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一人暮らしの光熱費は平均いくら?電気・ガス・水道代の節約方法も紹介

一人暮らしの光熱費の平均と併せて、電気・ガス・水道代の節約術を紹介していることを示すタイトル画像
一人暮らしの光熱費の平均と併せて、電気・ガス・水道代の節約術を紹介していることを示すタイトル画像

光熱費とは、電気・ガス・水道代を合わせた費用のことで、一人暮らしの生活費を見直す際には必ずチェックしたい項目といえます。なぜなら、毎月10,000円以上の支払いになるケースがほとんどで、場合によっては家計を圧迫してしまう原因にもなるからです。

そこで、一人暮らしの光熱費の平均額や、電気・ガス・水道代を節約する方法をご紹介します。併せて、光熱費以外の固定費の節約術についても見ていきましょう。

  • 一人暮らしの光熱費の平均は13,098円
  • 一人暮らしの光熱費では電気代が最も高い傾向
  • 一人暮らしの節約では光熱費のほか固定費の見直しも有効

一人暮らしの光熱費の平均はどれくらい?

一人暮らしの光熱費の平均はどれくらい?をイメージした画像

総務省が毎年発表している家計調査の結果によると、2017~2022年における単身世帯の1ヵ月あたりの光熱費平均額は以下のとおりです。

〈一人暮らしの1ヵ月の光熱費の平均〉

 電気代ガス代水道代その他の光熱費合計
2017年5,392円3,080円2,189円719円11,380円
2018年5,852円3,104円2,142円749円11,847円
2019年5,700円3,012円2,120円821円11,653円
2020年5,791円3,021円2,172円702円11,686円
2021年5,482円3,001円2,248円651円11,382円
2022年6,808円3,331円2,116円843円13,098円

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯」

直近の2022年のデータでは、光熱費平均の合計額は13,098円となっており、そのうち電気代が6,808円と約半分を占めています。また、2017~2021年まで光熱費平均の合計額は11,000円台でしたが、2022年には13,000円台にまで上昇しており、高騰が続く電気代の影響が出ていることも見てとれます。

地域による一人暮らしの光熱費の違い

光熱費は、住んでいる地域によって変動する傾向があります。その理由は、おもに気候の違いと料金設定の違いです。地域別の単身世帯の1ヵ月あたりの光熱費平均額は以下のとおりです。

〈一人暮らしの1ヵ月の光熱費の平均〉

2022年電気代ガス代水道代その他の光熱費合計
北海道・東北地方6,900円3,704円2,572円3,770円16,946円
関東地方6,731円3,224円1,980円449円12,384円
北陸・東海地方7,109円3,404円2,190円711円13,414円
近畿地方6,254円3,395円1,890円296円11,835円
中国・四国地方7,449円2,899円2,256円666円13,270円
九州・沖縄地方6,927円3,481円2,264円376円13,048円

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯」

寒さのきびしい地域や暑さのきびしい盆地などでは、夏や冬にエアコンなどの空調設備を使う頻度が高いことから、ほかの地域に比べて電気代が高くなる傾向があります。また、水道代や電気代は地域によって料金設定が異なり、年間で数万円の差が出ることもあります。

季節による一人暮らしの光熱費の違い

光熱費は、季節によっても以下のように変わります。

〈一人暮らしの1ヵ月の光熱費の平均〉

2022年電気代ガス代水道代その他の光熱費合計
1~3月7,749円3,892円2,234円1,970円15,845円
4~6月6,333円3,387円2,106円520円12,346円
7~9月6,418円2,345円2,101円106円10,970円
10~12月6,557円2,777円2,156円1,108円12,598円

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯」

電気代は冬季の1~3月が最も高くなっています。これは、冷房より暖房のほうがエアコンの消費電力が大きくなるためです。

例えば夏に外気温が34℃の場合、エアコンの設定温度を28℃にすると調整が必要な温度差は6℃です。対して、冬に外気温が5℃の場合、エアコンの設定温度を20℃以上にすると15℃を超える調整が必要になります。そのため、より多くの電力が必要になり、結果として電気代が高くなってしまうのです。

光熱費のしくみ

光熱費のしくみをイメージした画像

光熱費の節約を考えるためには、電気やガス、水道の料金がどのように算出されるか理解しておくことが大切です。ここでは、それぞれの料金のしくみを解説します。

電気代のしくみ

電気代は、「基本料金」「電力量料金(従量料金)」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の3項目を合算して決められます。基本料金は契約しているだけで発生するものですが、電力会社によって料金設定が異なることは押さえておきましょう。

電力量料金(従量料金)は使用量によって変動し、電気を作る際に必要な石炭や原油などの燃料費も含まれています。再生可能エネルギー発電促進賦課金は、どの電力会社でも同じ単価となっており、電気の使用量に単価を掛けて算出されるしくみです。

ガス代のしくみ

ガス代は、「基本料金」と「単位料金×ガス使用量(従量料金)」の合計額となります。基本料金は電気代と同様に使用しなくても発生し、ガス会社によって金額は異なります。単位料金は、社会情勢に応じて変動する液化天然ガスや液化石油ガスの価格から算出されているため、定期的に見直しが行われるのが一般的です。

なお、ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類があり、居住地域や物件によって使用可能なガスが異なります。一般的には都市ガスのほうが安くなる傾向です。

水道代のしくみ

水道代は、「基本料金」と「使用量(従量料金)」を合わせた額となり、地域によって料金体系が異なります。例えば東京都水道局の場合は、水道メータの口径に応じて決まる基本料金と、使用水量に応じて決まる使用量(従量料金)を合算して水道代が算出されます。

なお、使用量(従量料金)は上水道と下水道で分かれていることが多く、電気代やガス代のように毎月支払うのではなく、2ヵ月に1回の支払いとなるのが一般的です。

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一人暮らしですぐに始められる光熱費の節約方法

一人暮らしですぐに始められる光熱費の節約方法をイメージした画像

一人暮らしでも取り組める光熱費の節約術は、実に多くあります。その中でも特に始めやすくて、効果も期待できる方法を、電気、ガス、水道それぞれでご紹介します。

電気代を節約する方法

経済産業省の調査結果によると、夏季および冬季の家庭における家電製品の一日の電力消費割合は下図のグラフのようになっています。

家庭における家電製品の一日での電力消費割合

出典:経済産業省 資源エネルギー庁「家庭でできる省エネ」

エアコン(冬季はオイルヒーターなども含む)、冷蔵庫、照明で5割以上を占めていることから、これらの消費電力をいかに抑えるかが電気代節約のカギになるでしょう。それぞれの節約方法は次のとおりです。

【エアコンなど】

  • 使用時は、ドアや窓の開閉を少なくし、扇風機などで室内の空気を循環させる
  • 冷房使用時は、カーテンやすだれなどで日差しをカット
  • 暖房やオイルヒーター使用時は、床まで届く厚手のカーテンを使用
  • エアコンの室外機のまわりには物を置かない
  • 月に1〜2回はエアコンフィルターを清掃する

【冷蔵庫】

  • 熱いものは冷ましてから入れる
  • 中に物を詰め込みすぎない
  • ドアの開閉回数は少なく、開けている時間は短くする
  • 庫内の温度は「中」や「弱」に設定

【照明】

  • 白熱電球ではなくLEDランプを使用する
  • こまめに切って点灯時間を短くする
  • 定期的に掃除する

ガス代を節約する方法

ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類があり、都市ガスのほうが料金は安くなる傾向です。基本的に物件によって契約できるガスが決まっているため、これから一人暮らしを始める方は物件と併せてガスの種類も確認するようにしましょう。

また、ガスの使い方でガス代は大きく変わります。特によくガスを使うお風呂では、湯船に浸からずシャワーのみにする、シャワーはこまめに止めるなど、できるだけガスを使わない工夫を行いましょう。そのほか、日常生活でできるガス代の節約方法は次のとおりです。

  • 料理をする際は電子レンジも活用する
  • 給湯器の設定温度を下げる
  • 電気とセットで契約して割り引きを受ける

水道代を節約する方法

水道代は、水を流しっぱなしにしないことで節約できます。食器洗いや歯磨きなどの際は、つい蛇口を開いたままにしてしまいがちですが、水が出る場所は水道代がかかる場所だという意識を常に持ち、水の無駄使いを減らしていきましょう。

また、節水モードのあるシャワーヘッドや洗濯機を使うなど、自身で水の使用量をコントロールする必要がない方法もおすすめです。そのほか水道代を節約する方法として、以下のようなことが挙げられます。

  • トイレの「大」と「小」を使い分ける
  • お風呂の残り湯を再利用する
  • 洗濯物はある程度溜まってから洗う
  • 食器は溜め洗いをする

家計簿をつけて収支を把握する

せっかく光熱費を節約しても、そのほかの支出が多いようでは意味がありません。そこで光熱費の節約とともに行いたいのが、毎月の収支管理です。家計簿をつけて何にいくら使っているのかを可視化することで、節約の意識を高めることができ、計画的に貯蓄もできるようになるでしょう。

家計簿には、ノートタイプや表計算ソフト、アプリなど、さまざまなタイプがありますが、負担なく継続できるように自身が最も使いやすいと思うものを選ぶことが大切です。

ただし、ノートタイプや表計算ソフトなどは書き込みや入力に時間がかかってしまいがちなので、時短重視という方はアプリを選ぶといいでしょう。アプリの家計簿であれば、撮影したレシート画像から自動で入力してくれるものが多く、手間を省けます。

一人暮らしで光熱費と併せてチェックしたい固定費の節約術

一人暮らしで光熱費と併せてチェックしたい固定費の節約術をイメージした画像

光熱費は日頃の使い方を見直すことで節約が可能ですが、生活をするうえで必要なものだけに、無理をすると体調を崩すなどの懸念があります。適度に使用しながら節約をするには、光熱費と併せて固定費の見直しも行いましょう。

通信費の見直し

総務省が行っている家計調査の結果によると、2022年の単身世帯における通信費の1ヵ月あたりの平均額は7,008円です。同年の電気代平均額は6,808円なので、それを上回る大きな支出といえます。

通信費を節約するには、以下の方たちのようにスマートフォンの契約プランを見直したり、格安SIMに乗り換えたりするのがおすすめです。手間はかかりますが、一度行えばその後の通信費の大幅なコストダウンが期待できるでしょう。

 

また、リモートワークで自宅のWi-Fiを使う機会が増えた方は、スマートフォンとのセット割引を利用することで節約できる場合があります。固定回線を利用している場合は、料金が安いモバイルルーターに変更することでも通信費の節約につながるでしょう。

保険料の見直し

生命保険や医療保険、車の任意保険などの見直しも節約につながります。転職によって減収があった場合などは、早めに保険料を見直すようにしましょう。

また現在は一人暮らしでも、将来結婚して家族を持つことになるかもしれません。そのようなときも保険の見直しが必要になります。

ただし、保険料を下げることばかり考えてしまうと、本来必要である補償が受けられなくなってしまうおそれもあります。あくまでも、不要なものだけを削るようにしましょう。

一人暮らしの光熱費節約は無理のない範囲で行おう

一人暮らしの光熱費節約は無理のない範囲で行おうをイメージした画像

一人暮らしの生活にかかる光熱費は、日頃の心掛けで節約が可能です。とはいえ、ライフラインであるだけに節約には限界があります。特に2022年の一人暮らしの1ヵ月あたりの平均額である13,098円に収まっている場合は、大きくコストダウンすることは難しいかもしれません。

そのため、家計全体の支出も把握して、通信費や保険料など光熱費以外の節約も検討することが大切です。加えて、車を持っている方であれば、カーリースやカーシェアリング、レンタカーなどに切り替えるのも有効な方法といえます。

一人暮らしの生活で節約できる項目は光熱費だけではないため、毎月何にいくらかかっているのかを整理したうえで、無理なく削れる部分から節約していくようにしましょう。

よくある質問

Q1:一人暮らしの光熱費の平均は?

A:総務省が毎年発表している家計調査の結果によると、2022年における単身世帯の1ヵ月あたりの光熱費平均は13,098円です。そのうち電気代が6,808円と約半分を占めており、続いてガス代が3,331円、水道代が2,116円となっています。2017~2021年まで光熱費の平均は11,000円台でしたが、2022年で大きく上昇する結果となりました。

Q2:光熱費が平均より高いときはどんな節約が有効?

A:エアコンの使い方に気を付けると電気代を節約できます。また、お風呂のお湯を少なめに溜めたり、洗濯などに再利用したり、お湯を張らずシャワーだけにして、こまめに止めながら使うなど、入浴方法を見直すことでガス代と水道代の節約が可能になります。

Q3:光熱費が平均的でももっと節約したい!

A:電気やガス、水道はライフラインなので、無理な節約はおすすめできません。光熱費が平均的でもさらに節約したい場合は、通信費や保険料などの固定費を見直してみましょう。なお、カーリースの定額カルモくんを利用すれば、コストを抑えて車に乗ることが可能です。

※この記事は2023年4月時点の情報で制作しています

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