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ホンダのコンパクトミニバン「フリード」をベースに、荷室の使いやすさを追求しトールワゴンに仕立てた「フリード スパイク」。この中古車をお探しの方へ、おすすめモデルや選び方の注意点をお伝えします。
- 一番推したい中古車のホンダ「フリード スパイク」はハイブリッド車
- フリード スパイクは選択肢が少なく選びやすい
中古車フリード スパイク、おすすめモデルはズバリこれ。ハイブリッド車
フリード スパイクの販売期間は、2010年7月から2016年9月の約7年間と短いモデルです。途中で1回、マイナーチェンジが実施されましたが、内外装の一部変更にとどまり、エンジンやトランスミッションといったパワートレインは変更ありませんでした。
パワートレインラインナップは、1.5Lガソリンエンジン車の2WD（前輪駆動）にCVT（無段変速機）、4WDに5速ATを組み合わせたものと、1.5Lガソリン＋モーターのハイブリッド車（２WD：前輪駆動のみ）という2タイプになっています。
マイナーチェンジ前の前期型のグレード構成は、ベーシックグレードから上級グレードに向かってガソリン車が「C」「G」「G・ジャストセレクション」「Gエアロ」「Giエアロ」の5グレード、ハイブリッド車が「ハイブリッド」「ハイブリッド ジャストセレクション」の2グレードとなっています。後期型のガソリン車では、「C」「Giエアロ」がラインナップから消えて3グレード構成になっています。最も人気を集めたのは、ガソリン車「G・ジャストセレクション」でした。
このフリード スパイクのラインナップの中で、おすすめモデルは、ハイブリッド車。ハイブリッドは低燃費で加速が良く、走りに余裕が生まれます。特に、フリード スパイクは荷物をたくさん積んで走る、アクティブな使い方を想定して設計されていますから、ハイブリッドとの相性はバッチリです。なお、現在のハイブリッド車に比べると、基本設計が1世代前になり、少々古さを感じるところはありますが、基本性能が高いフリードシリーズですので、難なく使うことができるでしょう。
ハイブリッド車にはベーシックグレードの「ハイブリッド」と上級グレードの「ハイブリッド ジャストセレクション」の2グレードが設定されています。また、「ハイブリッド ジャストセレクション」をベースに装備を充実化させた特別仕様車「ハイブリッド プレミアムエディション」もモデル途中から販売されていました。現在（2021年7月17日時点）、ハイブリッド車の中古車流通台数は240台ほど、このうちベーシックグレードの「ハイブリッド」は30台ほどと全体の1割強しか流通していない少数派となります。このような状況から、ハイブリッド車のグレード選びは上級グレード「ハイブリッド ジャストセレクション」か、特別仕様車「ハイブリッド プレミアムエディション」から選択すると、装備も充実しており購入後の満足度も高くなりますのでおすすめです。
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★ほかにも！魅力的な中古車フリード スパイク
この項では、フリード スパイクの歴史と、タイプ別の中古車価格帯を紹介します。
フリード スパイクの歴史
2010年5月21日 公式ホームページで先行公開
新型コンパクトハイトワゴンとして7月に発表されることが一般に公表された。
2010年7月8日 「フリード スパイク」発売
3列シート車も設定するフリードをベースに、2列シート5人乗りで荷室を広げたパッケージングとし、エンジンは1.5L i-VTEC ガソリンのみを設定、2WD（前輪駆動）にCVT（無段変速機）、4WDに5速ATの組み合わせでラインナップされた。販売価格は、160万〜247万円。車名「FREED Spike」の由来は「自由な」を意味する「Free」と「行動する」の意味を持つ「do」という英語からの造語で、スパイク（Spike）シューズのような「タフで機能的、遊び心のあるクルマ」という意味を込めたとのこと。
2011年10月5日 「フリード スパイク ハイブリッド」を公式ホームページで先行公開
5ナンバーサイズのコンパクトハイトワゴンとして初となるハイブリッド車を追加設定し、同年10月下旬に発売することを発表した。1.5Lガソリンエンジンに小型モーターを組み合わせたパワートレインを採用。同時に同じパワートレインを搭載する「フリード ハイブリッド」と「インサイト エクスクルーシブ」も同時に先行公開された。
2011年10月27日「フリード スパイク ハイブリッド」を発売、「フリード スパイク」を一部改良
ハイブリッド車のエクステリアは、クロームメッキとクリアブルー塗装を施した専用のフロントグリルや、同様の配色を施したヘッドライトガーニッシュなど、先進性を感じさせるデザインに変更された。「フリード スパイク」ガソリン車では、VSA（車両挙動安定化制御システム）や、ヒルスタートアシスト機能、運転席アームレスト、3点式ELRシートベルト、「ECONモード」を標準装備化するなど、安全性能と燃費、室内の質感の向上が図られた。車両価格は、ガソリン車が、170万〜230万円と約10万円の値上げとなり、ハイブリッド車が215万〜230万円で販売された。なお、ハイブリッド車は2WDのみのラインナップ。
2012年11月22日 一部改良
ガソリン車の人気グレードの「G・ジャストセレクション」と、ハイブリッド車の全グレードに、ニーズの高かったディスチャージヘッドライト（HID：ハイ／ロービーム、オートレベリング／オートライトコントロール機構付き）とセキュリティアラームを標準装備化した。セキュリティアラームはガソリン車「Gエアロ」にも標準装備化された。また、ハイブリッド車で人気グレードとなった「ハイブリッド・ジャストセレクション」に、リア右側パワースライドや、Hondaスマートキーシステムとイモビライザーを標準装備化した。車両価格は、ガソリン車が170万〜233万円と、ハイブリッド車は215万〜233万円となり、いずれのモデルも一部グレードで値上げとなった。
2014年4月17日 マイナーチェンジ
エクステリア、インテリアデザインの一部変更と、快適装備の追加などを行った。パワートレインは変更なし。車両価格は、ガソリンが175万〜237万円、ハイブリッド車が221万〜239万円と値上げとなった。
2015年5月28日 特別仕様車追加
触り心地がやわらかいプライムスムース&スウェード調ファブリックコンビシートと、室内LED照明を特別装備した「プレミアムエディション」を追加。ガソリン車では、「G・ジャストセレクション」がベースとなり、リア右側パワースライドドアとクルーズコントロールを追加装備し、ハイブリッド車では「ハイブリッド・ジャストセレクション」をベースに、本革巻きのステアリングホイールとセレクトレバー、照明付きドリンクホルダーを追加装備した。車両価格は、ガソリン車の2WDが198万円、4WDが218万円、ハイブリッド車が236万円。
2016年9月16日 販売終了
フリードとフリード スパイクのフルモデルチェンジに伴い、販売終了。後継車は「フリード＋（プラス）」となった。
こちらもおすすめ！ ＜タイプ別＞中古車フリード スパイク
※2021年7月17日時点の情報です。
●ガソリン車／2WDの中古車市場の相場10万〜140万円
ガソリン車はタマ数豊富で、400台以上が流通しています。
●ガソリン車／4WDの中古車市場の相場17万〜150万円
※2WDと4WDに外観上の違いはありません。
4WD車の流通台数は少なく60台ほどとなっています。新車価格はガソリン車より20万円ほど高くなっていますが、中古車価格では同じ走行距離、年式でもボディカラーやグレード、装備などのさまざまな条件により、2WDより安くなっているものもあります。よく探せばお買い得なタマがあるかもしれません。
●ハイブリッド車の中古車市場の相場25万〜240万円
フリード スパイク ハイブリッドが販売されていた時期は、今ほど全体的なハイブリッド車販売比率が高くなかった頃です。このため、ガソリン車の半分ほどの流通台数となる200台前半のタマ数となっています。このタマ数に対してハイブリッド車の人気が高くなっているのが現在の状況ですので、中古車相場価格は高めの傾向です。しかし、ハイブリッド車の気持ち良い加速と低燃費は、ガソリン車よりも高くても元がとれると考えて差し支えないでしょう。
フリード スパイクならではのチェックポイント
フリード スパイクは荷室が広く機能的な設計となっていることから、個人事業者がプライベートとビジネス兼用で使うなど、走行距離が多いタマが目立っています。また、最も古い年式でも2010年式と中古車にしては比較的新しいタマばかりとなっていますが、中古車相場価格帯は大きく乖離しています。
こういった状況でキモとなるポイントは「保証」です。保証期間1年以上、走行距離無制限のものを選ぶと安心です。なお、保証期間が数ヵ月となっているものや、保証走行距離が数千キロといったものは、故障リスクが高いと考えて間違いではありません。
比べて検討！フリード スパイクのライバル車種
トヨタ「シエンタ FUNBASE」
コンパクトミニバンをベースに、荷室の広さと使い勝手を重視したトールワゴンは、フリード スパイクの独壇場でしたが、2019年に3列シートのコンパクトミニバン「シエンタ」が「FUNBASE（ファンベース）」と呼ばれる荷室重視の2列シート5人乗り車を設定しました。また、ガソリン車とハイブリッド車の両方をラインナップしています。フリードシリーズの全体的な人気を受け、トヨタはライバル車を追加してきたような格好です。シエンタ ファンベースは年式が新しいため中古車相場は高めです。
2021年7月17日時点の中古車価格帯は100万〜236万円、流通台数は190台ほどとなっています。
中古車フリード スパイクはここで探せ！
では、中古車フリード スパイクをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。
グーネット
2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。
グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会（JAAA）」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。
また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。
「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。
さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属（ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが）。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。
2021年7月17日時点、グーネットでは、フリード スパイクの掲載件数は476件、価格帯は10万～150万円、平均価格は約61万円、ハイブリッドの掲載件数は237件、価格帯は25万～240万円、平均価格は約77万円（「フリード スパイク」と「フリード スパイク ハイブリッド」の2車種に分けて掲載）となっています。
カーセンサー
2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。
カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。
また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。
カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアリオンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアリオンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。
2021年7月17日時点、カーセンサーでは、フリード スパイクの掲載件数は474件、価格帯は10万～150万円、平均価格は約58万円、ハイブリッドの掲載件数は235件、価格帯は26万～238万円、平均価格は約74万円（「フリード スパイク」と「フリード スパイク ハイブリッド」の2車種に分けて掲載）となっています。
定額カルモくんもおすすめ！
中古車を探すなら、購入以外のもっとお得な方法も検討してみましょう。
「おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」は、頭金・ボーナス払い0円、月々10,000円台から利用できる人気カーリースです。掲載されている5,000台以上の中古車は全車、大手中古車販売店の品質評価基準で4点以上、車検2年と故障保証1年付き。乗ってすぐに修理費用がかかる心配がありません。
また、毎日入れ替わる中古車在庫の中から希望の1台を見つけるのは難しいものです。中古車探しを楽に進めたい方は、下の「お試し審査」から希望や条件を伝えておくのがおすすめです。通過後にぴったりの車を案内してもらい、無駄なく車種やプランを検討できます。お気軽にどうぞ。
選択肢が少なく選びやすいフリード スパイク
フリード スパイクの販売期間は、2010〜2016年の約6年という短い期間で1世代しかなく、モデル途中で実施されたマイナーチェンジでも大きな改良はありませんでした。このため、選択肢は、ガソリン車かハイブリッド車か、駆動方式は2WDか4WDか（4WDはガソリン車しか設定されていません）、グレードをどれにするのか、といったものだけになります。
予算に合わせて、エンジンタイプと駆動方式を決めて、その中から欲しい装備があるかどうかを絞り込んでいくという流れで探すと、お目当てのタマにめぐりあいやすいでしょう。
なお、前項「フリード スパイクならではのチェックポイント」の項でもお伝えしましたが、保証がしっかりと付いたものを候補に挙げるようにしてください。
よくある質問
Q1：中古車のフリード スパイク、どれを買うべき？
A：フリード スパイクは販売期間が短く、選択肢が少ないモデルとなりますので、特に「このモデルを買うべき」と挙げるものがありませんが、保証がしっかりと付いたものを買うことをおすすめします。詳しくは前項「フリード スパイクならではのチェックポイント」の項をご覧ください。
Q2：中古車フリード スパイクを買うときに気を付けたいポイントは？
A：Q1と同じ回答となりますが、しっかりと保証が付いているかどうかがポイントとなります。この点についても詳しくは前項「フリード スパイクならではのチェックポイント」の項をご覧ください。
Q3：中古車フリード スパイクはどこで手に入れればいい？
A：購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車フリード スパイクに乗ることができます。
※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年7月17日時点のものです。
