車定員7名8名7名8名7名
駆動方式2WD
全長(mm)4,8004,830
全幅(mm)1,750
全高(mm)1,8401,845
燃費(km/L、WLTCモード)20.019.619.5
車両本体価格338万2,500円364万1,000円384万6,700円

 

・1.5Lガソリン車

グレードAIRSPADASPADA PREMIUM LINE
乗車定員7名8名7名8名7名
駆動方式2WD・4WD
全長(mm)4,8004,830
全幅(mm)1,750
全高(mm)1,840(2WD)/1,855(4WD)1,845(2WD)
1,855(4WD)
燃費(km/L、WLTCモード)13.9(2WD)
13.3(4WD)
13.7(2WD)
13.1(4WD)
13.2(2WD)
13.1(4WD)
車両本体価格299万8,600円(2WD)
324万600円(4WD)
325万7,100円(2WD)
347万7,100円(4WD)
346万2,800円(2WD)
365万3,100円(4WD)

 

ホンダ「ステップワゴン」は2022年5月にフルモデルチェンジし、国内ホンダ車史上最大(2022年5月時点、ホンダ調べ)の快適で広々とした室内空間を持つモデルへと生まれ変わりました。さらに2列目キャプテンシートは前後だけではなく左右にもスライドできるため、これまで以上にフレキシブルなシートアレンジが可能です。

3列目シートの床下格納機構もステップワゴンならではの特徴です。3列目シート格納時も窓をふさぐことがないので明るく開放的な室内を確保できることに加え、室内をより広く使用できます。

また、パワースライドドアには軽く指先でふれるだけで開閉可能な静電タッチセンサーや、空調制御とフィルターの組み合わせで空気を浄化する「Clean Air」など、最新鋭の技術を多数採用しているのも魅力といえるでしょう。

なお、現行型では先代モデルの象徴だったテールゲートの横開き機構「わくわくゲート」は廃止され、一般的な縦開き機構のテールゲートを採用しています。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

新型ステップワゴンは乗り物酔いをしづらくする工夫が随所に凝らされているのもポイント。どの席からも見晴らしの良い開放的な視界を確保していること、また水平を基準にした設計とし乗り物酔いの原因となる目線のブレや姿勢崩れが起きにくいように設計されています。

【ステップワゴンに月 39,330 円~で乗る方法】

4位:ホンダ「フリード」

・フリード(3列シート車):1.5Lガソリン車

グレードGG BLACK STYLECROSSTERModulo X
乗車定員6名7名6名7名6名6名7名
駆動方式2WD・4WD2WD
全長(mm)4,2654,290
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,710(2WD)/1,735(4WD)
燃費(km/L、WLTCモード)17.0(2WD)/15.6(4WD)---
車両本体価格227万5,900円(2WD)
244万900円(4WD)
229万7,900円(2WD)
246万2,900円(4WD)
241万3,400円(2WD)
257万8,400円(4WD)
243万5,400円(2WD)
260万400円(4WD)
257万2,900円(2WD)
273万7,900円(4WD)
295万200円297万2,200円

 

・フリード(3列シート車):ハイブリッド車

グレードHYBRID GHYBRID G BLACK STYLEHYBRID CROSSTERHYBRID Modulo X
乗車定員6名7名6名7名6名6名7名
駆動方式2WD・4WD(4WDは6人乗りのみ)2WD
燃費(km/L、WLTCモード)20.9(2WD)/19.8(4WD)---
車両本体価格263万3,400円(2WD)
279万8,400円(4WD)
265万5,400円269万9,400円(2WD)
286万4,400円(4WD)
272万1,400円290万2,900円(2WD)
306万7,900円(4WD)
325万6,000円327万8,000円

※ボディサイズはフリードガソリン車と同じため省略

・フリード+(2列シート車):1.5Lガソリン車

グレードGG BLACK STYLECROSSTER
乗車定員5名
駆動方式2WD・4WD
全長(mm)4,295(2WD)/4,265(4WD)
全幅(mm)1,695
全高(mm)1,710(2WD)/1,735(4WD)
車両本体価格236万9,400円(2WD)
253万4,400円(4WD)
243万5,400円(2WD)
260万400円(4WD)
258万9,400円(2WD)
275万4,400円(4WD)

※燃費はフリードガソリン車と同じため省略

・フリード+(2列シート車):ハイブリッド車

グレードHYBRID GHYBRID G BLACK STYLEHYBRID CROSSTER
乗車定員5名
駆動方式2WD・4WD
車両本体価格265万5,400円(2WD)
282万400円(4WD)
272万1,400円(2WD)
288万6,400円(4WD)
291万9,400円(2WD)
308万4,400円(4WD)

※ボディサイズはフリード+ガソリン車、燃費はフリードハイブリッド車と同じため省略

2022年11月の販売台数ではライバルであるシエンタのフルモデルチェンジ直後ということもありシエンタに上位を譲りましたが、2022年上半期(2022年4~9月)のミニバン販売台数トップ*に輝いたのがこのホンダの5ナンバーサイズのミニバン「フリード」です。

現行型は2016年9月に登場した2代目モデルで、モデルライフは後半に入っているといえますが、運転しやすいサイズ感ながらホンダの優れたパッケージング技術で実現した広い室内空間、多彩なシートアレンジが可能な「使い勝手の良さ」は幅広い層の支持を得ています。

また、2列シートモデルの「フリード+」は3列シート車よりも低床設計とし、荷室の利便性を大幅に向上させていることからキャンプなどで車中泊を楽しむ方にも多く選ばれています。

2022年6月の一部改良では、運転席・助手席のシートヒーターやロールサンシェード、撥水・撥油加工を施した機能性の高いシート表皮「FABTECT(ファブテクト)」を採用するなど、快適装備を充実させて商品力を維持しています。

*一般社団法人日本自動車販売協会連合会調べ、ミニバンとは3列シートの国産車を示す

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
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フリードにはルーフに「室内確認用ミラー」が設定されており、フロントシートから振り返ることなく後席の様子が確認できるなど、ファミリーにうれしい仕様となっています。

【フリードに月 32,290 円~で乗る方法】

5位:トヨタ「ノア」

・2.0Lガソリン車

グレードXGZS-GS-Z
乗車定員7名・8名7名7名・8名7名
駆動方式2WD・4WD
全長(mm)4,695
全幅(mm)1,730
全高(mm)1,895(2WD)/1,925(4WD)
燃費(km/L、WLTCモード)15.1(2WD)
14.4(4WD)
15.1(2WD)
14.3(4WD)
15.0(2WD)
14.3(4WD)
車両本体価格267万円(2WD)
286万8,000円(4WD)
297万円(2WD)
316万8,000円(4WD)
324万円(2WD)
343万8,000円(4WD)
304万円(2WD)
323万8,000円(4WD)
332万円(2WD)
351万8,000円(4WD)

 

・ハイブリッド車

グレードXGZS-GS-Z
乗車定員7名・8名7名7名・8名7名
駆動方式2WD・E-Four(E-Fourは8人乗りには設定なし)
燃費(km/L、WLTCモード)23.4(2WD)
22.0(E-Four)
23.2(2WD)
22.0(E-Four)
23.0(2WD)
22.0(E-Four)
車両本体価格305万円(2WD)
327万円(E-Four)
332万円(2WD)
354万円(E-Four)
359万円(2WD)
381万円(E-Four)
339万円(2WD)
361万円(E-Four)
367万円(2WD)
389万円(E-Four)

※ボディサイズはガソリン車と同じため省略

ファミリー向けミニバンの定番といえるトヨタ「ノア」。2001年の初代モデルの登場から20年以上経た今でも愛され続けているロングセラーモデルです。4代目となる現行型は2022年1月に登場、トヨタ初となる最新鋭の先進安全技術が多数採用されたことでも話題になりました。

高速道路などにおいて、渋滞時に一定条件を満たすとドライバーがステアリングから手を離して走行できる「アドバンスト ドライブ」や、駐車に関する操作をシステムが支援してくれる「アドバンスト パーク」など、これまで以上に運転を快適にしてくれる機能がそろいます

また、ハイブリッド車はもちろん、ガソリン車においてもクラストップレベル(2022年1月時点、トヨタ調べ)の低燃費を実現しているのはさすが燃費性能に定評のあるトヨタ、といったところでしょう。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

「メーカー初」や「世界初」といった新開発の技術は、最上級モデルに真っ先に搭載されるのが一般的で、トヨタのミニバンであれば「アルファード」が該当します。現行型ノアはアルファードに先んじて多数の先進技術が搭載されたのは注目すべきポイントといえるでしょう。先進技術を満載し、燃費やパッケージングにも優れたお買い得感あふれる1台です。

【ノアに月 37,460 円~で乗る方法】

6位:トヨタ「ヴォクシー」

グレードS-GS-ZHYBRID S-GHYBRID S-Z
パワーユニット2.0Lガソリンエンジン1.8Lエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
乗車定員7名8名7名7名8名7名
駆動方式2WD・4WD2WD・E-Four(E-Fourは8人乗りには設定なし)
燃費(km/L、WLTCモード)15.0(2WD)
14.3(4WD)
23.0(2WD)
22.0(E-Four)
車両本体価格309万円(2WD)
328万8,000円(4WD)
339万円(2WD)
358万8,000円(4WD)
344万円(2WD)
366万円(E-Four)
374万円(2WD)
396万円(E-Four)

※ボディサイズはノアと同じため省略

ノアの兄弟車であるトヨタ「ヴォクシー」もノア同様ファミリー層を中心に高い人気を誇るミニバンです。オーソドックスで堂々とした王道デザインのノアに対し、ヴォクシーはより独創的で先進的な雰囲気を持つのが特徴です。

ノアと同時にフルモデルチェンジを受けた現行型は左右のCピラー間距離を1,295mm、室内高1,405mmを確保し、これまで以上に広く開放的な室内空間を確保。さらに7人乗り、8人乗りともにセカンドシートにはスライド量700mmを超える超ロングスライド機能を採用し、快適性や利便性の良さを追求しています。

また、通信で取得した新しい地図情報や渋滞情報などを利用した目的地案内やルート設定が可能な「コネクティッドナビ」に対応したディスプレイオーディオ、ヴォクシーがWi-Fiスポットとなる「車内Wi-Fi」などのコネクティッドサービスが充実しているのも魅力です。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃

ヴォクシーはミニバンにもシャープな「カッコよさ」を求めたい方におすすめの、デザイン性が高いモデルです。新色のボディカラーで、ダークで重厚感あふれる「マッシブグレー」はヴォクシーにのみ設定があります。

【ヴォクシーに月 42,520 円~で乗る方法】

7位:日産「セレナ」

・2.0Lガソリン車

グレードXXVハイウェイスターV
乗車定員8名
駆動方式2WD・4WD
全長(mm)4,6904,765
全幅(mm)1,6951,715
全高(mm)1,870(2WD)/1,895(4WD)
燃費(km/L、WLTCモード)13.4(2WD)
11.6(4WD)
13.0(2WD)
11.6(4WD)
車両本体価格276万8,700円(2WD)
303万4,900円(4WD)
308万8,800円(2WD)~
335万5,000円(4WD)~
326万9,200円(2WD)~
353万5,400円(4WD)~

 

・e-POWER

グレードXXVハイウェイスターVLUXION
乗車定員8名7名
駆動方式2WD
全長(mm)4,6904,765
全幅(mm)1,6951,715
全高(mm)1,8701,885
燃費(km/L、WLTCモード)20.619.318.4
車両本体価格319万8,800円349万9,100円~368万6,100円~479万8,200円

 

新開発の1.4L e-POWER専用エンジンを搭載した第2世代の「e-POWER」の採用により、これまで以上にパワフルな加速性能を備えたことに加え、静粛性も高めた日産「セレナ」。パワーユニットだけでなくボディの随所にも遮音・防音対策を施し、家族がおしゃべりしながら快適にドライブが楽しめるように配慮されています。

日産の人気装備のひとつ、高速道路での運転負荷を大幅に低減してくれる運転支援技術「プロパイロット」は全車に標準装備。さらにアクセルペダルの操作だけで車速がコントロールできる「e-Pedal Step」の採用、ミニバンNo.1(2022年11月時点、日産調べ)の運転席の視界の広さを確保するなど、乗員だけでなくドライバーにもうれしい配慮が満載です。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
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現行型で新設された「e-POWER LUXION」は、「プロパイロット」よりもさらに一歩進んだ「プロパイロット2.0」が標準装備です。これはナビと連動し、ルート走行中の車線変更や分岐の支援機能、また追い越し時の車線変更の支援機能を備えていることに加え、状況に応じて同一車線内でのハンズオフを可能としたハイレベルな運転支援機能です。

【セレナに月 35,920 円~で乗る方法】

8位:三菱「デリカD:5」

グレードMGG-Power PackageP
乗車定員8名7名・8名
駆動方式4WD
全長(mm)4,800
全幅(mm)1,795
全高(mm)1,875
燃費(km/L、WLTCモード)12.6
車両本体価格400万1,800円410万3,000円433万9,500円447万5,900円

 

・アーバンギア

グレードGG-Power PackageP Edition
乗車定員7名・8名7名
駆動方式4WD
車両本体価格423万600円446万7,100円457万7,100円

※ボディサイズ・燃費はノーマルタイプと同じため省略

ミニバンとSUVのクロスオーバーモデルである三菱「デリカD:5」。デリカD:5は2007年に販売が開始されたモデルであり、以降一度もフルモデルチェンジを受けていません。そのため今となっては基本設計が古い部分もありますが、ミニバンの快適性・利便性とSUVに求められる悪路走破性を融合させた、ほかのメーカーにはない唯一無二のモデルであるため、指名買いする熱心なファンも多数存在します。

哺乳類の肋骨のような構造の「リブボーンフレーム」を採用し、優れたボディ剛性を確保。また、2019年に実施されたビッグマイナーチェンジのタイミングで採用された低速域から力強いトルクを発揮する新開発のディーゼルエンジンやこだわりのサスペンションセッティング、8速スポーツモードATなどを組み合わせ、4WD性能に定評のある三菱ならではの高い悪路走破性を実現しています。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
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デリカD:5はモデルライフが長くなっている車種ではありますが、ミニバンに悪路走破性を求めるのであればこれ以上の国産モデルはないと言っても過言ではありません。より洗練された都会的なデザインの「アーバンギア」の設定もあります。

おすすめ車種:「日産エルグランド」

日本自動車販売協会連合会の2022年11月「乗用車ブランド通称名別順位」のTOP50までにミニバンはここまで登場した8車種しか入っていないため、ここではマイカーコンシェルジュがおすすめする2車種をさらにご紹介します。

・2.5Lガソリン車

グレード250Highway STAR S250Highway STAR S Urban CHROME250Highway STAR Premium250Highway STAR Premium Urban CHROME
乗車定員7名・8名7名
駆動方式2WD・4WD
全長(mm)4,965/4,975(Urban CHROME)
全幅(mm)1,850
全高(mm)1,815
燃費(km/L、WLTCモード)10.0(2WD)
9.7(4WD)
車両本体価格379万9,400円(2WD)
409万8,600円(4WD)
409万6,400円(2WD)
439万5,600円(4WD)
455万8,400円(2WD)
485万8,700円(4WD)
477万8,400円(2WD)
507万8,700円(4WD)

 

・3.5Lガソリン車

グレード350Highway STAR350Highway STAR Urban CHROME350Highway STAR Premium350Highway STAR Premium Urban CHROMEVIP
乗車定員7名・8名7名7名・4名
駆動方式2WD・4WD2WD・4WD
燃費(km/L、WLTCモード)8.7(2WD)
8.4(4WD)
---
車両本体価格458万9,200円(2WD)
487万8,500円(4WD)
480万9,200円(2WD)
509万8,500円(4WD)
515万9,000円(2WD)
545万9,300円(4WD)
537万9,000円(2WD)
567万9,300円(4WD)
608万5,200円(2WD)~
638万5,500円(4WD)~

※ボディサイズは2.5Lガソリン車と同じなので省略

日産「エルグランド」は「高級ミニバン」というジャンルを作り出し、それまでの「ミニバン=ファミリー向けの実用性重視の車」といった概念を打ち破ったモデルです。このエルグランドのヒットによって、先述したトヨタ「アルファード」や、今は廃番となっていますがホンダの最上級ミニバンとして君臨していた「エリシオン」といったフォロワーが誕生したという経緯があります。

エルグランドの現行型は2010年に登場した3代目モデルであり登場から10年以上が経過していますが、2014年、2020年と2回のマイナーチェンジを経て今の時代に合った安全性能やデザインを持つモデルへとアップデートしています。

エルグランドは、高級モデルならではの内外装の豪華さやおもてなし装備の充実度はもちろんのこと、低重心パッケージによる優れた走行性能が大きな魅力。揺れが少なく安定した走りはまさに高級車ならではの上質な乗り心地を実現しています。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
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堂々とした迫力のあるエクステリア、本革やジャカード織物など上質な素材を使用した高級感あふれる内装はエルグランドならでは。特に室内長2,905mmという広さで室内空間を贅沢に使用した2列仕様4人乗りの「VIP」はラグジュアリーの極みです。

【エルグランドに月 50,000 円~で乗る方法】

おすすめ車種:トヨタ「ヴェルファイア」

グレードGOLDEN EYES III
パワーユニット2.5Lガソリンエンジン2.5Lエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
乗車定員7名
駆動方式2WD・4WDE-Four
全長(mm)4,935
全幅(mm)1,850
全高(mm)1,935(2WD)/1,950(4WD)1,950
燃費(km/L、WLTCモード)10.614.8
車両本体価格430万6,000円(2WD)
456万1,000円(4WD)
515万4,400円

 

トヨタ「ヴェルファイア」は先にご紹介したアルファードの兄弟車で、アルファードが豪華さ、高級感を前面に押し出しているのに対し、ヴェルファイアは高級さもさることながら大胆不敵さを追求し、よりクールなスタイルとしているのが特徴です。

かつてはアルファード同様、多彩なグレードがラインナップされていましたが、2020年5月にトヨタの販売チャネル制度が実質廃止となり、すべてのディーラーで全車種を販売するようになったことから兄弟車の存在意義が薄れ、その結果、グレード整理の対象となったヴェルファイアは現在、1種類のグレードにしぼられています。

ブラックをベースとした内装にサンバーストゴールドウッドの木目調パネルが洗練されたラグジュアリーな雰囲気を演出。高級さだけではなく、センスの良さを追求したい方におすすめの上級ミニバンです。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
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ヴェルファイアの基本設計は先述したアルファードと同じであるため、大型上級ミニバンならではのゆとりや快適さも備えています。またハイブリッド車はこのサイズの車としてはかなりの低燃費を実現しているので、上質さや高級感だけでなく環境性能にもこだわりたい方にも適しているでしょう。

【ヴェルファイアに月 54,240 円~で乗る方法】

中古車で買うならおすすめのミニバン5選

現在、新車の生産が終了した車種でも、中古車として人気が高いミニバンは多数あります。ここからは、中古でしか入手できない人気のミニバン5車種をご紹介します。

〈中古車で買うならおすすめのミニバン5車種〉

もちろん、新車で販売されている車種は、中古車でも人気が高い傾向にあります。そのため、中古車を検討するときは生産終了となった車種だけでなく、まだ生産中である車種の中古車も検討するのがおすすめです。

トヨタ「アイシス」

グレードLGPLATANA
パワーユニット1.8Lガソリンエンジン
1.8Lガソリンエンジン
2.0Lガソリンエンジン
駆動方式2WD・4WD(2.0Lエンジンは2WDのみ)
全長(mm)4,6354,640
全幅(mm)1,6951,710
全高(mm)1,640(2WD)/1,670(4WD)
燃費(km/L、JC08モード)15.4(2WD・1.8L車)/13.6(4WD)/14.4(2WD・2.0L車)
新車価格(参考)207万2,618円(2WD)~
231万1,200円(4WD)~
226万5,055円(2WD)~
250万3,637円(4WD)~
220万3,200円(2WD)~
244万2,763円(4WD)~

※2016年4月~2017年12月生産モデルの主要グレード

トヨタの「アイシス」はコンパクトミニバンですが、2017年に生産が終了しているため、中古でしか入手できません。「アイシス」の大きな特徴は、優れた乗降性です。前部座席と後部座席の間のピラーがなく、ドアを開けると大きな開口部から乗り降りできます。そのため、レジャーシーンや介護現場で人気があります。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
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センターピラーをドアに内蔵したピラーレスの「パノラマオープンドア」を搭載しているため、ダイハツ「タント」のような使い勝手のミニバンを探している方におすすめ。ただし、デビューした2004年から生産終了の2017年までフルモデルチェンジが実施されていないので、モデル末期のものであっても基本設計は古いといえます。

マツダ「プレマシー」

グレード20C-SKYACTIV20S-SKYACTIV20S-SKYACTIV Lパッケージ20C20S
パワーユニットSKYACTIV-G 2.0(新世代技術採用2.0Lガソリンエンジン)2.0Lガソリンエンジン
乗車定員7名
駆動方式2WD4WD
全長(mm)4,585
全幅(mm)1,750
全高(mm)1,6151,650
燃費(km/L、JC08モード)16.215.210.6
新車価格(参考)200万8,800円226万8,000円241万9,200円216万円241万9,200円

※2016年7月~2018年2月生産モデルの主要グレード

2018年に生産終了した「プレマシー」は、マツダが得意とする運転操作性の高さ、走りの良さを感じられるミニバンです。走行性能が高いだけでなく、ロールーフタイプのミニバンで両側にスライドドアが採用されているため、使い勝手の良さも人気の理由です。

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現在のマツダ車は共通のデザインテーマ「魂動」を採用し、独特の造形の美しさが魅力といえます。プレマシーは魂動デザインの前段階といえる「流(NAGARE)」造形を初めて量産車に取り入れた車種であり、マツダならではの車づくりのこだわりが好きな方にはおすすめのモデルです。

トヨタ「エスティマ」

エスティマ

・ハイブリッド車

グレードAERASAERAS PREMIUMAERAS SMARTAERAS PREMIUM-G
乗車定員7名・8名7名
駆動方式E-Four
全長(mm)4,820
全幅(mm)1,810
全高(mm)1,760
燃費(km/L、JC08モード)18.0
新車価格(参考)431万1,163円~439万1,673円~453万2,073円~492万8,727円~

 

・ガソリン車

グレードAERASAERAS PREMIUMAERAS SMARTAERAS PREMIUM-G
乗車定員7名・8名7名
駆動方式2WD・4WD
全長(mm)4,820
全幅(mm)1,810
全高(mm)1,745(2WD)/1,760(4WD)
燃費(km/L、JC08モード)11.4~11.6(2WD)/11.2(4WD)
新車価格(参考)327万1,418円(2WD)~
348万7,418円(4WD)~
340万1,018円(2WD)~
361万7,018円(4WD)~
351万4,909円(2WD)~
373万909円(4WD)~
370万473円(2WD)~
391万6,473円(4WD)

※ハイブリッド車・ガソリン車ともに2016年6月~2019年10月生産モデル

トヨタ「エスティマ」の初代モデルは1990年に登場し、ミニバンのパイオニア的存在です。2019年に生産終了してからも、根強い人気があります。卵型のスタイリッシュなデザインは初代から一貫して変わっておらず、「エスティマ」を象徴する要素といえるでしょう。また、乗り心地の良さも特徴です。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
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エスティマは「天才タマゴ」のキャッチフレーズで親しまれた人気ミニバンです。トヨタ車ならではの燃費の良さやコストパフォーマンスの良さで中古車市場においても人気が高く、現在でも探している方が多数いるため、状態の良いモデルは早い者勝ちといえるでしょう。

ホンダ「オデッセイ」

グレードABSOLUTEABSOLUTE・EXe:HEV ABSOLUTEe:HEV ABSOLUTE・EX
パワーユニット2.4Lガソリンエンジン2.0Lエンジン+モーター(ハイブリッドシステム)
乗車定員7名・8名7名
駆動方式2WD・4WD2WD
全長(mm)4,855
全幅(mm)1,820
全高(mm)1,695(2WD)/1,725(4WD)1,695
燃費(km/L、WLTCモード)12.8(2WD)
12.2(4WD)
12.4(2WD)
11.6(4WD)
20.0(7名)
20.2(8名)
19.8
新車価格(参考)349万5,000円(2WD)~
371万5,000円(4WD)
381万5,000円(2WD)
392万9,400円(4WD)
419万8,000円~458万円

※2022年11月~2022年9月生産終了モデル

低床かつ低重心設計によってホンダ車ならではの走行性能の高さを持つことで知られた高級ミニバン「オデッセイ」。1994年にデビューし大ヒットとなったモデルですが、2022年9月、5代目モデルで20年以上に及ぶ歴史に幕を下ろしました。

生産終了が発表される半年前にマイナーチェンジが実施され、最終モデルは光に手をかざしてドアを開閉する「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」を採用するなど最新鋭の技術を多数採用しています。

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マイナーチェンジからわずか半年後の生産終了のアナウンスには、驚きの声が多く上がりました。オデッセイの廃番によって現在ホンダには上級ミニバンが不在という状態なので、ホンダの車が好きな方で上質なミニバンが欲しい方には一押しです。

スバル「エクシーガ」

グレード2.5 iアイサイトエアブレイク2.5 iスペックB アイサイト2.0GT-S アイサイト
パワーユニット2.5Lガソリンエンジン2.0Lガソリンエンジン
乗車定員7名
駆動方式4WD
全長(mm)4,740
全幅(mm)1,775
全高(mm)1,6601,6501,660
燃費(km/L、JC08モード)13.211.2
新車価格(参考)259万2,000円275万4,000円286万2,000円302万4,000円

※2014年8月~2015年3月生産モデル

「エクシーガ」は、スバルらしい走りの良さが魅力のミニバンですが、2015年に生産が終了しているため、現在は中古でしか手に入れられません。ミニバンの中でも特に高い走行性能が現在でも支持されています。スタイリッシュなデザインで外観から想像するよりもずっと広い車内空間を実現しています。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
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現在スバルにはミニバンがラインナップされていないため、「スバルのミニバン」であることにこだわる方にはこのエクシーガが唯一の選択肢となります。なお、ミニバンとしての生産が終了された後、「エクシーガ クロスオーバー7」としてクロスオーバーSUVにボディタイプを変換して生産されていましたが、こちらも2018年に生産終了となっています。

輸入車のおすすめミニバン3選

人気の高い国産ミニバンですが、買うなら周囲とはちょっと差をつけたおしゃれなミニバンが欲しい、という方におすすめなのが輸入車のミニバンです。

ここでは、マイカーコンシェルジュが厳選した輸入車のおすすめミニバン3車種をご紹介します。

ルノー「カングー」

ルノー「カングー」出典:ルノー/カングー

パワーユニット1.3Lガソリンエンジン1.5Lディーゼルエンジン
乗車定員5名
駆動方式2WD
全長(mm)4,490
全幅(mm)1,860
全高(mm)1,810
燃費(km/L、WLTCモード)---
車両本体価格---

※2023年1月5日時点の情報

フランスのメーカーらしい独特のデザインが街なかにあっても人目を引くルノー「カングー」。日本に限らず、欧州でもその使い勝手の良さが高く評価されている1台です。本国では2021年にデビューし好評を博している現行型の日本導入は、2023年春が予定されています。

日本仕様では欧州で展開されている乗用モデルと商用モデルの良いところを掛け合わせ、顧客からの要望が多かったという観音開き式のリアゲートと無塗装のバンパーを採用。ボディサイズも日本の道路事情に配慮し、欧州仕様よりも全幅が抑えられています。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
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国産車とは異なる色出しや、カングーならではのユニークなデザインが魅力。新型はロングドライブを楽にしてくれる運転支援技術「アダプティブクルーズコントロール」などの先進安全技術が全車標準装備されるということなので、安全性も申し分ありません。

フォルクスワーゲン「シャラン」

フォルクスワーゲン「シャラン」出典:フォルクスワーゲン/シャラン

グレードTSI ComfortlineTSI HighlineTDI Highline
パワーユニット1.4Lガソリンエンジン2.0Lディーゼルエンジン
乗車定員7名
駆動方式2WD
全長(mm)4,855
全幅(mm)1,910
全高(mm)1,750
燃費(km/L、WLTCモード)12.214.0
車両本体価格441万2,000円517万2,000 円549万円

 

フォルクスワーゲン「シャラン」は、ドイツのブランドらしいオーソドックスで質実剛健な印象を受ける、シンプルなスタイリングが魅力のミニバンです。国産ミニバンで多く見られるメッキを多用したエクステリアや存在感をアピールする大型フロントグリルが苦手な方に好まれるモデルです。

全席独立型の3列シートを採用しているため、乗員全員が快適に移動を楽しめることに加え、多彩なシートアレンジが可能。また、3列目シート使用時でも300Lもの荷室容量を確保していることに加え、2列目・3列目シートを折りたたむと最大2,297Lのフラットなスペースが確保できるので、週末はキャンプなどのレジャーを楽しみたい方にもぴったりでしょう。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
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アクティブなカーライフを送りたい方におすすめのミニバンです。機能性に優れているのはもちろんのこと、運転席と助手席、さらに後席でもそれぞれ温度調整ができる「3ゾーンフルオートエアコンディショナー」やリモコンキーで自動開閉できる「パワーテールゲート」などを採用し、快適装備も充実しています。

メルセデス・ベンツ「Vクラス」

メルセデス・ベンツ「Vクラス」出典:メルセデス・ベンツ/Vクラス

グレードV 220 d AVANTGARDEV 220 d AVANTGARDE
long
V 220 d Marco Polo
HORIZON
パワーユニット2.0Lディーゼル
乗車定員7名
駆動方式2WD(FR)
全長(mm)4,9055,150
全幅(mm)1,930
全高(mm)1,9301,960(ポップアップルーフオープン時2,840)
燃費(km/L、WLTCモード)13.212.912.8
車両本体価格849万円875万円1,027万円

※受注生産グレードは除く

ミニバンは日本で高い人気を誇りファミリーカーを代表するボディタイプですが、海外では日本ほどの人気があるわけではないためミニバンラインナップが豊富なメーカーは少ないといえます。「Vクラス」もメルセデス・ベンツ唯一の3列シートを備えるワンボックスタイプモデルです。

扱いやすいよう全長を5,000mm以下に抑えたタイプのほか、5,150mmを実現したロングボディ、受注生産では5,380mmのロングボディも選択できます。

高価格帯のモデルだけあって本革シートなどのラグジュアリーさを感じさせるインテリアを採用しているため、実用性とラグジュアリーさを兼ね備えたミニバンが欲しい方に最適なモデルといえるでしょう。

クルマ専門家・マイカーコンシェルジュ 若林由晃
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Vクラスでは、アウトドアでの使用を前提にし、5人分のベッドが作れる機能を備えたモデルや、受注生産にはなりますが、冷蔵庫付きセンターコンソールなどの専用装備を多数採用したラグジュアリーモデル「V 220 d EXCLUSIVE long Platinum Suite」といった個性豊かなモデルも選択できます。

プロが教えるミニバンの選び方ポイント

ミニバンはご紹介したように多彩なモデルがそろいます。それぞれ個性が異なるので、違いをよく見極めて自身に合ったモデルを選ぶことが充実したカーライフへの第一歩ともいえます。

もちろん、エクステリアやデザインが好みであることも大切。直感的に「いい!」「好き!」と思える車なら気分も上がり、車に乗るのが楽しくなりますが、長く愛せる1台を選ぶにはプラスアルファで以下の点もチェックしておくことをおすすめします。

最初にボディサイズを決める

ミニバンには5ナンバーサイズのコンパクトなものからLLサイズの大型ミニバンまであります。ミニバンを選ぶ際にはまずどの程度の大きさのミニバンにするのかを決めましょう。

ボディサイズが大きなモデルほど室内には余裕があり快適さは増しますが、その分車両本体価格が高くなることに加え、重量や排気量も大きくなるため税金も高額になります。また、大きな車は運転にもある程度のテクニックが必要です。

コンパクトタイプのミニバンは室内の広さは大型ミニバンには劣りますが、小回りが利いて運転しやすいことに加え、大型ミニバンよりも車両本体価格が安い傾向があり維持費も抑えられます。

このように、ボディサイズごとにメリットとデメリットがあるため、乗車人数や用途、さらに予算を考慮して無理のないサイズのミニバンを選びましょう

シートアレンジのバリエーションや積載性は必ずチェック

オートキャンプや車での旅行などを考えている場合に特にしっかりと確認しておきたいのが、シートアレンジのバリエーションです。

シートがどのように格納されるのかによって、荷室の積載性は大きく変わります。また2列目・3列目シートが左右別々にスライドや格納できるのかもチェックしておきたい部分です。

なお、チャイルドシートを使用するような小さな子供がいる場合は、運転席や助手席にロングスライド機能があれば後席の子供のケアもしやすくなります。

ガソリン車かハイブリッド車にするかは総合的に判断を

多くの車には複数のパワーユニットが設定されています。ほとんどのミニバンがガソリン車とハイブリッド車をラインナップしていることに加え、アルファードなどはガソリンエンジンが複数設定されています。

同じグレードであってもパワーユニットによって車両本体価格は異なるので、ここがミニバン選びの悩みどころといえるでしょう。なお、一般的にガソリン車よりもハイブリッド車の車両本体価格が高額な傾向がありますが、ハイブリッド車は低燃費であるため燃料費が抑えられることに加え、性能に応じて税金の優遇が受けられます。

また、金銭面だけでなく車の使い方も考える必要があります。高速道路を使用して長距離を移動する、といった使い方がほとんどの場合、高速巡航はハイブリッドよりもエンジンの得意分野であるためハイブリッドのメリットがあまり活かせません。ハイブリッドは停止と発進を繰り返す街なかでの走行でメリットが大きいといえます。

低燃費を期待して高額なハイブリッド車を選んだとしても、ロングドライブがメインという使い方であれば思ったより燃費が伸びず、「元が取れない」と感じることになりかねません。

そのため、ガソリン車かハイブリッド車かなどのパワーユニット選びは、車両本体価格やカタログ燃費の数値、目先の燃費の軽減率だけではなく、どのように車を使用するのかも視野に入れて選ぶと後悔のないミニバン選びができるのではないでしょうか。

先進安全技術も重要ポイントのひとつ

「サポカーSワイド」の認定条件である歩行者検知が可能な衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、ペダル踏み間違い急発進抑制装置、先進ライトはほとんどの車に備わっています。

車種によって大きく差が出るのは衝突被害軽減ブレーキの検知対象や対応できるシーン、または運転支援技術です。

現在衝突被害軽減ブレーキは、自転車運転者、二輪車の検知や夜間の検知に対応しているものもあります。また最新モデルでは直進時だけではなく、事故が起こりやすい交差点での衝突回避・衝突被害軽減をサポートするタイプも登場しています。

運転支援機能では高速道路でステアリング・ペダル操作をアシストするものや、駐車時のサポートを行ってくれる機能を採用している車種もあります。

このほかにも車両の周囲の死角になるエリアを可視化してくれる機能など、車種によってさまざまな先進安全技術があるため、どれだけ安全装備が充実しているか、負担を減らして快適にドライブが楽しめるかを基準に選ぶのもひとつの方法です。

パワースライドドアなどの快適装備はグレードによって変わる

「スライドドアは電動で開閉してくれるパワースライドドア」というイメージがあるかもしれません。ただし、すべてのスライドドアが電動とは限らず、手動のスライドドアを搭載しているミニバンもあるのです。

エントリーグレードの場合、価格を抑えるためにパワースライド機能が搭載されていないケースが多くあります。また、両側ではなく「左側のみパワースライドドア、右側はパワースライド機能なし」ということもあります。

なお、シートヒーターなどの「あったらうれしい」快適装備はグレードによって大きく異なり、高額なグレードほど充実します。そのため欲しい装備の優先順位を決め、場合によってはオプションもうまく活用しながら予算とのバランスをとるといいでしょう。

新車ミニバンと中古ミニバン、買うならどっちか迷ったら?

ミニバンにもさまざまなタイプがありますが、新車ならば150万円を切る価格帯のものはありません。サイズによっては300万円程度、上級モデルになると500万円を超えるため、新車ではなく中古ミニバンにするか悩むこともあるかもしれません。

中古ミニバンなら、車そのものの購入費用を安く抑えることはできます。しかし、新車と比較すると年式が古く、燃費性能や安全性能に大きく後れを取ってしまうことは否定できません。特に先進安全技術は新しいモデルほど高度な技術が搭載されています。また中古車は見えない部分にダメージがあることも少なくなく、どうしても新車よりもメンテナンスの頻度が高くなりがちです。

せっかく買うなら、使用感やダメージがなく、最新の技術がふんだんに盛り込まれた新車のミニバンを選んで満足度の高いカーライフを送ってみてはいかがでしょうか。

買うよりお得に好きなミニバンに乗る方法

ミニバンは、家族でのお出掛けやアウトドア、レジャーで活躍します。しかし、購入するとなると大きな費用が必要になります。カーローンの借入れが難しかったり予算が足りなかったりする場合は、カーリースの利用も検討してみましょう。

カーリースとは、自分で選んだ車に毎月定額の料金を払って乗る、車のサブスクリプションサービスです。初期費用不要でまとまった資金がなくてもすぐ利用できる上、車両本体に関する費用を全額払わなくていいのです。

だから「予算オーバー」と思った車にも、手頃な料金で乗れるのです。

中でもおすすめは、業界最安水準の料金でサービスが充実している「カーリースの定額カルモくん」なら、新車のミニバンに月額20,000円台から乗れるので、家計への負担を抑えながら楽しいカーライフが送れるのではないでしょうか。

<定額カルモくんをおすすめする理由>
●国産メーカーの全車種・全グレードを取扱い
●車がもらえるプランも
●専門家が選ぶカーリースで「コストパフォーマンスが高い」と思う(1)、「サポートが充実している」と思う(2)、「納得価格」と思う(3)、の3つでNo.1を獲得*

専門家が選ぶカーリース_3冠

定額カルモくんについて詳しくはこちらのページで確認できます。資料(パンフレット)をご覧になりたい方は下のバナーからどうぞ。

カルモくんを資料で詳しく

*調査方法:インターネット調査 調査期間:2021年2月12日~15日 調査概要:カーリース10社を対象にしたイメージ調査 調査対象:男女、全国、18~69 歳、運転免許保有、(1)(2)週1回以上運転するファイナンシャルプランナー176s、(3)カーディーラー勤務者297s 調査実施:株式会社ショッパーズアイ 比較対象企業:「カーリース」Google 検索9社(2021年1月29日10 時時点) 広告、まとめサイトなどを除く

ミニバンは乗車人数や目的に合わせて検討することが大切

一口にミニバンといってもタイプはさまざまです。ボディサイズによって5クラスに分かれるため、特徴もそれぞれ異なります。家族がたくさんいる、買い物の荷物をたくさん積みたい、アウトドアが趣味など、乗車人数や目的に合わせて検討することが大切です。

しかし車両価格も高くなりがちなので、希望する車に手が届かない場合も考えられます。そのようなときは、車両本体価格の全額を負担しなくてよい手段「カーリース」を検討してみるといいでしょう。中でも、「定額カルモくん」は、安くて人気のカーリースです。家計への負担を抑えつつ好きなミニバンのあるカーライフを始められるかもしれません。

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よくある質問

Q1:ミニバンの魅力って?

A:6~8人という大人数が乗れて、室内空間にゆとりがあるのがミニバンの魅力です。また、シートアレンジによってかなり大きな荷物も積載できる上、車種によっては車中泊などが楽しめるフレキシブルさ、スライドドアの採用による乗降性の高さもミニバンならではの良さといえるでしょう。

Q2:人気のミニバンは?

A:人気のミニバンとしては、トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」や、高級ミニバンの代名詞「アルファード」、ホンダ「ステップワゴン」、日産「セレナ」などがあります。中古車ではトヨタ「エスティマ」、スバル「エクシーガ」などが挙げられます。

Q3:好きなミニバンにお得に乗る方法はある?

A:新車でミニバンを購入すると、まとまったお金が必要になります。格安にミニバンを買うなら、中古車を探すのもいいでしょう。また、すでに生産終了になっていても乗りやすい車種もあります。ただし、中古車の場合は、故障などの修理や点検で維持費用もかかります。新車でもカーリースであれば、月額定額でお得に利用できるのでおすすめです。

※この記事は2023年1月時点の情報で制作しています

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