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車のタイヤの空気圧、放っておくとどうなる?調整の頻度や手順も解説

車のタイヤの空気圧、放っておくとどうなる?調整の頻度や手順も解説
車のタイヤの空気圧、放っておくとどうなる?調整の頻度や手順も解説

車のタイヤの空気圧は、常に適正な値で保たれることが大切です。しかし、タイヤ内の空気は自然に抜けて空気圧が低下していくので、定期的に点検を行い、都度空気圧を調整する必要があります。放置すると経年劣化が進んでさまざまなリスクを伴うだけでなく、車自体の価値の低下にもつながってしまいます。
そこで、車のタイヤの空気圧の点検方法や最適な調整頻度、空気圧と併せてチェックしておきたい点検項目などについて解説します。

  • 空気圧の低下は、パンクやスリップ、燃費の悪化のリスクを高める
  • タイヤの空気圧は1ヵ月に1回の頻度で点検と調整を行うのがベスト
  • 空気圧測定は走行前などタイヤが冷えている状態で行う
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タイヤの空気圧点検はなぜ必要?

タイヤの空気圧点検はなぜ必要?

車のタイヤは、適正な空気圧が保たれることで形状を維持し、本来の性能を発揮することができます。ただ、タイヤの空気は自然と漏れて少しずつ空気圧が下がっていくため、定期的に点検を行って適正な空気圧に調整する必要があります。
ところが、タイヤの空気圧をこまめに確認しているドライバーは意外と少ないようです。一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)が公開している『2019年「タイヤ点検結果」の報告』の「道路別・タイヤ整備不良項目の内訳」によると、空気圧不足による整備不良が全体の70%以上を占めてワースト1位となっています。

タイヤの空気圧が低いとどうなる?

タイヤの空気圧が下がるとタイヤの形がつぶれたようになり、地面との接地面が広くなります。それにより次のようなリスクが高まります。

・パンクする危険性がある
タイヤの空気圧が低い状態でスピードを出すと、タイヤが発熱してバーストしたり、タイヤのサイド部分が切れたりしてパンクする危険性が高まります。ロードサービスのJAFの統計データによると、パンクによる救援は2019年の救援理由の第2位で、全体の約20%を占めています。

・スリップの危険性が高まる
タイヤは、空気圧が低下すると本来の性能を発揮できません。グリップ力も低下するので、スリップ事故の原因にもなります。

・運転しにくくなる
タイヤの空気圧の低下は、運転のしやすさにも影響を与えます。タイヤの中の空気が減ることで、ドライブ中にハンドルが取られたり、重くなったりすることがあるためです。特に、轍やでこぼこがある道ほど運転がしにくくなります。

・タイヤの寿命が短くなる
タイヤがつぶれた状態で走行すると、タイヤの外側の摩耗が早まって寿命が短くなります。

・燃費が悪くなる
タイヤの空気圧の低下によってタイヤの接地面が増えることで、抵抗が大きくなり、正常な状態で走行するよりも多くのエネルギーが必要となります。それにより、燃費が悪くなることがあります。

タイヤの空気圧が高いのは大丈夫?

タイヤの空気漏れを見越して多めに空気を入れておけば、空気圧を調整する機会が減るようにも思えます。しかし、空気圧が高いのもタイヤに良くありません。
タイヤの空気圧が適正値より高くなると、タイヤのゴムは張り詰めた状態になってしまいます。それにより、地面からの衝撃を緩和する能力が低下したり、接地面であるトレッド部の中央だけが偏って摩耗したりするほか、衝撃などによってタイヤに亀裂が入りやすくなります。また、地面とタイヤの接地面積が小さくなるため、ブレーキが利きにくくなる可能性もあります。

このように、空気圧は低すぎても高すぎてもタイヤの寿命を縮めてしまうので、定期的に調整して、適正な空気圧を維持することが大切になります。

タイヤの適正な空気圧を知る方法

タイヤの適正な空気圧を知る方法

適正なタイヤの空気圧は、車によって異なります。そのため、タイヤの空気圧を正常に保つためには、自身の車の適正空気圧を知っておくことが重要です。
タイヤの適正空気圧は、メーカー推奨の空気圧を確認することでわかります。タイヤの空気圧の単位はkPa(キロパスカル)で表示され、一般的に運転席のドアの開口部などに貼られた「車両指定空気圧」という表示ラベルに書かれています。また、取扱説明書でも確認することができます。
なお、純正品以外のタイヤに変更している場合は、空気圧の適正値がメーカー推奨の値とは異なる場合があるため、別途確認しておく必要があります。

車のタイヤの空気圧を点検、調整する最適な頻度は?

タイヤの空気圧は、運転の有無に関係なく日々減っていきます。そのため、1ヵ月に1回のペースで点検を行って調整するのが理想的です。車に乗る頻度や高速道路の使用頻度が高い場合には、2〜3週間に1度チェックすることでより安心して車に乗ることができるでしょう。

タイヤの空気圧をセルフでチェックする手順

タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドでは無料でチェックしてもらうことができます。ただ、最寄りにセルフ式のガソリンスタンドしかない場合などには自身で空気圧を確認する必要があるため、タイヤの空気圧の点検と調整の手順を事前に理解しておきましょう。
なお、以下の手順はガソリンスタンドに一般的に置いてあるエアタンク型を使用することを想定しています。

タイヤの空気圧をチェックする手順

タイヤの空気圧をチェックする手順

  1. タイヤのエアバルブのキャップを外します
  2. エアタンクのホースの先をエアバルブに押しあてて空気圧を測定します
  3. 適正空気圧になるまで「+」ボタンを押して空気を入れます。入れすぎたときは「−」ボタンで抜きましょう
  4. エアバルブのキャップを取り付けて終了です

据え置き型の空気圧調整機の使い方

据え置き型の空気圧調整機の使い方

ガソリンスタンドには、据え置き型デジタル式、据え置き型ダイヤル式の空気圧調整機が置いてあることもあります。据え置き型はエアタンク型と違って空気を入れる前の空気圧をチェックすることはできません。しかしその半面、適正な空気圧を設定することで、自動で空気圧を調整してくれる優れものです。
使用する機会に備えてそれぞれの使い方も押さえておきましょう。

〈据え置き型デジタル式空気圧調整機〉

  1. 車をホースが届く位置まで移動させた上で、デジタル表示をメーカーの推奨空気圧に合わせます
  2. ホースの先をタイヤのバルブに押しあてて空気を入れます
  3. 音が鳴り止んだりENDという文字が表示されたりしたら終了です

〈据え置き型ダイヤル式空気圧調整機〉

  1. 車をホースが届く位置まで移動させた上で、メーターの針がメーカーの推奨空気圧になるまで機械の横にあるダイヤルを回します
  2. ホースの先をタイヤのバルブに押しあてて空気を入れます
  3. 音が鳴り止んだら終了です

いずれの方法でも、終了後はバルブキャップのつけ忘れに注意しましょう。

セルフでタイヤの空気圧を測る際の注意点

セルフでタイヤの空気圧を測る際の注意点

走行中はタイヤの熱で空気圧が高くなり、タイヤが冷えると元の数値に戻ります。車のタイヤの空気圧の点検と調整を行うときは、タイヤが冷えている状態のときに適正な範囲内に合わせるのが基本です。もしもタイヤが温まっている状態で空気を補充する場合には、20〜30kPaほど多めに空気を入れて、タイヤが冷えたら再調整しましょう。
なお、より正確に空気圧をチェックしたい場合には、自身でエアゲージを用意し、走行前のタイヤが冷えた状態でチェックするのがおすすめです。また、スペアタイヤの空気圧も自然に低下していく傾向があるので、併せてチェックしておくのを忘れないようにしましょう。

タイヤの空気圧と一緒にチェックしておきたい点検項目

自然に空気が抜けていく以上、タイヤの空気圧は定期的にチェックしておく必要があります。ただ、タイヤの安全性は、空気圧だけで保たれているわけではないため、空気圧をチェックする際は次の項目も併せて確認しておくと安心です。

タイヤの溝の深さ

タイヤの溝の深さ

タイヤには溝があり、溝の深さが1.6㎜未満のタイヤは道路運送車両の保安基準によって整備不良とみなされます。溝の深さが十分でないタイヤは車検に通らないだけでなく、水をうまく排水することができなくなることにより、スリップ事故や、ハンドルやブレーキが利かなくなるハイドロプレーニング現象を引き起こす危険性があります。
そのため、空気圧をチェックする際は、タイヤの溝の深さが十分かどうかも併せてチェックすることが大切です。
なお、タイヤにはスリップサインと呼ばれる三角マークがあります。三角マークが表面に出たら溝の深さが1.6㎜まで減少しているサインなので、すみやかにディーラーやカー用品店にタイヤ交換を依頼しましょう。

タイヤ表面の傷の有無

タイヤ表面の傷の有無

タイヤ表面の傷を放置したまま走行を続けると、パンクやバーストにつながる危険性があります。そのため、タイヤの空気圧をチェックする際は、表面に傷やひび割れがないかも確認しておきましょう。
なお、傷やひび割れがあっても内部のコードに達していなければ問題がないケースも多いですが、安全性を確認するためにも、業者にタイヤの状態を見てもらうのがおすすめです。

バルブの劣化具合

バルブの劣化具合

タイヤのバルブはタイヤの空気漏れを防ぐ重要なパーツです。しかしゴム製のものがほとんどで、時間が経つにつれて劣化していくため、定期的に状態を確認しておくのがおすすめです。
なお、洗剤や石けんを溶かした水をバルブにかけることで、バルブが正常に機能しているかを確認することができます。泡が出るようであればバルブから空気が漏れている可能性が高いので、ディーラーや整備工場など、業者に詳しく点検してもらいましょう。

空気の代わりに窒素を入れるといい?メリット・デメリット

最近は、空気の代わりに窒素を入れられるガソリンスタンドが増えてきました。タイヤに窒素を入れることでどんなメリットやデメリットがあるのか、詳しくみていきましょう。

タイヤに窒素を入れるメリット

時間が経つにつれて空気圧が低下するのは、タイヤ内の空気がゴムを通り抜けて少しずつ漏れ出しているからです。その点、窒素にはゴムの分子を通り抜けにくい性質があることから、空気圧が下がりにくくなります。
また、窒素を入れることで温度差による膨張も避けられるので、空気圧を一定に保つことができて、燃費向上にも役立ちます。
窒素は航空機用タイヤにも用いられているほど、難燃性が高いのも特徴です。そのため、事故がおきた際にタイヤが燃えても延焼するのを防げる可能性があります。なお、窒素は通常の空気よりも音を通しにくいという性質もあり、路面からの音が車内に届きにくくなって、走行時の騒音を抑えられるのもメリットのひとつです。

タイヤに窒素を入れるデメリット

窒素は空気に比べて費用がかかるというデメリットがあります。窒素はタイヤ1本あたり500円ほどかかるため、すべてのタイヤに窒素を補充すると約2,000円の費用がかかることになります。
空気の減りが遅く、燃費向上も期待できることから操作性の向上やガソリン代の節約にもつながりますが、通常の空気が無料で補充できることを考えると、費用と効果を相対的に見て検討したほうがいいでしょう。
また、窒素は専用の設備が備わった場所でしか入れることができないので、注入できる場所が限られているのもデメリットのひとつです。

タイヤをはじめ車の劣化が気になり始めたら買替えも検討しよう

タイヤをはじめ車の劣化が気になり始めたら買替えも検討しよう

車には、タイヤをはじめ経年劣化するパーツが多く使われています。安全に乗り続けるためには日頃のメンテナンスが重要になりますが、タイヤのほかにも劣化が多数見られたときは、車の買替えを検討するのもおすすめです。

というのも、車は使用年数が長くなるにつれ、メンテナンスや消耗パーツの交換などで維持費が高額になる傾向があるからです。特に年数が経過した車は買換え時の下取り価格も低くなってしまうため、早めに買い替えることで、新しい車の購入費用も維持費も抑えることが可能になります。

とはいえ、買替えにも費用がかかります。カーリースなら初期費用が不要で、月額料金の支払いのみで乗換えが可能です。まとまった資金を工面して買い替えるか、リースにするか、検討するならこちらの記事を参考にしてはいかがでしょうか。

参考記事【車は買うよりリースがいいって本当?】

安全に車に乗るためにも定期的にタイヤの空気圧をチェックしよう!

車のタイヤの空気圧が下がると、安全性や燃費性能に悪い影響を与えます。そのため、1ヵ月に1度は点検を行って、常にメーカーが推奨する空気圧を維持することが重要です。また、タイヤをはじめ各所に劣化が目立ってきた際は、買替えも検討してみましょう。

クルマ診断_記事内

よくある質問

Q1:車のタイヤの空気圧は点検したほうがいいの?

A:タイヤ内の空気は自然と漏れ出てしまうため、空気圧は知らないうちに低下していきます。空気圧が下がるとタイヤが本来の機能を発揮できなくなり、スリップしたりブレーキが利かなくなったり、パンクするなどのリスクが高まります。そのため、定期的に点検をして適正値を維持することが望ましいです。

Q2:どれくらいの頻度で点検すればいい?

A:車のタイヤの空気圧は、1ヵ月に1回のペースで点検するのが理想的です。ただし、車の使用頻度や高速道路の利用頻度が高い方などは、2~3週間に1回くらいのペースで点検と調整を行ったほうが安心です。

Q3:車のタイヤの空気圧はどうやって測るの?

A:車のタイヤの空気圧の点検や調整は、最寄りのガソリンスタンドなどで無料で行えます。なお、走行中はタイヤの熱で空気圧も高くなるため、タイヤの熱が完全に冷めて、空気圧が通常の状態に戻ってから測るようにしましょう。

※記事の内容は2020年11月時点の情報で制作しています。

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