萩原文博
寄稿記事(上級者向け)
モータージャーナリスト
萩原文博はぎはらふみひろ

「三菱eKクロス」プレミアムといってもいい軽SUV

「三菱eKクロス」プレミアムといってもいい軽SUV

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2019年3月に登場した三菱eKクロス。これまでeKワゴンのエアロモデルとしてラインナップされていたeKカスタムの代わりに、三菱が得意とするSUVテイストを強めたモデルとして誕生しました。

同時に販売開始された4代目の新型eKワゴンと同様に新開発のシャシー、パワートレインを搭載していますが、外観に加えてパワートレインが異なるなどeKワゴンとは明確に差別化が図られています。そして車両本体価格は141万4,800円〜176万5,800円、軽のプレミアムSUVといってもいい価格です。今回はその最上級モデル「T」の4WDモデルに試乗しました。

デリカD:5より似合っている

デリカD:5より似合っている

三菱eKクロスの外観はマイナーチェンジしたデリカD:5に通じる存在感ある個性的なデザインとなっています。特に個性的なのは縦型のヘッドライト。3灯式のLEDを採用し、上2段がロービーム、下1段にハイビームを配置、路面状況を把握しやすいだけでなく、対向車が感じる眩しさも抑えています。

実際に見ても試乗車のeKクロスT 4WDのフロントマスクの存在感はかなりのレベルです。国産車の中では個性的ですが、フランス車のシトロエンに通じるおしゃれな雰囲気も併せ持っている、といったら言い過ぎでしょうか。少なくとも「顔」だけ直したデリカよりデザインのまとまりは良いと思います。

デリカD5より似合っている②

サイドビューは2,495mmというロングホイールベースを活かしたキャビンシルエットとキャラクターラインによって力強さを表現。また、サイドシルガーニッシュとホイールアーチをブラックとして、さらにホイールアーチに専用のデカールを設定することで、SUVらしさを強調しています。

デリカD5より似合っている③

試乗車のボディカラーはナチュラルアイボリーメタリック/サンシャインオレンジメタリックの2トーンカラーでした。eKクロスのボディカラーは合計11色。モノトーン6色に加えて、SUVテイストを強める5通りの2トーンカラーを設定しているのが特徴です。

一般的な2トーンカラーはルーフ色がホワイトかブラックですが、eKクロスはオレンジのルーフカラーを採用し、オシャレなデザインを引き立てるカラーコーディネイトも楽しむことができます。

eKワゴンよりパワフルなエンジンを採用

eKワゴンよりパワフルなエンジンを採用

搭載されているパワートレインは試乗車の最高出力64ps、最大トルク100Nmを発生する660cc直列3気筒ターボエンジンに加えて、最高出力52ps、最大トルク60Nmの直列3気筒自然吸気エンジン。eKクロスはこの2つのガソリンエンジンに小型モーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。
JC08モード燃費は試乗車のターボ4WD車でも22.8km/Lを実現し、eKクロス全体でも22.8〜29.8km/Lと優れた燃費性能を発揮します。

驚くほどパワフルなターボ+ハイブリッド

驚くほどパワフルなターボ+ハイブリッド

モーターのアシストがあるターボエンジンを搭載したeKクロスの走りはパワフルそのもの。軽くアクセルペダルを踏むと鋭い加速を見せて、あっという間に法定速度に達します。高速道路での合流や追い越しなどでもストレスなく加速を行うことができました。

時代の最前列に並んだ安全性能と運転支援技術

時代の最前列に並んだ安全性能と運転支援技術

eKシリーズの安全性能は格段に進化しています。衝突被害軽減ブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱警報システム&車線逸脱防止支援機能、オートマチックハイビームがセットとなった「e-アシスト」、さらにフロント&リアそれぞれ4ヵ所にはソナーを標準装備し、ドライバーをサポートしてくれます。オプションで、日産の高速道路同一車線運転支援技術「プロパイロット」の三菱版となる「M-パイロット」も設定し、三菱車の中で最も進んだ運転支援システムを搭載したモデルとなっています。

三菱eKクロス

熟成が進んだ「MI-パイロット」

せっかく高速道路に乗ったので、注目の「MI-パイロット」を試してみました。前述のように日産のプロパイロットと同じ技術ですが、熟成が進んでいるようで、クルマの制御がかなり良くなっています。追従走行を行っているときに前にクルマが車線変更してきても、反応がよく、速度が落ちてからの復帰も素早くなりました。よりドライバーの意思にあった走りを実現しています。

シックで上質さが際立つインテリア

シックで上質さが際立つインテリア①

明るいベージュのeKワゴンと異なり、eKクロスのインテリアは黒を基調としたシックなイメージです。しかし試乗車にはプレミアムインテリアパッケージが装着され、ブラウンのシートで上質さを一段と引き立てています。

シックで上質さが際立つインテリア②

シックで上質さが際立つインテリア③

シックで上質さが際立つインテリア④

シックで上質さが際立つインテリア⑤

さらにオプションで設定されているデジタルルームミラー、ルームミラーモニター、マルチアラウンドモニターがセットになった「先進安全パッケージ」、そして高速道路同一車線運転支援技術「M-パイロット」などがセットとなった「先進快適パッケージ」が装着されていました。ここまで来ると車両本体価格は200万円を超えてしまいますが、試乗してみると、この価格は納得できる出来映えでした。

プレミアムな軽自動車

新パワートレインによる走りはパワフルかつ高い静粛性を実現。車内への騒音はかなり抑えられており、車内の会話明瞭度は従来の軽自動車のレベルを遥かに凌ぐレベルとなっています。高い走行性能、安全性能、静粛性はまさにプレミアム軽自動車にふさわしいパフォーマンスです。

軽自動車で200万円は高いと思われる人が多いかも知れませんが、走行性能や安全性能を考えると、そのプライスタグは正当なものだと感じました。まさに軽自動車維新を起こす実力をもつモデルといえる出来映えです。

※記事の内容は2019年6月時点の情報で執筆しています。

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