節約するなら、自動車や保険など4大固定費削減から

「将来のために貯金や投資にお金を回したい」「生活レベルを落とさずに節約がしたい」—そんな人は固定費の見直しから始めることをオススメします。固定費とは、毎月固定で決まってかかる費用のことです。なかでも金額の大きい「自動車費用」「保険料」「住居費」「教育費」を私は4大固定費と呼んでいます。この4大固定費をいかに小さくおさえるかが、節約=貯蓄作りの最大のポイントになります。

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「将来のために貯金や投資にお金を回したい」「生活レベルを落とさずに節約がしたい」—そんな人は固定費の見直しから始めることをオススメします。固定費とは、毎月固定で決まってかかる費用のことです。なかでも金額の大きい「自動車費用」「保険料」「住居費」「教育費」を私は4大固定費と呼んでいます。この4大固定費をいかに小さくおさえるかが、節約=貯蓄作りの最大のポイントになります。

自動車や保険費用は削りやすい

4大固定費のなかでも見直しやすいのは保険料や自動車費用です。住居費は不動産を買ってローンを組んだ後に大きく変動させることは難しいからです(住宅ローンの借り換えなど一部の見直しは可能)。賃貸の場合も引越しをするとなるとかかるコストもあります。また、教育費も個人の考え方もあるでしょうし、進路を大きく変えるのは難しいでしょう。

今回は4大固定費のなかでもすぐに削りやすい自動車費用、保険料の見直し方を考えていきましょう。

自動車費用は大きなコストになります。自動車を買う時に、真っ先に考えるのは車両費用かもしれません。また、毎月のローンがいくらかということが一番気になるでしょう。ですが、法定費用など必要な費用も思いの外に高くなるものです。

例えば、300万円の自動車を購入して、7年間乗る場合の自動車費用を考えてみましょう。自動車税に年4万5000円、ガソリン代に年6万4000円程度、車検時に自動車重量税として2万円なら、7年間で約380万円かかることになります。つまり1年当たりのコストとして、約54万円です。

この他にも、自動車保険に年5万円、点検費用・消耗品の交換費用に年5万円、駐車場代に年24万円かかる場合、年間で約90万円の費用になります。1ヵ月あたり7万5000円です。

自動車費用がかかり過ぎているという場合は車種のダウンサイジングを検討してみるのも手です。燃費のよい軽自動車やコンパクトカーにすれば、コストを半分以下に下げることも可能です。100万円の軽自動車の場合、自動車税は年7200円、ガソリン代に年5万円程度、車検時に自動車重量税として1万円で、7年間のコストは約140万円です。軽自動車ほどではありませんが、コンパクトカーも十分にリーズナブルになります。

また、所有にこだわらず、自動車を利用する形態を変えるのも手です。利用頻度に応じて、タクシーの利用、カーシェアリングやレンタカーの利用、カーリースの利用が考えられます。

カーリースとは、自分の好きな自動車を月々のリース料を支払うことで一定の期間貸してもらう仕組みのことです。契約期間は通常は数年間と長期に渡ります。法定費用も含まれている(任意の自動車保険や車検代などは通常は別)ので購入の場合と比べると毎月の予算を立てやすくなります。

カーリースのメリットとしては車種が選べる、ナンバープレートが選べるということです。はたから見たらマイカーを保有しているのと違いが分かりません。また、使いたい時に利用でき時間当たりのコストが安くなるのが特徴です。この点が、レンタカーやカーシェアリングとの大きな差になります。

保険の見直し

毎月の保険料もとても大きな支出になります。総務省の家計調査2016度によると、1ヵ月の保険料の全国平均は約2万4038円です(二人以上の世帯のうち勤労者世帯)。

老後、病気、世帯主の万一など、生きていると常に不安がつきまといます。そのため色んな保険に加入している人が多いのです。もちろん様々なリスクに保険に備えることができれば良いですが、全てかけてしまえば保険料が非常に高くなってしまいます。

保険はあくまでも契約ですから、契約をした条件にぴったり当てはまらないと、残念ながらお金を受け取ることができないといったケースも出てきます。幸運にも何もなかった場合には保険料だけを支払うことになってしまいかねません。

そのために、保険に加入するなら、自分で中身が理解でき、シンプルかつ保険料が十分に安価なものがよいのです。保険は必要な分をダイレクトで購入すると安くなります。

保険をリストラする方法は至ってシンプルです。たった2つのルールさえおさえておけば、生命保険、医療保険、自動車保険などの損害保険を考える際に、当てはめることが可能です。

ルール1. 保障を絞る
ルール2. 安価な商品を選ぶ

自動車保険を例にしましょう。例えば、支払いが高額になる場合に備えて、対人賠償、対物賠償、無保険者傷害(保険未加入者との事故に備える保障)などは無制限にし、ロードアシスタンス、弁護士費用特約、個人賠償責任特約などはコストと天秤にかけてつけるかつけないか選択をするのも一つの手です。ダイレクト保険の場合、一般にインターネット上で必要な補償を選択しながら組み合わせることができます。

ダイレクト型を選択することによって、2つのルールである、「ルール1. 保障を絞る」「ルール2. 安価な商品を選ぶ」が自然と実現可能になるのです。ダイレクト型に見直しをすることによって、年間の自動車保険量が1万円以上安くなることもよくあります。

この法則に当てはめて、生命保険、医療保険なども必要な保障に絞り、通販や共済など安価な商品を選ぶと保険料を抑える効果があります。

4大固定費は手取り年収の50%以内が目安

4大固定費はどんなに多くても、手取り年収の50%以内に留めるようにしたいものです。例えば、世帯の手取り年収が600万円の場合、住居費に年144万円(月12万円)、教育費に年72万円(月6万円)、自動車費用に72万円(月6万円)、保険料に年6万円(月5000円)なら4大固定費の割合は49%になります。教育費にもっと多くかけたいと思うなら、他の支出を少なくおさえなければならないということがわかると思います。

 ♦世帯年収(手取り)600万円
   住居費144万円
   教育費72万円
   自動車費用 72万円
   保険料6万円
  ⇒4大固定費の割合49%

身の丈に合わない背伸びをし過ぎてしまうと家計がカツカツになり、場合によっては破綻ししまいます。例えば、手取り年収が700万円の家庭の場合も、子供を私立に行かせ、自動車は外車を保有となると固定費の割合が肥大化し家計が回りにくくなるのです。

住居費に年180万円(月15万円)、教育費に年144万円(月12万円)、自動車費用に96万円(月8万円)、保険料に年24万円(月2万円)なら4大固定費の割合は63.4%になります。残り36.6%から食費、小遣い、交際費、臨時支出などをやり繰りしようとすると貯金ができにくくなるのです。

 ♦世帯年収(手取り)700万円
   住居費180万円
   教育費144万円
   保険料24万円
   自動車費用 96万円
  ⇒4大固定費の割合63.4%

特に世帯年収が高めの夫婦ほど、我が家は余裕で支払いができると油断が生まれる傾向にあります。一つ一つの支払いはできたとしても、それが積み重なると大きな出費になりますので全体の費用をよく考えるようにしたいものです。

自動車費用、保険料などの大きな固定費を見直し、4大固定費は手取りの50%以内に留めることによって、生活費や貯金にかなりお金をまわすことができるようになります。この4大固定費をいかに小さくおさえるかが、貯金や投資など資産運用に回す種銭づくりの最大のポイントになります。

なお、カルモではリース利用時の保険も合わせてサポートしているようです。

花輪 陽子

この記事の執筆者

花輪 陽子(はなわ ようこ)
ファイナンシャルプランナー

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。1978年、三重県生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、外資系投資銀行に入社。退職後、FPとして独立。2015年から生活の拠点をシンガポールに移し、東京とシンガポールでセミナー講師など幅広い活動を行う。『夫婦で貯める1億円!』(ダイヤモンド社)など著書多数。「ホンマでっか!?TV」「有吉ゼミ」などテレビ出演や講演経験も多数。日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」2011年度相談員。

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