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「残価設定ローン」と「カーリース」選ぶならどっち?違いや注意点を解説

「残価設定ローン」と「カーリース」選ぶならどっち?違いや注意点を解説
「残価設定ローン」と「カーリース」選ぶならどっち?違いや注意点を解説
業界最安水準カーリース_シミュレーション

カーリースと残価設定ローンは、どちらも本来の車両価格より安い金額を分割で支払う仕組みになっています。それだけに、どちらもお得感は変わらないと思っている方も多いようです。
しかし、カーリースと残価設定ローンにはさまざま違いがあり、どちらを選ぶかで費用負担が大きく変わってきます。

そこで、お得に利用できるのはどちらなのかを理解するため、カーリースと残価設定ローンの基本的な仕組みや、それぞれのメリット・デメリット、カーライフのスタートに選ぶべき方法などを解説します。

  • 残価設定ローンは残価を据え置いて返済する借入れ
  • カーリースは利用料を支払う仕組みだから金利という概念がない
  • 定額カルモくんなら残価精算がないうえ、車をもらうことも可能

残価設定ローンとは?

残価設定ローンとは?

残価とは「購入した車を数年後に下取りとして出した場合の価値」=「下取り価格」のことです。
残価設定ローンでは、返済期間に応じて設定した残価をローンの最終回の返済に据え置いて、残価を除いた残りの金額を契約月数で分割します。
例えば300万円の車を36回払いの残価設定ローンで購入し、3年後の残価が100万円だった場合、その100万円は36回目の返済に据え置かれます。35回目までは残りの200万円を分割して月々返していき、36回目の最終回の返済で、据え置かれていた残価の100万円を精算することになります。
つまり、ローンとして借り入れる金額から残価を差し引くのではなく、残価はあくまで最終回の返済に据え置かれる仕組みとなっているのです。

残価の精算方法

最終回の返済で据え置いた残価の精算を行う際は、おもに次の3つの方法から選ぶことになります。

●車を返却する
車を販売店に返却することで、残価を支払わずに精算できる方法です。返却時には販売店ごとに設けられた規定が守られているかチェックを受け、問題がなければ追加料金は発生しません。ただし、あらかじめ決められた走行距離をオーバーしていたり、傷やへこみなどがあったりしたときは、残価との差分を請求されることがあります。

●同じ販売店で新しい車に乗り換える
購入した販売店に車を返却して、新しい車に乗り換えることもできます。ただ、乗り換える車は同じメーカーの中からしか選べないので、選択肢は限られます。また、近年は新車のモデルチェンジサイクルが長くなってきていることから、同車種で乗り換えた場合は同じモデルになる可能性もあります。

●乗っている車を一括または分割払いで買い取る
残価を支払って、そのまま車を買い取る方法です。残価を一括で払えない場合はローンを組み直して分割で返していくこともできます。しかしその場合、残価設定ローンを組んだ当初よりも金利が上昇するケースが多いので注意が必要です。

残価設定ローンのメリットとデメリット

残価設定ローンには、次のようなメリットとデメリットがあります。

●残価設定ローンのメリット

・月々の支払額を安く抑えることができる
残価設定ローンでは、据え置いた残価を除いた残りの額を分割するため、通常のローンと比較すると月々の返済額が安くなります。また、通常のローンよりも金利が低く設定される傾向があります。

・下取り価格が保証されている
あらかじめ設定した残価設定ローンの返済期間が過ぎた後、「車を返却する」もしくは「新しい車に乗り換える」ことを選択した場合は、乗っていた車を下取りに出すことになります。
通常は下取り時点での中古車相場によって下取り価格を決定しますが、残価設定ローンの場合はあらかじめ下取り価格が保証されています。そのため、中古車市場が下火になっていても、下取り価格が下がることはありません。

●残価設定ローンのデメリット

・返却時の車のコンディション次第では追加の支払いが発生する
車を返却したときに傷やへこみなどがあると、査定額が下がり、追加の支払いが必要になる場合があります。また、車をカスタマイズするなど、中古車市場での価値が下がる事象が認められる場合にも、追加の支払いが発生する可能性があります。

・車を乗り換える場合、原則として同じメーカーの車種となる
残価設定ローンで車を下取りに出して乗り換える場合、新しい車も同じメーカーの車種から選ばなければなりません。ほかのメーカーの車に乗り換えたい場合は、残りの金額を一括払いで完済する必要があります。

・利息が高くなる
残価設定ローンでは、据え置いた残価も含めた元金に金利がかかります。月々の返済額は少なくなる一方、残価を据え置くことで元金の減るスピードは遅くなるため、最終的に利息総額が高くなる可能性があります。

カーリース(個人向けカーリース)とは?

カーリースでは車両本体価格が安くなる上に、月額料金に多くの費用が含まれていることを解説する図
カーリースでは車両本体価格が安くなる上に、月額料金に多くの費用が含まれていることを解説する図

カーリースにおいても「残価」が用いられます。カーリースでは、車両価格から残価を差し引いた価格を契約月数で割り、月々のリース料金を算出します。返却時の価値があらかじめ引かれるので、支払う車両代金は、車両価格の全額で組むローンよりも安くなります

仕組みを見るとカーリースも残価設定ローンも同じに思えますが、カーリースは「利用料を支払って車に乗る方法」なので、金利という概念がないという点が決定的な違いです。
また、カーリースの月々のリース料には各種税金や自賠責保険料、手数料などが含まれているので、諸経費の負担を軽減できます。頭金やボーナス払いなどのまとまった費用も必要なく、月々のリース料だけで新車に乗り始めることができるのです。

契約満了時の選択肢

カーリースでは、契約年数が満了を迎えた段階で、以下の5つの方法から車の扱いを選ぶことができます。

●車を返却する
カーリースの契約満了後に返却を希望する場合は、リース会社が車を引き取ることになります。そのままカーリース会社に車を引き渡すだけで、契約者が何かしらの手続きを行う必要はありません。マイカーを手放すときのような廃車手続きなども不要です。

●再リース契約する
これまで乗っていた車に乗り続けたい場合、再びリース契約を結んで契約期間を延長する再リースという方法があります。買取りのための費用を負担することなく、引き続き定額料金の支払いだけで慣れた車に乗り続けることができます。

●残価を支払ってマイカーにする
カーリースでも、残価精算を行って利用していたリース車を買い取ることが可能です。ただし、買取りの場合は所有権を変更するための手続き費用などが別途必要になります。

●別の車に乗り換える
新しいリース車に乗り換えたいという場合は、車を返却して契約を満了する必要があります。その後、乗り換える車を選んで、改めて契約を結びます。

●車をもらう
もらえるプランがあるカーリースでは、契約満了時に残価精算をすることなく車をもらえます。返却の必要がないため、走行距離やカスタマイズの制限を気にすることなく利用できるようになります。

車がもらえる

カーリースのメリットとデメリット

カーリースには次のようなメリットとデメリットがあります。

●カーリースのメリット

・各種税金や車検費用などのまとまった出費の心配がない
カーリースの月額料金には、各種税金や自賠責保険料、車検費用などが含まれているため、それらの費用を月々のリース料と別で支払う必要がありません。カーリース会社によっては、消耗部品の交換や法定点検などの費用も定額にできるプランがあり、大きな出費の心配なく、安定した維持費でカーライフを送れるようになります。なお、法人や個人事業主の方は、リース料を全額経費として計上できます。

・定額料金だけで乗り始められる
通常車を購入するときは、車両本体価格のほかに登録諸費用も必要になります。一方カーリースは、月額料金に各種税金や手数料が含まれているので、月額料金だけで乗り始めることができます。頭金も不要なため、まとまった資金がなくてもカーライフをスタートできます。

・車のメンテナンスがしやすいから安全な状態を維持できる
カーリースでは、提携する整備工場などでメンテナンスを受けられるところも多くあります。メンテナンス費用も定額にできるプランなら、経済的な心配をせずにメンテナンスが行えて、車を常に安全な状態で維持することができるでしょう。車検の時期にお知らせがくるなどサポートも充実しているカーリース会社であれば、車検の受け忘れも防げます。

・車選びから審査申込みまでインターネットで完結できる
車の購入時は、申込みや審査、契約などで、何度かディーラーへ足を運ぶ必要があります。その点、カーリースは車選びから審査申込みまでインターネット上で完結できるところも多いため、自宅にいながら空いた時間で手続きを行えます。

・乗換え時に好きな車種を選べる
カーリースでは各メーカーの豊富な車種を扱っているため、契約満了時に乗換えを選択した場合、今まで乗っていた車とは別のメーカーの車種を選ぶことができます。グレードやボディカラー、オプション装備などを自由に組み合わせることも可能です。

●カーリースのデメリット

・残価設定ローンより月々の支払い額が高くなる場合がある
カーリースの月額料金は、車種や契約年数によっては残価設定ローンの返済額より高くなる場合があります。しかしそれは各種税金や手数料などが含まれているためで、ローンの返済額と別にそれらを支払った総額に比べると、お得になるケースも少なくありません。

・返却時に追加の支払いが発生する場合がある
残価設定ローンと同じく、返却時に傷やへこみなどがあると査定額が下がるため、追加の支払いが発生する場合があります。また、契約方式によっては、返却時の市場価格を基にした追加精算が行われて、残価との差額を請求されることがあります。申込み前に契約方式を確認し、追加精算のない契約方式のカーリースを選びましょう

「残価設定ローン」と「カーリース」のわかりやすい違い

「残価設定ローン」と「カーリース」の分かりやすい違い

残価設定ローンとカーリースは、どちらも返却を前提としたサービスですが、3つの大きな違いがあります。

  • 料金の仕組みの違い
  • 定期的に発生する費用の違い
  • 契約年数の違い

料金の仕組みの違い

残価設定ローンとカーリースはどちらも残価設定を行うものの、料金の仕組みが大きく異なります。それだけに、事前によく理解して、損をしない方法を選ぶことが大切です。

●残価設定ローン
残価設定ローンでは、残価は最終回の返済に据え置かれるので、残価も含めた金額を借り入れることになります。当然、金利も残価を含めた金額にかかります。
また、最終回の返済で据え置いた残価の精算が必要になります。

●カーリース
カーリースは、購入ではなくカーリース会社の車を借りるシステムなので、毎月定額の利用料を支払うことになります。借入れではないことから、金利という概念もありません。申込みには残価設定ローンと同様に審査がありますが、車両本体価格全額を借り入れる残価設定ローンに比べて審査対象となる金額を抑えやすいため、審査に通りやすい傾向があります。

契約期間満了時も、車を返却するだけ。その際、残価精算を行わない「クローズドエンド」という契約方式のカーリース会社であれば、市場価格を基にした差額を請求される心配もありません。また、カーリース会社の中には、契約満了後にそのまま車がもらえるプランを用意しているところもあります。

まずは審査に通るか確認してみたいときは、キャンセル可能なお試し審査を受けてみましょう。

まずは審査

定期的に発生する費用の違い

月々の支払いにはそれほど差はありませんが、定期的に発生する費用に関しては残価設定ローンとカーリースでは大きな違いがあります。税金や車検にかかる費用などに目を向けながら、双方の違いを見てみましょう。

●残価設定ローン

残価設定ローン

月々の支払額は少ない半面、税金や車検の度にまとまった出費があります。

●カーリース

カーリース

月々の支払額は残価設定ローンを上回ることもありますが、税金や車検費用などが含まれているため、契約期間中は定額料金を支払うだけ。家計管理もしやすくなります。

*リース会社のプランによっては月々の支払い額に車検費用が含まれていない場合もあります。

契約年数の違い

残価設定ローンとカーローンでは、契約できる年数にも違いがあります。

●残価設定ローン
残価設定ローンは、3~5年ほどと契約年数が短い傾向にあります。一般的に分割払いは期間が長いほど月々の返済額を抑えられるため、契約年数が短い残価設定ローンでは、大幅に負担を減らすのが難しくなります。

●カーリース
カーリースは概ね7~9年、最長で11年と、長期の契約ができるケースが大半です。月額料金は契約月数で割って算出されるため、契約可能年数が長いカーリース会社ほど、月々の負担を抑えやすくなります。とにかく安く車に乗りたい方や、あらかじめ車が必要な期間が決まっている方に向いています。

カーリースと残価設定ローンはどちらを選ぶべき?

残価設定ローンは、ひとつのメーカーで数年おきに新しい車に乗り換えたいと考える方には有効な方法だといえます。新車を短期間で乗り換えれば故障のリスクも低いため、メンテナンス費用も節約できるでしょう。しかし初期費用や税金の支払い、最終回の残価精算をどうするか事前によく検討しておかないと、まとまった出費が必要になって家計を圧迫する可能性があります。
また、車の寿命は10年以上といわれているため、7年や9年など長期の契約期間の設定が可能なカーリースに比べると、3~5年で乗り換える残価設定ローンではもったいないかもしれません。

その点、カーリースは月々定額の利用料を支払って車に乗る方法なので、初期費用や税金といった心配もなく、契約満了時にはリース会社に車を返却するだけで済みます。不定期に発生する費用も気にせず車に乗れるので、予算内で少しでもいい車に乗りたい方や車関連の支出をまとめたい方、今すぐ車が必要な方にも向いている方法といえるでしょう。

定額カルモくんなら、残価精算の心配なく月額10,000円台で新車に乗れる!

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残価設定ローンとカーリースは、どちらも残価を設定して月々の負担を抑えられる支払い方法ですが、残価の精算方法や車両代金以外の費用などに違いがあります。それだけに、事前にしっかりと仕組みを理解して、自身に合った方法を選ぶことが大切です。

少しでもお得に利用するなら、業界最安水準*のカーリースの定額カルモくん がおすすめです。「おトクにマイカー 定額カルモくん 」であれば安心してカーライフを送れる理由を、残価設定ローンとは異なるポイントを中心にご紹介します。

* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照

頭金0円、月額10,000円台から手軽に新車に乗れる

定額カルモくんは、頭金もボーナス払いも不要。月額料金には各種税金や自賠責保険料、手数料などが含まれているので、初期費用も別途支払う必要がなく、定額の月額料金だけで新車に乗り始めることができます。

さらに、業界最安水準*のカーリースを実現した定額カルモくんなら、人気の車種でも月額10,000円台から乗ることができます。また、返却時の原状回復費用なども補償してくれる独自のメンテナンスプランをつければ、車検費用やメンテナンス費用も定額にできます。

* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照

残価精算の必要がないので最後まで安心して車に乗れる

残価設定ローンでは、最終回の返済で残価を精算する必要があります。一方、定額カルモくんは残価精算を行わないクローズドエンド方式を採用しているので、契約満了時の下取り価格が当初の設定を下回ったとしても、追加請求される心配がありません。

国産すべてのメーカーの好きな新車を選べる

定額カルモくんは国産メーカーの全車種、全グレードを取り扱っているため、カラーやオプション装備なども、新車購入時と同様に選ぶことができます。契約満了後に新しい車に乗り換えたい場合も、メーカーを限定されることなく、自由に車選びが楽しめます。

7年以上の契約で車がもらえる

定額カルモくんは、契約期間を7年以上にすると契約満了時に車がもらえます。返却の必要がなくなるので、走行距離やカスタマイズなどの制限も気にせずにカーライフを楽しめるうえ、最後はマイカーとして乗り続けられるのです。

車がもらえる

長く安心して乗るならカーリースがおすすめ

カーリースは、月々の支払い額を安く抑えるだけでなく、定期的に発生する費用も気にすることなくカーライフを送ることができます。クローズドエンド方式であれば、契約満了時に差額精算の心配もありません。

定額カルモくんなら国内メーカーの全車種から選べるので、乗り換えるときにも選択肢が広がります。長く安心して新車に乗れる定額カルモくんで、まずあなたの乗りたい車の月額料金をチェックしてみましょう。

よくある質問

Q1:残価設定って何?

A:残価とは数年後の下取り価格のことです。残価設定ローンでは、返済期間に応じて設定した残価を最終回の支払いに据え置き、残価を除いた金額を分割して返済していきます。一方カーリースでは、設定した残価を車体価格から差し引いて契約月数で割った価格が月々のリース料金となります。

Q2:カーリースと残価設定ローンは何が違うの?

A:おもに、料金の仕組み、定期的に発生する費用、契約年数に違いがあります。中でも料金については、残価設定ローンでは車両価格全額を借り入れるため据え置かれた残価にも金利がかかりますが、カーリースの月額料金はカーリース会社への利用料であることから、金利という概念がない点が大きな違いといえます。

Q3:カーリースと残価設定ローンはどっちを選ぶべき?

A:ひとつのメーカーにこだわりがあり、短期間で新型モデルに乗り換えたい方は、残価設定ローンが向いています。一方、長く安心して車に乗りたいなら、月額料金に各種税金や保険料などが含まれているカーリースがおすすめです。業界最安水準*のカーリースを実現した定額カルモくんなら、月額10,000円台から人気車種に乗ることも可能です。

* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照

※記事の内容は2021年2月時点の情報で執筆しています。

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