カーローンを組むには、申込みから契約に至るまで、さまざまな手続きが必要となります。源泉徴収票の提出を求められるなど、必要となる書類もあります。カーローンの契約で必要な書類や申込み方法を、詳しくご紹介します。
- カーローンを組むには源泉徴収票など所得を証明する書類が必要
- ディーラー系、販売店の自社カーローンは審査が通りやすいが、銀行系はきびしい
- ローンは返済方法や利息できびしいこともあるので、カーリースがおすすめ
カーローンの申込み時に必要な書類とは?
カーローンを利用するには、申込みをして審査に通らなければなりません。その際、必要となる書類はローン会社によって若干異なりますが、おもに以下のような書類の提出を求められます。
本人確認書類
審査には、本人確認のための書類が必要です。運転免許証をはじめ、パスポート、健康保険証、マイナンバーカード(個人番号カード)、住民基本台帳カード(写真つきのもの)などのどれか1つ、または複数の提示が求められます。
所得証明書類
ローンを申し込む場合、所得を証明する書類が必要となります。それによって、月々の返済能力があるか確認する審査が行われます。その際、給与所得者と自営業者では必要書類が異なるので、それぞれ具体的に見ていきましょう。
・給与所得者の場合
給与所得の証明書が必要となります。勤務先の発行する給与明細書や源泉徴収票、または勤務先を通して各市区町村が発行する住民税課税決定通知書、あるいは各市区町村の役所に申請して発行してもらう所得証明書(課税証明書)といった書類が必要になります。
・自営業者の場合
自営業者の場合は、所得証明書(課税証明書)や確定申告書の控え、国税庁に申請して発行してもらう納税証明書などの提出が求められます。なお、納税証明書には4種類がありますが、その中でも納税済みの額や未納税を証明する「その1」と、所得金額を証明する「その2」が必要となります。
ローンの用途を証明する書類など
ローンの用途を証明する書類も必要です。カーローンであれば、車両の購入にかかる金額を証明するため、販売店が発行する見積書や請求書、売買契約書を用意します。
また、ローンを借り換える場合は、それまでの返済額を証明する通帳のコピーと、ローン残高や現在までの返済額を証明する返済明細書、償還表(返済予定表)なども用意しましょう。
ローン会社によって必要書類は異なる?
カーローンの申込みで必要となる書類は、ローン会社ごとに異なります。それは各ローン会社で審査内容が異なるためです。そこで、ローン会社の業態別に必要書類や審査がどう違うのか、ご紹介しましょう。
ディーラー系カーローン
ディーラー系のカーローンは、審査に通りやすいといわれています。これは、ローンの返済中は車の所有権をディーラー側が持ち、車を担保としているためです。もし、ローンが返済されない場合は、車を売却して補うシステムになっています。リスクを軽減することで審査のハードルを低くし、多くの利用者の事情に合わせてローンを組みやすくしています。
申込みには、本人確認書類や印鑑登録証明書が必要です。そのほか、ローン会社が指定する書類も用意しましょう。
銀行系カーローン
銀行など金融機関のカーローンでは、ローン返済中の車の所有権を利用者側が持ちます。その分、利用者の返済能力が厳しく審査され、ハードルは高めに設定されています。
申込みには、本人確認書類はもちろんのこと、ローンの用途を証明する書類、貸付額によっては所得証明書類など、必要書類も多くなります。
自社ローン
中古車販売店などでは独自のカーローンを提供しています。審査自体も、その会社独自の基準により行われているため、比較的甘いといわれています。
申込みには、本人確認書類や印鑑登録証明書、その会社が求める書類を事前に確認して用意します。
カーローンの申込み方法は?
必要書類を確認したら、実際にどのような手続きが必要か、カーローンの申込み方法について具体的に見ていきましょう。なお、ここでは銀行系カーローンを例に、手続きの流れについてご紹介します。
1. 車の見積もりを出してもらう
欲しい車が決まったら、販売店に見積もりを出してもらいます。銀行でカーローンを組むには、ローンの目的や用途を証明する確認書類が必要となります。
見積りはディーラーや中古車販売店などの業態に関係なく、基本的にその場で作成してもらえます。その際、銀行ローンで支払いを予定している旨を伝えておきましょう。
なお、もし銀行系ローンに通らなかった場合は、その販売店が提携しているカーローンに申し込むこともできます。
2. 借入金額と返済方法を検討する
もらった見積もりに対して、銀行からどれくらいの借入れをするのかを検討しましょう。頭金は入れるか、ボーナス併用払いにするか、返済期間をどれくらいにするか、月々の返済額や返済総額はいくらになるかなど、シミュレーションすることが大切です。
マイカーローンを提供している銀行などには、月々の返済額をシミュレーションできる機能をウェブサイト上に用意しているところもあります。そうしたツールも利用して、よく考えてみましょう。
3. ウェブで申し込む
必要書類やローンのシミュレーションが整ったら、カーローンの申込みをします。申請方法はローン会社によって異なりますが、窓口のほか、ネットやFAX、郵送でも受け付けています。
銀行の窓口は、営業時間が平日9~15時が基本です。ただし、夜間や土・日・祝日でも営業している店舗もあったり、現在ではほとんどの銀行がネットから申込みできるようになっていたりします。
インターネット申込みの場合は、銀行のウェブサイトにアクセスし、マイカーローンのページを開きましょう。ローンの申込みにあたっては、まず個人情報の提出に関する同意条項を確認し、同意します。
4. 仮審査の申込み
次に仮審査の申請をします。専用フォームで必要事項を入力します。この段階で、貸付希望額の提示が必要となります。仮審査の結果は、連絡先として入力した電話番号やメールアドレスに届きます。
なお、銀行によっては仮審査の有効期限を定めている場合があるので、期限内に本審査の申請をする必要があります。
5. 本審査の申込み
仮審査に通過したら、本審査を申込みます。本審査は、利用者本人が直接銀行の窓口に出向いて申し込むのが一般的ですが、ネットで申し込める銀行もあります。銀行窓口へ出向くのが難しい場合は確認してみましょう。
この段階で、本人確認書類をはじめ、ローンの用途の証明書類の提出が求められます。貸付額によっては、所得証明書類も必要となります。インターネット上で申し込む場合は、スマートフォンのカメラで撮影した必要書類の画像をアップロードします。
6. 契約する
本審査を通過した後、正式な契約となります。本審査で提出した書類と合わせて、通帳と銀行印、印鑑登録証明書などを必要に応じて準備し、窓口へ提出します。なお、本審査をネットで申込める場合は、その段階でウェブ契約が完了できることもあります。
7. 融資(入金)
契約が成立したら、月々の返済額が銀行から支払先へ振り込まれます。
初期費用をかけずに新車に乗りたい方は、カーローンより簡単に申し込めるこちらの方法もチェックしてみましょう。
カーローンを組むときの注意点は?
カーローンは、審査に通ればそれでいいというものではありません。必要書類を用意して申込みをする前に、返済が滞らないよう、将来を見据えた無理のない計画を立てることが大切です。
そこで、カーローンを組むときの注意点を改めて確認しておきましょう。
1. 返済計画をしっかり立てる
カーローンを組む前提として、返済計画を立てることが最も重要となります。まず、家計や収入を把握して、その中から毎月返済することが可能な金額や期間を、赤字が出ないようにシミュレーションしましょう。
一般的に、返済額の目安は、年間の返済総額が年収の20~25%程度といわれています。ただし、カーローンのほかに、住宅ローンや子供の学資ローン(教育ローン)などがある場合は、トータルで20~25%ほどに返済額を抑える必要があります。
2. 契約期間をよく考える
カーローンに限らず、ローンを組む場合は毎月の返済額に加え、利息の支払いが必要です。元金に対する利息の利率は、ローン会社や返済期間などによって異なります。
一見すると、返済期間が長ければ月々の返済額が少なくなり、負担は軽くなると思われます。しかし、返済期間が長いほど元金の減りが遅くなり、利息の負担が膨らむため、完済時の支払総額は増加します。利息と返済期間についても、よく考えておくのがおすすめです。
3. 利息の支払方法を検討する
ローンの返済における利息の支払方法には、以下の2つの方法があります。
・元利均等返済:月々の支払額が一定で、長期的な返済計画が立てやすい
・元金均等返済:元金に対する返済額が一定で、返済が進むにつれ支払いが楽になる
元利均等返済は、元金と利息の割合を調整して月々の支払額を一定にする方法です。そのため、長期的な返済計画が立てやすいというメリットがあります。
一方で、返済開始当初は利息の割合が高く元金の減りが遅いので、契約満了時の支払総額は多くなるのがデメリットです。
元金均等返済は、毎月一定の元金に利息を合わせて返済する方法です。利息がコンスタントに減っていくので、返済が進むほどに月々の返済額も減っていき、支払総額も元利均等返済より抑えられるのがメリットです。
しかし、返済開始当初は残債が多い分利息も高くなり、1回の支払額が大きくなります。
これらの利息の支払方法は、銀行によってどちらかを選べる場合と、一方しか選べない場合とがあります。それぞれのメリットとデメリットをよく考えた上で、希望の返済方法に対応しているマイカーローンを選びましょう。
カーローンよりカーリースがお得?
ここまでは、カーローンの申込みで必要となる源泉徴収票などの書類や、手続きの流れなどについて、ご説明してきました。ローンを組んで車を購入するには、審査に通過しなければならないなど、事前の準備がかなり必要となります。
カーローンの申込みにこんなに手間がかかるのなら、マイカーに乗ることをあきらめようと思った方もいるかもしれません。そのような方におすすめしたいのがカーリースです。
カーリースは、カーローンのように車を購入するのではなく、月々定額の利用料で新車を借りて乗るという車の新たな利用方法です。
月々の支払いがあるのはカーローンと同じですが、カーリースは、契約期間満了時の車の残価(残存価格)を車両本体の価格から差し引いて月額料金を算出するため、車両に対する負担をカーローンよりも抑えながら、マイカーのように新車を保有して乗ることができます。
さらに、車両本体の価格に加え、税金や自賠責保険などの支払いも月額料金の中に含まれているので、出費を抑えて新車に乗ることができます。
カーリースなら、おトクにマイカー 定額カルモくんがおすすめ
数あるカーリースの中でも、特にメリット豊富で人気なのが「おトクにマイカー 定額カルモくん」です。
定額カルモくんは、契約期間が1年から11年のあいだで、1年単位で設定できるため、自分のライフプランに合わせて契約期間を決めることができます。
さらに、カーリース利用期間中の車検費用や消耗品の交換費用などを、月々の定額払いにまとめることが可能な「メンテナンスプラン」も用意しています。また、7年以上の契約の場合、契約期間満了時には利用していた車をもらうこともできます。
カーローンで車を購入するよりもお得な面が多い定額カルモくんがおすすめの理由を、メリットと併せて見ていきましょう。
月額10,000円台から!業界最安水準*¹で新車に乗れる
定額カルモくんは、初期費用0円、ボーナス払いなし、毎月定額のリース料で新車に乗れる業界最安水準*¹のカーリースです。国産すべてのメーカーの全車種から、グレードやオプション装備などを自由に選べるのが魅力となっています。
また、月額料金には契約期間中の法定費用などが含まれているため、車の維持費の一部が定額のリース料にコミコミなので、安心して利用できます。それにもかかわらず、月額10,000円台から乗れる新車が用意されています。
*¹ 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
審査申込みの必要書類は運転免許証だけ!オンラインで手続きも簡単
定額カルモくんの利用にも、カーローンと同じく審査があります。ただ、審査に必要な書類は運転免許証のみ。しかも、オンライン審査を導入しているので、思い立ったときに、いつでも手軽に申込みが可能です。
審査申込み手続きも、わずか5分ほどで完了します。審査結果も通常は翌営業日に通知されますので、スピーディーに審査結果を知ることができます。
審査に通過したら、サポートデスクから車種やオプションの確認で連絡が来ます。車が必要になってから、カーリースの契約までスピーディーなことも定額カルモくんの魅力のひとつといえるでしょう。
審査に通るかどうか不安という方は、ぜひ「お試し審査」に申し込んでみることをおすすめします。まずは3車種から自分に合った車を選んで手続きを行うだけなので、手軽で簡単です。
審査に通過してもすぐに契約する必要はありません。まずは気軽に下のバナーから「お試し審査」を受けてみてはいかがでしょうか。
契約から最短3週間*²のスピード納車も可能!
カーリースですぐに車を手に入れたいと思っている方は多いと思いますが、一般的にカーリースでは希望の車種やカラー、オプションなどの用意に時間がかかるため、早くても1ヵ月程度、中には3ヵ月ほどの納車期間がかかります。
その点、定額カルモくんなら一部の人気車種で、契約から最短3週間*²のスピード納車が可能。とにかく早く車が必要という方にもおすすめです。
しかも、納車は自宅まで直接届けてもらえます。店舗まで車を取りに行く手間が省けるだけでなく、取りに行けずに納車が遅れるといったことも防げます。
審査がスピーディーで、契約から納車までも早い定額カルモくんを、ぜひチェックしてみてください。
*² 時期や状況、お客様の居住地域等で異なります
ローンの申込みに必要な源泉徴収票などは大切に保管を!
カーローンの申込みにはさまざまな書類が必要です。源泉徴収票など勤務先から発行される書類の中には、再発行ができなかったり、できても時間がかかったりするものもあるため、紛失するとスムーズな手続きが難しくなります。
必要な場合に備えてきちんと保管しておきましょう。
とはいえ、書類に不備がなくても、新車購入にはそれなりの時間を要します。忙しくて手続きに時間をかけられない方や、できるだけ早く車が欲しい方は、運転免許証1枚で、24時間オンライン上で審査申込みができる定額カルモくんを利用してみてはいかがでしょうか。
契約から最短3週間で自宅まで納車されるサービスもあり、より理想に近いカーライフが送れるでしょう。
よくある質問
Q1:カーローンの申込みに源泉徴収票は必要?
A:カーローンを申し込む場合、所得を証明する書類が必要です。その書類により、月々の返済能力があるか確認する審査が行われます。源泉徴収票は給与所得者の所得を証明する書類なので、会社員や公務員であればローン契約の際に必要になります。ほかに給与明細書や住民税課税決定通知書などの書類が必要な場合もあります。
Q2:源泉徴収票以外にカーローンで必要な書類は?
A:源泉徴収票など所得を証明する書類以外には、本人確認書類として運転免許証やパスポートなどの提示が求められます。また、ローンの用途を証明する書類も必要で、カーローンなら車の販売店が発行する請求書や売買契約書などを用意します。なお、必要書類はローン会社によって異なるので、事前によく確認しましょう。
Q3:ローン会社によって審査の厳しさは異なる?
A:ローン審査の厳しさには傾向があり、ディーラー系カーローンは通りやすいといわれます。これは車の所有権をディーラー側が持ち、担保にしているためです。一方、銀行系カーローンでは所有権が利用者にあるため、返済能力を厳しく審査されます。なお、中古車販売店などの自社ローンは、比較的厳しくないといわれています。
※記事の内容は2021年6月時点の情報で制作しています。