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「スズキ ハスラー」かわいい実力派。その使い勝手と走りの良さで軽自動車の新ジャンルを開拓

「スズキ ハスラー」かわいい実力派。その使い勝手と走りの良さで軽自動車の新ジャンルを開拓
「スズキ ハスラー」かわいい実力派。その使い勝手と走りの良さで軽自動車の新ジャンルを開拓

カラフルでユニークなスタイルが特徴のスズキハスラー。最近ではその人気ぶりにあやかって兄貴分のクロスビーも登場するなど、発売から4年が経過したにもかかわらず魅力は色あせていない。一見、かわいいハイトワゴンとSUVのクロスオーバーモデルに見えるが実は走りも使い勝手も良い実力派なのである。

販売開始から4年経っても色あせていない

2017年末に発売されたスズキ・クロスビー。これまでにありそうでなかったハイトワゴン×SUV(スポーツユーティリティビークル)という新ジャンルのクロスオーバーモデルです。このクロスビーをはじめ、スズキはクロスオーバーモデルを得意としている自動車メーカーです。そのクロスオーバーモデルの傑作といえば軽ハイトワゴン×SUVのクロスオーバーモデル、スズキ・ハスラーでしょう。クロスビーのスタイルもハスラーをモチーフにしていることは一目瞭然。すでに販売開始から4年が経過したハスラーですが、現在でも色あせないその魅力について探ってみましょう。

販売開始から4年経っても色あせていない

ハスラーは2013年に開催された第43回東京モーターショーで世界初公開され、12月24日発表。翌2014年1月8日に販売開始されました。ハスラーは5代目ワゴンRのコンポーネンツを流用したクルマでワゴンR譲りの広い室内空間と悪路走破性に優れたSUVのクロスオーバーモデルに仕立てられました。

かわいいだけではなく悪路走破性も本格派

かわいいだけではなく悪路走破性も本格派

スズキにはジムニーという本格オフローダーモデルがありますが、ハスラーの悪路走破性もかなり本格的というのをご存じでしょうか。165/60R15という大径タイヤを採用し、最低地上高180mm(4WD車は175mm)を確保することで、アプローチアングル28°、デパーチャーアングル46°を確保。起伏のある悪路で前後パンパーが地面をこすってしまうことを回避できます(ちなみにジムニーはアプローチアングル49°・デパーチャーアングル50°です) 。

ハスラーの4WDのCVT車には当時軽自動車初の機能として

ハスラーの4WDのCVT車には当時軽自動車初の機能として、滑りやすい急な下り坂の車速を制御する「ヒルディセントコントロール」、そして滑りやすい路面での発進時に、エンジンのトルクやブレーキが効果的に作動するように制御させる「グリップコントロール」などを装備しました。ヒルディゼントコントロールはエンジンブレーキで減速できない時にブレーキ操作なしで約7km/hの一定速度で降坂するシステムで、高級SUVに標準装備されている機能です。

一方のグリップコントロールは例えば、片輪が空転した際には、空転した車輪のブレーキ制御を強め、グリップ側の車輪に駆動力を集中させることで発進をサポートしてくれるというスグレモノです。見た目はファンキーなハスラーですが、悪路走破性など高い実力を兼ね備えたモデルなのです。

スズキお得意の省エネ技術を搭載

搭載されているエンジンは最高出力52psを発生する660cc直列3気筒DOHCと最高出力64psを発生する660cc直列3気筒DOHCターボの2種類。CVT車にはスズキ自慢の省エネ技術である減速時のエネルギーを利用して発電するISG(モーター機能付発電機)、そして充電可能な専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたSエネチャージを搭載。燃料を多く必要とする加速時などにモーターでエンジンをアシストすることで、スムーズな加速と低燃費を両立させています。

スズキお得意の省エネ技術を搭載

ハスラーのトランスミッションはCVTが中心ですが、一部のグレードに5速MTを用意するなど本格的なアウトドアユーザーにも対応しています。気になるハスラーの燃費ですが、JC08モードで自然吸気車が24.2〜32.0km/L。ターボ車が26.2〜27.8km/Lと優れた燃費性能を実現しています。これはスズキ独自の電動化技術であるSエネチャージの効果が大きいと言えます。

カラフルなカラーで自分好みの一台に

カラフルなカラーで自分好みの一台に

ハスラーの外観は運転席前方のAピラーを立て、そしてロングルーフを採用することで、広い室内空間を感じさせる個性的なデザインを採用しています。黒色Nバンパーにシルバー塗装のバンパーガーニッシュを採用。さらにフェンダーアーチモール、サイドスプラッシュガードを黒塗装とすることで、SUVらしい力強さをアピールしています。ボディカラーはモノトーン5色に加えて、ホワイト2トーンルーフ3色、ブラック2トーンルーフ車3色の合計11パターンを設定(Aグレードはモノトーンのみ)。自分の好みにピッタリのハスラーに仕立てることが可能です。

遊び心と使い勝手を両立したインテリア

遊び心と使い勝手を両立したインテリア

ワゴンR譲りの広い室内空間は遊び心のあるカラーパネルを採用したインテリアが特徴です。インストルメントパネルはホワイト、イエロー、オレンジの3色からボディカラーと組み合わされます。さらにシートはボディカラーにあわせて5色のシートパイピングが施され、インストルメントパネルとのシナジー効果で非常に個性的で楽しい空間が広がっています。

多彩なシートアレンジもハスラーの持ち味①

多彩なシートアレンジもハスラーの持ち味②

多彩なシートアレンジもハスラーの持ち味③

多彩なシートアレンジもハスラーの持ち味。サーフボードなど長尺モノを搭載するには助手席とリアの背もたれを倒せば荷室までほぼフラットになります。また、フロントシートの背もたれを目一杯倒せば、ゆったりとくつろげるフルフラットモードになるなど広い室内空間は自在に変化します。

加えて、リアガラスの上やラゲージルームの側面にはユーティリティナットを配置①

加えて、リアガラスの上やラゲージルームの側面にはユーティリティナットを配置②

加えて、リアガラスの上やラゲージルームの側面にはユーティリティナットを配置。販売店オプションのユーティリティカラーリングフックなどが取り付けられ、使い方に合わせて収納スペースを拡大することが可能です。ラゲージフロアには汚れを拭き取りやすい素材を採用。助手席のシートバックは前方に倒せばテーブルになるなど利便性を向上させる様々な工夫が施されています。

安全装備は充実しているがグレードによる差が大きい

安全装備では最上級グレードのXターボ/Xにはステレオカメラを採用した衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」を採用。人の目と同じように左右2つのカメラによって前方のクルマだけでなく、人も認識。また、車線の左右の白線も可能で、車線逸脱警報機能やふらつき警報機能なども装備しています。

GターボやGのCVT車にはレーザーレーダーが前方車両を検知し、低速走行中の衝突の被害を軽減するレーダーブレーキサポートを装備。また。誤発進抑制機能も備えており、前方約4m以内の障害物を認識。駐車場での操作ミスによる急発進などを抑制してくれます。

ハスラーは走行性能においてはグレードによる差はあまりありませんが、安全装備ではグレードによって大きく異なります。 オススメのグレードはステレオカメラ方式のデュアルカメラブレーキサポートを搭載したXターボ/Xです。

しかしハスラーは現在、安全装備が充実した特別仕様車のFリミテッドII、JリミテッドIIIが販売されています。FリミテッドIIはGグレードをベースにレーダーブレーキサポートを標準装備化。そして外観は車体色同色のフロント&リアガーニッシュバンパーが特徴です。一方のJスタイルIIIは最上級グレードのXターボ/Xグレードをベースにスモークメッキを施したフロントグリルやレザー調とファブリックのシート表皮を採用した上質感にこだわったモデルです。

車両本体価格はFリミテッドIIが143万1000〜155万7360円。JリミテッドIIIは158万4360〜180万4680円となっています。今、ハスラーを購入するならこのお得感の高い特別仕様車がオススメです。

■スズキハスラー価格表(2018年2月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格(東京)
A(5MT)FF24.8110万520円
4WD24.2122万1480円
A(CVT)FF26.6110万520円
4WD25.6122万1480円
G(5MT)FF26.4118万3680円
4WD25.6129万9240円
G(CVT)FF32127万3320円
4WD30.4139万9680円
X(CVT)FF32146万1240円
4WD30.4158万7600円
Gターボ(CVT)FF27.8135万9720円
4WD26.2148万6080円
Xターボ(CVT)FF27.8154万7640円
4WD26.2167万4000円

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※記事の内容は2018年3月時点の情報で執筆しています。

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