中古車に乗るならカーリースがお得?購入との違いや選び方のポイントを解説
2023.10.10
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もくじ
一昔前まで、安く車に乗る方法といえば中古車を「買う」という選択肢が一般的でした。しかし、近年では車を買うのではなく、「借りて乗れる」カーリースという新しいサービスが登場し、お得な車の乗り方として注目を集めています。
中でも中古車リースは、新車リースよりもコストを抑えて車に乗れるとして話題になっています。
そこで、中古車リースとはどのようなものなのか、中古車を購入した場合とどう違うのかついて詳しくご紹介します。
【この記事でわかること】
✔中古車リースと中古車購入の費用の違い
✔中古車リースのメリットとデメリット
✔失敗しない中古車リース選びのポイント
中古車リースとは?
中古車リースとは、リース会社が取り扱う中古車の中から好きな車を選んで、月々定額で借りられるサービスです。最大の特徴は、ユーザーが自分の乗りたい車を自由に選んで、自分専用の車として利用できること。レンタカーなどのように、使うたびに予約をしたり、返却したりする手間がありません。
また、月額料金には乗り始めや維持するうえで必要な諸費用が含まれているため、まとまった出費の心配なくカーライフを送れます。契約期間が満了したら、リース会社に車を返却するだけで手続きが終了するので、気軽に乗り換えることも可能です。
中古車リースと中古車購入ではどっちがお得?費用の違いを比較
中古車リースと中古車購入では、「中古車に自由に乗れる」という点は共通していますが、費用や支払い方法が大きく異なります。
どちらがよりお得に中古車に乗れるのか、「乗り始めにかかる費用」と「維持費」に分けて違いを比較してみましょう。
乗り始めにかかる費用
中古車に乗り始める際は、車両本体価格のほか、各種税金や車両登録に必要な諸費用がかかります。また、車検が切れている場合には車検費用も必要です。
これらの費用は中古車リースと中古車購入のいずれでも発生しますが、金額や支払い方法に違いがあります。
中古車リース
中古車リースでは、契約時に、契約満了時の車の想定査定額を「残価」として設定して車両本体価格から差し引くため、支払う車両本体価格は全体から残価を引いた残りの額となります。そのため、購入するよりも車両本体価格の負担を抑えられます。
また、月額料金には各種税金や自賠責保険料、諸費用なども含まれているため、初期費用を別途用意する必要がなく、初月から月額料金のみで乗り始めることができます。
なお、中古車リースでは2年の車検をつけて貸し出すケースが多く、その費用も月額料金に含まれているので、車検費用が別途発生するリスクもありません。
中古車購入
中古車を購入する場合は、各種税金や諸費用といった初期費用を、車両本体代金とは別に支払わなければなりません。初期費用はおおむね車両本体価格の10~20%が目安といわれており、一括で支払うケースが大半なので、ある程度まとまった費用を用意しておく必要があるでしょう。
また、カーローンを利用して車両本体代金を支払う場合は、利息負担も発生します。車検が切れていたり、残りの期間が短かったりする場合は、車検費用も検討しておかなければならないでしょう。
維持費
中古車は、維持するうえでもさまざまな費用がかかります。毎年の自動車税(種別割)、車検費用、メンテナンス費用のそれぞれについて、中古車リースと中古車購入の違いを見ていきましょう。
中古車リース
中古車リースの月額料金には、毎年納める自動車税(種別割)も契約年数分含まれています。納税手続きもリース会社が行ってくれるため、契約者はほかの月と同じように月額料金を支払うだけで、何もする必要はありません。
車検費用についても、法定費用は月額料金に含まれているケースが大半です。整備工場に支払う車検基本料や消耗部品の交換費用などは自己負担となる場合がありますが、そのような費用も定額にできるメンテナンスプランをつけておけば、ほとんど自己負担なしで車検を受けられるでしょう。
メンテナンスプランは車検以外のタイミングで行う消耗部品の交換や定期点検の費用も対象となっているので、コストの心配をせずに定期的にメンテナンスが行えて、車を良好なコンディションで保ちやすくなるといった特徴もあります。
なお、多くの中古車リースでは整備工場を指定していることから、自身で業者を探す手間も省けます。
中古車購入
中古車を所有している場合は、毎年4~5月あたりに送られてくる納付書で自動車税(種別割)を納めます。そのため、費用の準備も計画的にしておく必要があるでしょう。納期を過ぎてしまうと延滞金が発生するので、納付忘れにも注意が必要です。
車検費用も、法定費用、車検基本料や消耗部品の交換費用など、すべて月々のローン返済額とは別に支払う必要があります。車種や車の状態によっては10万円以上かかることもめずらしくないため、予算取りはもちろん、数社で見積もりを取って、信頼できて安く車検を受けられる業者を探すことも重要になります。
メンテナンスも行った分だけ実費が発生することから、車のコンディションと予算を基に、あらかじめ検討しておくことが大切です。
中古車リースのメリット、デメリット
中古車を購入するよりコストパフォーマンスよく車に乗れる中古車リース。利用を検討する際は、メリットとデメリットの両方を把握しておくことも大切です。ここでは購入と比較した中古車リースのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
中古車リースのメリット
購入との費用の違いでご説明したとおり、初期費用やメンテナンス費用の心配なく、月々定額でコストを抑えて中古車に乗れるのはメリットといえるでしょう。
ほかにも、リース前に点検や整備を行ってくれて、2年の車検もついてくるので、中古車でも安心して利用できるというメリットがあります。
また、契約期間中はカスタマーサポートで気軽に無料相談ができることから、トラブルなどの対処もしやすくなるでしょう。中古車は1台ごとにコンディションが異なるだけに、専門知識を持つプロのサポートを受けながら利用できるのはとても大きなメリットといえそうです。
中古車リースのデメリット
中古車リースは契約期間を決めて利用することから、リース会社が設定した契約期間内でしか乗ることができません。また、契約期間途中での乗換えも原則できないため、あらかじめどれくらいの年数で契約するかを検討しておかなければなりません。
そのほか、残価設定における車の価値を担保するために、走行距離制限やカスタマイズの禁止といった制約が設けられていることもあります。
なお、これらのデメリットは、契約満了時に車がもらえるプランを利用することで解消できます。
中古車リースの上手な選び方
中古車リースで選べる車種や受けられるサポート、月額料金などは、どこのリース会社を利用するかで変わってきます。お得に安心して利用できる中古車リースを選ぶためのポイントを知っておきましょう。
取扱台数が多い
中古車リースで利用する車はそのリース会社が所有している在庫の中から選ぶため、取扱台数が多いほど希望に近い車種を見つけやすくなります。
また、同じ車種でも、コンディションや車体の傷、使用感、装備しているオプションなどが1台ごとに異なることから、選択肢が多いほど状態の良い車両に出会える可能性も高まるでしょう。
新古車といわれる初度登録からの期間が短く、走行距離も短い中古車を取り扱っている中古車リースであれば、新車同然の車に安く乗ることも可能になります。
メンテナンスプランが充実している
中古車は新車に比べて故障のリスクも高いことから、メンテナンスプランが充実している中古車リースが安心です。提携や指定の整備工場が多いと、出先で車両トラブルが発生した場合でも近くで整備工場を見つけられるでしょう。
保証がついている
中古車リースの車は点検、整備を行ったうえで提供されますが、新車に比べれば故障などのリスクは高くなります。利用し始めてからもしものことが起きた場合でも、リース会社の保証があれば、費用負担なく対処できるでしょう。
特に年式が古い中古車の場合は、修理費用が高額になる傾向があるだけに、保証の有無だけでなく、補償内容や保証期間もしっかり確認しておくことが大切です。
中古車リースに向いている方
中古車リースは費用負担を抑えて車に乗れることから、車にコストをかけたくない方や、購入時の初期費用の負担が大きく感じる方におすすめです。
また、オプションなどがついた状態で月額料金を検討したい方、すでに販売中止となっている車種やモデルに乗りたい方にも、中古車リースが向いているといえるでしょう。
なお、中古車は例え年式が新しくても、ある程度の使用感は生じてしまいやすいため、そのあたりが気になる方は、新車リースも視野に入れて検討してみるといいでしょう。
中古車リースは条件を明確にしてから数社で比較を
中古車リースは購入するよりお得に、そして便利に車に乗れる方法です。注意点も踏まえながら数社で比較をして、自身の希望を満たしやすいサービスを選びましょう。その際、満足度が高い中古車リースを見つけるには、利用状況や譲れない条件を明確にして、優先度をつけておくことがポイントです。
※この記事は2023年7月時点の情報で制作しています
- Q1中古車リースってどんなサービス?
月々定額の料金を支払うだけで、自身で選んだ中古車を自分専用の車として長期間借りられるサービスです。月額料金には初期費用や維持費の多くも含まれているため、まとまった出費の心配なくカーライフを送れます。
- Q2中古車リースと中古車購入はどちらがお得?
中古車を購入して所有する場合は、初期費用や維持費で不定期にまとまったお金が必要になります。一方中古車リースは、それらの費用のほとんどを月額料金にまとめられるので、家計への負担を抑えられます。
- Q3中古車リースのメリットとデメリットは?
中古車リースのメリットには、コストパフォーマンスの良さのほかにも、点検整備がきちんとされていて安心感がある、万一のトラブルの際も車の知識が豊富な担当者のサポートが受けられるといったことがあげられます。走行距離制限などの制約はデメリットになりますが、車がもらえる中古車リースであれば、デメリットを回避することも可能です。
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