【徹底レビュー】「日産キューブ」まるで雑貨のような個性派、そのスタイルから使い勝手まで

雑貨のような外観と自分の部屋のようなインテリアデザインが人気の日産キューブ。すでに登場から10年が経過したものの、そのユニークなデザインセンスでいまだに根強い支持を受けている。しかし走りや燃費、安全性能は、もはや時代遅れとなりつつあるのかもしれない。

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10年経っても色褪せないユニークなデザイン

モデルライフの長期化が目立つ日産車の中で、販売開始からまもなく10年という節目を迎えるのがハイトワゴンの日産・キューブです。新陳代謝の激しい国産コンパクトカーにおいて断トツのロングセラーモデルとなっています。しかし、これだけ長期に渡って販売されているにも関わらず、キューブのデザインやコンセプトはまったく古さを感じさせません。音楽なども当てはまりますが、「本当に優れたモノは時間の経過に左右されない」。まさにこの言葉はキューブに当てはまるのではないでしょうか。それでは、長きに渡って多くの人に愛されているキューブを徹底レビューしてみましょう。

「キューブ・マイルーム」で大ヒット

キューブの初代モデルは1998年に登場します。マーチのコンポーネンツを流用し、大きさの異なる2つの箱を組み合わせたようなボディを採用。リアドアのガラスハッチだけが開閉できるなど、ややマニアックな仕様でしたがこれが大ヒット。しかし現行型キューブのルーツは2002年に登場した2代目キューブです。良好な後方視界を確保するための左右非対称ボディや「キューブ・マイルーム」と呼ばれる自分の部屋のような居心地の良い室内空間の演出というキューブの特徴は2代目キューブで確立されました。2代目には3列シートモデルのキューブ・キュービックも設定。また、英国のセレクトショップ・コンランがプロデュースした特別仕様車などファッショナブルなクルマとして人気を集めました。

磨きのかかった雑貨的デザインと海外を意識した走り

現行型である3代目キューブは2008年11月に登場。キューブはこれまでは国内専売モデルでした。しかしライバルと言われていたトヨタbBが海外展開されたこともあり、現行型キューブは海外でも販売されるようになります。グローバルモデルに昇格したキューブはボディサイズの大型化と同時にクルマの基本性能である「走る・曲がる・止まる」をブラッシュアップ。さらに静粛性も向上させるなど魅力に磨きが掛けられました。

現行型キューブはこれまでクルマの世界にあったヒエラルキーに属さない、威圧感のないピースフルな外観デザインを採用しています。インテリアはゆったりできて気持ちいい空間を追求。シートは見た目だけでなく、腰を下ろしたときに本当のソファのような柔らかい触感を目指し、このクラスでは珍しい縫製シートを採用、さらにフロントシートにはスプリングを内蔵しています。

インテリアにこだわった特別仕様車を多数設定

2008年に登場した現行型キューブは、2012年に初のマイナーチェンジを行い、エンジンにアイドリングストップ機構を追加。さらにトランスミッションのCVTに副変速機を装着することで燃費向上を実現しました。そして2014年11月の一部改良で4WDを廃止、FFのみのグレード展開となりました。変更点が少ない一方で、特別仕様車は非常に多く設定されてきたのがキューブの特徴の一つ。その特別仕様車の内容は外観ではなく、キューブの魅力であるインテリアを中心としたものが大半を占めます。

10年経って色褪せたのは燃費と安全装備

キューブに搭載されているエンジンは最高出力111ps、最大トルク148Nmを発生する1.5L直列4気筒DOHCの1種類。組み合わされるトランスミッションはCVT、駆動方式もFFのみとシンプルな構成となっています。動力性能は現在でもまったく不満はないのですが、燃費性能はJC08モード燃費で19.0km/Lと国産コンパクトカーの中ではかなり下位のランク。

そしてキューブ最大の弱点が運転支援システムです。販売開始が2008年と古いこともありますが、現在では標準装備となりつつある衝突回避ブレーキすら設定がないという現状は、正直厳しいとしか言いようがありません。

キューブのグレード構成はエントリーグレードの「15X」、15Xに利便性の高いインテリジェントオートライトシステムやプラズマクラスター搭載フルオートエアコンで快適性を向上させた「15X Vセレクション」、さらにバイキセノンヘッドランプを搭載した「15G」の3グレードが中心。その中心グレードに架装メーカーのオーテックジャパンが手掛けたカスタムカーの「ライダー」、15X Vセレクションをベースにバイキセノンヘッドランプ、そして、ヴィンテージキャメル、ロルブー、コダワリブラウン、インディゴブルー、ラウンジブラウンという5つの個性的なインテリアを選べる特別仕様車の「15X Vセレクション マイキューブ」が用意されています。車両本体価格は162万〜203万400円で、オススメはキューブの魅力である質感の高い個性的なインテリアと充実した装備でバリュー感の高い15X Vセレクション マイキューブです。

日産キューブ価格表(2018年8月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
15X  FF19162万円
15X Vセレクション178万2000円
15X Vセレクション マイキューブ185万4360円
15G198万7200円
ライダー203万400円
萩原 文博

この記事の執筆者

萩原文博(はぎはらふみひろ)

中古車雑誌編集部を経てフリーランスとして独立。現在は日本で最も多くの広報車両を借り出している男として業界で有名だ。もともと走り屋だけに走行性能の評価は得意。それだけでなく長年の中古車相場の研究で培った、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

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