新卒で新社会人となって仕事や通勤で車が必要な場合、社会人1年目の給料でも車を購入することはできるのでしょうか。特に新車の場合は数百万円の資金が必要になるため、新卒で車のローンを組めるのかどうかも気になるところです。
そこで、新卒で車を購入する際の予算の立て方や、各種購入方法を解説。おすすめの車種もご紹介します。
月々10,000円台の支払いだけで新車に乗る方法もあります。詳しくはこちら
- 新卒で車を購入する場合、維持費も踏まえた資金計画が重要
- 新卒の場合、車のローンに通りにくい傾向がある
- 新卒で新車に乗るなら、ローンを組まない乗り方もおすすめ
新卒で車の購入にかけられる予算は?
車を購入する際には、車両本体の価格のほかにもさまざまな初期費用が必要です。そのため、初期費用と維持費を含めて自身の収支に見合った資金計画を立てておくことが大切ですが、新卒のうちは貯金がほとんどないケースも多く、予想外の出費が発生した際に資金をすぐに用意できず困ってしまうことも少なくありません。
車を購入するにはいくらかかるのか、まずは具体的な金額を確認してみましょう。
車購入時の予算目安や買える車種は?
一般的に新卒で車を購入する場合の予算は、年収の半分程度が望ましいとされています。
2015年分民間給与実態統計調査の「年齢階層別の平均給与」によると、年齢階層が20~24歳の平均給与は男性が271万円、女性が233万円で、男女平均では253万円となっています。
この金額を基準に考えると、年収の半分はおよそ127万円。ここから車を購入する際にかかる諸費用を引くと、おおむね車両本体にかけられる予算は100万円未満です。
新車を購入する場合
新車購入のメリットは、一度購入したら長く乗ることができる点です。長い目で見れば中古車を何度も買い換えるより得になるケースもあります。
2019年現在、予算100万円未満で購入できる新車は軽自動車に限定されますが、税金などの維持費も抑えやすいため、給料があまり多くない新卒の方にはおすすめです。
その一方で、若年層は事故率の関係でそもそも任意自動車保険の保険料が割高に設定されています。新車を購入して車両保険を付帯するとさらに保険料が上がり、場合によっては年間数十万円の負担になる場合があるので、留意しておきましょう。
中古車を購入する場合
一方、中古車に目を向けると、100万円の予算があれば新車と比較して選択の幅がかなり広がります。特に軽自動車であれば、好みの車が選べるうえに、オプションをつけられるケースもあります。
人気のミニバンやSUV車の場合には、中古とはいえ値段も高いことから、やはり選択の範囲は狭まりますが、最新モデルより1~2世代前のものや、5〜7年前の年式のものなどを選べば、予算内で車を購入することが可能です。
ただし、中古車の場合、状態の良い車を選ばなければ修理代がかさみ、新車を購入したほうが安上がりだったというケースもありますから、注意が必要です。
購入時に必要な車の初期費用や維持費は?
車には車両本体価格のほかに、購入する際の初期費用と購入後の維持費がかかります。車を持つには、自身の給料の中からこれらの費用を捻出できるかどうかがカギとなるため、しっかり確認しておきましょう。
おもな費用としては、次のようなものがあります。
購入時のみかかる費用
・環境性能割
・リサイクル料
・登録費用
・車庫証明費用
・納車費用
車の大きさなどにより金額は異なりますが、初期費用の平均は車両本体価格の1割から2割が目安となっています。つまり200万円の車を買った場合、およそ20万円の諸経費がかかる計算になります。
継続して必要な維持費
・自動車税(種別割)
・自動車重量税
・自賠責保険
・任意自動車保険
・法定点検費用
・車検費用
・駐車場代
・燃料代
・その他整備費、消耗品費用(タイヤ代・オイルやエレメント代など)
軽自動車か普通自動車か、さらには駐車場賃貸の有無や車の使用頻度など、車の使い方や諸条件により金額にはかなり幅がありますが、平均して年に40〜50万円程度必要です。
毎月の支出に問題はないか?
車の予算を立てる際には、自身の収入だけでなく支出も見直して無理のない金額を設定することが大切です。支出額は一人暮らしか実家暮らしかにより大きく異なり、それによって選べる車も変わってきます。
実家暮らしに比べ、新卒の一人暮らしでは、生活費にそれほど余裕がないのが一般的です。手取り20万円の一人暮らしの生活費を例に考えてみましょう。
〈手取り20万円の場合の生活費の内訳の例〉
家賃:60,000〜70,000円程度
食費:40,000円程度
水道光熱費:10,000円程度
通信費:10,000円程度
交際費・娯楽費:20,000円程度
日用品・衣類購入費:30,000円程度
貯金・予備費:20,000円程度
一人暮らしの場合、月々これだけの出費があります。生活に困るほどではないものの、自由に使える金額は月に20,000~30,000円程度と多くはありません。車を購入する場合はここからローンの返済や車の維持費を捻出しなければならないため、毎月のやりくりに影響がないか、予算をしっかり検討しておく必要があるでしょう。
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新卒で車を購入するための3つの支払い方法
実際に新卒で社会人になってから車を購入する場合、代金の支払い方法には大きく分けて、次の3つの方法があります。
購入方法1.貯金して一括購入
しっかりとお金を貯めてから一括で購入する方法です。なぜなら金利の支払いといった余分な支出を避けることができるからです。ただ通勤の足として今すぐ車が欲しいといったケースでは、現実的な選択肢ではありません。
購入方法2.カーローンを利用して購入
ローン種類 | 金利の目安 | 特徴 |
---|---|---|
銀行系ローン | 年1〜2% | ・借入れ枠が広い ・金利が低い ・審査は比較的きびしい ・社会人1年目では審査が通らない確率が高い |
ディーラーローン | 年4~8% | ・購入時の手続きが簡単 ・銀行系ローンよりも審査に通りやすい ・金利は高め |
自社ローン | なし | ・おもに中古車販売店での取扱い ・手数料などが車両本体価格に上乗せされることも ・審査がスピーディー ・手続きが簡単 ・頭金を求められることも |
残価設定ローン | 年3~5% | ・残価を最終回の返済に据え置く ・月々の負担を抑えやすい ・返済総額は高くなる ・残価精算時にはまとまった費用がかかる |
新社会人が車を購入する方法として、一番現実的なのがカーローンを利用する方法です。カーローンとは、住宅ローン同様に車を購入するために組むローンのことです。カーローンの借入限度額は、年収の30~40%程度が目安です。車の購入時に利用できるローンには、次のようなものがあります。
銀行系ローン(金利の目安:年1〜2%)
銀行系ローンは、年収から借入れ可能額が決定されないため、借入れ枠が広く、さらにディーラーローンなどと比較すると金利が低めに設定されています。
しかし、その分、ほかのローンよりも審査がきびしい傾向があります。前年の年収が200万円以上、勤続1年以上といった審査基準が設けられている場合も多く、社会人1年目では審査が通らない可能性があります。
ディーラーローン(金利の目安:年4~8%)
ディーラーローンは、信販会社が一括でディーラー(販売店)に購入代金を支払い、購入者は信販会社と契約を結んで月々返済をしていくしくみのローンです。購入に必要な手続きをディーラーにすべて代行してもらえるほか、銀行系ローンより審査が緩めというメリットがあります。
一方で、銀行系ローンに比べて金利が高めに設定される傾向があり、また、車両本体価格充当分しか借入れができないため、初期費用は別途用意する必要があります。ただし金利については、キャンペーンなどで低金利や金利ゼロで借りられる場合もあるので、こういった時期を狙うのも賢い選択です。
自社ローン(金利0%のケースも多い)
自社ローンは、おもに中古車販売店で実施しているもので、販売店が貸主となって購入者と直接ローン契約を結ぶ形式です。審査がスピーディーで手続きが簡単、さらには金利なしで利用できるといったメリットがあります。
しかしその分、頭金を求められたり、手数料などが上乗せされてほかのローンを組んだ場合より返済総額が高くなったりすることがあり、新社会人で貯金がない場合には特に注意が必要です。また、ローン返済中に販売店が倒産した場合には車を差し押さえられる可能性があるといったデメリットも見られます。
残価設定ローン(金利の目安:年3〜5%)
残価設定ローンの「残価」とは、ローンの最終回時点で残っている車の価値のことを指し、その時点での車の下取り想定価格ともいえます。残価設定ローンでは、この残価を最終回の返済に据え置き、残価を除いた残りの金額を契約月数で分割して返済していきます。ローン返済後には車両を返却する、買い取る、再びローンを組み直して所有権が得られるまで返済を続けるという3つの選択肢があります。
例えば、300万円の車を36回払いの残価設定ローンで購入し、3年後の残価が100万円に設定された場合、35回目までは200万円を分割した金額を毎月返済します。そのため、月々の返済額を抑えられるといったメリットがあります。
最終回に据え置いた残価は、車を返却して清算するのが一般的ですが、上記の例であれば残価の100万円を返済して買い取ることも可能です。ただし、一括で残価を返済するのが難しい場合は、改めてローンを利用することになります。
なお、金利は通常のローンより低めに設定されていることが多い一方、残価を据え置くことで元本の減りが遅くなり、一般的な車のローンよりも利息が高くなりやすいため、最終的には返済総額が高くなる傾向があります。さらに再ローンを組むと金利が上がることも多いため注意が必要です。
購入方法3.カーリース
近年話題を集めているカーリースも、新卒の社会人が車に乗る方法としておすすめです。
これは、希望する車を自分に代わってリース会社に購入してもらい、その車を年単位の契約で借りて、マイカー感覚で車を利用できるシステムです。
カーリースは、頭金などまとまった初期費用が不要なうえ、車検や税金といった諸経費が月額料金に含まれているため、毎月定額で利用できる点などがメリットとして注目されています。
原則自己都合での中途解約ができない点や、走行距離に制限が設けられている点など、利用時に注意しなければならない点もありますが、カーリース会社ごとに提供内容が異なるので、自身の乗り方に合った条件で利用しやすいサービスを選ぶといいでしょう。
金利なし、毎月定額のサブスク感覚で利用できるカーリースの中でも、「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら頭金やボーナス払い不要で月額10,000円台から新車が利用可能。
申込みから納車までほぼオンラインで手続きができるという手軽さも兼ね備えており、2018年のサービス開始以来、25万人以上が申し込んだ人気のカーリースです。
詳しくは以下のバナーからご覧ください。
新卒でも買えるおすすめの車
社会人1年目の年収を基に、予算100〜150万円未満で購入できる新車は、やはり軽自動車が中心です。ここからは、新社会人の方におすすめの車種ベスト3をご紹介します。
ダイハツ「ミライース」
落ち着いたフォルムのダイハツ「ミライース」は、低燃費でお手頃価格にもかかわらず、世界最小サイズの高性能ステレオカメラを採用した、先進の運転支援システム「スマートアシストIII」が標準装備されています。
そのほか、歩行者に対応した衝突回避支援ブレーキやハイビームアシストなどの機能も搭載。車両本体価格は86万200円からとなります。月額定額で乗る場合、定額カルモくんなら月々 12,490 円から利用可能です。
スズキ「ハスラー」
スズキ「ハスラー」は、幅広い世代に人気が高い、軽クロスオーバーSUVのヒットモデルです。S-エネチャージ車専用リチウムイオンバッテリーを採用し、高燃費で安全装備も充実しています。収納スペースもたっぷり確保されているため、通勤にもプライベートにも大活躍の1台です。
車両本体価格は128万400円からとなります。月額定額で乗る場合、定額カルモくんなら月々 17,660 円から利用可能です。
月々10,000円台の支払いだけで新車ライフを送る方法
ローンを組まずに最小限の負担で新車に乗れるカーリースですが、中でもおすすめなのが、業界最安水準の料金で新車に乗れるカーリースの定額カルモくんです。初期費用0円で豊富な種類の新車に乗れるため、負担を抑えながらも理想のカーライフを実現しやすく、新卒の方にもぴったりのサービスといえるでしょう。
業界最安水準*の完全定額制で国産メーカー全車種・全グレードに乗れる
定額カルモくんでは、国産メーカー全車種・全グレードから自分の好きな新車を選んで乗ることができます。そのため、自分で車を購入するときと同じように車選びを楽しむことが可能です。業界最安水準の料金が特徴の定額カルモくんなら、購入するには手の届かなかったあの新車にも乗ることができるかもしれません。
審査結果も事前に確認できるから安心
定額カルモくんでは、審査に通るか事前にチェックできる「お試し審査」を利用できます。オンラインで24時間365日いつでも試すことができ、審査申込みの所要時間は5分程度のため、今こうしてネット記事をチェックしながらサクッと終わらせることも可能です。
審査結果は最短即日に判明。審査に通ってもキャンセル可能なため、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。
利用者の声「若い人ほど、定額制のメリットは大きいと思います」
ここでは実際に定額カルモくんを利用している方の声を聞いてみましょう。
〈利用者の声〉
一人暮らしをしているとなかなかお金がたまらないんですよね。いざ車が必要ってなったときも、今の稼ぎでは初期費用や維持費のハードルが高い選択肢はなかったんです。カーシェアも検討したんですが、自由に使えないので、仕事にも使いたい自分には向いてない……。
そんなとき、たまたま広告で見かけたカルモは乗りたいグレードが選べたし、条件的にも納得できる内容だったので「ここだ!」と即決しました(笑)。
費用面で不安なく車に乗れるカルモは、今の自分のようになかなかお金の貯まらない若い人にとって、メリットが大きい選択肢だと思います。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
新卒でも車を持てる!ローンを組まなくていいカーリースも検討しよう
初めて車を買うときは、憧れの車種や性能の高い車などに目が行きがちです。しかし新卒の場合、収入が安定せず、生活に余裕がないケースも少なくありません。そのため新車を購入することだけでなく、カーリースなども選択肢に入れ、できるだけ費用負担を抑えることを心掛けましょう。
初期費用や維持費をコミコミにできるカーリースなら、まとまった資金がいらず、新卒でも新車に乗ることができます。新卒で新車ライフを送りたい場合は、カーリースを検討してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1:新卒で車を購入するなら予算はどのくらい?
A:新卒で車を購入する場合の予算は、年収の半分程度が望ましいとされていますが、車には車両本体価格のほかに、購入する際の初期費用と購入後の維持費がかかります。後で維持費の支払いができないという状況にならないよう、初期費用と維持費を含めて自身の収支に見合った資金計画を立てておくことが大切です。
Q2:新卒でも車のローンは組めるの?
A:車のローンには審査があり、年収や勤続年数が重視されます。そのため、年収が少なく勤続年数が短い新卒の方はローンに通りにくい傾向があります。しかし、連帯保証人を立てたり、頭金を用意して借入額を減らしたりすることで審査に通る確率を上げることは可能です。
Q3:新卒でも車を持つことは可能?
A:可能です。貯金がない場合や、維持費の支払いが不安な場合は、定額で新車に乗れるカーリースもおすすめです。業界最安水準の手頃な料金が特徴の定額カルモくんなら、初期費用不要、税金や自賠責保険料などの維持費込みで月々10,000円台から利用できるので、新卒でも無理なく新車を持てます。
※この記事は2021年12月時点の情報で制作しています