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「ホンダジェイド」背が低くスライドドアでもない「ミニバン」がマイナーチェンジ

「ホンダジェイド」背が低くスライドドアでもない「ミニバン」がマイナーチェンジ
「ホンダジェイド」背が低くスライドドアでもない「ミニバン」がマイナーチェンジ

この記事は、 5 分で読めます。

背が低くスライドドアではない「ミニバン」としてユニークな存在だったホンダジェイドが初のマイナーチェンジを受けた。最大のトピックは2列5人乗り仕様の設定だ。流麗なスタイルもあって、ミニバンというよりは3列シート仕様もあるステーションワゴンと呼ぶべきジェイドの進化ぶりを試乗レポートでお届けしよう。

ミニバンかステーションワゴンか?

2015年2月に登場したホンダ・ジェイドは2014年6月に生産終了したストリームの後継車。セダンのように低い全高の美しいスタイリングの中に、ミニバンの居住性とユーティリティを実現した6人乗り新感覚ミニバンとして誕生しました。ジェイドの特徴は超低床プラットフォームに加えて、足回りや床下部品などを徹底的に小型化することで、多くの立体駐車場に対応した全高1550mmを実現している点でしょう。リアドアがスライドドアではなくセダンなどと同じヒンジドアなので、 ミニバンの定義を3列シート+スライドドアとした場合、ジェイドは3列シート仕様もあるステーションワゴンと分類すべきなのかもしれません。

ミニバンかステーションワゴンか?

登場当初、ジェイドはフィット譲りの1.5Lガソリンエンジン+モーターを組み合わせたi-DCDと呼ばれるハイブリッドシステムを搭載したグレードのみでした。2015年5月に1.5Lターボエンジンを搭載し、ボディやサスペンションに専用セッティングを施しスポーティな走りが特徴のRSが追加されています。そして2018年5月、ジェイドは初のマイナーチェンジを受けました。

 

2列5人乗り仕様の追加が最大のトピック

2列5人乗り仕様の追加が最大のトピック

今回の変更は「NEW STYLE WAGON」をコンセプトに、従来の6人乗り・3列シート仕様に加えて、ガソリン車とハイブリッド車の両方に5人乗り・2列シート仕様が追加されたことが最大のトピックです。また、従来ガソリン車のみに設定されていたスポーティモデルのRSをハイブリッド車にも追加するなどモデル体系も大幅に変更しています。先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全車に標準装備するなど商品力が向上しているのも見逃せないポイントでしょう。

 

RSの充実ぶりには目を見張るものが

RSの充実ぶりには目を見張るものが

今回、試乗したのは車両本体価格289万8720円のジェイドハイブリッドRS ホンダセンシングです。 ジェイドは今回のマイナーチェンジで5人乗りが GとRS、6人乗りがXとグレード体系が分かれました。これまでガソリン車にのみ設定されていたRSの他のグレードとの違いはグリルに張られたRSのバッチだけでした。しかし、今回のマイナーチェンジでインラインタイプのLEDヘッドライトをはじめ、ハニカムメッシュフロントグリル、新規採用の18インチホイール、そしてブラックルーフ仕様などが追加され、ノーマルモデルと大きく印象を違えています。その佇まいはスポーティワゴンというネーミングがピッタリ当てはまります。

広いラゲッジ、2列目シートに盛り込まれた工夫

広いラゲッジ、2列目シートに盛り込まれた工夫

広いラゲッジ、2列目シートに盛り込まれた工夫②

新設定された5人乗り2列シート仕様車のラゲージルームの容量は5人乗車時で440L。加えて、床下に設定された23Lのアンダーボックスの合計463Lとなかなかのもの。6:4の分割可倒式シートを倒せば、長尺物や大きなものを積む時などにもフレキシブルに対応します。

広いラゲッジ、2列目シートに盛り込まれた工夫③

広いラゲッジ、2列目シートに盛り込まれた工夫④

また、セカンドシートは改良が加えられ、座面の厚みが増したコンフォートシートに柔らかく幅広な大型アームレストを追加。さらにセンター部分の座面を反転させるテーブルやカップホルダー、そして収納ポケットなど快適性と利便性が向上しています。

明らかにスポーティさを増した走り

明らかにスポーティさを増した走り

ジェイドハイブリッドRS・ホンダセンシングの走りはスポーティそのもの。今回のマイナーチェンジでリアサスペンションのダンパーのセッティングが見直され、荷重移動がよりスムーズになりました。従来モデルと比べて明らかにフラットで軽快な走りを披露します。

明らかにスポーティさを増した走り②

明らかにスポーティさを増した走り③

搭載されているハイブリッドシステムもギアレシオと駆動力の制御を見直したことで、発進時の加速レスポンスが向上しています。従来型のジェイドのハイブリッド車は燃費性能こそ優れているけれども、走りの楽しみが薄味かなと感じることがありましたが、今回試乗したモデルはアクセルワーク、ステアリング操作などドライバーの操作に対してタイムラグなく素早く反応し、キビキビと走ってくれます。ステアリングにパドルスイッチを装着し、ハンドルから手を離すことなく自由にシフトチェンジが行えるようになったのも、走り好きなユーザーにアピールするでしょう。

安全装備も最新化!

安全装備も最新化!

マイナーチェンジを行ったジェイドの魅力は走行性能の向上にとどまりません。衝突軽減ブレーキ(CMBS)やACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)など8つの先進機能で、走行時だけでなく停車時もドライバーに安心・快適を提供する先進の運転支援システム「ホンダセンシング」を全グレードに標準装備しています。

ホンダにはシャトルというユーティリティを重視したステーションワゴンがラインナップされています。さらにスポーティでスタイリッシュなジェイドが加わったことで、ユーザーの選択肢が広がったことは大いに歓迎できることでしょう。

■ホンダジェイド価格表(2018年9月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
1.5G・ホンダセンシングFF18239万8680円
1.5RS・ホンダセンシング17.6255万8520円
1.5X・ホンダセンシング18274万8600円
ハイブリッドRS・ホンダセンシング24.2289万8720円
ハイブリッドX・ホンダセンシング308万8800円

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※記事の内容は2018年9月時点の情報で執筆しています。

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