カーリース会社には、残価設定のある会社とない会社があり、どちらを選ぶかで、車の乗り方や月額料金が変わってきます。
そこで、カーリースの残価とはどのようなものかを踏まえ、残価設定の有無によるサービスの違いを解説します。また、それぞれのメリット・デメリットを考慮したおすすめのカーリースもご紹介します。
残価設定ありとなしのいいとこ取り!
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- 残価とは、カーリース契約満了時のリース車の想定査定額
- 残価設定なしのカーリースでは車をもらえることが多い
- 残価設定のあるカーリースでも車がもらえてお得なサービスがある
カーリースで耳にする「残価設定なし」の残価とは?
残価とは、カーリースの契約時に決める、契約満了時のリース車の想定査定額です。
例えば5年リースの場合、5年後の走行距離や中古車市場の相場の予想を基に残価が算出されます。
残価が設定される理由は、カーリースは返却を前提としたサービスであり、返却された車の価値を維持するためです。
この残価を、車両本体価格からあらかじめ差し引いた金額を基に、カーリースの月額料金が決定されます。
残価設定なしのカーリースの特徴
残価設定なしのカーリースでは、リース車が価値のあるものとして戻ってくることをカーリース会社は期待していません。
そのため、カーリースで一般的に設けられている利用制限がなかったり、利用者がそのまま車をもらえたりするところもあります。
ただし、残価設定がないということは、車両本体価格全額が支払対象になるため、月額料金は高くなります。
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メリットの多いカーリース
残価設定なしのカーリースでは、車両本体価格から残価を差し引かないため月額料金が高額になりがちです。一方、残価設定のあるカーリースなら残価を差し引くことで月々の料金が割安になるため、残価設定ありの会社を利用するのも方法のひとつです。
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は残価設定があるカーリースで、月額10,000円台から利用できます。国産全車種を取り扱っており、7年以上の契約で契約満了時に車をもらう選択ができるなど、メリットの多いプランが豊富です。
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残価設定なしのカーリースのメリット・デメリット
残価設定なしのカーリースには、利用制限がないなどのメリットがある一方で、金額面のデメリットもあります。
自分にとってメリットが多い方法なのか、また、決定的なデメリットがないかを把握しておくことは、利用するかどうかを判断するうえで重要です。具体的に見ておきましょう。
残価設定なしのカーリースのメリット
原状回復費用を支払う必要がない
残価設定ありのカーリースは返却が前提です。契約満了時に車を元の状態に戻す必要があることから、原状回復費用を請求される可能性があるでしょう。
一方、残価設定なしのカーリースは車を返却しなくていいため、契約期間中に車に傷をつけたり、元に戻せないカスタマイズを行ったりしても、原状回復の必要がありません。加えて、契約満了時に車をもらえるケースも多く見られます。
走行距離を気にせず乗れる
残価設定ありのカーリースの場合、契約満了時の車の価値を担保するために、一般的に走行距離制限が設けられています。月平均1,000~2,000km程度に設定されていることが多く、もし上限を超えた場合は超過料金が発生します。
対して、残価設定なしのカーリースでは基本的に走行距離制限がありません。そのため、超加料金を心配することなく長距離ドライブを楽しめるでしょう。
中古車市場の相場変動を気にする必要がない
残価設定ありのカーリースでは、契約満了時の中古車市場での車の価値を想定して、残価が決められます。このため、返却時に中古車市場での相場が大きく落ちると、たとえ車の状態が良くても、残価精算による支払いが発生する可能性があるでしょう。
その点、残価設定なしのカーリースは残価精算がないことから、契約満了時の中古車市場相場の変動を心配する必要がなく、気楽に車に乗り続けられます。
返却時の車内環境を気にしなくていい
車を使用していると、たばこやペットのにおいが車内に染みついたり、子供がシートを汚したりすることがあるでしょう。
このような場合、残価設定ありのカーリースでは、返却時にクリーニングを要求される可能性があり、その費用は自身で負担しなければなりません。一方、残価設定なしのカーリースでは車をマイカーにするケースが多く、基本的にクリーニング費用を請求されることはないでしょう。
残価設定なしのカーリースのデメリット
月額料金が割高になる
残価設定なしのカーリースでは、車両本体価格から残価を差し引きません。
例えば車両本体価格が200万円の車をカーリースで9年契約する場合、残価設定なしでは1ヵ月の車両本体価格は約18,500円です。
一方、残価設定ありのカーリースで仮に、残価を60万円とする場合、1ヵ月あたりの車両本体価格は約13,000円です。
実際はこの金額に各種税金や自賠責保険料などが上乗せされるものの、この金額は残価設定の有無で変わらないため、残価設定なしのカーリースでは、残価設定ありのカーリースよりも月々の料金は高くなります。
契約年数が長くなる場合が多い
残価設定なしのカーリースの多くは、7~9年以上などの長期契約であり、短期間の利用は難しいでしょう。
短期間だけ車に乗りたい場合、残価設定ありのカーリースを選択するのが現実的です。
車種が限定される場合がある
残価設定なしのカーリースでは、車種が限定されている場合があります。
車種にこだわりがある場合、事前に対象車種に含まれているか確認しましょう。
残価設定なしのカーリースを利用しない場合の選択肢
残価設定のないカーリースにはデメリットもあるので、人によっては残価設定のあるカーリースを選択しようと考える方もいるでしょう。
残価設定ありのカーリースの特徴として、車両返却時の実際の査定額と残価の精算を行う、残価精算が挙げられます。
残価精算の有無によって、残価設定のあるカーリースは「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」の2種類に分けられます。これらの違いを理解して、利用するカーリースを選ぶことが大切です。詳しく見ていきましょう。
オープンエンド方式
オープンエンド方式では、契約時に想定した残価を契約者に明示し、契約満了時に残価精算を行います。実際の査定額が想定残価を下回っていた場合、利用者は差額をカーリース会社に支払わなければなりません。
例えば、契約時に想定した残価が50万円、契約満了時の査定額が40万円であれば、リース会社に10万円を支払うことになります。
なお、オープンエンド方式を採用しているカーリース会社の中には、契約時の残価を高めに設定することで月額料金を下げているところもあります。このような場合、契約満了時に差額の支払いが発生する可能性が高い点に注意が必要です。
クローズドエンド方式
クローズドエンド方式では、残価は設定されているものの利用者に金額は明かされず、契約満了時に差額を請求されることもありません。
契約満了まで追加の支払いが発生する心配がなく、定額で利用できるため、安心感が大きいのが特徴です。
3種類の残価設定方式による違いを比較
〈残価の設定方式によるサービス比較〉
残価設定なし | 残価設定あり オープンエンド方式 | 残価設定あり クローズドエンド方式 |
|
---|---|---|---|
残価の開示 | なし(0円) | 開示される | 開示されない |
月額料金の安さ | △ | ◎ | 〇 |
原状回復の必要 | なし | あり | あり |
走行距離制限 | なし | あり | あり |
残価精算 | なし | あり | なし |
契約満了時の 車の扱い | もらう・返却 | 返却・買取り・ 再リース | 返却・買取り・ 再リース |
カーリースには、「残価設定なし」「残価設定あり・オープンエンド方式」「残価設定あり・クローズドエンド方式」の3種類があります。
この3種類を比較すると、「原状回復費用の負担や走行距離制限がない」「車をもらえる」など、マイカー同様好きなように車に乗る、という点では残価設定なしのカーリースが利用しやすいといえます。
一方、月額料金の安さや、契約満了時に再リースを選択できるなど、都合に合わせてコストを抑えながら利用するには残価設定ありのカーリースがお得です。
利用にあたっての自由度を重視するのか、金額面を重視するのかを検討し、自分に合った選択肢を選ぶようにしましょう。
3種類すべての「いいとこ取り」ができるカーリースとは?
カーリースには残価設定の有無や契約方式の違いにより3つの種類があります。契約満了時の支払いの可能性や、車の取扱いの自由度などの違いをチェックして、自分の乗り方に最適なものを選びましょう。
クローズドエンド方式の「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、契約内容やオプションの工夫次第で、残価設定のないケースやオープンエンド方式の「いいとこ取り」の条件で契約することが可能です。
クローズドエンド方式のカーリースでありながら、残価設定なしのカーリースの特徴も兼ね備えた、定額カルモくんのサービス内容を詳しくご紹介します。
月額10,000円台から新車に乗れる
定額カルモくんは業界最安水準*の料金設定となっており、月額10,000円台から新車に乗れます。残価設定なしのカーリースと比較して月々の料金が安いのはもちろん、一般的に月額料金が最も割安とされるオープンエンド方式と比べても魅力的な金額です。
さらに、車検やメンテナンス費用を料金に含められるメンテナンスプランに加入すると原状回復費用が補償されます。残価設定ありのカーリースではリース車両に傷や汚れがあると契約満了時に原状回復のための出費が生じますが、定額カルモくんならこの費用を支払う心配なく利用が可能です。
7年以上の契約の場合、走行距離設定をなくせる
残価設定ありのカーリースは走行距離に制限があることがデメリットですが、定額カルモくんでは7年以上の契約の場合、全車種で走行距離制限をなくせます。
走行距離を気にする必要がなく、残価設定なしのカーリースと同じように好きなだけ車に乗ることが可能です。
残価設定がありながら、契約満了時に車をもらう選択が可能
買取費用を支払えばリース車が手に入るオープンエンド方式と違って、一般的にクローズドエンド方式のカーリースでは多くの場合、契約満了時に車を返却か再リースしか選択肢がありません。
その点定額カルモくんなら、7年以上の契約の場合、契約満了時に車をもらう選択が可能です。
手頃な料金にもかかわらず、残価設定なしの場合と同じく、マイカーが手に入ります。
自分に最適なプランで
契約しやすくなるサービス
「定額カルモくん」では、仮の車種で審査を行う「お試し審査」が用意されています。
審査通過後に残価設定のことなどをスタッフに相談できるだけでなく、車種やプラン選びについてアドバイスを受けながら自分にぴったりの条件を検討することも可能です。
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* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
残価設定以外の点もチェックしてカーリースを選ぼう
カーリースは残価設定の有無によって、月額料金や、走行距離制限、契約満了時の選択肢などが変わってきます。
残価設定の有無だけでなく、それによって生じるメリット・デメリットなども把握して、自分の車の乗り方に合ったプランを選択しましょう。
よくある質問
Q1:カーリースの「残価」とは?
A:残価とは、カーリースの契約満了時における車の想定査定額のことです。カーリースでは、車両本体価格からあらかじめ残価を差し引いた額を基に月額料金が決定されることから、残価はリース料を抑えるうえで重要な役割を果たしています。
Q2:残価設定なしのカーリースの特徴は?
A:契約満了時に車がもらえる、走行距離制限がない、原状回復の必要がなく車の状態を気にする必要がない、などのメリットが挙げられます。一方で、残価設定ありのカーリースと比べ、月額料金が割高になる傾向があるでしょう。
Q3:残価設定なしのカーリースでなければ車をもらえない?
A:残価設定ありのカーリースでもマイカーが手に入る会社があり、例えば、「定額カルモくん」では7年以上の契約の場合、車をもらう選択が可能です。「定額カルモくん」なら、走行距離制限をなくせたり、原状回復費用の補償があるプランが用意されていたりするなど、メリットも豊富です。
※この記事は2024年10月3日時点の情報で制作しています