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宇野 智うのさとる

中古車のホンダ「バモス」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

中古車のホンダ「バモス」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖
中古車のホンダ「バモス」モデル別相場と正しい買い方徹底解剖

1999〜2018年の間に生産された、ホンダの軽1BOX「バモス」。ロールーフの低い車高でワイドな印象、ミッドシップレイアウトというホンダらしさが詰まったモデルでした。そんなバモスの中古車をお探しの方に、おすすめモデルと選び方の注意点をお伝えします。

  •  一番推したい中古車のホンダ「バモス」は「ホビオ」ターボ
  •  「バモス」でもターボを選びたい

中古車バモス、おすすめモデルはズバリこれ。「ホビオ ターボ」

中古車バモス、おすすめモデルはズバリこれ。「ホビオ ターボ」

1999年6月、「ストリート」の後継車としてデビューした「バモス」は、2018年5月まで販売された5ナンバー(乗用車)の軽1BOX。モデルは1世代しかなく、マイナーチェンジは1度のみ、このほか特に顕著な改良は行われていません。派生モデルは、後期型で登場した「バモス ホビオ」。このモデルは一部グレードに4ナンバー(貨物車)車が設定されていました。

その中でおすすめは、ホビオのターボモデル。ホビオは、ロールーフだったバモスに対してハイルーフで室内が広く、収納や荷物への積載がしやすい装備を充実化し、シート表皮なども撥水処理するなど、道具としての機能性を高めたモデルで、バンパーやグリルなどの外観も変えられています。

自然吸気(ノンターボ)エンジンもラインナップされていますが、1トンに近い車重ではパワー不足が否めません。なお、ターボ車のトランスミッションは全車AT。路面状況に応じて必要なときだけ自動で四輪駆動へ切り替えるリアルタイム4WDも設定されています。冬場はスタッドレスタイヤに履き替えるというカーライフスタイルの方は、4WDがおすすめです。また、ホビオはモデル末期に登場したこともあり、年式も新しく、最終型となった熟成モデルという点もおすすめの理由です。

バモス ホビオの中古車価格帯は、5万〜180万円となっています。走行距離や状態の差に開きがあります。

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★ほかにも!魅力的な中古車バモス

この項では、バモス(ホビオではないほう)のノンターボ車とターボ車の中古車価格帯と、バモス誕生から生産終了までの歴史をお伝えします。実は、バモスは2代目でした。

バモスの歴史

▼1970年10月16日 「バモスホンダ」デビュー(発売は同年11月1日)

バモスの歴史1

メーカー名が車名の後につく欧米式のネーミングで登場した、ドアのないユニークなスタイルのオープンカーの軽トラック。2人乗りと4人乗りがあり、ドアの代わりにバーを備え、2点式シートベルト(腰に回すだけのタイプ)が装備されていた。フロントフェイスにスペアタイヤを配置したのは、フォルクスワーゲン・タイプII(ワーゲンバス)のキャンパーに着想を得たとされるが、公式発表では、衝突の際のショック吸収を目的としたと伝えられた。

車名のバモスは、スペイン語で「みんなで行こう」を意味する「VAMOS」からとのこと。

ボディ機構はユニークで、着脱可能なホロに、キャンバス製の防水シート、防水タイプのメーター類を装備し、フロア内も水洗いできた。

エンジンは、軽トラック「TN III360」のものを流用、最高出力30馬力の空冷2気筒4サイクル。なお、当時の軽自動車規格で、排気量は354ccとなっている。ボディサイズも今の軽自動車よりひと回り以上小さく、全長2,995mm、全幅1,295mm、全高1,655mm。

車両価格は、31万5,000〜36万3,000円(当時のプレスリリースでは「三重県鈴鹿工場渡し現金価格」と注釈があった)で販売された。現在価値に換算すると100万〜120万円程度となる(当時の大卒初任給は、39,900円とされている)。

バモスホンダは、1973年に生産終了。短命に終わった理由は、一見オフロードタイプに見えるが、悪路走破性は考慮されておらず、4WD車も設定されなかったことにあると思われる。

▼1999年6月25日 軽1BOX「バモス」デビュー

バモスの歴史2

「ストリート」の後継車としてミレニアムに沸く1999年に登場した。復活した車名、バモスには「新しい楽しさ(エンジョイ)をもたらすクルマでありたいという願いを込めたネーミング」とホンダは伝えている。

グレード構成は「M」と「L」の2タイプ、660cc自然吸気(ノンターボ)エンジンのみ、2WD(後輪駆動)に5速MTと3速AT、4WDに5速MTを組み合わせた。エンジン最高出力は46PS、最大トルク6.0kgm、燃費は17.4km/L(2WD・MT車のJC08モード)という数値。4WDは路面状況に応じて自動的に四輪駆動に切り替わるリアルタイム方式を採用した。

フロントタイヤは車両の前部隅に配置、エンジンは後席フロア下に配置した、MR(ミッドシップ・リアドライブ)方式を採用し、フラットで広い室内と後席の足元の広さを確保した。

安全性能では、衝突安全設計ボディ・歩行者傷害軽減ボディを採用、メーカーオプションで「EBD(電子制御制動力配分システム)付きABS」にペダル踏力を補助するブレーキアシストを設定した。

車両価格は、109万〜131万円で販売された。

▼2000年2月9日 ターボ車を追加

バモスの歴史3

最高出力64PS、最大トルク93N・mを発生し、15.4km/L(2WD・4速AT)の低燃費を実現したターボエンジンモデルを追加、トランスミッションは4速ATが組み合わせられ、2WDと4WDを設定した。なお、それまで横置きだったエンジンは、ターボ車のみ縦置きに変更するというややこしい構成となった。車両価格は、138万〜150万円。

▼2000年10月26日 特別仕様車「デラックス」発売

バモスの歴史4

「L」グレードをベースに、クロームメッキのリアライセンスガーニッシュ、専用アルミホイール、CDプレーヤーを装備、専用インテリアカラーや専用デザインの木目調センターパネル、専用ボディカラー「スプラッシュシルバー・メタリック」を設定するなど、豪華装備の特別仕様車。エンジンは自然吸気、駆動方式は2WDと4WD、トランスミッションは5速MTと4速ATというパワートレイン構成。車両価格は、122万〜141万円で販売された。

▼2001年9月6日 マイナーチェンジ

バモスの歴史5

フロントグリルやフロント・リアバンパーなどのエクステリアデザインの変更や、インテリアの質感向上や快適性の充実化が図られた。また、後席の足元スペースを30mm拡大し、後席を6:4分割シートにするなど居住性と利便性の向上も図られた。

ターボ「L」グレードに、ローダウン・スポーツサスペンションや13インチアルミホイールなどをセットにした「Sパッケージ」がメーカーオプションで設定された。

車両価格は、109万〜152万円で販売された。

▼2002年12月19日 特別仕様車「スペシャルAT」発売

バモスの歴史6

「M」グレードをベースに、AM/FMラジオ付きCDプレーヤーにフロント2ツイーター+2スピーカーが付いたオーディオや、キーレスエントリーシステムなどの装備を追加した特別仕様車。車両価格は、112万〜134万円で販売された。

▼2003年4月24日 一部改良・派生モデル「バモス ホビオ」追加発売

バモスの歴史7

新デザインの表皮をシート、ドアライニングに採用し、新デザインのアルミホイールを「L」グレードに採用、このほか快適装備などの充実化が図られ、ボディカラー新色4色が追加された。車両価格は、112万〜153万円。

「バモス ホビオ」は、バモスより車高を105mm高くしたハイルーフ仕様で、大型フロントグリルと大型フロント・リアバンパーが採用され、バモスと外観上の違いを明確に与えられた。インテリアでは、収納関係装備を重点的に追加、シート表皮とドアライニングを撥水処理とし、道具として使えるモデルに仕上げた。なお、グレード体系、パワートレイン構成はバモスと同じだったが、「プロ」グレードは4ナンバー登録の貨物車扱いとなった。車両価格は、113万〜145万円で販売された。

▼2018年4月 バモス/バモス ホビオの公式ホームページに、後継車となる「N-VAN」へのリンクが貼られた。

▼2018年5月 軽自動車規格の衝突安全基準強化に伴う生産終了、以降は在庫販売のみとなった。

▼2018年7月12日 後継車「N-VAN」発売。ホンダの軽1BOXバンがバモスからN-VANに引き継がれた。

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車バモス

●購入価格重視なら、ノンターボ 中古車市場の相場1万〜133万円

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車バモス1

年式の幅が広いバモスですので、中古車価格もピンキリではありますが、同じ年式、同じ走行距離、同じグレードと装備ならノンターボのほうがターボより安い傾向です。

●荷物の積載や4人乗車が多いなら ターボ車 中古車市場の相場3.5万〜95万円

こちらもおすすめ! <タイプ別>中古車バモス2

ターボ車は流通台数の1割強程度という少数派となっていました。数が少ないと中古車価格も高くなる傾向があります。

比べて検討!バモスのライバル車種

スズキ「エブリイ ワゴン」

スズキ「エブリイ ワゴン」

エブリイ ワゴンは、日産へ「NV100 クリッパー リオ」の車名でOEM供給されています。エブリイ ワゴンを比較検討するなら、こちらもあわせて。
2021年6月29日時点の中古車価格帯は6万〜336万円、平均価格は約93万円、流通台数は2,200台ほどとなっています。

ダイハツ「アトレー ワゴン」

ダイハツ「アトレー ワゴン」

アトレー ワゴンは、スバルへOEM供給され「ディアス ワゴン」の車名で販売されています。こちらもあわせて比較検討してみてください。
2021年6月29日時点の中古車価格帯は5.5万〜230万円、平均価格は約64万円、流通台数は1,000台ほどとなっています。

バモスならではのチェックポイント

バモスの中古車の年式は、1999〜2018年式と約20年の開きがあります。このため、走行距離や内外装の状態にも大きな開きが出てしまいます。

故障リスクなどを考えると、同じ予算なら少しでも新しく、走行距離が短いほうが安心です。グレードを下げたり、装備の少ないタマと比較検討してみると、状態が良く新しいタマが見つかるかもしれません。

また、バモスに限らず、購入後の修理代、部品交換代も気になるのが中古車の常。しっかりと保証がついたモデルを購入することをおすすめします。保証期間の目安としては1年以上、走行距離無制限のものがおすすめ。数ヵ月しか保証がつかない車は、故障リスクが高いものと考えましょう。

中古車バモスはここで探せ!

では、中古車バモスをどこでどのように探したらよいでしょうか。カーライフを賢くスムーズに始めるのに、おすすめのサービスや販売店をご紹介します。

グーネット

2大中古車検索サイトの1つ、グーネット。1977年に「中古車情報通信」の名称で創刊された中古車検索雑誌から歴史が始まった老舗です。

グーネットは「グー鑑定」と呼ばれる、中古車を探している人に代わって、プロの鑑定士が中古車の車両状態を鑑定するサービスを提供。この鑑定士は第三者機関の「日本自動車鑑定協会(JAAA)」に所属。公正な鑑定が行われています。これで鑑定された中古車は、内外装、エンジンやトランスミッションといった機関、修復歴などの評価をまとめた「グー鑑定証」が与えられ、中古車情報ページの「グー鑑定」のアイコンから、その鑑定証を確認することができます。

また「ID車両」と呼ばれる中古車の品質を公正に証明するサービスも提供しています。「グー鑑定」と似ていますが、こちらはディーラー独自の基準で厳しいチェックを行った中古車の鑑定結果を「車両状態評価書」にまとめたものとなります。これは中古車情報ページの「ID車両」のアイコンから、その評価書を確認することができます。

「グー鑑定」や「ID車両」対象車は、全体の2割程度となっています。なお、非対象車は品質が良くないという意味ではありません。

さらに「グー保証」と呼ばれる、グーネット独自の中古車保証制度も提供しています。保証期間は国産車が最長3年で部品交換や修理から、移動中のキー閉じ込めなどのトラブル対応やレッカー移動などのロードサービスも全国24時間365日対応で付属(ロードサービスは自動車保険にも付いていることが多いですが)。なお、グー保証対象車は全体の1割程度となっていますが、これが付いていなくても、トヨタ保証やディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は多くあります。

2021年6月29日時点、グーネットでは、バモスの掲載件数は822件、価格帯は1万~219万円、平均価格は約38万円となっています。

カーセンサー

2大中古車検索サイトのもう1つ、カーセンサー。1984年に中古車情報雑誌「カーセンサー」が創刊、今はグーネットと肩を並べる老舗中古車検索サイトとなっています。中古車掲載台数は、時期によって変動しますが約50万台。この台数はグーネットとほぼ同じで、掲載される中古車物件もほぼ同じとなります。これはほとんどの中古車販売店が、カーセンサーとグーネットの両方に掲載登録している背景があるためです。

カーセンサーは「カーセンサー認定」と呼ばれる中古車の品質鑑定情報を提供しています。鑑定は、第三者機関の「AIS」が行い、内外装の状態から目立たない小さなキズまで厳しくチェックし10段階評価しています。鑑定結果は、中古車情報ページから「車両品質評価書」で確認することができます。カーセンサー認定中古車は、全体の1割程度となりますが、この認定中古車でなくても、一般財団法人日本自動車査定協会の「V-CON」や、トヨタ、ディーラーの品質評価制度に基づく検査結果が掲載された中古車が無数にあります。

また「カーセンサーアフター保証」と呼ばれるカーセンサー独自の有償保証制度を提供。これは、エンジン、トランスミッションといった機関から細かい電装装備品まで全350項目を保証、走行距離無制限で最長3年まで加入できる手厚いものとなっています。カーセンサーもグーネット同様に、カーセンサー保証対象車でなくても、トヨタ保証、ディーラー保証、中古車販売店保証が付いている中古車は無数にあります。

カーセンサーのスマホアプリでは、写真からアリオンが検索できる機能を備えています。街で見かけて気になった車を撮影して、アプリからアップロードするとアリオンを特定、そのまま中古車情報を調べることができる便利な機能。中古車探しのライフハックツールとしてもおすすめです。

2021年6月29日時点、カーセンサーでは、バモスの掲載件数は822件、価格帯は0.8万~140万円、平均価格は約32万円となっています。

定額カルモくんもおすすめ!


中古車を探すなら、購入以外のもっとお得な方法も検討してみましょう。

おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」は、頭金・ボーナス払い0円、月々10,000円台から利用できる人気カーリースです。掲載されている5,000台以上の中古車は全車、大手中古車販売店の品質評価基準で4点以上、車検2年と故障保証1年付き。乗ってすぐに修理費用がかかる心配がありません。

また、毎日入れ替わる中古車在庫の中から希望の1台を見つけるのは難しいものです。中古車探しを楽に進めたい方は、下の「お試し審査」から希望や条件を伝えておくのがおすすめです。通過後にぴったりの車を案内してもらい、無駄なく車種やプランを検討できます。お気軽にどうぞ。

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ホンダらしさが光った、稀少なミッドシップレイアウトの後輪駆動モデル

2018年4月にバモスの公式ホームページに、同年7月にデビューするN-VANのティザーサイトへのリンクが貼られ、バモスは同年5月で生産終了となりました。

バモスは、ミッドシップレイアウトで後輪駆動というホンダらしいモデルでしたが、時代の流れか、FFのN-VANにタスキが渡されました。これには、賛否両論が巻き起こり「貨物車なのに前輪駆動でいいのか」「バモスは5ナンバー(乗用車)だったが、N-VANは4ナンバー(貨物車)で後継車には当たらないのでは?」という方が多く見受けられました。

N-VANがデビューすると、その確かな実力で高い評価を受けたのですが、やはり1BOXでミッドシップの後輪駆動の魅力を打ち消すまでには至らず、中古車のバモスを見直した方も多いようです。

よくある質問

Q1:中古車のバモス、どれを買うべき?

A:バモスはモデルスパンが長く、古い年式や走行距離が多いタマが多いため、予算が許す範囲で、できる限り新しい年式で走行距離が短く、保証がしっかりとついた車を買うようにしましょう。

Q2:中古車バモスを買うときに気を付けたいポイントは?

A:前項「Q1」と同じ回答となりますが、同じ予算なら、グレードを下げたり装備が少ないタマにしてみたりすると、年式が新しく、走行距離が短い状態の良いタマにめぐりあえる確率が高くなりますので、比較検討してみてください。

Q3:中古車バモスはどこで手に入れればいい?

A:購入するなら全国の販売店の窓口となっているカーセンサー、グーネットなどの中古車情報検索サイトを活用するとよいでしょう。頭金や初期費用の一括払いが必要ない方法を探しているなら、定額カルモくんがおすすめです。支払いは毎月定額の利用料金だけなので、すぐにお好みの中古車バモスに乗ることができます。

※当記事記載の中古車価格等の情報は、2021年6月29日時点のものです。

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