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萩原文博はぎはらふみひろ

中古車の残価率とは?高く売れるメーカーや車種を徹底解説

中古車の残価率とは? 高く売れるメーカーや車種を徹底解説
中古車の残価率とは? 高く売れるメーカーや車種を徹底解説

新車時に同じような価格のクルマであっても、カテゴリーやメーカー、車種などによって売却するときの価格(残価率)は変わってきます。その理由は中古車市場での人気。どのような車種で、どのような仕様なら売却時に高い値段がつくのでしょうか。長年、中古車情報誌で活躍してきた自動車評論家の萩原文博さんに解説してもらいます。

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中古車の残価率を左右するのは「人気」

中古車の残価率を左右するのは「人気」

クルマに限らず大半のモノは購入後、その価値は時間とともに下がっていきます。クルマの場合、車種によって値落ち額はさまざまとなっていますが、クルマそのものの価値は総務省が発表している、自動車取得税の課税における通常の取引価格を示す中古車残価率表が目安となります。

この数字はこれまで、中古車を購入した場合の自動車取得税を算出するときに使用されるものでしたが、消費税10%引き上げの際に自動車取得税が廃止されたので、中古車の通常の取引価格を算定する基準となっています。

その残価率は自家用の場合、普通乗用車は6年、軽自動車は4年の耐用年数で計算され、それぞれ、6年、4年で残価率は10%まで下がります。クルマの下取り価格は、この数字をベースに算出していますが、中古車の場合、新車と異なり人気という不確定要素が価格に大きな影響を与え、手放す時の価格に差が出てしまうのです。今回はその残価率から値落ちのしにくいメーカーや残価率の高いクルマを購入したときのメリットを紹介しましょう。

新車時に値引きの大きかった車種は要注意

残価率が高くなる要因として、まず挙げられるのが中古車特有の「人気」です。カテゴリー、メーカー、車種はもちろん、グレード、ボディカラーなどがおもなものですが、時には新車時の値引き額も影響してきます。

新車の値引きというのは、中古車の売却価格を先にユーザーが受け取るようなもの。以前、マツダは新車購入時に大幅な値引きを行っていたため、手放す際の下取り価格が非常に安くなる時期がありました。特に他メーカーで下取りをしようとすると、その傾向は顕著だったのです。それゆえずっとマツダ車を乗り続けている人たちの間で、冗談半分ですが「マツダ地獄」と囁かれていました。ちなみに最近のマツダは初代CX-5の登場を契機に大幅値引きすることを止めています。それだけ商品力が向上したということでしょう。

値落ちしにくいのは、やはりトヨタ車

国産車で残価率が高いのは圧倒的なシェアを誇るトヨタ車です。大きなシェアというのは、つまり中古車の価格を左右する重要なファクターである人気が高いということです。トヨタ車の中でも大型ミニバンのアルファード/ヴェルファイアは国産車トップレベルの残価率を誇ります。日本国内はもちろん、アジア圏でも非常に高い人気を誇っているからです。

他にもトヨタ車には残価率の高い車種が目白押しです。ミドルクラスミニバンのヴォクシー/ノア/エスクァイア、コンパクトサイズミニバンのシエンタ。人気のSUVでもランドクルーザー、ランドクルーザープラド、そしてハリアー、RAV4など。そして人気が低迷気味のセダンの中でもクラウンだけは別格といえる高い残価率を誇ります。

トヨタ車のなかにも値落ちしやすい車種がある

トヨタ車のなかにも値落ちしやすい車種がある

しかし、トヨタ車すべてが高い残価率というわけではありません。ハイブリッド車のパイオニアであるプリウスは、個性的な外観デザインが災いし人気が低迷、残価率も低くなっています。コンパクトSUVのC-HRも、強力なライバルが存在するため高いとはいえない状況です。

トヨタ車の状況からわかることは、カテゴリーで人気車種であること、そのカテゴリー自体が人気であるかどうかということでしょう。

同じ車種でもリセールバリューが異なる

さらにもう少し細かくみていくと人気の高いアルファード/ヴェルファイアでもすべてのモデルの残価率が高いわけではないことに気がつきます。アルファードならばSが付くグレード、ヴェルファイアならばZが付くエアログレードの人気が高く、搭載するエンジンは上級の3.5Lではなく税金が安い2.5Lのガソリンエンジン車の方が人気なのです。さらに2.5Lエンジン車は燃費の良いハイブリッド車よりも人気があります。これはハイブリッド車の価格が高いこと、さらにカタログ燃費と実燃費の差が大きいことが理由でしょう。さらに細かい話をするとボディカラーは白(パール)、黒が人気で、これ以外のボディカラーは残価率に影響が出ます。

新車値引きや無理な販売が売却時の値落ちを誘う

トヨタ車を例に紹介しましたが、残価率という点では登録済み未使用車などが目立つ日産、販売台数の少ない三菱あたりは少々きびしめです。メーカーによる残価率の差は輸入車でも同様です。昨今ニュースで取り上げられましたが、BMWは販売台数を増やすために大量の登録済み未使用車や新車大幅値引きを行った結果、残価率が下がってしまいました。

やはり新車の値引きは売却価格の先取り、安く購入すれば手放す際にも安くなるということです。そのほか、輸入車ではアウディやジャガーなども残価率が低くなる傾向にあります。

新車で人気な車種・仕様は中古車でも人気なことが多い

新車購入時に手放す時のリセールバリューを考えると、やはり人気のメーカー、カテゴリー、車種、グレード、ボディカラーのものを購入したほうが、後々メリットが出る可能性は高くなります。ちなみに売却時にはメーカー系販売店での下取りと買取店の買取価格でも差が出ますので、焦らず何軒も回った方がいいでしょう。

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※記事の内容は2020年4月時点の情報で制作しています。

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