カーリースの月額料金は、カーリース会社や選ぶ車種、契約プランなどによって大きく左右されます。また月額料金だけでなく、追加費用の有無によっても最終的な支払金額は変わってくるものです。それでは、低価格で利用できるカーリースを選びたい場合、どのような点に注目すれば良いのでしょうか。
ここでは、最安・低価格で利用できる人気のカーリースをご紹介します。併せて、カーリースの安さの理由や、カーリース選びの注意点も見ていきましょう。
- 最安・低価格をうたうカーリースを利用するなら、頭金やボーナス払いがないか確認する
- 走行距離制限や残価精算のないカーリースなら最安・低価格でも安心して利用できる
- 定額カルモくんなら、ダイハツ「ミライース」に車検代込みで月々16,160円から乗れる
カーリースを低価格で利用できるのはなぜ?
カーリースでは、ローンで購入するよりも安く新車に乗れることも珍しくありません。しかし、なぜカーリースはそのような低価格で利用できるのでしょうか。ここでは、その理由をご紹介します。
残価設定がある
カーリースを低価格で利用できる理由のひとつとして、月々のリース料が「残価設定」をした上で算出されていることが挙げられます。残価とは残存価格の略で、車を下取りに出したときの価値を指します。
カーリースでは契約期間満了時に車を返却するため、契約時にあらかじめ車両本体価格から返却時に想定される残価を差し引いた上で、リース料を算出しているのです。これにより契約者は車両本体価格の全額を支払わずに済むため、費用を抑えて新車に乗ることができます。
なお、カーリースは基本的に中途解約や、契約期間中に契約内容を変更することはできません。中途解約をすると違約金を支払わなければならないカーリースが多いため、長すぎず短すぎない、自分にとってちょうど良い契約年数を設定することが大切です。
車の用途や乗り換えたいタイミングも考慮して契約期間を決めることで、中途解約のリスクを避けられるでしょう。
頭金や初期費用がかからない
頭金や初期費用がかからない点も、カーリースが車を購入するよりもお得だといわれる理由です。
カーローンで車を購入する場合、金利による負担を抑えたり、審査に通りやすくしたりするために頭金を用意しなければならないこともあります。一方、カーリースはあくまでもリース契約のため、金利がかかりません。そのため、概ね頭金不要で利用できるのです。
また、車を購入する際は車両本体価格に加えて各種税金や自賠責保険料、各種手数料などの初期費用がかかります。この初期費用は車両価格の1~2割程度が目安とされており、まとまった資金を用意することが難しい場合に大きな負担となりがちです。
カーリースではこうした初期費用はすべて月額料金に含まれているため、別途用意する必要がありません。
最安・激安をうたうカーリースを利用して大丈夫?低価格の裏側
数あるカーリース会社の中には、月額10,000円以下の料金を掲げる格安・激安の業者も存在します。しかし、こうした激安カーリースは、一見安くみえるだけで契約後に思わぬ費用がかかってしまうこともあるため、カーリースを選ぶ際には契約内容をしっかりと確認しましょう。
ここでは具体的にいくつかの注意点を紹介します。
頭金・ボーナス払いが設定されていることがある
多くのカーリースがボーナス払い不要で利用できます。しかし中には低価格の料金で契約するにはボーナス払いを設定しなければならないカーリースも存在するため注意しなくてはなりません。
ボーナス払いでは、年2回のボーナスのタイミングで、通常の月額料金にボーナス払い分を上乗せして支払います。ボーナス払い対象月以外の月額料金は抑えられますが、定額制というカーリースのメリットは薄れてしまいます。
また、ボーナスをほかの支払いに使いたくても、カーリースの契約期間中はずっとリース料にその何割かをあてなくてはなりません。カーリースは数年単位で中長期的に利用するサービスのため、契約期間中にボーナスが減ったり、なくなったりするリスクも考慮しましょう。
カーリースは原則として契約途中で支払い方法などを変更できないため、ボーナス払いの設定は慎重に決めることをおすすめします。
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メンテナンス費用などの維持費が含まれていない
低価格料金を掲げているカーリースには、月額料金にメンテナンス費用や諸費用を含めていないものもあります。一見格安に思えても、実際に必要になるメンテナンス費用などを含めると、お得な料金とはいえなくなってしまう可能性もあるため注意してください。
また、メンテナンスプランによって補償される内容も、カーリースによってさまざまです。車検代や原状回復費など、どのような項目がメンテナンスプランによってカバーされるのかも確認した上で、カーリース会社や加入するプランを決めるようにしましょう。
契約満了時に差額を請求される可能性がある
カーリースは、契約方法によっては契約期間満了時に残価精算を行い、その差額を請求されることがあります。
残価精算を行う必要があるのは、「オープンエンド方式」という契約方法を採用しているカーリースです。契約満了時に想定残価と返却時の実際の市場価値との差額を精算し、想定残価が市場価値を下回る場合はその差額を支払わなくてはなりません。
そのため、オープンエンド方式を採用しているカーリースは、低価格で利用できたとしても、最終的には費用負担が大きくなってしまう可能性があります。中には、想定残価を高く設定することで月額料金を安く見せ、契約満了時に高額な差額を請求するカーリースもあるため、契約方式にも注目しましょう。
残価精算を行わないのは、契約方法に「クローズドエンド方式」を採用しているカーリースです。契約満了時に想定残価と実際の市場価格に差額が発生しても、精算を求められる心配はありません。
なお、契約満了時に発生する費用としては、走行距離制限を超過した場合の料金も挙げられます。制限距離が短いカーリースは、制限超過のリスクも高くなる点に注意が必要です。
車が限定されている場合がある
低価格で利用できる代わりに、乗れる車種が限定的なカーリースもあります。幅広いラインナップの中から車を選べるカーリースと比べると、好きな車の新車に乗れるというメリットが薄れてしまうため、選べる車の種類にも注目してみましょう。
保証や車検がついていない
新車のカーリースではなく中古車のカーリースを利用する場合も、単に安さだけで決めないほうがいいでしょう。
中古車の場合は、年式や走行距離など車のコンディションが一台一台異なります。そのため、故障保証やメンテナンスプランの補償範囲などが手厚いカーリースを選ばないと、乗り始めてから高額な維持費がかかってしまう可能性があるのです。また残っている車検の有効期間が短いと、乗り出してすぐに費用が必要になってしまいます。
保証がついていたりメンテナンスプランに加入したりすることで多少料金が高くなるとしても、常に良い状態の車に乗れるということは、安心できるだけでなく結果的に費用を抑えることになる場合も多いのです。中古車リースを選ぶときには、保証や車検、メンテナンスプランのことも比較して検討しましょう。
最安・低価格のカーリースはどこ?人気5社の最安値を紹介
近年はカーリースの利用者の増加とともに、低価格で利用できるカーリースも増えています。そのため、カーリース選びに迷ってしまう方もいるかもしれません。
ここでは、メンテナンス費用を月額料金に含めることができる、人気のカーリース5社をピックアップしてご紹介します。それぞれの特徴や、料金を見ていきましょう。
〈最安・低価格のおすすめカーリース5選〉
定額カルモくん | MOTA | カーコンカーリース | リースナブル | ニコノリ | |
---|---|---|---|---|---|
取扱車種 (新車) | すべての国産メーカーの全車種・全グレード | 主要国内メーカーの車種 | 国産メーカーの全車種 | 国産メーカーの51車種 | 国産メーカーの全車種 |
中古車リース | あり | あり | あり | あり | あり |
契約年数 | 1~11年 ※1年単位で選択可 | 7年・9年・11年 | 3年・5年 ※のりかえプラン 7年・9年・11年 ※もらえるプラン | 3年・5年・9年 | 1〜9年 |
走行距離制限 | なし ※7年未満の契約の場合は1ヵ月1,500km | なし | 1,000km/月 ※のりかえプラン 2,000km/月 ※※もらえるプランで返却の場合 | 750km/月 | 5年間で60,000km、30,000kmなど 契約時に設定 |
車をもらえるプラン | あり ※条件あり | あり ※条件あり | あり | なし | なし |
残価精算 | なし | なし | なし | あり | 契約時に設定 |
新車の月額料金* | 14,690円~ | 12,430円〜 | 12,760円~ | 14,300円~ | 13,647円~ |
*メンテナンスプランなし、月々均等払いでの最安値です。
いずれのカーリースも最安値で月々10,000円台から新車に乗れますが、契約年数の幅広さや走行距離制限には差があることがわかります。また、契約するプランによって残価精算の有無が異なるカーリースもあります。
ここからは、5社それぞれの特徴を、より詳しく見ていきましょう。
おトクにマイカー 定額カルモくん
定額カルモくんならではの特徴として、選べる契約年数の範囲が広いことが挙げられます。ほかのカーリースでは契約期間が主に2~3種類の選択肢となる中、定額カルモくんは1年から11年までのあいだで1年単位で設定できます。
短期リースにも長期リースにも利用でき、ライフスタイルや車の用途に合わせて柔軟に利用期間を選べるため、中途解約のリスクも避けられるでしょう。
また、メンテナンスプランを付ければ、車検代だけでなく通常のカーリースでは車の返却時に求められる原状回復費用も補償されるなど、メンテナンスプランの手厚さも定額カルモくんの強みです。
「定額カルモくん」なら月々いくらで乗れる?知りたい方はこちら
MOTAカーリース
出典:MOTAカーリース
株式会社MOTAがオリックス自動車株式会社と共同で提供するカーリースです。すべての国産メーカーの全車種に加えて、レクサスも選べる点が特徴です。また、契約期間は7年、9年、11年の3種類のプランから選べます。
定額カルモくんのように、オプション追加によって契約満了時にそのまま車をもらうことも可能です。この場合、原状回復費用や走行距離の超過による追加費用も不要になるため、最後までマイカーのように自由に乗ることができるでしょう。
カーコンカーリース
出典:カーコンカーリース
カーコンカーリースでは、3年または7年リースの「のりかえプラン」と、7年・9年・11年の「もらえるプラン」のいずれかを選択できます。「もらえるプラン」では、契約満了まで利用すれば乗っていた車をそのままもらうことが可能です。そのため、原状回復や走行距離の超過などによる精算の必要がありません。
また、契約時にボーナス月加算を設定することもできます。ボーナス月加算を設定すれば、月々の支払額を8,000円台にすることも可能です。
リースナブル
出典:リースナブル
リースナブルならではの特徴として、カーリースでは原則不可能な中途解約ができる点が挙げられます。ほかの車に乗り換えたい、中途買取がしたいという場合に、契約期間中であっても解約できる、自由度の高いカーリースです。
なお、乗換時の下取り額が残価を下回った場合は、差額分が請求されます。
選べる車両の種類はほかのカーリースと比べて少なめですが、車種によってはリースナブルだけの車両割引を受けられます。
ニコニコマイカーリース 定額ニコノリパック
出典:定額ニコノリパック
契約方式を残価精算のないクローズドエンド方式にするか残価精算ありのオープンエンド方式にするか自身で選べます。また、契約満了後の車の扱いも、乗換え、再リース、買取り、返却の4タイプから選べるなど、契約プランが多様なカーリースです。
月額料金に車検・点検代、メンテナンス代などの料金があらかじめ含まれている点も魅力で、メンテナンスパックを付けることでより手厚い補償を受けられます。
低価格でも安心して利用できるカーリース選びのポイント
低価格かつ安心して利用できるカーリースを選ぶためには、検討中のカーリース会社の契約方式や料金体系を確認しましょう。
そこで、低価格で安心して利用できるカーリースを見つけるために注目したいポイントをご紹介します。
●月額料金にさまざまな維持費を組み込めるか
初期費用が月額料金に含まれているかを確認。そのほかの維持費や車検代、原状回復費用などが補償されるプランがあると、なおおすすめ。
●残価精算不要のクローズドエンド方式を採用しているか
月額が多少高くなったとしても、クローズドエンド方式のカーリースを選べば最後まで安心。
●走行距離制限があるか
走行距離を気にしながら乗りたくないなら、走行距離制限が長い、または無制限のカーリースを選ぶ。
●車の選択肢が豊富
車種やグレードによって燃費や使い勝手が異なるので、幅広い選択肢があるカーリースを選ぶのがおすすめ。
カーリース選びに悩んでいるなら「定額カルモくん」のマイカーコンシェルジュに無料相談!
低価格かつ安心のおすすめカーリース
カーリース選びで大切なポイントをお伝えしましたが、それをすべてクリアして低価格を実現させているカーリースとしては定額カルモくんをおすすめします。定額カルモくんは、ボーナス払いや頭金なしで、契約満了時の残価精算が不要、さらに、車は国産メーカーの全車種・全グレードから選べます。
ファイナンシャルプランナーやカーディーラー業者を対象とした調査で「コストパフォーマンスが高いカーリース」「納得価格のカーリース」「サポートが充実しているカーリース」の3部門で1位を獲得*するなど、低価格ながら充実したサービスが魅力です。
そんな定額カルモくんのさまざまなサービスの中から、特におすすめな点を紹介します。
*調査方法:インターネット調査 調査期間:2021年2月12日~15日 調査概要:カーリース10社を対象にしたイメージ調査 調査対象:男女、全国、18~69 歳、運転免許保有、(1)(2)週1回以上運転するファイナンシャルプランナー176s、(3)カーディーラー勤務者297s 調査実施:株式会社ショッパーズアイ 比較対象企業:「カーリース」Google 検索9社(2021年1月29日10 時時点) 広告、まとめサイトなどを除く
車検代込みで月々10,000円台から新車に乗れる!
メンテナンスプランに加入すれば、消耗部品の交換費用や車検基本料なども月々の定額料金に組み込むことができ、さらに返却時の原状回復費用も補償されます。定額カルモくんは元々の料金が安いので、メンテナンスプランに加入しても、月額10,000円台から利用できます。車検時や車の返却時にまとまった費用を用意する必要もなくなり、家計管理もしやすくなるでしょう。
走行距離制限なし&車をもらえるプランも!
定額カルモくんでは、契約期間7年以上で走行距離が無制限となるため、走行距離の超過による追加料金の心配なく、長距離ドライブなどを楽しめるでしょう。
また、「もらえるオプション」に加入すると、月額500円を追加するだけで、契約満了時にそのまま乗っていた車をもらえます。車を返却する必要がないため、原状回復の手間や費用に悩まされることもありません。
ダイハツ「ミライース」の月額料金をシミュレーションしてみよう!
ここでは、定額カルモくんでダイハツ「ミライース」をリースする場合の料金をシミュレーションしてみます。
低価格でありながら親しみやすいデザインで、燃費性能にも優れたミライースは、カーリースでも人気の車種です。
そんなミライースを11年・7年・3年それぞれの期間でリースした場合の料金の違いを見てみましょう。
〈乗り方別「ミライース」月額料金シミュレーション〉
とにかく安く乗りたい方 | 車をもらいたいが短期間の契約を希望する方 | 短期間で乗り換えたい方 | |
---|---|---|---|
契約期間 | 11年 | 7年 | 3年 |
月額料金 |
12,820
円~ ※最安料金 | 15,410円~* | 26,575円~ |
月額料金 ※メンテナンスプラン(シルバー)付き | 16,160円~ | 18,750円~* | 30,425円~ |
*月額500円の「もらえるオプション」を付けた金額です
7年あるいは11年契約の場合、メンテナンスプランに加入しても月々10,000円台でミライースに乗ることができます。7年契約の場合はもらえるオプションも付けた金額のため、契約満了時にはそのまま車をもらうことも可能です。
ここでは例としてミライースの場合をご紹介しましたが、定額カルモくんのサイトでは好きな車や希望の年数、オプションなど自由にプランを設定して月額料金をシミュレーションできます。
こちらで気になる車を選び、契約年数やグレード、オプションを設定し、自分だけのオリジナルプランを作ってみてはいかがでしょうか。
プランが決まったらそのまま「お試し審査」に進むことも可能です。審査に通過しても、プランや車種の変更、キャンセルが可能なので、お気軽にどうぞ。
低価格かつ快適に利用できるカーリースを選ぶことが大切
複数のサービスを比較してみるとつい最安や低価格に惹かれてしまいがちですが、カーリースは数年単位で利用する上、中途解約もできないサービスのため、料金だけでなくサービス内容や契約方式にも十分に納得して契約することが大切です。
契約期間のあいだはずっとマイカーのように快適に乗れるのか、最後まで本当に定額制で乗れるのか、といったポイントにも注目しつつ、自分にぴったりのカーリースを選びましょう。
よくある質問
Q1:カーリースを低価格で利用できる理由は?
A:カーリースは、契約時に車両本体価格から返却時の想定残価を差し引いた上でリース料を算出しているため、購入するより費用を抑えて新車に乗ることができます。頭金や初期費用がかからない点も、カーリースが購入よりお得といわれる理由です。
Q2:最安・低価格でも安心して利用できるカーリースの選び方は?
A:低価格かつ快適に利用できるカーリースを選ぶためには、頭金やボーナス払いがないか、月額料金に車検代などさまざまな維持費を組み込めるか、残価精算不要か、走行距離制限がないか、車の選択肢が豊富か、といった点を確認しましょう。
Q3:最安・低価格でおすすめのリースサービスはある?
A:低価格でもサービスが充実している「定額カルモくん」がおすすめです。頭金・ボーナス払い・残価精算不要で月々10,000円台から新車に乗れるカーリースで、メンテナンスプランに加入すれば車検代や原状回復費用もカバーされます。
※この記事は2023年12月時点の情報で制作しています