馬弓 良輔
寄稿記事(上級者向け)
カルモマガジン編集長
馬弓 良輔まゆみよしすけ

中古車選びの重要ポイント「走行距離」を徹底解説! 走行距離の目安や注意点を教えます

中古車選びの重要ポイント「走行距離」を徹底解説! 走行距離の目安や注意点を教えます

中古車を選ぶにあたって重要なポイントのひとつが「走行距離」です。同じ年式、グレードの中古車であれば、走行距離の差がその価格を大きく左右します。走行距離が平均よりも多い中古車は当然相場よりも安いのですが、果たして本当にお買い得なのでしょうか。今回は中古車選びの重要ポイント、走行距離について「一流の中古車情報誌」の元編集長でもあったカルモマガジン編集長が詳しく解説します。

平均的な年間走行距離は約8,000km

日本における乗用車の平均的な1年間の走行距離は約8,000kmといわれています。以前は年間1万kmと言われていたのですが年々減り続けており、調査によっては7,000km前後とするものもあります。

都市部ではもっと少なく、また車種によっても差がありますが、おおむね年間8,000kmが標準的な走行距離の目安と考えていいでしょう。新車から満3年の車であれば2万4,000km、5年であれば4万km前後となります。

走行距離が多いほど安くなるが

走行距離は中古車の価格を大きく左右するポイントです。その年式の平均的な走行距離より多い中古車は当然相場価格より安くなります。一概には言えませんが、だいたい年間平均走行距離が1万5,000kmを超えると「過走行車」という扱いになり、一段と価格が下がる傾向にあります。
限られた予算の中で気に入った車種の中古車を探す場合、同じモデルであれば年式、グレード、色なども価格を左右するポイントですが、走行距離による価格差はとても大きいのが実情です。安心と価格をてんびんに掛けて迷う方も多いのではないでしょうか。

高年式、総走行距離が4万km以内であれば大きな心配は不要

登録から2〜3年以内の比較的高年式の中古車であれば、実は走行距離の多い物件は狙い目です。特に総走行距離が4万km以内であれば、購入後の故障リスクやメンテナンス費用に大きな違いが出ることは少ないでしょう。

2〜3年落ちで4万km以内であれば、どのような使い方をされてきたのか、定期的なメンテナンスは受けてきたのか、ということの方が重要です。都内の渋滞ばかり走ってきた低走行の車と、週末の趣味で遠出に使うことで距離が伸びてしまった車であれば、むしろ後者の方が状態がいいこともあります。

前のオーナーがどのような使い方をしてきたのかを知ることはなかなか難しいのですが、整備履歴は定期点検記録簿などでわかります。いかなる理由であれ2〜3年落ちで記録簿が付いていないような車は選ばない方がいいでしょう。きちんと点検・整備を受けてきた2〜3年落ちの4万km以内の車であれば、リスク少なくお買い得な中古車選びが可能です。

5万km、10万kmは「節目」の距離

5万km、10万kmは「節目」の距離

最近の自動車は故障が少なくなってきていますが、とはいえ走行距離に比例してメンテナンス費用や故障リスクが高まることは否定できません。特に5〜6万km、10万km前後といった総走行距離は「大物」消耗部品の交換サイクルと重なる節目の距離です。

5万km前後の中古車は「大物消耗部品」の交換有無をチェック

5万km前後を走った中古車は年式的に5~6年落ちで、モデル的にも旧型となっている可能性が高く、価格的にお手頃感が出てきます。一方で5万kmであればタイヤ、ブレーキ、バッテリーといった値段の高い消耗パーツが交換されているかどうかを確認する必要があります。

なおタイヤなどの新品交換を謳う場合には、具体的な銘柄まで確認した方がいいでしょう。同じサイズのタイヤであっても中国や韓国などのタイヤと日本や欧州ブランドのタイヤでは値段が2倍近く変わることもあり、同じブランドのタイヤでもベーシックタイヤと高級・スポーツタイヤでは同じく2倍近く変わります。買う車種にもよりますが、どんな「新品タイヤ」を装着してくれるかで、その販売店の姿勢をうかがい知ることができます。

10万kmはリセット済みかどうかがポイント

耐久性が上がった昨今の車でも、やはり10万kmは大きな節目です。10万kmを超えた中古車は「多走行車」とも呼ばれます。足回りはダンパーやゴムブッシュなどが性能低下し、エンジンも始動用のセルモーター、発電用のオルタネーター、各種センサーなどの電装系や、ラジエター周辺の冷却系など、さまざまな補機類の交換推奨時期を迎えます。走り以外にも見た目は樹脂製ヘッドライトの曇り、積み重なった内装の汚れやダメージも気になってきます。

足回りは揺れの収まりが悪くなったりステアリングの正確性が落ちてきたりという程度ですが、エンジン関連の補機類の故障は即停止を意味します。またそれらのリフレッシュには10万円単位での費用が必要となることは覚えておいた方がいいでしょう。

そのような事情もあって10万kmを超えると中古車は飛躍的に安くなり、また一部の人気スポーツカーや高級車などを除いて市場での流通台数も極端に減るのです。しかし逆説的にいうと実用車で10万kmを超える中古車にはお宝が眠っている可能性もあります。上記のような高価な消耗部品を交換していたり、あまりに程度が良いということで、廃車にするのはもったいない、とあえて店頭に並べている可能性があるからです。

走行距離は少なければ少ないほど良い、と言い切れない場合も

走行距離は少なければ少ないほど良い、と言い切れない場合も

時折登録から5年、10年経つのに1万〜2万km前後という低走行の中古車を見かけることがあります。セカンドカーだったり、近所の買い物だけに使われていたりしたのでしょう。基本的にそのような車は価格さえ相場に比べて不当に高くなければ買いです。足回りや内装などはやはり距離が少ない方がダメージも少ないからです。

ただし特にエンジンには注意すべき点があります。一回の走行距離が数kmに満たない(エンジンが十分な水温や油温に達しない)ような乗り方を続けていた場合、エンジン内に汚れが蓄積し思わぬ故障を招くことがあるのです。またいくら低走行でも10年経っていればラジエターホースに代表されるゴム系パーツの経年劣化は避けられません。低走行といえども低年式の車はやはりエンジンルーム内は要チェックです。

年式と走行距離のどちらを優先させるべきか

年式も走行距離も中古車の価格を大きく左右するポイントです。同じモデルでも6〜8年のフルモデルチェンジ(FMC)サイクルの中で1〜2回のマイナーチェンジ(MC)を受けます。FMCの場合は見た目も中身も大きく変わりますので悩む方は少ないと思います。しかしMCをまたぐような年式の違いがある場合は、基本的に走行距離が多くても新しいモデルを選択した方がいいでしょう。特にこの5年以内のモデルはいわゆる「ぶつからないブレーキ」などの先進安全装備が日進月歩で進化していた時期にあたるのでMC前後での装備内容の違いには注意が必要です。

そういった重要な装備の変更が少なく、またヘッドライトなどの意匠もMC前のモデルが気にいっているのであれば、同じような価格でMC後よりも走行距離の少ない、もしくは同じような走行距離でMC後よりも価格の安い中古車を狙うのは賢い買い方です。

失敗しない走行距離による中古車の選び方

ここまで説明してきたように走行距離には5万kmや10万kmなど、いくつかの節目があります。そのような距離の中古車を選ぶときは何よりも整備履歴が重要です。そして購入時の整備や購入後の保証の中身がしっかりしていれば鬼に金棒でしょう。

中古車の場合はついつい車両の本体価格に目が奪われがちですが、お店ごとに異なる整備や保証などの内容や費用にも注意を向けないと、購入後に思わぬトラブルや出費に悩まされるリスクがあることは覚えておくべきです。

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走行距離によるリスクとメリットを知ることが、お買い得な中古車選びにつながる

走行距離によるリスクとメリットを知ることが、お買い得な中古車選びにつながる

ここまで説明してきたように、基本的に中古車の走行距離は少なければ少ないに越したことはありません。しかし走行距離にまつわるリスクを踏まえることで、お買い得な中古車を見つけることができるのも、また事実なのです。

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※記事の内容は2019年12月時点の情報で制作しています。

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