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高橋満たかはしみつる

中古車のマツダ「アクセラ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のマツダ「アクセラ」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖|中古車ならカルモマガジン

マツダの世界戦略車として登場した「アクセラ」。日本では2003年10月に登場しました。海外では「Mazda3」という名称で販売され、現在は日本でもMazda3という名称に変わっています。人気車種だけに中古車の流通量も多く、自分に合った1台を選ぶのはなかなか大変です。この記事では中古車のアクセラなら、どのモデル、グレード、年式のものを買えば一番お得なのか、間違いがないのかという正しい買い方に加えて、気になる最新の中古車相場の状況などを専門家の目線で徹底解説します。ぜひ参考にしてください。

【この記事のポイント】
✔一番推したい中古車のマツダ「アクセラ」は2017年式1.5XD Lパッケージ
✔マツダらしい走りを楽しむならコンパクトセダンでもディーゼルをチョイス

中古車のアクセラ、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「2017年式1.5XD Lパッケージ」を140万円で買う!

中古車のアクセラ、おすすめモデルはズバリこれ。自分なら「2017年式1.5XD Lパッケージ」を140万円で買う!

中古市場にあるアクセラは、2003年10月にデビューした初代から2013年11月デビューの3代目(最終型)まであります。その中で、流通台数などを踏まえ現実的な選択肢になるのは3代目。そして2代目もギリギリ探すことができる状況です。3代目は相場が70万〜190万円、2代目は相場が20万〜80万円です。日本ではセダンの人気があまりないため、ここで紹介するセダンモデルのアクセラよりもハッチバックのアクセラスポーツのほうが流通量は豊富です。

その中から筆者が選ぶのは3代目の2017年式1.5XD Lパッケージになります。

3代目アクセラにはガソリンエンジン、2種類のディーゼルエンジン、ハイブリッドと多彩なパワーユニットが用意されました。その中で流通量が圧倒的に多いのは1.5Lのガソリンエンジン、次に多いのが2Lエンジン+モーターのハイブリッドになります。

ただ、現在のマツダらしさを最も強く感じられるのはクリーンディーゼルエンジンだと筆者は感じています。ディーゼルエンジンは2015年12月に特別仕様車として2.2Lが追加され、2016年7月のマイナーチェンジで正式にラインナップ。さらに2017年9月の一部改良で1.5Lディーゼルも追加されています。アクセラの車格を考えるとハッチバックのデミオに搭載された1.5Lでも十分爽快な走りを楽しんでもらえるはず!

1.5LディーゼルモデルにはG-ベクタリングコントロール(GVC)も搭載されています。これはコーナーの入り口でハンドルを切り始めた瞬間に駆動トルクをコントロールしてスムーズなコーナリングを実現するシステム。おそらく実際に乗ってみるとこの制御が効いていることを感じることはほぼないと思います(それだけ自然な制御なのです)。ただ、搭載車と非搭載車ではコーナリングの挙動がまったく違うので、GVC付きのモデルを狙うことは絶対に妥協できない部分です。

アクセラの中古車を確認したところ、1.5XDは1台しかなく、運転席パワーシートやシートヒーターが備わるLパッケージは3台ありました。

台数的に探すのはかなり大変ですが、ここにこだわるだけの価値があるモデルです。

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ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車のアクセラ

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イチオシモデルとして紹介した1.5XD Lパッケージ以外にも、アクセラはさまざまな視点から魅力的な中古車を探すことができます。スポーティーさよりも普段使いの快適さを望むならベーシックな1.5Lエンジン搭載車、燃費性能を考えるならハイブリッドがおすすめ。そしてほかのモデルでは絶対に味わえない強烈なトルク感を堪能したいなら2.2Lディーゼルを探してみるのもおすすめです。アクセラを手に入れてどんな風に楽しみたいかをよく考えてパワートレインを選択してください。

アクセラのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

2003年10月にファミリアの後継モデルとして登場した初代アクセラ。ファミリアは5ナンバーサイズのセダンでしたが、アクセラは全幅が1,745mmで3ナンバーサイズとなりました。

アクセラのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧

2代目アクセラは2009年6月デビュー。当時のマツダが展開した5角形グリルの新しいフロントフェイスが採用され、流れるようなボディラインと相まって、クーペのようなルックスになりました。

室内はゾーンレイアウトコンセプトという新しい考え方が取り入れられました。ドライバーが自然な視線移動で視認できるゾーンにマルチインフォメーションディスプレイを配置し、オーディオとエアコンスイッチやシフトレバーなどの操作系アイテムもドライバーの手の動きが最小限になる場所に配されています。これらによりドライバーが運転に集中できる環境を実現しています。

パワートレインは1.5L+CVTと、2L+5速ATを用意。2L車にはアイドリングストップ機構が備わります。2Lエンジン搭載の20Eには60km/h以上で走行中に隣車線の後方から接近する車両を検知するとドアミラーの鏡面に内蔵したインジケーターが点灯し警告するリアビークル・モニタリング・システムがオプション設定されました。

アクセラのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧2

2011年9月のマイナーチェンジでは、マツダの新世代技術であるスカイアクティブテクノロジーを採用したエンジン「スカイアクティブG-2.0」を新採用。2L車はトランスミッションもスカイアクティブ技術を盛り込んだ6速AT「スカイアクティブドライブ」に変更。

またデザインも空力性能を高めたものに変更されています。これらにより当時の2Lクラストップとなる20km/L(10・15モード)を達成しました。そしてこのタイミングでボディフレームの板厚を増加するとともにクロスメンバーの閉断面化などが行われ、ボディ剛性が向上。これにより操縦安定性が高まりました。

アクセラのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧3

2013年11月に登場した3代目アクセラは、マツダの新しいデザインテーマである「魂動-Soul of Motion」を採用。肉食動物が獲物を狙う直前に力を蓄えたときの緊張感と躍動感が表現されています。そして3代目アクセラからスカイアクティブ技術が全面採用されています。

インテリアは運転席側をドライバーが運転に集中できる凝縮感のある構成に、助手席側は開放感のある空間にデザインされています。そして運転席はドライバーの体の同軸上にスピードメーターやステアリングホイールなどをレイアウト。ドライバーが自然な脱力状態でシートに座り足を伸ばしたあたりにペダル類が配置されました。

文字で書くとなんてことないように感じますが、ペダル位置はタイヤハウスやセンタークラスターなどの影響を受けやすいもの。アクセラはスカイアクティブテクノロジーにより前輪を50mm前方に配置できたことで、自然なペダルレイアウトを実現しました。

アクセラのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧4

パワートレインは1.5Lエンジンが6速ATと6速MT、そして2L+モーターにCVTを組み合わせたハイブリッドを用意。先進安全装備は衝突を回避し被害を軽減するスマート・ブレーキ・サポートとスマート・シティ・ブレーキ・サポート&AT誤発進抑制制御、車間認知支援システム&前方衝突警報、車線逸脱警報システム、アダプティブ・フロントライティング・システムなどが用意されました。

アクセラのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧5
アクセラのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧6

アクセラのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧7

アクセラのモデルチェンジ、マイナーチェンジ一覧8

3代目アクセラは毎年行われる改良で機関系や制御系に大きな変更が加えられました。以下、順を追って紹介します。

【2014年9月】

  • 1.5L車にスマート・ブレーキ・サポート、レーダー・クルーズ・コントロールを装備する15Sツーリングを設定。
  • 15Sにスマート・シティ・ブレーキ・サポート&AT誤発進抑制制御、自動防眩ルームミラーを標準装備。

【2014年10月】

  • アクセラハイブリッドにスマート・シティ・ブレーキ・サポート&AT誤発進抑制制御を標準装備。
  • アクセラハイブリッドS Lパッケージにハイ・ビーム・コントロールシステム、車線逸脱警報システムを標準装備。

【2015年8月】

  • 15Sツーリングに4WDを設定。
  • 15Sツーリングにブラインド・スポット・モニタリング、リア・クロス・トラフィックアラートを標準装備(15Sにメーカーセットオプション設定)。

【2015年12月】

  • 特別仕様車として2.2Lディーゼルエンジンを搭載した2.2XDを発売。

【2016年7月】

  • 2.2Lディーゼルエンジンをカタログモデル化。
  • ディーゼルエンジンにノック音を抑制するナチュラル・サウンド・周波数コントロール、ノックオンの原因となる振動を抑えるナチュラル・サウンド・スムーザーを採用。
  • ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを緻密に変化させるG-ベクタリングコントロールを搭載。
  • 交通標識認識システムを15XD、15C、15S、ハイブリッドC以外に標準装備。

【2017年8月】

  • 1.5Lディーゼルエンジン搭載グレードを新設定。
  • マツダの先進安全装備パッケージであるi-アクティブセンスが全グレード標準装備に。
  • 4つのカメラによる前後・左右・俯瞰映像をセンターディスプレイに表示する360°ビューモニターを15CとハイブリッドCを除く全グレードでオプション設定。

3代目アクセラは2019年4月まで生産され、2019年5月に次のモデルにフルモデルチェンジ。このタイミングで車名が世界統一名称であるMazda3に変更されました。

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普段使いの快適性を求める人はベーシックな1.5Lエンジン搭載車の「15S」 中古車の相場70万〜170万円

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燃費性能、走りの爽快感、そして税金などの維持費。小型セダンのメリットを味わいたい人は1.5L搭載車がおすすめ。15Sには本革ステアリングと本革シフトノブ、フルオートエアコン、2つのUSB端子などが備わります。15Sは50台ほど流通しています。相場的にも選びやすくなっているので、年次改良による変更を見ながら狙いの年式を決めていきましょう。

モータードライブならではの静粛性を味わえるハイブリッド「ハイブリッドS Lパッケージ」 中古車の相場80万〜170万円

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スカイアクティブG2.0エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載するグレードは、システム合計で最高出力100kW(136ps)を発生します。燃費性能はJC08モードで30.8km/Lを達成しました。ハイブリッドの上級グレードであるS Lパッケージには運転席パワーシート、前席シートヒーターなどの快適装備が備わります。流通台数は30台ほどと少なめですが、ハイブリッド狙いの人は探してみる価値のあるグレードです。

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魂動デザインを採用した3代目より2代目のデザインが好きな人は、後期型で登場したスカイアクティブエンジンとスカイアクティブトランスミッションを採用したモデルを探してみましょう。燃費はJC08モードで17.6km/Lを達成。デザインもスカイアクティブ専用のヘッドライトなどが採用されています。2代目自体の中古車が少なくなりますが、このデザインにこだわるなら腰を据えて探してみましょう。

中古車のアクセラならではのチェックポイントはココ

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年次改良でどんな装備が搭載されたかは必ずチェック

今のマツダ車は中古車を探すのがとても難しくなっています。それはフルモデルチェンジ・マイナーチェンジ一覧でもまとめたように、細かい年次改良が頻繁に行われているから。しかもデザインが少し変わったというものではなく、車の根幹に関わる変更が行われているのが特徴です。

アクセラの中古車を探すときは、どのような変遷を経ているかを改めて確認し、自分が欲しいのはどの装備が搭載されたモデルかを確認してください。

電装系は一通り動かしてみる

3代目アクセラはデビューイヤーのものでもそこまで古くないので、機関系の状態はそこまで悪くはなっていないでしょう。ただ、電装系部位は使い方によってはトラブルの兆候が出ている可能性もゼロではないので、店頭では一通りのスイッチを動かしてみてください。エアコンは冷房と暖房の両方を動かすことも忘れずに。

2代目は室内の状態を確認

2代目アクセラはデビューから時間が経っているので、室内にそれなりの使用感が出ている中古車もあります。店頭ではシートやステアリング、スイッチ類など触れる機会が多い部分を中心に状態を確認し、納得できるかよく考えて購入しましょう。

アクセラの中古車と比べたいライバル車種はコレだ!

水平対向エンジン+4WDをちょうどいいサイズのセダンで味わえる「スバル2代目インプレッサG4」

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アクセラと同様にセダンとハッチバックが用意されるインプレッサ。セダンはG4というネーミングになります。2016年10月にデビューした2代目G4は新開発の2L水平対向エンジンと1.6L水平対向エンジンを搭載。プラットフォームは新世代のスバルグローバルプラットフォームを採用。しっとりとした乗り味が高く評価されています。先進安全装備はアイサイトver.3が全グレードに標準装備されました。中古車の流通量は80台ほどで、価格帯は90万〜220万円となっています。

高級感を高めたデザインが好きな人に「日産シルフィ」

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2012年12月に登場したシルフィは、ブルーバードの流れを汲むモデル。2000年8月からブルーバードシルフィの名で2代販売され、2012年12月にシルフィという名になりました。このモデルではセダン本来の美しさを追求し、上品で落ち着きのあるデザインを採用。リアシートはLクラスセダンに匹敵する膝周りスペースが確保されました。左右独立エアコンを採用するなど、セダンとしての快適性も高められています。中古車は200台弱流通していて、価格帯は40万〜200万円となっています。

ハイブリッドをたくさんの中古車の中からえらびたい人に「トヨタ4代目プリウス」

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プリウスはボディタイプ的に5ドアハッチバックに分類されます。ただ、サイズ的にも形状的にもセダン感覚で使えるモデルなので、アクセラのライバルとして取り上げました。特にアクセラハイブリッドの中古車購入を検討している人には最良の比較対象となり得るモデルです。4代目となる現行型は2015年12月に登場。トヨタの新しい車づくりの指針であるTNGAを採用したモデルで、乗り味がしっとりとしているのが特徴です。デビュー時はAとAプレミアムに先進安全装備のToyota Safety Sense Pを標準装備。2018年12月のマイナーチェンジで全グレードにToyota Safety Senseが標準装備となっています。中古車は5,000台近く流通していて、価格帯は80万〜380万円となっています。

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中古車のアクセラはここで探せ!

中古車のアクセラはここで探せ!

では、中古車のアクセラをどこでどのように探したら良いでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

カーセンサーnet

カーセンサーnetは中古車情報誌時代から数えて40年近い歴史と実績を誇る検索サイトで、サイト上には約50万台の情報が掲載されています(※)。車の状態を示す評価について独自の認定システムを導入しているので、こうした評価を目安にすれば、車に詳しくない方でも安心して車選びができるでしょう。

また、「カーセンサーアフター保証」に加入すれば、業界最多水準の350項目の部品について修理が保証されます。保証料金は車に合わせて細かく設定できるので、無駄なく予算に合わせた保証を付けることができます。

カーセンサーnetの2代目・3代目アクセラの掲載件数は239件、価格帯は20万~190万円となっています(※)。
※2021年7月31日時点の情報です。

グーネット中古車

先述のカーセンサーnetと同じような中古車情報サイトで、こちらも約50万台が登録されています(※)。グーネット中古車にも、検査協会などが車の状態を評価する「ID車両」という制度や、最長3年まで走行距離無制限でさまざまな保証が付く「Goo保証」などの制度があります。

グーネット中古車ではアクセラのガソリンモデルとハイブリッドモデルが別車種として掲載されています。2代目・3代目アクセラ(ガソリンモデル)の掲載台数は165件、価格帯は20万~200万円、アクセラハイブリッドの掲載台数は81台、価格帯は70万〜180万円となっています(※)。
※2021年7月31日時点の情報です。

年次改良をしっかり把握した上で中古車を探していきましょう

中古車選びのメインターゲットとなる3代目アクセラは機関系や制御系の大きな変更が頻繁に行われているのが特徴です。場合によっては価格がほとんど変わらないのに重要な機能が搭載されていない中古車を選んでしまうことも。購入前にはどのタイミングでどんな変更があったかをしっかり把握しておきましょう。予算に余裕があるなら、G-ベクタリングコントロールが搭載された2016年7月以降のものがおすすめです。

よくある質問

Q1:中古車のアクセラ、どれを買うべき?

A:マツダらしさを味わえるディーゼルエンジンを搭載した1.5XD Lパッケージです。

Q2:中古車のアクセラを買うときに気を付けたいポイントは?

A:年次改良でどこが変更されたか、どんな装備が加わったかを把握した上で中古車を探してください。

Q3:中古車のアクセラはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサーnet、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用すると良いでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要のない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車のアクセラに乗ることができます。

※記事の内容は2021年7月時点の情報で制作しています。

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