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第44回 関東キャンピングカー商談会inイオンモール日の出 取材レポート

日の出キャンピングカー展示会
日の出キャンピングカー展示会

2023年4月8日(土)、9日(日)の2日間、東京都日の出町のイオンモールで「第44回 関東キャンピングカー商談会inイオンモール日の出」が開催。昨今のキャンプブームもあってか、雨の中でも多くの来場者が訪れ、賑わいを見せている。

会場俯瞰

キャンピングカー商談会は、様々なキャンピングカーを一度に見られる展示イベントのひとつだが、来場者が数万人規模の大規模イベントとは違い、ビルダーからじっくり話を聞き、相談しながら「自分の欲しい」を見つけられるということで根強い人気もあり、その歴史は二十数年にもなる。

展示車両は35社、50台にのぼり、来場者数は2日で約1,500人を見込んでいるという。

今回はイベントを主催するジャッキーこと梶原さんの単独インタビューや、記者が気になった車両を紹介する。

記者が気になったキャンピングカー3選

会場にはキャブコンバージョンやキャンピングトレーラー、バスコンバージョンなど様々なタイプのキャンピングカーが展示されていたが、特に軽自動車のキャンピングカー(軽キャン)が目を引いており、各ブースでもメインポジションには軽キャンがあるように感じた。

記者が特に気になった軽キャン3車は以下の通り。

キャンピングカー歴20年以上の社長だから気づけた設計

ドコデモLIFE1

株式会社ドコデモライフが販売する軽キャンのベース車両はスズキのエブリイJOIN。

ドコデモLIFE2

キャンピングカーを20年以上所有する社長が自らの経験をもとに設計。経験者だからこそわかる、欲しい設備と要らない設備の取捨選択が絶妙。

どこでもLIFE3

室内には木製の棚や天井など、ふんだんに木のぬくもりが施されており、女性でも簡単につけ外しができる軽いテーブルや、20センチ以上の深さがある収納など機能性にもこだわっている。

また、棚の引き出しには車が傾斜があるところに停めていたとしても、勝手に開いたり閉まったりしないようにストッパーを完備。

どこでもLIFE4

さらに、収納は棚だけではなく、車の設計をみごとに生かした収納スペースも。特にこのヘッドレストの穴を使ってマットの支柱を展開しているのはお見事。

価格は2,857,800円~

納期は注文から1年ほど。気になる方は以下からご連絡を。

dokodemolife.春日部
展示場・製作工場
埼玉県春日部市南3-15-25
048-797-5551

Webサイトはこちら

ディーラーならではの安心感

ホンダカーズ

ホンダカーズ神奈川中が販売するキャンピングカーのベース車両はホンダのN-VAN。

企画をホンダカーズ神奈川中が行い、ビルダーが作成。特徴はなによりディーラーならではの安心感。車を改造するキャンピングカーだからこそ、安心を提供したいという思いから、車検をクリアしつつ、トレンドを逃さない軽キャンをテーマに設計。

車自体の特性を活かしたシンプルデザインにこだわり、大きな収納を確保したり、最後部の窓の目隠しなどはそもそものオプションで展開したりとやりすぎない心地よさを提供。

大型キャンピングカー同様の充実した電源設備は、後からもっと欲しかったを防止。

そして、この軽キャンの最大の特徴は、何よりもセッティングの簡単さ。1分でフルフラットのキャンプ仕様になるのは嬉しい。

価格は2,276,000円~

納車は注文から4~6ヵ月

気になる方は、以下からご連絡を。

Honda Cars神奈川中
軽キャンパー展示場
神奈川県横浜市港南区下永谷6-4-30
045-821-1221

Webサイトはこちら

遊びが盛々、自分だけの選択肢を提供

東名

カラフルな立て看板が目を引く、東名スポーツクラブ株式会社が提供する軽キャン「GAMBOL」のベース車両はスズキのエブリイハイルーフ。

車を遊び尽くすをテーマに、様々な機能を提案。

シート展開は、3種類。展開がきくサイドベンチは珍しい。

 

ハッチバックに取り付けたカーテンは防水で、シャワースペースに早変わり。

さらに、天井にはスキー板や釣り竿など長物を収納できるデザイン。この車が遊びの幅を広げる相棒になることは間違いない。

東名スポーツクラブ

また、車内デザインのシートは数百種類から、木目も数十種類から選べ、もしかしたら世界に1つだけの車になれるかもしれない。

価格は2,758,000円

納期は車の納車から3週間程度

気になる方は、以下からご連絡を。

東名スポーツクラブ株式会社
静岡県沼津市岡一色815-1
050-929-7188

Webサイトはこちら

キャンピングカーブームと今後

ジャッキーさん

このイベントを主催する「キャンピング&カスタムJAPAN」CEO、ジャッキーさんに話を聞いた。

ジャッキーさんは冒頭でも紹介した通り、キャンプブームのはるか昔よりこのイベントを開催し、今では全国のイオンモールでイベントを展開している。まさに、キャンプブームを作ってきたと言っても過言ではない、日本のキャンプシーンのキーパーソンだ。

ーー歴史を知る人ジャッキーさんが見る、昨今のキャンプブームの影響とは?

コロナがあってキャンピングカーに対する考え方は皆さん変わったと思うんです。少し前で言うと、働く世代がリタイアしたら夢に見てたのがキャンピングカーだった。ところがここに来てコロナがあって、リモートの仕事が増えたり人と非接触型っていうことが文化になって、キャンピングカーが見直されたんです。それによって新しいマーケットができて需要が増えてきたのは感じる。

ーーアフターコロナとも言われ、非接触も緩和されているが、キャンピングカーブームは収まりそうもない。この先をどう見ているか

当然、ブームはどこかでおさまる。その先はまた社会のニーズがどういう方向にいくかによって全然違う。昭和の人たちは車が憧れで乗りたくて仕方がなく、18歳になったら免許を取る人が多かったけど、今18歳になっても免許欲しいって思う人がいない時代になっている。車もカーシェアとかレンタカーで済ますとか、自分の車を持って彼女を誘ってドライブ行こうっていう時代じゃなくなった。

僕らができることとしては時代の変化に合わせて、そこにあるニーズに応えること。今回、介護車も展示しているが、それはこの「日の出」っていうエリアには車椅子で来る方が結構多かったから。そこにニーズがあると思って展示してみた。

ーー今、納車までの時間が課題になってるビルダーも多いが

納車はどこの会社に行っても課題。そもそも車自体が半年から1年待ちだから、キャンピングカーのメーカーになると2、3年待つところもある。でも、今買っておかないとまた納車が延びるだけで、手元 に来る時間も自ずと遅れる。だからこそ、しっかり数年後も同じ選択ができるような選択肢や判断ができる環境を僕らが提供しなきゃいけないんです。

ーー改めてこのイベントを通して提供したいものは何か

キャンピングカーにもいろいろあって、若い家族で子供が小さいうちにアウトドアを楽しみたい人向けの車もあるし、熟年の夫婦のフルムーンに役立つような車もある。いろんな車があるんで、自分の欲しい 車がどういう車なのか自分たちがどう楽しみたいのかっていうのをこういうところに来て、いろいろ見て、いろいろ話して選んでもらえればなと。

うちは地域 密着型って言ってるんだけど、そのエリアごとにその人たちが満足してもらえるようなイベントになるようにできればいいなと思うんですよね。

 

イベントは9日も開催。気になる方はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

イオンモール日の出
東京都西多摩郡日の出町平井 字三吉野桜木237-3

(取材・写真/伊藤真二)

※この記事は2023年4月8日の情報で制作しております。

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