定額制で新車に乗れるカーリース。車のサブスクともいい、手軽にマイカーライフを実現できる方法として人気を集めています。
一方で、デメリットだらけとの意見もあり、利用するかは慎重に判断したいところでしょう。
そこで、カーリースのメリットとデメリットについて、大手3社の比較や利用者の声と併せて解説します。
- カーリースには車両本体価格が安い、初期費用不要など7つのメリットがある
- カーリースによっては利用制限や残価精算などのデメリットも発生する
- 各社を比較して希望に合うカーリースを選べばデメリットを抑えられる
カーリースの7大メリット
カーリースはリース会社が所有する車を定額制で利用できるサービスであることから、車を購入した場合にはない多くのメリットがあります。
まずはカーリースのメリットについて見ていきましょう。
7. 乗り換えもかんたん
1. ローンに比べて支払う車両価格が安い
カーリースはあらかじめ期間を決めて利用するため、契約満了時に残っていると想定される車の価値を車両本体価格から差し引いて料金を算出します。つまり、車両本体価格全額ではなく、利用期間分だけ支払えばいいのです。
現金一括やカーローンで車を購入する場合は車両本体価格全額を支払う必要がありますが、カーリースは残価分だけ安く新車に乗ることができます。
2. 初期費用なしで新車に乗れる
カーリースの月額料金には、残価を引いた車両本体価格のほか、各種税金や自賠責保険料、登録諸費用や手数料などが含まれているので、初期費用を実費で負担することはありません。
また、頭金不要のカーリースも多いため、月々定額の月額料金だけでカーライフをスタートできます。
車を購入した場合は、車両本体価格の10~20%程度の初期費用や、20~30%程度の頭金を一括で支払うケースが多いのでまとまった資金が必要ですが、カーリースなら貯金を崩すことなく新車に乗り始められます。
3. 車検費用やメンテナンス費用も定額化できる
車検の際に支払う法定費用はカーリースの月額料金に含まれているので、車検時の負担は車検基本料や交換部品代のみに抑えられます。
さらにオプションのメンテナンスプランに加入すれば、車検基本料や交換部品代も定額にでき、まとまった出費の心配なく車検を受けられるようになります。
なお、多くのメンテナンスプランでは、エンジンオイルやワイパーゴム、ブレーキパッドといった消耗部品も交換対象となっており、定期的なメンテナンスも費用を気にせず行えます。
維持費は車を持つ上で避けられない出費なだけに、負担を抑えられるのは大きなメリットといえるでしょう。
4. 自宅にいながらカーライフが始められる
購入する場合は車選びや契約、納車などで何度も店舗へ足を運ぶ必要がありますが、カーリースは車選びから契約までほぼすべての工程をオンライン上で行える上、納車時も自宅まで車を届けてくれるところなら、自宅にいながらカーライフを始めることが可能です。
なお、気になることやわからないことは電話やメールなどで気軽に問い合わせられるので、オンラインでも不安なく車選びが行なえます。
対面で直接相談したい場合は、窓口も設置しているカーリースを選ぶといいでしょう。
5. 新車購入時と同じように車が選べる
カーリースは利用者専用の車をカーリース会社が購入して貸し出すというしくみから、グレードやボディカラーはもちろん、メーカーオプションやディーラーオプションなども購入する場合と同じように自由に選べます。
取扱車種が豊富なカーリースなら、各メーカーの車種を比較して検討することも可能です。
なお、用意される車はディーラーの最新モデルで、新車保証やディーラーでの点検なども購入時と同様に受けられます。ナンバーも一般ナンバーになるので、カーリースの車とはわかりません。
6. 利用期間中ずっとサポートを受けられる
カーリースは契約期間中にわたって、さまざまなサポートを受けられます。
サポート内容はカーリース会社によって異なりますが、車検時期のお知らせやカスタマーサポートによる無料相談、メーカー保証の延長やガソリン代の割引など、お得に利用できるサービスが満載です。
車に詳しくない方や車を持つのが初めての方も安心してカーライフを送れるでしょう。
7. 乗り換えもかんたん
所有する車を乗り換える場合、これまで乗っていた車を処分するために、少しでも高く買い取ってくれる業者を探したり、廃車手続きをしたりと、手間と時間がかかります。さらに、乗り換える車の初期費用も用意しなければなりません。
その点カーリースは、契約満了を迎えたら車をカーリース会社に返却するだけ。乗り換える車もカーリースで用意すれば、初期費用不要で、月額料金だけの出費に抑えられます。
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カーリースの5大デメリット
メリット豊富なカーリースですが、デメリットも存在します。利用を検討する際はデメリットもしっかりと理解して、カーリースが自身に向いているか確認しましょう。
2. 利用に制限がある
4. 残価精算のリスクがある
5. 審査に落ちる場合がある
1. 一括購入と比べた場合、総額で見ると高くなる
カーリースの車両本体価格は残価を引いた金額になりますが、月額料金には各種税金や自賠責保険料、手数料などが含まれているので、総額にすると現金一括で購入するより高くなる場合があります。
なお、カーローンと比較した場合は、似たしくみの残価設定ローンであっても、金利や残価によってはカーリースのほうがかなりお得になります。
2. 利用に制限がある
カーリースでは、返却時の車の価値を担保するために、おもに次のような制限を設けている場合があります。
走行距離制限
カーリース会社やプランによって多少の違いはありますが、多くのカーリースで月間500〜2,000kmの走行距離制限が設定されています。契約満了時に合計走行距離が超過している場合、超過分の費用が発生します。
走行距離の制限を気にすることなく利用したい場合は、走行距離制限のないカーリースを選びましょう。
カスタマイズ
カーリースでは返却の際に原則として原状回復が必要なことから、元に戻せないドレスアップやカスタマイズは禁止されています。ただし、自身で取り外せるものや、車検に通る範囲であれば問題ないケースが大半ですので、心配なときはリース会社に確認してみましょう。
なお、契約満了時に車がもらえるプランであれば、利用期間中から自由にカスタマイズできるカーリースもあります。
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3. 中途解約した場合、解約金が必要になる
カーリースでは、原則として契約期間中の解約や契約内容の変更が認められていません。何らかの事情で中途解約が必要になった場合は、残りの契約期間相当額や解約金を請求される可能性があります。
任意保険に加入する、ライフスタイルに合った年数で契約するなど、中途解約のリスクを下げる方法を検討しておきましょう。
4. 残価精算のリスクがある
カーリースには「オープンエンド」と「クローズドエンド」という2種類の契約方式があり、それぞれ次のようなメリットとデメリットがあります。
オープンエンド
契約時に設定した残価と返却時の実際の車の市場価値で精算を行う契約方式です。
残価を高めに設定することで月額料金を抑えられるというメリットがある一方で、返却時の車の状態によっては、契約満了時に高額な費用を請求される可能性があります。
クローズドエンド
契約時に残価は設定しますが、返却時の残価精算は行わない契約方式です。
オープンエンドに比べれば月額料金が高めになる傾向がありますが、契約満了時の車が市場価値を下回っていても、差額を請求される心配はありません。
契約満了時の残価精算で費用を請求されるリスクを避けたい場合は、クローズドエンド方式のカーリースを選びましょう。
5. 審査に落ちる場合がある
カーリースの利用には審査があり、審査に通過できなかった場合には契約できません。
とはいえ、カーリースは残価が引かれる分だけ安く利用できる、長期契約で月額料金を抑えられる、カーリース会社が車の所有者になるといった点から、カーローンの審査よりも通りやすいと言われています。
まずは、安い車種で試してみる!
収入が不安定だったり、過去に滞納などの履歴があったりして審査が不安という方は、安い車種で審査を試して、後からじっくり車選びを行える「お試し審査」で審査に通るか確認してみるのもおすすめです。
カーリースがデメリットだらけと言われる理由
カーリースは車を個人で所有しない利用方法なので、一括で安く車を手に入れたい、車を所有して自由に乗りたいなど、求める条件によっては購入するよりデメリットが多くなります。
また、利用条件がカーリース会社によって異なることから、希望に合わないカーリース会社を選んでしまうと、デメリットだらけに感じてしまうこともあるでしょう。
なお、カーリースのサービスは年々改良されています。以前のサービス内容を基に「デメリットだらけ」と言われることもあるので、まずはご自身でカーリースのサービス内容やメリット、デメリットを把握して、車に求める条件などからカーリースが向いているかを確認してみるのがおすすめです。
カーリース会社を選ぶ際は各社の特徴を比較して、自身の希望に最も適しているサービスやプランがあるところを選択すると、デメリットを抑えた利用が可能になります。
カーリースはこのような方におすすめ
カーリースは月額定額制で利用できるので、初期費用や車検費用などでまとまった出費をしたくない方や、費用を気にせずにメンテナンスを行いたい方など、車関連の支出を抑えたい方に向いています。
また、期間を決めて利用するという乗り方から、車が必要な期間に合わせて効率的に乗りたい方や、ライフスタイルに適した車に柔軟に乗り換えたい方にも向いているでしょう。いつでも気軽に相談できる窓口があるので、車に詳しくない方も安心して利用できます。
ほかにも、オンライン式のカーリースであれば、店舗に出向く時間が取れない方でも手軽にカーライフをスタートできます。
なお、長距離の利用が多い方や、カスタマイズを思う存分楽しみたい方の場合、走行距離やカスタマイズに制限があるカーリースは向きませんが、自身の利用方法に合ったカーリース会社を選べば、メリットを享受できる場合があります。
デメリットが少ないカーリースはどこ?
豊富なメリットと併せてデメリットもあるカーリースですが、サービスやプランを上手に選べば、デメリットを抑えた利用が可能になります。
カーリース大手3社「おトクにマイカー 定額カルモくん 」「KINTO」「コスモMyカーリース」の特徴を比較しながら、自身に最適なカーリースの選び方を見ていきましょう。
定額カルモくん | KINTO | コスモMyカーリース | |
---|---|---|---|
月額料金 * | 12,820円~ | 33,110円~ | 16,390円~ |
ボーナス払いの有無と料金 | なし | 月額14,740円〜 ボーナス加算額11万円(年2回) | 月額3,960円~ ボーナス加算額40,000円(年2回) 頭金40万円 |
契約可能年数 | 1~11年のあいだで1年単位 | 3、5、7年 | 3、5、7、9年 |
取扱車種 | 国産全車種 | トヨタとレクサスの一部車種 | 国産全車種 |
契約方式 | クローズドエンド | クローズドエンド | 契約内容による |
特徴 | ・7年契約以上で走行距離制限なし ・車がもらえるプランがある | ・解約金がかからないプランが選べる ・月額料金に任意保険が含まれる | ・コスモ石油でガソリン代が割引される ・教習所とセットのプランがある |
月額料金
同じ車種でも、カーリース会社によって月額料金が異なります。各社のサイト上で料金シミュレーションを行って比較してみましょう。
なお、月々の負担を抑えながら新車に乗りたいという場合は、業界最安水準*の定額カルモくんがおすすめです。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
ボーナス払いの有無
ボーナス払いを併用すると月々の負担を抑えられます。頭金も支払えるゆとりがあるなら、コスモMyカーリースでは月額料金を4,000円台からにすることも可能になります。
なお、ボーナス払いの設定は契約途中で変更できません。また、年2回のボーナス払い時には通常の月額料金とボーナス加算額の合計額を支払う必要があります。
契約期間に渡って支払い続けることが可能か、事前によく検討してからボーナス払いの有無や金額を決めるようにしましょう。
契約可能年数
カーリースの月額料金は総額を契約月数で割って算出するため、契約期間が長いほど安くなります。最長11年まで契約できる定額カルモくんであれば、月々の負担を予算内に抑えることも可能になります。
なお、契約期間も1年単位で選べるので、ライフプランなどに合わせた利用もしやすいでしょう。
取扱車種
取扱車種はリース会社によって異なるため、希望の車を選べるか、事前に確認しておきましょう。
なお、定額カルモくんとコスモMyカーリースでは国産全車種から自由に選べます。特別仕様車なども選択できるほか、車種が決まっていない場合でも比較検討がしやすいというメリットがあります。
対してKINTOはトヨタが提供するカーリースなので、取扱車種はトヨタとレクサスの一部となります。
契約方式
残価精算のないクローズドエンド方式であれば、最後まで高額な請求の心配なく利用できます。定額カルモくんやKINTOはクローズドエンド方式となっているので、デメリットのひとつとされる契約満了時の経済的リスクを避けられます。
一方、コスモMyカーリースは契約によって異なるため、事前に確認しておいたほうが安心です。
特徴
カーリース会社ごとに特徴が異なるため、サービス内容もデメリットを抑えるカーリース会社選びの重要なポイントになります。
定額カルモくん
定額カルモくんでは、7年契約以上のすべての車種で走行距離が無制限になります。また、月額500円で契約満了時にそのまま車が自身のものになる「もらえるオプション」をつければ、利用期間中からカスタマイズも自由に行えるようになります。
メンテナンスプランに加入した場合は返却時の原状回復費用が保証されたり、メーカー保証と同程度の延長保証が受けられたりと、安心してカーライフを送れるサポートも充実しています。
定額カルモくんは申込者数が15万人を超える人気のカーリースです。
選ばれる理由を知りたい方はこちらをご覧ください。
KINTO
KINTOでは、一般的な「初期費用フリープラン」のほか、ボーナス払いを利用しない3年契約に限り、契約時に月額料金5ヵ月分相当の申込金を月額料金とは別に支払うことで、中途解約時の違約金をなしにできる「解約金フリープラン」があります。
また、すべてのプランで月額料金に任意保険が含まれている点も特徴です。
ただし、ペットの同乗や喫煙は禁止されていたり、半年ごとにディーラーでの点検を受ける必要があったりと独自の制約もあるので、自身の利用方法に合っているかシミュレーションしておくと安心です。
コスモMyカーリース
コスモMyカーリースはコスモ石油が展開するカーリースということもあり、コスモ・ザ・カードで支払った場合に限り、月間100Lまでガソリン代の割引が受けられます。
契約プランは、契約年数、メンテンナンスプラン、月間走行距離、頭金やボーナス払いの有無と料金をそれぞれ選択して組める点も特徴です。なお、教習所とカーリースがセットになったプランもあります。
カーリース利用者の声
実際にカーリースを利用している方は、メリットやデメリットをどのように感じているのでしょうか?定額カルモくんを利用している3名の方の声を聞いてみましょう。
はじめは疑っていましたが、本当に安いし、サポートもしっかりしています!

タクシー運転手のYさん(40代/定額カルモくんで11年契約/静岡県在住)
月々10,000円ちょっとで新車に乗れて、車検費用も含まれるなんてそんなおいしい話はないと思っていました。でも、急いで車が必要だったこともあり、スマートフォンからかんたんに申し込めて初期費用も不要なカーリースを利用してみることにしたんです。
実際に使ってみたら、本当に安い!しかもアフターサービスもしっかりしていて、何かあっても連絡すればすぐに対応してもらえるので、安心して利用できています。
子供の送り迎えも、家計管理も楽になりました

専業主婦のOさん(30代/定額カルモくんで9年契約/東京都在住)
家事と育児で忙しい中だったので、契約時の手続きに手間がかからず、頭金も登録諸費用も不要なところに魅力を感じてカーリースを選びました。
税金やメンテナンス費用も定額だから、家計管理がしやすくて、手間もかからないのがメリットだと感じています。子供にお金がかかる時期に車関連の大きな出費の心配がなくなったのは安心感も大きいですね。
頭金もボーナス払いも不要で新車に乗れるのが今の自分にはあっていました

会社員のOさん(20代/定額カルモくんで11年契約/東京都在住)
中古車を買う予定でしたが、諸費用で結構な出費になるとわかってマイカーを半ばあきらめていました。そんなときカーリースを知って、調べてみたんです。
車種もメンテナンスプランも選択肢が多くて、グレードやオプションも自分で決めた新車に予算内で乗れるのはメリットだな、と感じました。
同じ車をカーローンで購入していたら、家賃と変わらないくらいの出費になるので、とても乗れませんでしたね。カーリースのおかげで新車を手にしても経済的にこれまでと変わらない生活ができているし、行動範囲も広がってこれまでにない楽しさがあふれています!
カーリースは選び方次第でデメリットを減らせる
カーリースはそのしくみから購入した車と異なる点も多く、利用方法によってはデメリットを感じることもあるでしょう。しかし、カーリース各社で独自のサービスを用意しているため、希望にマッチするカーリースを選べば、デメリットを抑えた利用が可能になります。
安定した支出で新車を購入した場合と変わらないカーライフを実現できるカーリース。まずは業界最安水準*の定額カルモくんで、どのくらいお得に車を持てるのか、下の「お試し審査」から確かめてみましょう。後から車種やプラン、利用するかどうかを選べるのでお気軽にどうぞ。
サービス資料(パンフレット)もございます。
大手リース他社とのサービス・料金比較、素朴な疑問への回答など、詳しくご紹介しています。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
よくある質問
Q1:カーリースのメリットは?
A:残価設定により車両本体価格が安くなることに加え、頭金などの初期費用が不要で、オプションによって車検やメンテナンスなどの費用も定額にでき、経済的負担を抑えて新車に乗れるのがメリットです。また、購入時と変わらない車選びが行えて、自宅にいながらカーライフを始められる点もメリットといえるでしょう。
Q2:カーリースのデメリットは?
A:一括購入に比べると総額が若干高くなることがあります。また、カーリースによっては、利用制限があったり、残価精算で費用を請求されたりすることがありますが、デメリットの多くは会社やプランをしっかり選ぶことでカバーできます。
Q3:カーリースはデメリットだらけって本当?
A:以前のサービス内容を基に「デメリットだらけ」と言われることがありますが、カーリースのサービスは年々改良されています。そのため、最近はメリット豊富なカーリース会社が増えています。
※この記事の情報は2023年5月1日時点の情報で制作しています
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