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萩原文博はぎはらふみひろ

「スバル フォレスター」新型の走りは別物、アイサイトもさらに進化!

「スバル フォレスター」新型の走りは別物、アイサイトもさらに進化!
「スバル フォレスター」新型の走りは別物、アイサイトもさらに進化!

この記事は、 5 分で読めます。

2018年に6月にフルモデルチェンジを受けたスバルのSUV「フォレスター」に萩原文博氏がさっそく試乗した。伝統のターボエンジンを廃止し、2.5Lと2.0Lマイルハイブリッド「e-ボクサー」の2本立てとなった新型フォレスターの走りはどう変わったのだろうか。

実はスバルを支えているフォレスター

実はスバルを支えているフォレスター

独自の水平対向エンジンと4WDシステムによって、日本国内だけでなく世界でも高い評価を受けているスバルのクルマたち。そのなかでフォレスターは車種別の世界販売台数比率では26.5%ですので、33.3%を占めるインプレッサ、そして28.1%のレガシィには負けているように見えます。しかしレガシィはSUVのアウトバックとセダンのB4の2車種合計、そしてインプレッサはハッチバックのスポーツ、セダンのG4、SUVのXVの3車種合計であることを考えると、単一車種で最も売れているのは実はフォレスターなのです。

実はスバルを支えているフォレスター②

そんなスバルの中核車種・フォレスターが2018年6月にフルモデルチェンジを行い、7月19日より発売されました。見た目はあまり変わっていませんが、その中身はどうなのでしょうか。

 

2.5Lと「eボクサー」の2本立て、ターボはなし

2.5Lと「eボクサー」の2本立て、ターボはなし

2.5Lと「eボクサー」の2本立て、ターボはなし②

5代目となる新型フォレスターはインプレッサから始まった「スバルグローバルプラットフォーム」(以下SGP)を採用することで、クラストップレベルの衝突安全性能・危機回避性能、ドライバーの意思に忠実なハンドリング、そして快適な乗り心地を実現したとしています。搭載するパワートレインは一新され、2.5L水平対向4気筒ガソリンエンジンと2L水平対向エンジンにモーターを組み合わせた「eボクサー」の2種類です。トランスミッションは全車リニアトロニックと呼ばれるCVTのみ、先代まであったターボ車や5速MT車は設定されていません。

 

背の高さを感じさせない安定感の高い足回り

背の高さを感じさせない安定感の高い足回り

背の高さを感じさせない安定感の高い足回り②

背の高さを感じさせない安定感の高い足回り③

今回は2.5Lガソリンエンジンを搭載した「プレミアム」と2Lエンジン+モーターのeボクサーを搭載した「アドバンス」の2グレードに試乗することができました。まず、2.5Lのプレミアムから。ボディはSGPを採用したことにより、先代と比べると全高は低くなっているものの、全長と全幅は拡大され、ワイド&ローのフォルムとなりました。その恩恵で先代に比べリアシートの居住性が大幅に改善されています。

しかし先代に比べて最も変わったのは乗り味でしょう。従来のフォレスターはサスペンションの上下方向の動きが大きく、コーナーではクルマを結構傾けることで曲がる印象の強いクルマでした。しかし新型フォレスターはクルマの上下左右の動きはかなり抑えられており、カーブを曲がる際にハンドルを切っても、ほとんどクルマが傾かずに走り抜けることが可能です。 その結果、背の高さを感じさせない安定性と操縦性を手に入れることができました。

背の高さを感じさせない安定感の高い足回り④

直噴化された新しい2.5Lガソリンエンジンは大幅に軽量化されたリニアトロニックとの相性も抜群で、アクセル操作に素早く反応してスムーズな加速を実現しています。2.5Lということで余裕のある動力性能は素晴らしいのですが、税金が高くなるのが唯一懸念されるポイントです。

とにかく静かな「eボクサー」

続いて、試乗したのは「eボクサー」を搭載したアドバンスです。このeボクサーは先代のXVハイブリッドに搭載されていたユニットを進化させたものです。2Lエンジンはこちらも直噴化され、バッテリーはリチウムイオンとなりました。その効果は絶大で、アクセルペダルを踏んだときの反応が大幅に向上しています。

さらにモーターのみで走行できる距離も長くなっているのも見逃せないポイントです。さらにアドバンスに乗って驚いたのが高い静粛性です。2.5Lエンジン車もかなり静かなクルマでしたが、eボクサーのアドバンスはさらに一段上のレベルでした。

進化を続ける「アイサイト」は燃費性能にも貢献

進化を続ける「アイサイト」は燃費性能にも貢献

フォレスターは全車にスバルご自慢の運転支援システム「アイサイトver.3」が標準装備されています。0km/h〜約120km/hの幅広い車速域でアクセル、ブレーキ、ハンドル操作まで自動でアシストするツーリングアシストをはじめ、プリクラッシュブレーキ、全車速追従機能付きクルーズコントロールなど、様々な機能でドライバーをサポートします。

さらにアドバンスにはドライバーモニタリングシステムを初搭載。ドライバーがクルマに乗り込むとインパネセンターバイザーに内蔵されたカメラがドライバーの顔を認識し、安全運転だけでなく、おもてなしも提供する先進機能を搭載しています。

アドバンスには「アイサイト」の全車速追従機能付クルーズコントロール作動時に、モーターアシストと回生ブレーキを最大限活用し、より燃費を重視した追従制御を行なう「ECOクルーズコントロール」を装備。ドライバーの負担を軽減するだけでなく、燃費性能も向上させるアイサイトの進化ぶりには目を見張る物があります。

■スバルフォレスター価格表(2018年7月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
2.5ツーリング4WD14.6280万8000円
2.5プレミアム302万4000円
2.5Xブレーク291万6000円
2.0アドバンス18.6309万9600円

 

新型フォレスターのグレード構成はガソリン車がスタンダードなツーリング、豪華装備のプレミアム、アウトドア色を強めたXブレーク(この記事に登場しているクルマです)の3種類。そしてモーターアシストのeボクサーを搭載したアドバンスを加えた合計4グレード。オススメのグレードは高い悪路走破性と最新のテクノロジーが融合したeボクサーを搭載したアドバンスです。

路面状況を選ばないフォレスターの高い走行性能、そして先進の安全運転支援システムはミドルクラスSUVの勢力図を変えるかもしれません。

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※記事の内容は2018年7月時点の情報で執筆しています。

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