ページトップへ戻る
キーワードから記事を探す
車種から記事を探す
ライターから記事を探す
寄稿記事
モータージャーナリスト
萩原文博はぎはらふみひろ

【最新版】安全性の高い車ランキング!車の専門家が徹底解説

【最新版】安全性の高い車ランキング2022!車の専門家が徹底解説
【最新版】安全性の高い車ランキング2022!車の専門家が徹底解説

各自動車メーカーがカーボンニュートラルとともに掲げている目標が交通事故死ゼロです。例えば、運転支援システム「アイサイト」を搭載しているスバルは、スバル車乗車中の死亡事故及びスバル車との衝突による歩行者・自転車などの死亡事故ゼロを目指す「2030年死亡交通事故ゼロ」を掲げて車を開発しています。実際にスバル車がアイサイトを採用してから、この10年で死亡重傷事故は50%減少しているそうです。現在では、軽乗用車のほとんどの車種に標準装備されるようになった「運転支援システム」ですが、メーカーまた車種によって同じ機能でも差があります。ここでは運転支援システムの内容だけでなく第三者機関がテストを行い、その高い安全性能にお墨付きを与えた、真に安全性の高い車を紹介しましょう。

  • 多くの車が採用するようになった自動ブレーキに代表される「運転支援システム」だが、主役はまだまだ人間。自動運転への壁は高い。
  • NASVAが行っている自動車アセスメント(JNCAP)と呼ばれる試験結果が安全な車選びの指標となる。「衝突安全性能評価」、「予防安全性能評価」、2020年に追加された「事故自動緊急通報装置評価」の3項目で安全性の高さを評価。
  • 最新の国産車の中ではスバル「レヴォーグ」、トヨタ「ノア・ヴォクシー」、スバル「ソルテラ」・トヨタ「bZ4X」のJNCAP評価が高い。

世界一安全な車とは

世界一安全な車とは

究極の意味で事故を起こさない「安全な車」は、人が操作するのではなく、AIやシステムが運転するモノと考えられます。人は操作ミスやうっかり見逃すなどといったヒューマンエラーを起こすものです。現在でも発生している事故の多くはドライバーの操作ミスすなわちヒューマンエラーが原因となっています。このヒューマンエラーをフォローするために、車には横滑り防止装置やABSといった事故の発生を未然に防ぐ、車両制御機能と呼ばれるさまざまな装備を搭載しています。さらに、万が一それらの車両制御機能でも衝突の危険性が高まると、自動ブレーキなど運転支援システムが作動し被害を軽減する操作をシステムが行います。

現在のところ、すべてシステムが操作してくれる車はまだ完成していません。したがって現時点での世界一安全な車というのは、まず事故を未然に防ぐ機能が充実していて、万が一事故が起きてしまった場合でも、車の乗員はもちろん、歩行者や自転車運転者などの被害を軽減し、さらに、エアバッグが展開するような大きな事故が発生した場合には、自動でコールセンターなどに通報する事故自動緊急装置が装着されている車といえるではないでしょうか。

安全な車とはどのような車か

安全な車とはどのような車か

先日の都心部で起きた交通事故のニュースを放送していました。右折しようとしていた高級輸入車が、右折を止めて直進し、反対側から右折しようとしたタクシーと正面衝突したという事故です。映像を見ると右折しようとしたタクシーのフロント部分は、原形をとどめていないほど壊れてしまった一方で、高級輸入車はバンパーがずれた程度で車そのものに損傷はないように見えました。事故の原因は高級輸入車の取った行動ですが、映像を見てやはり高級輸入車は頑丈なのだと思った方も多かったのではないでしょうか。一般的にはボディサイズの大きな車が安全と思われていますが、しかしサイズが大きければ良いというわけではありません。幸いにしてフロント部が大きく損傷したタクシーも乗員は軽傷で済んでいます。

安全な車とはどのような車か-2

車のボディ構造は、万が一の事故の場合に衝撃を車が壊れることで吸収し、乗員のいるキャビンスペースを守るということを考えて開発されています。それはボディサイズに制約のある軽自動車でも同様です。少なくとも法定速度の範囲内ではボディの大きい・小さいにかかわらず、乗員の生存空間を守ることを最優先に設計されているのです。

進化し続ける車の安全性能

進化し続ける車の安全性能

車に初めて採用された安全装備といえば、現在では装着が義務化されているシートベルトが挙げられます。ほとんどの車が採用している3点式のシートベルトを初めて採用したのが1959年のボルボでした。その後1990年代になると、万が一の事故の際に乗員を守るエアバッグが登場。最初はドライバー用だけでしたが、助手席そして後席用と現在では軽自動車でも最大7個採用している車種があります。

進化し続ける車の安全性能-2

1990年後半になると、車両の姿勢を制御する横滑り防止装置が登場。エンジンの出力やブレーキなどを制御して、滑りやすい路面でも理想的なラインを走行できるように修正してくれます。

採用が進む運転支援システムだが「完全な自動運転」にはまだまだ時間が必要

採用が進む運転支援システムだが「完全な自動運転」にはまだまだ時間が必要

そして、現在では、各自動車メーカーは「運転支援システム」を採用しています。車両に加えて歩行者などを検知し、衝突の被害の軽減や回避を促す自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)をはじめ、高速道路などでドライバーがアクセルやブレーキ操作しなくても先行車に追従走行を行う「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」、そして車線をはみ出さないようにハンドルを操作する「レーン・キープ・アシスト機能(LKA)」などによりドライバーの負担を軽減し、疲労などによるヒューマンエラーをシステムがフォローすることで、安全運転を支援しています。

採用が進む運転支援システムだが「完全な自動運転」にはまだまだ時間が必要-2

このような最新の運転支援システムを2つ以上組み合わせた車種は、基本的に自動運転レベルでは2と呼ばれているものです。レベル2の自動運転下では、人間が主役であって、システムはあくまでもフォローするだけです。その結果、事故が発生すればドライバーに責任が生じます。システム主体となるのは自動運転レベル3以上で、多くの人が考える「車が勝手に走行し、目的地に向かう」というのは自動運転レベル4となり、まだまだ実用化には時間が掛かります。

安全装備をチェックする第三者機関「NASVA」とは

安全装備をチェックする第三者機関「NASVA」とは

NASVAは自動車アセスメント(JNCAP)の車種別テスト結果をHPで公表している

先進の運転支援システムをはじめ、各自動車メーカーは安全装備を日進月歩で進化させています。そのさまざまな安全装備をチェックする第三者機関があります。その機関というのが、日本では、独立法人自動車事故対策機構で通称NASVA(ナスバ)と呼ばれている機関です。NASVAが、自動車事故対策の専門機関で、各ドライバーが新車購入時や車検などの際に抑えてみる自賠責保険や共済といった国の運用益事業によって実施されています。NASVAがより安全な車・チャイルドシート普及のための自動車アセスメント事業として、一般に販売されている自動車に対して安全の評価を行っています。

NASVAが行っている自動車アセスメント(JNCAP)と呼ばれる試験は、衝突時の安全性能について、乗員保護性能、歩行者保護性能及び、シートベルトの着用警報装置などそれぞれの評価を行う「衝突安全性能評価」、2014年度から実施された、衝突被害軽減ブレーキをはじめとした最新鋭の運転支援システムの評価を行う「予防安全性能評価」、そして、2020年度以降から追加された「事故自動緊急通報装置評価」の3項目を行っています。この3項目のテストでそれぞれ点が付けられて安全性の高さを評価されています。それでは、その評価項目である、「衝突安全性能評価」、「予防安全性能評価」、「事故自動緊急通報装置評価」について紹介しましょう。

安全の基準(自動車アセスメント)

安全の基準(自動車アセスメント)

●衝突安全性能評価
衝突安全性能評価はその名前のとおり、衝突時の安全性能について評価するテストです。項目は乗員保護性能、歩行者保護性能及び、シートベルトの着用警報装置などがあり、それぞれの評価を行います。2018年度以降、この衝突安全性能評価で100点満点中82点以上を獲得すると「ファイブスター賞」が授与され、衝突安全性能に優れた車と認定されます。

●予防安全性能評価
安全な車の指標となるのが「サポカー」です。サポカーに標準装備されている衝突被害軽減ブレーキをはじめとした先進の運転支援システムの評価を行うのが、予防安全性能評価です。予防安全性能評価のテストで、最高評価となった車にはASV+++(エーエスブイトリプルプラス)と認定されます。これまでは、衝突時の安全性を評価した「ファイブスター賞」と、事故を未然に防ぐ・軽減する装置を評価した「ASV+++」の両方を獲得した車が本当の意味で安全な車といえました。しかし、進化する車の安全装備に合わせて、新しい項目が追加されました。それが次に紹介する事故自動緊急通報装置です。

安全の基準(自動車アセスメント)-2

●事故自動緊急通報装置
事故自動緊急通報装置とは、エアバッグが展開するような大きな事故が発生した際、自動的にコールセンターへ通報するシステムのことです。例えば、トヨタのT-コネクトではヘルプネットなどが該当します。この機能は事故発生の位置情報を迅速に通報することにより、救助・救急機関が事故を早期に覚知することができ、さらには事故の負傷者の治療をいち早く開始することが可能となることから、救命率の向上や傷害の重傷化の防止に資する装置として期待されています。テスト項目は、試験車両に事故自動緊急通報装置が、装備されているどうかを確認し、自動的に通報される事故時の情報に、車内乗員の傷害予測のための情報を含んで送信する装置の方が高い得点が与えられます。

この事故自動緊急通報装置には基本型と先進型の2種類があります。先進型というのは、保安基準に適合する事故自動緊急通報装置のうち、当該車両の乗員の傷害予測のための情報を送信する装置のこと。そして基本型というのは「先進型」の保安基準に適合する事故自動緊急通報装置のことです。また基本型、先進型それぞれに基準非対応があり、それは保安基準非対応であるが、継続生産車への基準適用までの間は評価対象となる機能をもつ装置となっています。評価点は先進型(基準非対応含む)が8点、基本型(基準非対応)が2点となっています。車の予防安全、衝突安全に加えて、事故が発生した場合、いち早く救護まで手配できる車が現時点での最も安全な車といえるでしょう。

安全性の高い車ランキング トップ10

安全性の高い車ランキング トップ10

安全性の向上に伴い、JNCAPが行う自動車安全性能の評価技術も、事故の際に乗員だけでなく、歩行者まで人を守る技術の「衝突安全性能」、衝突しそうな場合に車が警報を発したり、あるいはブレーキをかけたりといったドライバーを支援するさまざまな事故を防ぐための新しい技術の「予防安全性能」、そして重大事故が発生した場合に備える技術である「事故時の自動緊急通報」という3つの評価を行い、点数の高い10台を公表しています。なおこの評価点は2020年3月度発表以降の新車となっていますので、新しい車種が中心となっています。

1位 スバル「レヴォーグ」186.91

1位 スバル「レヴォーグ」186.91

「事故時の自動緊急通報」の評価が加わった2020年3月以降の自動車安全性能テストで、最も高い点数を獲得し、安全な車と評価されているのが、2020年10月に登場した2代目のスバルレヴォーグです。レヴォーグは1.8Lと2.4L水平対向4気筒ターボエンジンを搭載したスポーティなステーションワゴンで、高度な運転支援システム「アイサイトX」を初搭載したモデルです。総合評価は190点中186.91点と98%で、JNCAPファイブスター大賞にも輝いています。予防安全と事故自動緊急通報装置は満点、そして衝突安全も96.91点とどの項目も点数が高くなっているスバルレヴォーグは最も安全な車といえるでしょう。

【レヴォーグに月 44,940 円~で乗る方法を見る】

第2位 トヨタ「ヴォクシー」186.44

第2位 トヨタ「ヴォクシー」186.44

安全な車第2位となったのが2022年1月に登場した人気のミニバン、トヨタ「ヴォクシー」です。車の骨格部分から一新し、現行モデルから全車3ナンバーサイズとなったヴォクシー。搭載するパワートレインは1.8Lエンジンのハイブリッドと2Lガソリンエンジンの2種類となっています。先代モデルでは物足りなかった先進の運転支援システムも最先端のトヨタセーフティセンスを搭載し、充実させています。現行型ヴォクシーは、総合186.44とレヴォーグに肉薄する高得点を獲得。衝突安全は87.44点ですが、予防安全性能と事故時の自動緊急通報は満点となっており、トヨタセーフティセンスの進化により安全性が向上していることが証明された結果となりました。

【ヴォクシーに月 42,520 円~で乗る方法を見る】

第3位 スバル「ソルテラ」・トヨタ「bZ4X」186.16

第3位 スバル「ソルテラ」・トヨタ「bZ4X」186.16

第3位には、バッテリー電気自動車(BEV)のスバルソルテラ・トヨタbZ4Xがランクインしています。ソルテラ・bZ4Xはスバルとトヨタが共同開発したBEVで、EV専用のプラットフォームである「e-TNGA」を採用しています。

フロントにモーターを搭載し、駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意。4WDにはスバルの技術であるX-MODEを採用するなどスバルとトヨタの強みを発揮しています。フル充電時の走向距離は2WD車が559km、4WD車が540kmを実現しています。ソルテラ・bZ4Xは186.16点を獲得。事故自動緊急通報装置は満点ですが、予防安全性能では衝突被害軽減ブレーキの対自転車で減点があり、90.87点。衝突安全性能では87.29点となっています。

第4位 スバル「レガシィ アウトバック」185.02

第4位 スバル「レガシィ アウトバック」185.02

スバルのフラッグシップSUVである、「レガシィ アウトバック」が185.02点で第4位となりました。現行型アウトバックは2021年10月に登場しました。すでに北米では3年前から販売されていましたが、日本市場への導入は2021年と遅れました。その理由はレヴォーグに採用した高度な運転支援システム「アイサイトX」を搭載するため。先代モデルより大型化されたボディには1.8L水平対向4気筒ターボ+CVTのパワートレインを搭載しています。フラッグシップモデルらしく全モデルにアイサイトXを標準装備しています。アウトバックは事故自動緊急通報装置が満点でしたが、衝突安全性能が95.07点、予防安全性能が81.95点とわずかに減点されていますが、ファイブスター大賞を受賞しています。

【レガシィアウトバックに月 50,110 円~で乗る方法を見る】

第5位 トヨタ「ハリアー」177.68

第5位 トヨタ「ハリアー」177.68

国産SUVの中で圧倒的な人気を誇り、新車の納車までの期間が長期に及んでいるのがトヨタ「ハリアー」です。このハリアーが総合評価177.68点で第5位となりました。クーペSUVと呼ばれるようにスタイリッシュなスタイルングを採用した現行型ハリアーは2020年6月に登場しました。TNGAプラットフォームを採用し、SUVながら低重心なパッケージングにより優れた走行性能を発揮します。搭載するパワートレインは2Lガソリンエンジンと2.5Lエンジンのハイブリッドの2種類です。ハリアーは事故自動緊急通報装置と予防安全性能は満点でしたが、衝突安全性慧能は87.68点でした。スタイリッシュなスタイルや走りの良さに加えて、ファイブスター大賞に輝くほどの高い安全性も備えている実力車です。

【ハリアーに月 39,880 円~で乗る方法を見る】

第6位 ホンダ「ヴェゼル」177.04

第6位 ホンダ「ヴェゼル」177.04

第6位となったのが、総合評価177.04点のホンダ「ヴェゼル」です。2021年4月にデビューしたヴェゼルは、コンパクトカーの人気モデルであるフィットのコンポーネンツを流用したコンパクトサイズのSUVです。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用し、ミニバンのような多彩なシートアレンジが可能となっています。搭載するパワートレインは1.5L直列4気筒エンジンと1.5Lエンジンと駆動・発電を行う2つのモーターを組み合わせたe:HEVと呼ばれるハイブリッドの2種類です。ヴェゼルは事故自動緊急通報装置が満点でしたが、衝突安全性能は89.92点、予防安全は79.12点とともにAランクとなっており、ファイブスター賞を獲得しています。

【ヴェゼルに月 33,830 円~で乗る方法を見る】

第7位 三菱「アウトランダーPHEV」176.77

第7位 三菱「アウトランダーPHEV」176.77

国産プラグインハイブリッド車の中で、最も販売台数が多いのが三菱「アウトランダーPHEV」です。2021年10月に登場した現行型のアウトランダーPHEVが総合評価176.77点で第7位となりました。ミドルサイズSUVながら、5人乗りに加えて7人乗り3列シート車を用意する優れたパッケージングが特徴です。2.4LエンジンのPHEVシステムは、満充電時のEV走行可能距離83kmを実現。さらに走行しながら充電できるチャージモードも採用しています。アウトランダーPHEVは事故自動緊急通報装置と予防安全性能は満点、衝突安全性能は86.77点となりましたが、安全な車の証明であるファイブスター賞に輝いています。

第8位 日産「ノート」「オーラ」176.73

第8位 日産「ノート」「オーラ」176.73

安全性はボディサイズが大きいからではない。それを証明しているのが第8位にランクインした日産「ノート」「オーラ」です。現行型のノートは2020年11月に、3ナンバーサイズのボディを採用し小さな高級車に仕立てたオーラは2021年6月に登場しました。モーターの出力は異なるものの、ノート/オーラは1.2Lエンジンで発電し、その電力でモーターを駆動させて走行するe-POWERを搭載。4WD車はリアに高出力なモーターを搭載することで、操縦安定性を高めています。ノート/オーラの総合評価はどちらも176.73点で、事故自動緊急通報装置は満点。衝突安全性能が86.79点そして予防安全性能が81.95点でどちらもAランクを獲得し、コンパクトカーながらファイブスター賞となっています。

【ノートに月 28,880 円~で乗る方法を見る】

【オーラに月 34,050 円~で乗る方法を見る】

第9位 日産​​​​​​「ルークス」176.54

第9位 日産​​​​​​「ルークス」176.54

軽自動車の売れ筋モデルである日産「ルークス」が、軽自動車ながら総合評価176.54点を獲得し第9位となっています。2020年2月に登場したルークスは現在の軽自動車の主力モデルとなっているスーパーハイトワゴンです。使い方に合わせてアレンジ可能な広い室内空間とリアに採用した利便性の高いスライドドアが特徴です。ボディサイズに制約のある軽自動車のルークスは衝突安全性能でも86.54点でAランクを獲得。さらに、事故自動緊急通報装置と予防安全性能は満点でファイブスター賞となっています。

【ルークスに月 18,980 円~で乗る方法を見る】

第10位 日産​​「デイズ」175.72

第10位 日産​​「デイズ」175.72

第10位も総合評価175.72点で軽自動車の日産「デイズ」となりました。現行型のデイズは、2019年3月に登場。骨格に当たるプラットフォームをはじめ、エンジンなどがすべて刷新されています。また先進の運転支援システムでは、高速道路などで追従走行などが行えるプロパイロットを採用するなど軽自動車の中でもトップレベルの安全性を誇っています。デイズは衝突安全性能が88.60点、予防安全性能でも79.12点でともにAランク。さらに、事故自動緊急通報装置は満点を獲得し、ファイブスター大賞に輝きました。

​​​​​​​​【デイズに月 18,320 円~で乗る方法を見る】​​

ほかにもある!専門家がおすすめする安全性の高い車

JNCAPの衝突安全性能、予防安全性能そして事故自動緊急通報装置の3項目でテストを行い総合評価で高い国産車10台を紹介しました。ここで紹介した10台以外にも安全性の高い車に与えられるファイブスター賞を受賞している車はあります。また輸入車や軽自動車でも安全性の高い車がありますので紹介しましょう。

安全性の高い輸入車
フォルクスワーゲン「ポロ」

安全性の高い輸入車 フォルクスワーゲン「ポロ」

2020年3月度から始まった事故自動緊急通報装置を加えた安全評価を受けた輸入車はまだありません。そこで、安全な輸入車として、2019年度のテストで衝突安全性能85.7点を獲得したフォルクスワーゲン「ポロ」を紹介しましょう。
現行型のポロは2018年3月に導入されました。プラットフォームにMQBを採用したことで、高級車と同じ先進の運転支援システムを搭載可能になりました。同時にボディサイズも拡大され、シリーズ初の3ナンバーサイズとなったのも話題になりました。2022年6月にマイナーチェンジを行い、内外装が変更され、運転支援システムなどもアップデートされています。搭載するエンジンは1LターボとスポーティモデルのGTIには2Lターボを搭載しています。ポロは予防安全性能でもASV++獲得しており、コンパクトカーながら高い安全性を実現しています。

安全性の高い軽自動車
ダイハツ「タフト」

安全性の高い軽自動車 ダイハツ「タフト」

軽自動車では、まだ装着率の低い事故自動緊急通報装置。この装備がないことで、総合評価が低くなってしまいます。軽クロスオーバーモデルとして人気のダイハツタフトは、事故自動緊急通報装置はないものの、総合評価は161.68点を獲得しています。タフトは2020年6月に登場した軽SUV。最低地上高は190mmを確保し、高い悪路走破性を実現しています。搭載するエンジンは660ccのターボと自然吸気の2種類。大きなガラスサンルーフのスカイフィールドトップを全グレードに標準装備しているのが特徴です。また安全装備では、新世代のスマートアシストを採用しています。衝突安全性能では83.18点のBランクですが、予防安全性能は78.50点でAランクを獲得しています。

【タフトに月 17,880 円~で乗る方法を見る】

安全な車の選び方

安全な車の選び方

安全な車を選びたいならば、どのようなことに注意すればいいでしょう。

同じ運転支援システムでも性能差があるので客観的な性能テストが必要

安全性というと、ボディサイズが大きいことや運転支援システムが充実した車と考える人が多いかもしれません。実際には違います。運転支援システムが充実していることは大切ですが、その機能がどれくらいの実力を備えているのかが重要です。

また、万が一事故が起きてしまった場合、乗員だけでなく、歩行者などの被害もどれくらい軽減されるのかという衝突安全性能も重要です。また事故が発生したあとに、どれくらいで救助活動ができるか。などの事故自動緊急通報装置の有無も安全性の高さに関係するようになっています。そういった観点から考えると、第三者機関であるNASVAが行っているJNCAPのテストは、ボディサイズの大きさに関係なく、客観的に安全な車を選び出してくれています。この評価テストの存在はもっと多くの人に知ってもらい、車選びの検討材料としてもらいたいです。

ドアロックキーごとに速度の抑制機能を設定できるオプション装備が登場

ドアロックキーごとに速度の抑制機能を設定できるオプション装備が登場

最近では、高齢者の操作ミスによる事故の発生が多くなっています。この操作ミスをフォローしてくれる運転支援システムを採用した新型車を購入してもらえれば、改善できるはずです。しかし高齢者にとって新車を購入するのは金銭的な負担が大きく現実的な解決になりません。そこで、最近ではトヨタ、ダイハツ、ホンダが使用するキーによってペダル操作による急発進を抑制する機能をオプション設定するようになりました。これは1台の車を共有するときに便利で、解除するキーによってペダル操作による急発進を抑制してくれるというものです。これならば運転支援システムが充実した新車を購入し、家族で共有することができます。

​​​​​​​​​​「欲しい車が高い…」「予算オーバー」​​​
​​​​でも、あきらめることはありません!​​​​​

​​ ​​​​​​​​​今利用が急増している、新しい車の持ち方があるのをご存​​ ​​じですか?​​​
​​​​それは車のサブスク、カーリースです。​​​

​​​​​​​​​​​カーリースは月額料金の支払いだけで車を持つことができ、料金は最初から最後までずっと定額です。​​​
​​​​そして、​​車両本体価格の全額を負担する必要がないので、「買えない」「ローンが組めない」と思っていた車にも、無理せず乗ることができます​​。同じ車でも、カーローンの月々の返済額とカーリースの月額料金を比べたとき、リースのほうが安く抑えられる、ということがあるのです。​​​

​​​​​​​​​​​カーリースを検討するなら、おすすめは「​​​​おトクにマイカー 定額カルモくん​​」です。業界最安水準の料金である上にサービス内容も充実していることから、専門家が選ぶカーリースとして、「コストパフォーマンスが高い」と思うカーリース(1)、「サポートが充実している」と思うカーリース(2)、「納得価格」と思うカーリース(3)の3部門でNo.1を受賞しています*。​​​

専門家が選ぶカーリース_3冠

カルモくん_詳しくみる

​​​​*調査方法:インターネット調査 調査期間:2021年2月12日~15日 調査概要:カーリース10社を対象にしたイメージ調査 調査対象:男女、全国、18~69 歳、運転免許保有、(1)(2)週1回以上運転するファイナンシャルプランナー176s、(3)カーディーラー勤務者297s 調査実施:株式会社ショッパーズアイ 比較対象企業:「カーリース」Google 検索9社(2021年1月29日10 時時点) 広告、まとめサイトなどを除く ​​​

​​​​ ​​​​​​​定額カルモくんで、あの車にいくらで乗れるのか?​​​

​​​​知りたい方は​​​​【こちら】​​から料金シミュレーションできます。​​​

サービスガイド(パンフレット)もございます​​​​​

​​​​買うのとカーリースって何が違うの?なぜそんなに人気なの?といった疑問にお答えしています。また、大手カーリース各社との料金・サービス比較も掲載しています。ぜひご覧ください(郵送もダウンロードも可能です)。​​​​​

サービスガイド​​​​ ​​​​​​​​​​​​​​ ​​​​ ​​​​​​​​ ​​​​ ​​​​​​​​ ​​​​ ​​​​ ​​​​​​​​ ​​​​ ​​​​​​​​​​​​ ​​​定額カルモくんの資料を見る

主役は依然として人間、安全装備は正しく理解して使いたい

運転支援機能が高性能化しています。しかし、最新鋭であるスバルのアイサイトXや日産のプロパイロット2.0でもまだレベル2相当で、人間が主役となっています。さらに、同じ運転支援機能でもメーカーによって性能差があるのも事実です。現時点では、運転支援機能はあくまでも人間をサポートする機能として理解して正しく使ってもらいたいです。

​​​【よくある質問】​​

Q1:軽自動車と高級セダンの安全性能に差はないの?

A:運転支援機能でも駐車支援など「便利」系のものは価格の高い車に装備される傾向があります。基本的な安全を担う自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)は分け隔てなく装備されますが、同じメーカーの衝突被害軽減ブレーキでも多少の性能差はあります。また、必ずしも価格の高い・安いに比例するわけではなく、登場時期に左右されることも多いようです。

Q2:国産車で最も安全な車を教えてください。

A:NASVAがJNCAPという評価テストを行い、衝突安全性能、予防安全性能、事故自動緊急通報装置を加えた3項目で安全な車を検証しています。現在のところ、「アイサイトX」という高度な運転支援機能を搭載したスバル「レヴォーグ」が最も高得点を獲得しており、現時点で、最も安全な国産車といえるでしょう。

Q3:安全装備が充実した車のデメリットは?

A:修理費用が非常に高額になるということはいえるでしょう。万が一交通事故を起こしてしまうと、バンパーなどの外板部品を交換するだけでなく、センサーも交換する必要があります。さらに、そのセンサーが正常に働くかどうかの調整も必要となります。

※この記事は2022年11月時点の情報で制作しています

関連記事
カーリースお役立ち記事
車種から記事を探す
人気記事ランキング
注目のキーワード
閉じる