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宇野 智うのさとる

中古車の三菱「ミラージュ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車の三菱「ミラージュ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車の三菱「ミラージュ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

ミラージュの現行モデルは、2012年から発売された5ドアハッチバックのコンパクトカー。マイナーチェンジは2回実施された息の長いモデルとなっています。ミラージュの中古車をお探しの方へ、おすすめモデルは何なのか?選び方の注意点は?といった疑問にお答えします。

  • 一番推したい中古車の三菱「ミラージュ」は、2016年にマイナーチェンジした中期型
  •  購入価格重視なら2012〜2016年式の1.0Lガソリン車

中古車ミラージュ、おすすめモデルはズバリこれ。2016年にマイナーチェンジした中期型

ミラージュ

ミラージュは、1978年にデビューし現在は6代目となる歴史あるモデルですが、2000年にいったん生産販売を終了しており、中古車市場で出回っているモデルのうち、日常的に乗るのにふさわしいのは、2012年に復活を果たした現行モデル・6代目となります。

復活6代目のデビュー当時は、1.0LガソリンにCVT(無段変速機)を組み合わせた2WD(前輪駆動)の5ドアハッチバックで(のちに1.2Lガソリンが追加されます)、ベースグレードは100万円を切った価格が設定された低価格がウリのコンパクトカーでした。
しかし、セールスが不調で2016年のマイナーチェンジで路線変更、フロントフェイスを大幅に変更し、廉価グレードは廃止され、エンジンは1.2Lガソリンのみとなり、グレード構成は2タイプのシンプルなラインナップに整理されました。

2020年4月には2度目のマイナーチェンジが実施され、フロントフェイスを大幅に変更、三菱の共通デザインである「ダイナミック・シールド」を採用し、SUVの雰囲気も感じる力強いものに変わりました。

そんなミラージュの中古車をお探しの方に、筆者がおすすめするのは、2016年にマイナーチェンジを受けた中期型モデル(2016〜2020年式)、上級グレード「G」です。ベースグレード「S」と「G」の新車車両価格が10万円ほどしか差がなく、中古車市場では、その価格差がそのまま中古車価格に反映されず、一概にどっちのグレードのほうが安い、お買い得などと判断しづらい状況です。

このモデルでは、衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備が採用され、年式的にも安心して乗れる範囲です。ただ、先進技術の搭載は、ライバル車に比べて遅れをとってしまっています。しかし、購入価格重視なら、ライバル車と比べて年式が新しく、走行距離が短いタマを手にいれやすいモデルです。

ミラージュ 中期型 2016〜2020年式の中古車価格帯は、38万〜106万円(2021年6月26日時点)となっています。

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★ほかにも!お買い得な中古車ミラージュ

この項では「とにかく購入時のコストを抑えたい!」といった方へのおすすめモデルを紹介します。

その前に、1978年からはじまるミラージュの歴史をご覧ください。

ミラージュの歴史

1978〜1983年 初代デビュー

三菱初のFF車としてデビューした、3ドアと5ドアのハッチバックのコンパクトカー。1982年には4ドアセダンが追加された。エンジンは1.2L・1.4L・1.6Lガソリンを搭載。トランスミッションは4速MTと3速ATをラインナップするが、4速MTには、副変速機「スーパーシフト」を採用、2速x4速の8速MTとして仕様できる、コンパクトカーには珍しい機構を搭載したモデルが存在した。副変速機は、オフロード走行を主な目的とした四輪駆動車にはよく採用されていたが、街乗りメインの大衆車に採用された例は、初代ミラージュ以外に見当たらない。初代ミラージュは、クリーンでシンプルなデザインが消費者に受け入れられ、大ヒットを飛ばした。

1983〜1987年 2代目

2代目のフルモデルチェンジで、初代から引き続き3ドアと5ドアのハッチバックと4ドアセダンがラインナップした。このうち、4ドアセダンは、初代のプラットフォーム(車の骨格部分などの主要構造物)を流用した。1985年には、ステーションワゴンと商用バンが追加された。エンジンは、1.3L・1.5Lガソリンと、1.6Lガソリンターボ、1.8Lディーゼルがラインナップし、1.5Lガソリン(4気筒)では、パワーを必要としないとき、2気筒を休止する「MDエンジン」もラインナップされた。2代目も初代と同じように人気を博した。1984年のマイナーチェンジ時のTVCMで、エリマキトカゲを起用し、一大エリマキトカゲブームが巻き起こったという逸話もある。

1987〜1991年  3代目

バブル景気真っ只中にフルモデルチェンジ。ハッチバックは2代目途中で5ドアが廃止されたのをそのまま受け継ぎ、3ドアのみとなった。4ドアセダンは継続。上級セダンのギャランを一回り小さくしたようなエクステリアデザインが特徴。TVCMは2代目の途中から松任谷由実さんの楽曲が起用され、3代目も一貫して起用された。「霧雨で見えない」「ダイアモンドダストが消えぬまに」「リフレインが叫んでいる」「WANDERES」「満月のフォーチュン」などの名曲は、すべてミラージュのCM曲だった。エンジンは、1.3L・1.5L・1.6Lガソリン、1.8Lディーゼルを、トランスミッションは、4速・5速MT、3速・4速ATをラインナップした。中でも、1.6Lターボエンジンを搭載した「サイボーグ」は若い男性から高い支持を集めた人気モデルだった。3代目も堅調なセールスを記録した。

1991〜1995年 4代目

デザインは丸みを帯びた曲線基調のデザインに変わった。3代目同様に3ドアハッチバックと4ドアセダンのラインナップでフルモデルチェンジされたが、のちに2ドアクーペの「アスティ」が追加された。エンジンは、1.3L・1.5L・1.6Lガソリン、1.8Lディーゼルをラインナップ、1.6Lガソリンには世界最小排気量となったV6がのちに追加された。トランスミッションは、3速・4速ATと5速MTを設定。

ミラージュ_アスティ

ミラージュ アスティ

1995〜2000年 5代目

4代目の曲線基調のデザインを継承したキープコンセプトでフルモデルチェンジした。ボディタイプは4代目同様、3ドアハッチバック、4ドアセダン、2ドアクーペをラインナップ。バブル崩壊後の長く続く不況のあおりを受けて、コストカットを強いられたモデルチェンジとなった。セールスも好調とは言えず、2000年3月末には製造中止となった。なお、ミラージュのプラットフォームを用いない派生モデル「ミラージュ ディンゴ」は2002年まで販売されたが後継車はなく、三菱のラインナップから「ミラージュ」の車名が消滅した。

2012年〜現在 6代目

約10年ぶりの復活を果たしたが、生産はタイの現地法人が行う世界戦略車として開発された。日本仕様では、1.0LガソリンエンジンとCVT(無段変速機)を組み合わせた5ドアハッチバックを販売(他のボディタイプ、エンジンは設定なし)。エントリーグレードでは100万円を切る車両価格が設定され、三菱は「先進国における環境対応車」と「新興国におけるエントリーカー」をニーズに対応した新型車とうたったが、目標販売台数には遠く及んでいない。

2014年12月 一部改良。1.2Lガソリンが追加された。

2016年1月 マイナーチェンジ。フロントデザインなどを大きく変更。エンジンは1.2Lガソリンのみに整理された。また、廉価グレードは廃止され、上質なインテリアを施すグレードを設定、「M」と「G」の2タイプとなり車両価格は138万〜148万円となった。低価格をキーワードのひとつとしたモデルだが、大きな路線変更が図られた。

ミラージュ_2016年マイナーチェンジモデル「16型」

2016年マイナーチェンジモデル「16型」

2020年4月 2度目のマイナーチェンジ

フロントフェイスは、三菱の共通デザイン「ダイナミック・シールド」が採用され、顔つきが大きく変化した。グレード構成、パワートレインには変更なし。安全装備の強化なども実施され、車両価格は143万〜157万円となった。

最新型ミラージュ

フロントフェイスにダイナミック・シールドを採用した最新型のミラージュ

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車ミラージュ

● 購入価格重視なら 前期型2012〜2020年式の1.0Lガソリン車の 中古車市場の相場10万〜80万円

ミラージュ_前期型

とにかく購入時のコストを下げたい、といった方は、2012〜2016年式の1.0Lガソリン車がおすすめです。ただ、中古車では車の状態が懸念点。また、安全性能も高くないので注意してください。

ミラージュならではのチェックポイント

ミラージュの中古車市場状況は、車の状態、走行距離にバラツキが大きくなっています。このため、安心して買うなら、保証がしっかりと付いたものにしましょう。

年式が新しいタマでは、メーカー保証が継承される場合もありますが、残存期間や本当に保証が継承できるかどうかなどのチェックが必要です。

中古車販売店が付けた保証の場合では、その保証の範囲と、期間、走行距離をしっかりと確認しましょう。中には保証期間が短いものもあります。そのような車は、故障リスクが高いと考えて差し支えありません。

しっかりと保証が付いていれば、ミラージュに限らず他の車種でも機械的な故障トラブルリスクの回避はできますが、内外装の汚れ、傷、ヘタリは基本的に保証されません。購入前には、特に内装の状態、シート表皮の汚れや傷み具合はしっかりと確認しましょう。

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比べて検討!ミラージュのライバル車種

トヨタ「ヤリス」

トヨタ「ヤリス」

2021年上半期販売台数トップに躍り出ることが予想されている、人気No.1コンパクトカー。2020年デビューで中古車はまだまだ高め。価格重視なら先代「ヴィッツ」から探しましょう。
2021年6月26日時点の中古車価格帯は100万〜340万円、平均価格は約165万円、流通台数は350台ほどとなっています。

トヨタ「ヴィッツ」

トヨタ「ヴィッツ」

3代目

前項「ヤリス」のモデルチェンジ前「ヴィッツ」。中古車価格もこなれてきています。
2021年6月26日時点の中古車価格帯は3万〜368万円、平均価格は約65万円、流通台数は3,600台ほどとなっています。

日産「ノート」

日産「ノート」

現行モデル

2020年にフルモデルチェンジした日産のコンパクトカー、ノート。ハイブリッド「e-POWER」が人気です。先代モデルのガソリンモデルはタマ数が少ないですが、中古車価格は安めの傾向です。
2021年6月26日時点の中古車価格帯は1万〜278万円、平均価格は約97万円、流通台数は8,000台ほどとなっています。

マツダ「マツダ2/デミオ」

マツダ「マツダ2/デミオ」

MAZDA2

マツダのコンパクトカー「マツダ2」は現行モデルのマイナーチェンジ前まで「デミオ」の車名でした。こちらはプレミアム感あるコンパクトカーです。
2021年6月26日時点の中古車価格帯は1万〜242万円、流通台数は3,400台ほどとなっています。

スズキ「スイフト」

スズキ「スイフト」

現行モデル

スズキのコンパクトカー「スイフト」は、よく走ると定評。ハイブリッドモデルもラインナップ。
2021年6月26日時点の中古車価格帯は3万〜200万円、平均価格は約80万円、流通台数は3,000台ほどとなっています。

中古車ミラージュはここで探せ!

では、中古車ミラージュをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。

2021年6月26日時点、グーネットでは、ミラージュの掲載件数は319件、価格帯は10万~140万円、平均価格は約55万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアリオンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアリオンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年6月26日時点、カーセンサーでは、ミラージュの掲載件数は317件、価格帯は
56万~140万円、平均価格は約56万円となっています。

定額カルモくんもおすすめ!


中古車を探すなら、購入以外のもっとお得な方法も検討してみましょう。

おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」は、頭金・ボーナス払い0円、月々10,000円台から利用できる人気カーリースです。掲載されている5,000台以上の中古車は全車、大手中古車販売店の品質評価基準で4点以上、車検2年と故障保証1年付き。乗ってすぐに修理費用がかかる心配がありません。

また、毎日入れ替わる中古車在庫の中から希望の1台を見つけるのは難しいものです。中古車探しを楽に進めたい方は、下の「お試し審査」から希望や条件を伝えておくのがおすすめです。通過後にぴったりの車を案内してもらい、無駄なく車種やプランを検討できます。お気軽にどうぞ。

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まずは気になる中古車の料金をチェックする

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2012年に復活デビューした6代目現行モデルから選びたい

1978年に初代がデビューしたミラージュは、フルモデルチェンジを繰り返しますが、5代目の2000年に生産販売が終了されてしまいます。その後、2012年に6代目が復活、現行モデルとなります。このような経緯から、ミラージュの中古車を探すなら、2012年式以降の現行モデルから選ぶほうがいいでしょう。

6代目は2度のマイナーチェンジを実施していますが、おすすめは1度目のマイナーチェンジをした中期型、2016〜2020年式となります。ただ、同じ年式のライバル車と比較すると、先進技術の装備面では負けてしまいます。しかし、中古車価格が安い状況ですので、購入価格を重視する方にはぴったりでしょう。

よくある質問

Q1:中古車のミラージュ、どれを買うべき?

A:ミラージュの中古車を買うなら、2012年に復活フルモデルチェンジした6代目現行モデルから選びましょう。5代目以前のミラージュは、最も年式が新しくても2000年となる、ネオクラシックカーの部類に片足をつっこんだマニアックな中古車と認識して差し支えないでしょう。

Q2:中古車ミラージュを買うときに気を付けたいポイントは?

A:中古車市場で流通しているミラージュは、車の状態、走行距離にバラツキが大きくなっていますので保証がしっかりと付いた車を選ぶことをおすすめします。詳しくは前項「ミラージュならではのチェックポイント」の項をご覧ください。

Q3:中古車ミラージュはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車ミラージュに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年6月26日時点のものです。

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