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ヘッドライト項目で車検に落ちないコツは?追加費用を浮かせる方法も伝授

ヘッドライト項目で車検に落ちないコツは?追加費用を浮かせる方法も伝授
ヘッドライト項目で車検に落ちないコツは?追加費用を浮かせる方法も伝授

数年ごとにやってくる車検は費用や手間がかかるので、毎回気が重くなる方もいるのではないでしょうか。実は2015年からヘッドライトの検査基準が変わり、ユーザー車検に落ちたという声も聞こえるようになりました。せっかく費用を抑えるためにユーザー車検にしている方も、追加費用がかかったら本末転倒です。

そこで、ヘッドライト検査の変更内容や検査で合格するコツに加えて、そもそも車検代を気にしなくていい方法をご紹介します。

  • 検査基準の変更により、検査対象が「ハイビーム」から「ロービーム」に
  • 新基準ではエルボー点の位置が適正な場所にきているかどうかを確認する
  • 車検の追加費用が気になるなら、車検代込みの定額制サービスがおすすめ

車検のヘッドライト項目、2015年からの変更点は?

2015年9月1日から、車検のヘッドライト項目は新基準に変更されました。これまでは問題なく車検に通っていたヘッドライトでも、不合格になる可能性があります。追加費用を発生させないためにも、まずは新基準で変わった項目を把握しておきましょう。

〈旧基準と新基準の違い〉

 基準測定対象光軸の位置光量色の基準
ハイビーム照らす方向が
同じなら合格
一番明るい部分が
1mと10mで違いなく、既定より明るい
黄色・白色
ロービーム前方10mを照らし、
エルボー点が規定の位置に
来ていたら合格
1灯につき
6,400カンデラ以上の
明るさ
白色(2005年12月31日以前に登録された車は
黄色でも可)

 

このように以前よりも細かく、厳しい審査基準に変わりました。それぞれの項目を詳しく解説していきましょう。

車検のヘッドライト項目は「ロービーム」に変更

新基準になり大きく変わったのが、これまでのハイビーム(走行用前照灯)からロービーム(すれ違い用前照灯)での測定になったことです。元々車はハイビームを基準に製造されていましたが、1998年9月1日からロービームを基準に製造される方針に変わったため、この変更の影響を受けて検査基準も変更となりました。現在は、ハイビーム検査だった旧基準より検査項目が増え、車検の基準は厳しくなっています。

エルボー点の検査が追加

ロービームは、すれ違う車や先行車、歩行者を光で惑わせないよう調整されていて、その境目のことを「カットオフライン」といいます。このカットオフラインが曲がる位置にある「エルボー点」が、光軸の位置の検査で重要な要素となりました。

エルボー点の検査が追加出所:四国運輸局

新基準の検査では、エルボー点が規定の位置にあるかどうかを判定し、不明瞭な場合や位置がずれている場合は不合格となります。エルボー点の検査が追加されたのは、カットオフラインが正しく出ないと、実際に道路を走ったときに周りに悪影響を及ぼし、事故にもつながりやすくなるためです。

このように、検査基準の変更により、これまで以上にユーザー車検は手間がかかります。安全面を考えても不安が残るのではないでしょうか。最近では、車検をやめてお得に新車に乗り換える方が増えています。手間もコストもかけずに、新車に乗り換える方法、チェックしてみてはいかがでしょうか?

新基準の車検に通るヘッドライトの条件は?

新基準の車検に通るヘッドライトの条件は?

新基準の車検に通るヘッドライトは、どのような条件をクリアする必要があるのでしょうか。それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

エルボー点が適正な位置にある

まずは、光軸の位置が適正かどうかです。ハイビームが対象の検査の場合は、照らす方向が合っていれば合格でしたが、新基準ではエルボー点の位置が適正な場所に来ているかどうかを確認します。

日本は左側通行なので、左右どちらのヘッドライトも左肩上がりの配光になっています。このときに、光の境界線となるカットオフラインが、はっきりきれいに見えるかどうかも大切です。一番光が集まるのは、カットオフライン上にあって右肩上がりの起点となるエルボー点なので、ここが不明瞭にならないように調整する必要があります。

実際の車検では、前方10mを照らしてエルボー点の位置を確認します。規定の位置の中に収まっていて、明瞭に映し出されれば合格です。

光軸は、バルブ交換や車体本体への強い衝撃などでもずれてしまいます。また、サスペンションやタイヤの摩耗など、他のパーツの変化でも影響を受けやすいので、車検前に必ず確認しておきましょう。

規定以上の光量・適切な色かどうか

次に、光量やライトの色が適切かどうかを判断していきます。光量の検査は、ライトやバルブ自体の明るさを測るのではなく、リフレクターなどに反射した光の明るさを測定します。規定で決められている光度測定点が、1灯につき6,400カンデラ以上あることが合格の条件です。

光量は車の状態や車種、各種パーツによって変動します。車検対応と明記されたバルブや、純正ではないバルブも販売されていますが、十分な明かりがあるかどうかを事前にチェックしておくと安心です。車検に通るヘッドライトの色は、白色(2005年12月31日以前に登録された車は黄色も可)です。この検査は機械で計測するものではなく、審査員の目で確認して合否を決めています。

白く見えるライトを選ぶ必要がありますが、このときに参考になる単位が「ケルビン」です。数値が高いものほど青白くなり、数値が低いと黄色く見えます。車検に通りやすいといわれているのが、3,500~6,000ケルビンあるライト。最近は青白い光を好んでつけるユーザーもいますが、車検への合格を考えると、白色のヘッドライトを選ぶのが無難でしょう。

車検でヘッドライトの検査に合格する方法

ヘッドライトの検査に合格するためにも、まずは適切なヘッドライトを使用することが大切です。しかし、ヘッドライトにはさまざまな種類があるため、正しい知識を持っておかなくてはいけません。時間やお金をかけて準備した車が、不合格になってしまわないためにも、ヘッドライトの検査に合格する方法を見ていきましょう。

適切なヘッドライトを使用する

ヘッドライトには、「ハロゲン」「LED」「HID」「バイキセノン」の種類があり、光量や色もそれぞれ異なる特徴を持っています。

〈ヘッドライトの特徴と価格相場〉

 ハロゲンLEDHID(キセノン)バイキセノン
光量
やや黄色味白・青み
価格
相場
3,000〜8,000円10,000〜20,000円8,000〜20,000円8,000〜20,000円

※2020年12月、カルモマガジン調べ

なお、価格相場はディーラーでの工賃を含む、純正部品への交換費用(片方)の目安です。純正品でない部品には、「車検対応」や「保安基準適合」と記載されているものもありますが、車検の項目をバルブ単体でクリアしているだけであって、車両に取り付けた際に基準値を満たさなくなることもあるので注意が必要です。

現在ハロゲンライトを使用していて、光量または色味で不安を感じるようなら、LEDライトやHIDに変更してもいいでしょう。しかし、ライトの種類を変えたい場合には、ユニットごと純正品へ交換するのがおすすめです。

ヘッドライトのレンズを磨く、交換する

ライトの種類以外に光量が下がる要因としては、ヘッドライトレンズの汚れが考えられます。まずはウエスなどを用いて、ヘッドライトのレンズを磨いてみましょう。それでも落ちないような頑固な汚れや黄ばみがあれば、紫外線などによる劣化も考えられます。ホームセンターやカー用品店で購入できるクリーナーを使用してみてください。

ヘッドライトのレンズは経年劣化により、ひび割れが発生している可能性もあります。もしひび割れが起こっていたらレンズ磨きでは解決しないので、レンズ交換を行いましょう。レンズを磨いてクリアになれば、光をさえぎるものがなくなり照らす光量が増します。車検を通す以外にも、雨の日の走行や事故防止に有効なので、日頃からこまめに手入れしておくと安心です。

テスター(予備検査場)を利用する

車検を一発で通したいなら、車検場の周辺にある「テスター(予備検査場)」を事前利用しましょう。テスターは、車検と同等の測定や調整を行ってくれる施設で、この施設で整備不良などが見つかれば、車検の前にメンテナンスしておくことができます。料金は1項目あたり2,000円程度かかりますが、再検査の費用や手間を考えれば、決して高額ではありません。テスターで合格していれば、実際の車検も安心です。

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ヘッドライトで車検に落ちないために対策しておこう

ヘッドライトに関する検査基準が変わり、戸惑っている方もいるでしょう。しかし、変更内容を理解して、車検前にテスターを利用したり適切なライトに交換したりすれば、安心して車検が受けられるはず。そもそも車検の費用を気にしたくないなら、車検代やメンテナンス費用込みの「定額カルモくん」がおすすめです。この機会に、自分に合う車の乗り方を考えてみてはいかがでしょうか。

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よくある質問

Q1:ヘッドライトの車検項目は?

A:おもに光量や色、光軸の位置が対象となります。2015年に基準が変わり、ハイビーム(走行用前照灯)からロービーム(すれ違い用前照灯)での測定になりました。

Q2:ヘッドライトの整備で気をつけるべきことは?

A:新基準の検査では、エルボー点が規定の位置にあるかどうかを判定し、不明瞭な場合や位置がずれている場合は不合格となります。なお、エルボー点の検査が追加されたのは、カットオフラインが正しく出ないと、実際に道路を走ったときに周りに悪影響を及ぼし、事故にもつながりやすくなるからです。

Q3:車検にヘッドライトの種類は影響する?

A:ヘッドライトには、「ハロゲン」「LED」「HID」「バイキセノン」の4種類があります。明るさや色など、特徴がさまざまなので、車検に通りやすいライトに交換しておくと安心でしょう。

※記事の内容は2021年1月時点の情報で制作しています。

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