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二人暮らしの光熱費の平均はいくら?二人でできる節約術と気を付けたい注意点

二人暮らしの光熱費の平均はいくら?二人でできる節約術と気を付けたい注意点
二人暮らしの光熱費の平均はいくら?二人でできる節約術と気を付けたい注意点

光熱費とは、「電気代」「ガス代」「水道代」の合計額のことで、二人暮らしの家計管理を行ううえで、定期的に見直したい重要な項目といえます。なぜなら、一人暮らしの場合と違って高額になりやすく、二人のストレスの原因にもなりかねないからです。

そこで、二人暮らしにかかる光熱費の平均と、二人でいっしょに取り組める光熱費の節約術をご紹介します。

よくある質問

Q1:二人暮らしの光熱費の平均はいくら?

A:2022年の総務省統計局の調査データによると、二人暮らしの1ヵ月の光熱費の平均は24,521円です。そのうち電気代が12,678円と最も高く、次いでガス代が5,232円、水道代が5,207円、その他の光熱費が1,404円となっています。

Q2:二人暮らしの光熱費を節約するポイントは?

A:二人暮らしの場合、節約の意識にずれがあると、ストレスになったりケンカに発展したりと関係性にまで影響する場合があります。まずはそれぞれがストレスなく過ごせる生活スタイルを話し合い、そのうえでできる節約方法をいっしょに考えることがポイントです。

Q3:効果的な節約術を教えて!

A:電気やガス、水道の使用料を減らすほか、消費電力の少ない省エネ家電に買い替えたり、白熱電球をLED電球に交換したりすると、より効率的に光熱費を節約できます。

二人暮らしにかかる光熱費の平均はいくら?

二人暮らしにかかる光熱費の平均はいくら?をイメージした画像

現在二人暮らしをしている方や、これからする予定の方にとって、光熱費の平均がどれくらいなのかは気になるところではないでしょうか。

2022年の二人暮らしの光熱費の平均は以下のようになっています。

〈二人暮らしの1ヵ月の光熱費の平均〉

電気代 12,678円 
ガス代 5,232円 
水道代 5,207円 
その他の光熱費 1,404円 
合計 24,521円 

出典:​総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」

総務省統計局の調査データ「家計調査 家計収支編」(2022年)によると、世帯人数が二人の場合の1ヵ月の光熱費の平均は24,521円です。そのうち電気代が12,678円と最も高く、次いでガス代が5,232円、水道代が5,207円、その他の光熱費が1,404円となっており、光熱費のうち電気代が半分以上を占めていることがわかります。

なお、二人暮らしの光熱費は季節や地域によって変動し、ガス代は契約しているガスの種類によって料金が異なります。

季節による二人暮らしの光熱費の違い

〈二人暮らしの1ヵ月の光熱費の平均〉

  電気代 ガス代 水道代 その他の光熱費 合計 
2022年1~3月期 14,847円 6,875円 5,370円 2,828円 29,920円 
2022年4~6月期 11,911円 5,828円 5,229円 922円 23,890円 
2022年7~9月期 11,662円 3,704円 5,188円 259円 20,813円 
2022年10~12月期 12,293円 4,522円 5,042円 1,607円 23,464円 

出典:​総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」

二人暮らしの光熱費は1~3月期の冬場が最も高くなっており、特に電気代が14,847円と高額です。これは冷房よりも暖房のほうがエアコンの消費電力が高くなることが要因と考えられます。また、冬場はお湯の使用量が増えることから、ガス代も高額になる傾向があります。

地域による二人暮らしの光熱費の違い

〈二人暮らしの1ヵ月の光熱費の平均〉

2022年 電気代 ガス代 水道代 その他の光熱費 合計 
北海道地方 13,084円 4,810円 5,212円 7,536円 30,642円 
東北地方 13,835円 4,619円 6,436円 4,383円 29,273円 
関東地方 12,262円 5,918円 5,271円 915円 24,366円 
北陸地方 15,517円 4,373円 6,202円 2,437円 28,529円 
東海地方 12,439円 5,607円 4,853円 852円 23,751円 
近畿地方 12,221円 5,399円 5,078円 565円 23,263円 
中国地方 14,743円 4,133円 5,177円 979円 25,032円 
四国地方 13,450円 3,751円 4,282円 1,020円 22,503円 
九州地方 11,894円 4,091円 4,787円 745円 21,517円 
沖縄地方 11,616円 4,296円 4,359円 597円 20,868円 

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」

上の表を見てもわかるとおり、二人暮らしの光熱費は地域によっても変動します。特に大きく差が出ているのが、おもに暖房器具に使用する灯油の使用量を指す「その他の光熱費」です。

冬場の寒さがきびしい北海道や東北地方は、ほかの地域に比べてストーブやヒーターの使用頻度が高く、それだけ灯油の消費量も多くなることから、「その他の光熱費」が高額になっています。

ガスの種類による二人暮らしの光熱費の違い

ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類があり、都市ガスよりも熱量の高いプロパンガスのほうが、料金も高くなります。具体的にどれくらい違うのか、東京都の場合のそれぞれの料金を見てみましょう。

〈都市ガス〉 

1ヵ月の使用量 基本料金/月 従量料金 
0㎥を超えて20㎥まで 759円 193.8円(1㎥使用時)
969円(5㎥使用時) 
20㎥を超えて80㎥まで 1,056円 178.95円(1㎥使用時) 
894.75円(5㎥使用時) 

参考:​​東京ガス 一般契約料金 2023年2月検針分

〈プロパンガス〉 

基本料金/月 1ヵ月のガス代総額(基本料金+従量料金) 
5㎥使用時 10㎥使用時 20㎥使用時 
1,820円 4,873円 7,970円 14,034円 

参考:一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センター (LPガス月別 2023年2月)

基本料金、従量料金ともに、プロパンガスのほうが高いことがわかります。ただし、プロパンガスは都市ガスに比べて約2.18倍の熱量となっているため、正しく料金を比較するためには、以下のように都市ガスの使用量を2.18倍にすることが必要です。

〈都市ガス10.9㎥とプロパンガス5㎥使用時の比較〉 

都市ガス 759円+ 193.8 × 10.9 = 2871円(小数点以下は切り捨て) 
プロパンガス 4,873円 
料金差 2,002円(プロパンガスのほうが高い) 

上記のとおり、都市ガスとプロパンガスの料金差は1,949円となり、プロパンガスのほうが都市ガスよりも大幅に高いことがわかります。

二人暮らしにかかる光熱費の節約術

二人暮らしにかかる光熱費の節約術をイメージした画像

季節や地域、ガスの種類などを考慮しても光熱費が高いと感じたときは、さまざまな節約テクニックでコストダウンを図りましょう。二人暮らしにおすすめの手軽な光熱費の節約方法を、電気代、ガス代、水道代に分けてご紹介します。

電気代の節約術

電気代の節約術をイメージした画像

光熱費の約半分の割合を占める電気代は、大きな節約が見込める項目です。以下のような方法で光熱費削減を目指しましょう。

エアコンの使い方を見直す

冷房の場合は設定温度を1℃上げると約13%、暖房の場合は1℃下げると約10%の電気代節約効果があるといわれています。冷暖房の効きすぎは、体の不調につながる原因にもなるため、まずは1℃から設定温度の見直しを行ってみましょう。

また、夏場に室内に熱気がこもっているときは、一度窓を開けて熱気を逃してから冷房をつけるようにすると設定温度に下がるまでの時間を短縮でき、その分消費電力を抑えられます。

さらに、定期的なフィルター清掃も欠かせません。フィルターにほこりが詰まっているとエアコンの性能が低下し、余計な電気代が発生してしまいます。月に1回など事前に頻度を決めて、掃除をする習慣をつけましょう。

使わない電化製品の電源はこまめに落とす

電化製品の多くは、スタンバイ状態でも少量の電力を消費しています。テレビやパソコンなどは、ついつけっぱなしにしてしまいがちですが、使用しないときは意識的に電源を落とすようにしましょう。このように電源を落とす習慣をつけることで、節約になるだけでなく火災のリスクも軽減することができます。

電力会社や契約プランを見直す

料金の安い電力会社に乗り換えたり、契約プランを見直したりすることも電気代の節約につながります。電力会社によって、基本料金が無料になったり、電気代が安くなる時間帯が設定されていたりとさまざまなプランやサービスがあるため、ライフスタイルを踏まえてシミュレーションを行い、賢く電気代を抑えられる選択をしましょう

省エネ家電に買い替える

省エネ家電は、従来の家電と比較して変わらないまたはそれ以上の性能でありながらも、電気の消費量を抑えられるのが特徴です。例えば冷蔵庫の場合、10年前の製品と最新の製品を比較すると約47%も節電になるといわれています。初期コストはかかりますが、長期的には大きく電気代を節約できるため、積極的に買替えを検討してみましょう。

電球をLED電球に交換する

LED電球は、長寿命で消費電力の少ない電球です。購入時の価格は一般的な白熱電球よりも高くなりますが、白熱電球1個をLED電球に交換することで、年間約2,300円の電気代節約になるともいわれているため、結果的に光熱費の節約につながるでしょう。

ガス代の節約術

ガス代の節約術をイメージした画像

ガスはおもに冬場の使用量が多くなりますが、キッチンのガスコンロなどは1年を通して節約が可能です。光熱費の中で2番目に高いものなので、次のような対策をとって節約につなげましょう。

契約先を見直す

ガス代は、電気と同じ会社で契約するとセット料金で安くなるケースがあるため、ガス代が平均額を超えているような場合は契約先の見直しを検討しましょう。同じ会社にすることで、電気代とガス代の請求がひとつになって家計管理がしやすくなるというメリットもあります。

都市ガスの物件に住む

先述したとおり、ガスには都市ガスとプロパンガスがあり、プロパンガスは都市ガスよりも約2倍高くなります。賃貸住宅の場合、プロパンガスしか使えない物件もあるため、光熱費の節約を考えるなら都市ガスの物件を選ぶようにしましょう。たとえ家賃が安かったとしても、プロパンガスの物件の場合は、トータルの出費が大きく膨らんでしまうおそれがあります。

節約を意識した入浴方法を心掛ける

お湯張りや追い焚き、シャワーなど、入浴シーンでは多くのガスを消費します。特に毎日湯船に浸かる方の場合は、ガス代が高額になってしまいがちです。浴槽のお湯は少なめにする、湯船に保温シートを浮かべておく、お風呂の設定温度を低めにする、間隔を空けずに入浴するなど、ガスの消費量を抑えられる入浴方法を心掛けましょう。

調理中の火力は中火にする

ガスコンロを使用している場合、調理中の火力は中火を意識しましょう。共働きなどで忙しいと手早く済ませるために強火にしてしまいがちですが、フライパンや鍋からはみ出た炎はすべて無駄にしているガスです。煮込み料理などを作るときは圧力鍋や炊飯器を活用したり、野菜の下茹では電子レンジで行ったりすると、ガス代を節約できます。

水道代の節約術

水道代の節約術をイメージした画像

水道代は、水の使用量と排水量によって決められるため、両方の視点から節約を考えることが大切です。具体的には次のような方法があります。

節水グッズを使用する

水の勢いを保ちながら使用量を抑えられる節水シャワーヘッドや、トイレタンク内へ設置し洗浄水の量を調整してくれる節水器、キッチンの蛇口などに装着することで水量を制限してくれる節水コマなどを使用すると水道代の節約につながります。

中でも節水コマは多くの自治体が無料で配布しているものなので、購入を検討する際は、先に問い合わせてみるといいでしょう。

水をこまめに止める習慣をつける

例えば食器洗いの際に水を5分間出しっぱなしにした場合の水の使用量は、60Lになるといわれています。水をこまめに止めることで水の無駄遣いを防げるため、炊事や歯磨きなどの際は意識するようにしましょう。なお、食器洗いの際は、先にキッチンペーパーなどで汚れを拭き取ってから洗うと、水の使用量を抑えられます。

洗濯物はある程度まとめて洗う

洗濯物はまとめて洗うようにすると、水道代の節約が可能です。例えば容量が6kgの洗濯機の場合、4割の量を入れて洗うのと、8割の量を入れて洗う回数を半分にするのとでは、後者のほうが年間の水道代が約4,360円安くなるといわれています。

乾燥機を使う方の場合は、洗濯の回数を減らすことで水道代と同時に電気代も大きく削減できるため、光熱費全体の節約につながるでしょう。

家計簿をつけることも大切

光熱費の節約は、家計簿をつけながら行うと効率的に進められます。毎月の請求額の推移や、節約テクニック実施後の料金の変化などを確認し、今後の節約プランを考えるようにしましょう。

また二人暮らしの場合は、家計簿の内容を共有することも大切です。何の項目にいくらくらいかかっているのかをお互いに把握しておくことで、光熱費の節約をスムーズに進めることができます

家計簿には、ノートタイプのものやアプリ、Excelなど、さまざまな種類があるため、二人が使いやすく共有しやすいものを選ぶといいでしょう。

二人暮らしの光熱費を節約する際の注意点

二人暮らしの光熱費を節約する際の注意点をイメージした画像

日々使用する電気やガス、水道は、工夫次第で節約しやすい一方、ライフラインだけに、極端な節約は健康や生活を脅かすおそれがあります。

光熱費の節約のためにエアコンや暖房器具の使用を我慢して体調を崩すといったことがないように、健康的な生活が送れる状況を維持したうえで、無駄な使用を控えることが大切です。光熱費は「生活をするために必要な出費」であることを理解して、節約にこだわりすぎないように注意しましょう。

また、二人暮らしの場合は、節約の意識にずれがあると、ストレスになったりケンカに発展したりと関係性にまで影響する場合があります。まずはそれぞれがストレスなく過ごせる生活スタイルを話し合い、そのうえでできる節約方法をいっしょに考えると、無理をしない節約が可能になります。

節約の目的や目標金額を相談するなど共通の楽しみのために行う意識を持つと、互いにモチベーションを維持しやすくなるでしょう。

光熱費の節約と併せて実践したい、二人暮らしの節約術

光熱費の節約と併せて実践したい、二人暮らしの節約術をイメージした画像

二人暮らしでは、光熱費以外にもさまざまな費用がかかります。より節約を試みたいときは、次に挙げる方法も併せて行うことで大きな節約効果が見込めます。

通信費の見直し

スマートフォンは、キャリアを変更したり、契約中のプランを見直して不要なサービスを解約したりすることで料金を下げられます。家族回線で申し込んだり、インターネット回線とセットで契約したりすると割引きが受けられるケースもあるので、事前に複数社でシミュレーションしてみましょう。

なお、通信費のように毎月必ず支払う費用は、一度見直して費用を下げると、その後は継続的に節約効果を得ることができます。そのため、食費などの変動する費用の節約よりも簡単で高い効果が期待できます。

そのほかの出費の見直し

光熱費や通信費の節約をがんばっても、そのほかの項目で出費がかさんでいると家計全体の節約にはなりません。例えば、以下のようなTwitter投稿も参考にしながら、日々のお金の使い方を見直してみましょう。

脱毛費などの美容代や保険料といった支出は、店舗を変えたり契約内容を見直したりすることで、節約できる場合があります。また、二人暮らしの光熱費の平均は24,521円のため、上記の方の場合は光熱費の部分でも節約できる余地がまだあるといえるでしょう。

普段何気なく支払っているコーヒー代も、1ヵ月換算すると大きな金額になってしまうものです。自宅でコーヒーをいれてマグボトルで持参する、業務用スーパーやネットショップでまとめ買いをするなど、支出を抑えられる工夫をしてみることが大切です。

車の維持費の節約

家計の中でも意外に大きな負担となるのが車の維持費です。ガソリン代のほか、毎年の税金や2年ごとの車検、メンテナンス費用などで年間数十万円が必要になります。

しかし、車のサブスク(カーリース)サービスを利用すれば、定額制なので車の費用を管理しやすくなるうえに、月額料金を抑えられます。検討してみるといいでしょう。

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二人暮らしの光熱費は無理をしないことが大切

二人暮らしの光熱費は無理をしないことが大切をイメージした画像

二人暮らしにかかる光熱費が平均より高い場合は、二人で行いやすい節約術から実践してみましょう。特に電気代は光熱費の多くを占めるため、電気の使い方を見直すことで高い効果が期待できるでしょう。

ただし、光熱費の節約ばかりを考えてストレスが溜まってしまうような状況は理想的とはいえません。あくまでも二人が健康に楽しく生活ができることを前提に、無理のない範囲で節約するようにしましょう。

※この記事は2023年4月時点の情報で制作しています

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