車はモデルごとにさまざまな個性があります。トヨタ「ルーミー」はコンパクトなボディと買いやすい価格帯が魅力のハイトワゴンですが、ルーミーならではの特徴が人によってはデメリットになったり、後悔したと感じることになったりすることもあります。
ここでは、ルーミーを購入したら後悔しそうなポイントや、実際に利用した方の口コミ、またメリットなどについて詳しくご紹介します。
- ルーミーはNAエンジンモデルの加速が弱い点や内装に高級感が乏しい点が後悔につながる可能性がある
- 運転しやすいサイズ感や室内の広さ、積載性の高さはルーミーのメリット
- カーリースなら購入するよりもお得にルーミーに乗れる
ルーミーを買ったら後悔しそうなポイント
ルーミーは軽スーパーハイトワゴンを大きくしたようなモデルで、普通車としてはコンパクトなサイズでありながら背の高さと後席スライドドアの搭載によって居住性や積載性、乗降性を高めているのが特徴です。
運転しやすいサイズ感や利便性の高さに定評のある1台ではありますが、中には「買って後悔した」という声も聞かれます。
NA(自然吸気)エンジンの加速が弱すぎる
ルーミーは軽自動車よりも一回り大きい程度のコンパクトなサイズが特徴のモデルですが、車両重量は1tを超えています。しかし、搭載するエンジンは1.0Lでいわゆる「リッターカー」です。なお、ルーミーにはNAエンジンとターボエンジンがラインナップされていますが、ターボエンジンは最高出力98ps、最大トルク140Nmを発揮するのに対し、NAエンジンは最高出力69ps、最大トルク92Nmにとどまります。
NAエンジンは軽自動車よりも排気量こそ大きいものの、軽自動車のターボエンジンとほとんど変わらない程度のスペックなので1t超えのボディを動かすにはさすがに非力である感は否めません。大人4~5人が乗車した状態での登坂や高速道路での合流など、加速が足りないと感じるシーンもあるでしょう。
車両本体価格はターボモデルよりもNAエンジン搭載モデルのほうが安いため、「安いほうがいい」と思ってNAエンジンを選んだけれども同乗者を乗せて走ってみると後悔することもあるのではないでしょうか。
内装が軽自動車みたいで安っぽく感じる
ルーミーの内装はブラックをベースにまとめられ、比較的シンプルなデザインとなっています。機能性を重視した印象で加飾類やソフトパッドなどはほぼ使用されていません。
なお、ルーミーはダイハツ「トール」のOEM供給モデルであり、トヨタが開発・生産を手掛ける車ではありません。ダイハツは軽自動車をはじめとするスモールカーづくりに定評のあるメーカーで、「タント」や「ムーヴキャンバス」などの多くの人気軽自動車を世に送り出しています。
今はインテリアデザインにこだわったコンパクトカーも多く、中にはレザーシートの設定があるモデルも存在します。そういったモデルと比較するとルーミーの内装は「軽自動車のようで質感が安っぽい」という印象を受けるかもしれません。
燃費があまり良くない
トヨタといえばハイブリッド車のイメージが強いですが、ルーミーにはハイブリッド車の設定がありません。ルーミーのWLTCモードカタログ燃費はNAエンジン2WD車が18.4km/L、NAエンジン4WD車とターボ車(2WDのみ)が16.8km/Lです。
ルーミーのライバル車であるスズキ「ソリオ」はハイブリッド車をラインナップしており、ルーミーより排気量の大きい1.2Lエンジン搭載でも2WD車22.3km/Lの燃費を実現しています。そのため、燃費が良くない、と感じることもありそうです。
【聞いてみた】実際にルーミーに乗っている方の口コミ
車は乗り心地や静粛性、使い勝手の良さなど実際に使用してみないとわからない部分も多くあります。ここでは、ルーミーを購入して使用している方の口コミをチェックしてみましょう。カタログを見ていただけではわからない後悔ポイントやメリットがあるかもしれません。
「馬力がなく、走り出しが遅い」
コンパクトなサイズなのに室内が広くて、荷物がたくさん積める点が気に入って新車で購入しました。自転車も積み込めるので子供の部活の送迎に大活躍しています。
ただ、気になるのは出足の遅さ。ちょっとパワー不足というか、乗車人数や荷物の量によっては思ったようにスムーズに加速しないのでもう少し馬力が欲しいですね。それ以外は概ね満足しています。
「もう少し高級感が欲しい」
通勤や買い物などの日常生活から旅行まで車をよく使用するので、車を選ぶときはコスパと車内の広さを重視します。その結果選んだのがルーミーでした。思ったとおり居住空間が広く、旅行などで荷物が多くなっても余裕で積み込めるのでその点は満足しているのですが、高級感があまりない点が残念です。
カスタムを選んだのでエクステリアはそれほど気にならないのですが、内装がちょっとチープかなと。内装はノーマルとカスタムで大差なかったので、エクステリアと同様に内装ももうちょっとこだわってほしかったな、という印象です。
「ドアがもう少し頑丈だとなお良い」
買い物などがメインではありますがアウトドアにも使いたかったので、室内が広々としているルーミーを購入しました。フルフラットになって車中泊もでき重宝していますが、ドアがちょっと薄い気がします。もちろん安全性や開け閉めのしやすさなどさまざまなことが考慮されている結果こうなっているのだと思いますが、もう少し頑丈であればより安心かな、と思うときはあります。
車選びで後悔したくない方は、カーリースの利用を検討してはいかがでしょう。
カーリースは「車のサブスク」ともいわれ、頭金などの初期費用0円、月々定額で新車に乗れます。
費用を抑えて車に乗り始める方法として、おすすめです。
ルーミーにはこんなメリットがある
出典:トヨタ ルーミー
ルーミーの後悔につながりそうなポイントをここまで見てきましたが、ルーミーは決してデメリットだらけのモデルというわけではなく、メリットもたくさんあります。
コンパクトで運転しやすい
ルーミーはコンパクトカーの中でも小さな部類に入るモデルで、最小回転半径は4.6~4.7mと軽自動車並み。車両感覚がつかみやすく、運転しやすいのが魅力のひとつといえます。
軽自動車感覚で運転できるので、軽自動車から初めて普通車に乗り換える方でも違和感なく安心して運転できるでしょう。運転が苦手で大きな車は不安がある、という方にもこのルーミーの取り回しのしやすさは大きなメリットとなります。
また、ルーミーではエントリーグレードを除きオプションで「パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ」の設定があります。このオプションを追加すると、車を真上から見下ろしたような映像を表示しドライバーの死角になるエリアを可視化してくれるので、狭い道でのすれ違いや車庫入れ、縦列駐車などが各段に楽になります。
買いやすいリーズナブルな価格を実現
今は車が高額化しており、近年人気を集めているスーパーハイトワゴンであれば軽自動車であっても150万円以上はするのが一般的です。装備が充実した上位グレードになると200万円を超えるモデルもあります。
その点ルーミーは最も安いエントリーグレードであれば150万円台、最上位グレードの4WD車であっても210万円と、普通車としては比較的リーズナブルな価格設定となっています。
軽スーパーハイトワゴンとそれほど変わらない価格で5人が乗れるコンパクトカーが購入できるのは、ルーミーならではのメリットといえるのではないでしょうか。
居住空間が広く、荷物がたくさん積み込める
ルーミーはコンパクトなボディサイズながら、室内長2,180mm、室内幅1,480mm、室内高1,355mmを確保しています。十分な室内高があるので頭上空間にゆとりがあり圧迫感がないことに加え、小さな子供であれば立ったまま車内で着替えもできます。
また、左右別々にスライドできる6:4分割可倒式のリアシートを採用しているので、乗車人数や荷物の量に合わせてフレキシブルな室内のアレンジが可能です。リアシートを後席に倒してフルフラットにすると体を横たえてくつろぐことができるほか、前方にダイブイン格納させると自転車のような大型の荷物や長さのある荷物も積み込むこともでき、コンパクトな見た目からは想像できない頼もしい居住性・積載性を備えています。
そのため通勤や買い物などの日常的な使用はもちろん、レジャーまで幅広いシーンで活躍してくれるでしょう。
出費を抑えて新車に乗れる!カーリース(車のサブスク)で後悔しない車選び
ルーミーに乗っても後悔しない方
ルーミーは全高が高くスライドドアを備えたスーパーハイトワゴンが欲しいけれども、5人が乗る機会もあるので軽自動車では困る、という方には最適な1台といえるのではないでしょうか。コンパクトカーの中でも小さなサイズのハイトワゴンなので、室内の広さは十分でありながらも取り回ししやすく、軽自動車感覚で運転できる車が欲しい方にもぴったりです。
また、買いやすいリーズナブルな価格で、日常生活からレジャーまでシーンを問わず活躍してくれる居住性や積載性を備えた車が欲しい方にもおすすめです。
購入するより手軽にルーミーに乗ればきっと後悔しない
現金一括やローンを組んで車を購入するのではなく、「車のサブスク」とも呼ばれるカーリースを利用してトヨタ「ルーミー」に乗る方法もあります。
カーリースは、月々定額で新車に乗れるサービスです。車を購入するときのようにまとまった初期費用を用意する必要がなく、気軽に車に乗り始めることができます。
とりわけカーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」は業界最安水準*で、ルーミーを月々 22,720 円から利用できます。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
ルーミーの特徴を知れば後悔することなくカーライフを楽しめる
魅力的なルーミーにも、見方によっては後悔しうるデメリットがあるでしょう。しかし、そのようなデメリットをあらかじめ知っておけば、きっとうまくルーミーを乗りこなせるでしょう。
カーリースのように費用を抑えながら、マイカー同様新車に乗れるサービスを利用すれば、さらに安心してルーミーに乗れるのではないでしょうか。
乗りたい車の特徴を把握し、ベストな方法を選ぶことで後悔しないカーライフを送りましょう。
カーリースにも、カーローンを組んで車を購入するときと同様、審査があります。
「定額カルモくん」の「お試し審査」は、審査に通るかどうか簡単に確かめられるツールです。まずはこの「お試し審査」で、ルーミーに乗れるかどうか確かめてみてはいかがでしょう。
よくある質問
Q1:ルーミーを買ったら後悔する?
A:ルーミーのNAエンジン車は、大人4~5人を乗せていたり、荷物の量が多かったりすると登坂時や高速道路での合流時などに加速が弱いと感じるかもしれません。また、内装が軽自動車のようで高級感に乏しい、という声もあります。
Q2:ルーミーはどのような方に向いている車?
A:ルーミーは、スーパーハイトワゴンが欲しいけれども5人が乗る機会があるので軽自動車では困る、という方に最適なモデルです。また運転が苦手な方でも安心して運転できる取り回ししやすいコンパクトカーが欲しい方にも向いています。
Q3:後悔することなくルーミーに乗るには?
A:「車のサブスク」として月々定額でルーミーに乗れるカーリースの利用がおすすめです。カーリースの「おトクにマイカー 定額カルモくん」であれば、車にまつわる相談ができるマイカーコンシェルジュが在籍しているため、車種やグレード選びで後悔するデメリットを回避できるでしょう。
※この記事は2023年5月1日時点の情報で制作しています