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宇野 智うのさとる

中古車のダイハツ「ブーン」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のダイハツ「ブーン」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車のダイハツ「ブーン」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

ダイハツのコンパクトカー「ブーン」は、経済的なリッターカー(排気量1,000cc)で、全長4mを切るコンパクトなボディで運転しやすいモデルです。現行モデルで3代目となる、ロングセラー。その中でもおすすめのグレード、モデルと選び方を合わせてお伝えします。

  •  一番推したい中古車のダイハツ「ブーン」は3代目2015〜2018年式・走行2〜4万キロ
  •  価格重視なら3代目のマイナーチェンジ前の「X SA II」、デザインと装備重視なら「シルク」

中古車ブーン、おすすめモデルはズバリこれ。3代目2016〜2018年式、走行2〜4万キロ、50万円ほどのもの

中古車ブーン、おすすめモデルはズバリこれ。3代目2016〜2018年式、走行2〜4万キロ、50万円ほどのもの

筆者的に最もおすすめしたいのは、先進安全技術「スマートアシスト III(通称:スマアシ)」を搭載した最新モデルですが、まだ出たばかりで中古車価格は高い状況。当記事でおすすめの筆頭に挙げるのは気が引けます。そこで、最もコスパが良いモデルを紹介します。

最もおすすめするのは、3代目前期型(マイナーチェンジ前)となる2016〜2018年式の標準モデル。狙い目は走行距離、20,000〜40,000㎞で車両価格が50万円ほど。「スマートアシスト II」が付いているものが良いでしょう。グレードは「X」の1種しかありません(パッケージがいくつかありますが、細かい違い)。スマアシは1世代前になりますが、燃費と走りが良くなった3代目ですので、コスパを考えれば最もおすすめとなるでしょう。

なお、この条件で買えるのは、標準モデル。顔つきがかわいくなる上級グレード「シルク」で同条件を探すと、70万円台後半から80万円台となり、ちょっと割高な印象です。出物で60万円台があれば買いでしょう。

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★ほかにもこんなに!お買い得で魅力的な中古車ブーン

2016年にフルモデルチェンジした3代目から、フロントフェイスが異なる「シルク」が追加され、2モデル構成になりました。また、2018年にはマイナーチェンジが実施され、先進安全技術「スマートアシスト」が「II」から「III」へバージョンアップし、安全性能が向上しました。ブーンはシンプルなグレード構成ではありますが、モデルチェンジでの変更点が顕著になっています。そんなブーン、中古車で選んでほしいおすすめモデル、グレードを紹介します。

ブーンの歴史

ダイハツ「ブーン」は、リッターカー(排気量1,000ccの車の通称名。一部モデルで1.3Lがある)の5ドア・ハッチバック。全長4mを切るコンパクトカーで女性から高い支持を得ているほか、営業車としてよく乗られています。

初代は、2004年6月にデビュー。ダイハツの軽自動車、ミラやムーヴで使用されているプラットフォーム(ボディの基本構造部分)をベースに、トヨタとダイハツの共同開発で誕生しました。エンジンはダイハツ製の直列3気筒1.0L自然吸気と直列4気筒1.3L自然吸気の2種類(すべてガソリン車)、トランスミッションは4速ATが組み合わせられています。なお、変わり種となりますが、モータースポーツ向けの「X4(クロスフォー)」が2006年3月に追加、1.0Lターボに5速MTのパワートレインが搭載されましたが、2009年12月に販売を終了しています。

また、初代は2004年12月に「ブーン カスタム」を追加。これは内外装の高級感、上質感をプラスして標準モデルとの見た目の差別化がされたモデルです。さらに、2008年12月に7人乗りの派生モデル「ブーン ルミナス」も追加。これはブーンの全長を伸ばして3列シートにしたもので、当時の国産車では最も価格の安い7人乗り車となりましたが、商業的には失敗。2代目へモデルチェンジされることなく終わりました。

2010年2月にフルモデルチェンジされ、2代目となりました。2代目も初代に引き続いてトヨタとの共同開発、1.0Lエンジンは初代のものを引き継いで搭載、1.3Lは新開発エンジンに置き換えられました。トランスミッションは、2代目も全車ATですが、初代の4速ATから効率に優れるCVTへ置き換えとなりました。なお、2012年6月に一部改良を実施、2WD車にアイドリングストップ機構を搭載し、燃費を向上させています。

2代目のマイナーチェンジは2014年4月に実施、大きな変更点は、エンジンが改良され燃費が向上しエコカー減税対象車になったことと、内外装のデザイン変更です。

2016年4月に、ブーンは3代目へフルモデルチェンジされ現行モデルとなります。このフルモデルチェンジで、2代目まで設定されていた1.3Lモデルは廃止され、全車1.0Lモデルのみとなりました。エンジンは初代、2代目と同じものを流用していますが、細部の見直しで低燃費化が図られています。また、軽量高剛性ボディ「Dモノコック」を採用し軽量化、「Dサスペンション」を採用して乗り心地と操縦安定性を向上するなど、大幅な基本性能向上が図られています。

また、3代目からは、フロントフェイスに異なるデザインを採用した上級グレード「シルク」を追加、女性向けに愛らしさを打ち出したモデルとなっています。

2018年10月にマイナーチェンジを実施、内外装の変更と、先進安全技術「スマートアシスト III」を装備して安全性能を向上させています。

なお、ブーンは全世代、トヨタへOEM供給され「パッソ」の車名で販売されています。この2車種の違いは、エンブレム以外に見た目上の変更点がない(世代により、グレード構成やボディーカラーラインナップの違いはある)ものとなっています。

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● かわいいデザイン重視なら 2016〜2018年式の「シルク」中古市場の相場70〜160万円

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標準モデルと比べて、愛らしい顔つきをした上級グレード「シルク」は快適装備も充実していて特に女性におすすめです。ただ、同じ年式、走行距離の標準モデルと比べると、値落ち率が少なく中古車価格は高めです。しかし、相場価格より安く、程度が良さそうなタマが時折見つかります。相場価格は70〜160万円と幅が広いですが、走行距離が10,000〜20,000kmで80万円ほどの車両価格のものは狙い目です(4WD車は10万円ほど高くなっている傾向)。

●安全性能重視なら 2018年式以降のマイナーチェンジ後の現行モデル 中古市場の相場80〜110万円

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3代目になって、新しいプラットフォーム(ボディの基本構造部分)を採用し、基本安全性能を向上したブーンですが、2018年10月のマイナーチェンジで、先進安全技術「スマートアシスト」がIIからIIIへバージョンアップし、一部グレードを除いて全車に標準装備、さらに安全性能が向上しました。グレード名に「SA III」がついているものが、このモデルとなります。安全性能を重視するなら、価格の安い標準モデルの「X SA III」グレードがおすすめです。新しいモデルで相場価格は80〜110万円ですが、シルクに比較して割安感があります。走行距離10,000km以下が80万円あたりで出ていれば、これは狙い目です(4WD車は10万円ほど高くなっている傾向)。

ブーンならではのチェックポイント

ブーンは初代から現行モデルの3代目までの3世代がありますが、中古車を探すなら3代目(2016年式〜)をおすすめします。初代はほとんど流通しておらず、あっても下駄代わりの激安車、2代目も流通台数が少なく、30万円以下の激安車が主流です。ブーンは、新車車両価格が安いモデルですので、中古車価格も安い傾向にありますが、価格だけで古い中古車に飛びつかず、安全性能や燃費が良くなった3代目で探しましょう。

ブーンならではのチェックポイントは、特にありません。1つ挙げるとすれば、細かい点ですが、グレード名、装備名が混同しやすいこと。「SA II」と「SA III」がついているグレードは先進安全技術「スマートアシスト」のことで、「II(2)」が1つ前の世代、「III(3)」が最新のバージョンです。

ブーンに限らず、中古車を買うときに特に注意したいのは、内装の状態。走行距離が短くても、前オーナーの車の扱い方が悪いと汚れや傷みが目立ってしまう中古車があります。画像でしっかりと確認するほか、鑑定書がついていればその内容をチェックするようにしましょう。

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比べて検討!ブーンのライバル車種

トヨタ「パッソ」

トヨタ「パッソ」

現行モデル

トヨタ「パッソ」は、ブーンのOEM車でエンブレム以外は全部いっしょ、といっていいほどの双子車。ライバル車とは言いづらいですが、ブーンの中古車を探すなら、パッソの中古車情報も検索を。グレード構成も同じ(名称は変わりますが)で、ブーンの中古車と同じ条件の年式、走行距離、ボディカラー、装備でも、パッソのほうが安いことがあります(その逆もありますが)。ダイハツのエンブレムにこだわりがないなら、パッソも選択肢に入れてください。
中古車価格帯は0.1〜190万円、平均価格は約58万円となっています。(2021年5月23日時点)

日産「マーチ」

日産「マーチ」

現行モデル

ブーンの最大のライバルは、日産「マーチ」。マーチがブーンより一回り大きな1.2Lエンジンを搭載していますが、現行モデルの基本設計はブーンのほうが新しくなります(現行モデルは2010年のフルモデルチェンジ)。マーチもブーンと同様に、現行モデルから中古車を探したいところ。なお、排気量の違いから自動車税はマーチのほうが少し高くなります。室内空間はブーンのほうが広く感じますが、走りの質感はマーチのほうが上に感じる、一長一短の甲乙つけがたいライバル車です。
中古車価格帯は0.9〜200万円、平均価格は約45万円となっています。(2021年5月23日時点)

三菱「ミラージュ」

三菱「ミラージュ」

現行モデル

車両価格重視でブーンを探すなら、三菱のコンパクトカー「ミラージュ」も選択肢に入れてみては?ブーンより人気がないため、中古車相場価格も安めの傾向。なおミラージュのエンジンは現行モデルで1.2L、それ以前では1.5Lも設定。なお、乗り心地があまり良くないという声もちらほら。予算の範囲内でより新しく、走行距離が短いコンパクトカーを探しているなら、一考の価値ありの1台です。
中古車価格帯は10〜135万円、平均価格は約55万円となっています。(2021年5月23日時点)

スズキ「スイフト」

スズキ「スイフト」

現行モデル

スズキのコンパクトカー「スイフト」も、ブーンより一回り大きい1.2Lエンジンを搭載(2017年に1.0Lモデルが登場していますが、2019年で販売終了)、車のクラスでいえば、ブーンよりスイフトのほうが1つ上となり、車両価格も高くなります。しかし、走りはスイフトのほうが余裕があります。同じ予算なら、グレードなどの条件を少し下げてスイフトから探すのもアリ。ハンドリングの良さは定評のあるスイフト。ブーンとは性格が異なりますが、比較検討したいモデルです。
中古車価格帯は3〜200万円、平均価格は約80万円となっています。(2021年5月23日時点)

中古車ブーンはここで探せ!

では、中古車ブーンをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。

グーネットのブーンの掲載件数は588件、価格帯は0.8~168万円となっています(※)。
※いずれも2021年5月23日時点の情報です。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からブーンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとブーンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

カーセンサーのブーンの掲載件数は502件、価格帯は0.8~170万円となっています(※)。
※いずれも2021年5月23日時点の情報です。

定額カルモくんもおすすめ!


中古車を探すなら、購入以外のもっとお得な方法も検討してみましょう。

おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」は、頭金・ボーナス払い0円、月々10,000円台から利用できる人気カーリースです。掲載されている5,000台以上の中古車は全車、大手中古車販売店の品質評価基準で4点以上、車検2年と故障保証1年付き。乗ってすぐに修理費用がかかる心配がありません。

また、毎日入れ替わる中古車在庫の中から希望の1台を見つけるのは難しいものです。中古車探しを楽に進めたい方は、下の「お試し審査」から希望や条件を伝えておくのがおすすめです。通過後にぴったりの車を案内してもらい、無駄なく車種やプランを検討できます。お気軽にどうぞ。

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ブーンの中古車は2016年式の3代目からがおすすめ

ブーンの中古車を買うなら、2016年にフルモデルチェンジした3代目の現行モデルがおすすめです。この3代目のうち、安全性能を重視するなら、2018年10月にマイナーチェンジした「スマートアシスト III」を、価格重視で探すなら、マイナーチェンジ前の「X SA II」がコスパも良くおすすめです。デザインと快適装備を重視するなら「シルク」を選びましょう。これは、特に女性におすすめです。

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よくある質問

Q1:中古車のブーン、どれを買うべき?

A:中古車のブーンを買うなら、現行モデルの3代目(2016年式〜)がおすすめです。価格重視で探すなら、2016〜2018年式のマイナーチェンジ前のグレード「X SA II」を、安全性能重視なら、マイナーチェンジ後の2018年式以降のものを。快適装備を重視するなら「シルク」をおすすめします。

Q2:中古車ブーンを買うときに気を付けたいポイントは?

A:車両価格30万円以上の予算があるのなら、2016年式より古い2代目と初代はあまりおすすめしません。2016年式以降からの3代目、現行モデルで予算に合わせて選びましょう。また、内装の程度は要チェック。走行距離が短くて傷みや汚れが目立っている車があります。

Q3:中古車ブーンはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車ブーンに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年5月23日時点のものです。

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