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低金利の残クレは本当にお得?各社の金利や注意点、リアルな評判をFPが解説

低金利の残クレは本当にお得?各社の金利や注意点、リアルな評判をFPが解説
低金利の残クレは本当にお得?各社の金利や注意点、リアルな評判をFPが解説
貯金ゼロでもマイカー持てる

残クレの低金利キャンペーンなどを見ていると、お得に新車に乗れるような気がして、フルローンではなく残クレの利用を検討している方もいるのではないでしょうか。しかし、低金利とうたっている残クレには、いくつか注意しなければならない点があります。

そこで、メーカー各社の残クレの金利情報などと併せて、ファイナンシャルプランナーの伊藤真二さんの解説のもと、残クレのメリット・デメリットや、新車に乗る上で候補に挙げておきたい選択肢をご紹介します。

  • 残クレの金利は同じメーカーでも店舗やプランによって変わる
  • 残クレの注意点は、据え置かれた残価に対しても金利がかかること
  • 月々10,000円台から初期費用・利息負担ゼロで新車に乗る方法もある

残クレ(残価設定型クレジット)とは?

残クレ(残価設定型クレジット)とは?

残クレとは、新車を購入する際の方法のひとつで、「残価設定型クレジット」や「残価設定ローン」とも呼ばれます。

残価とは、ローン契約満了時の車の下取り想定価格のことを指し、残クレでは契約時にあらかじめ残価を設定し、その残価分をローンの最終回の返済まで据え置きます。そのため、返済対象が車両本体価格の全額になる一般的なカーローンに比べて、月々の返済額を抑えられる点がメリットです。

なお、ローン最終回の返済時は、残価を支払ってそのまま車をもらう、残価を支払わずに車を返却する、新たに契約をして別の車に乗り換えるといった選択が可能ですが、据え置かれた残価も含めた総額に金利がかかる上、一般的なカーローンに比べて高金利の点に注意が必要です。

低金利の残クレ(残価設定型クレジット)はどこ?各社の金利を比較

メーカー金利
トヨタ5~6%程度
ホンダ3.5%程度
日産4.9%程度
マツダ2.9%程度
スバル3.9%程度
三菱3~4%程度
ダイハツ3.9~4.9%程度
レクサス(トヨタ)4%程度

※2022年5月時点の情報です。金利は目安であり店舗や時期などによって大きく変わる可能性があります

残クレの利用を検討する際に気になるのが、各社の金利設定です。金利によって返済総額は大きく変わってくるため、少しでも低金利のところを選びたいと考える方は多いでしょう。
ここでは、各社の残クレの特徴と併せて、金利や返済回数などをご紹介します。

トヨタの残クレは低金利?

金利5~6%程度
返済回数36・48・60回

※2022年5月時点の情報です。金利は目安であり店舗や時期などによって変わる可能性があります

トヨタの残クレは、販売店によって金利が異なります。トヨタのホームページから見積もりを作成することで、希望する販売店の金利を知ることができるため、少しでも低金利で残クレを利用したい方は、複数の店舗で試してみるといいでしょう。

ホンダの残クレは低金利?

金利3.5%程度
返済回数36・48・60回

※2022年5月時点の情報です。金利は目安であり店舗や時期などによって変わる可能性があります

ホンダの残クレは、ほかのメーカーと比較すると低金利の傾向があるといえるでしょう。また、低金利キャンペーンが行われるとさらに金利が下がり、1.9%などお得な条件で残クレを利用できるケースもあります。特に急がない場合は、このようなキャンペーンが行われるのを待つのも、ひとつの方法です。

日産の残クレは低金利?

金利4.9%程度
返済回数36・48・60・72回

※2022年5月時点の情報です。金利は目安であり店舗や時期などによって変わる可能性があります

日産の残クレは、一部の車種に限り72回払いが選べるのが特徴です。ホンダの残クレ同様、低金利キャンペーン中は金利が1.9%に下がることもあるため、日産車が欲しい方はキャンペーン時を狙うといいでしょう。ただし、店舗によってはキャンペーン未取扱いの場合もあるようです。念のため、確認するようにしましょう。

マツダの残クレは低金利?

金利2.9%程度
返済回数36・48・60・72回

※2022年5月時点の情報です。金利は目安であり店舗や時期などによって変わる可能性があります

マツダの残クレは、比較的低金利な点が特徴です。返済回数も車種によっては72回まで選べるため、利用しやすい残クレといえるでしょう。残クレのプランは3つあり、返済回数を指定できるもの、月々の返済額を指定できるもの、都合に合わせて返済額を設定できるものなどがあります。

スバルの残クレは低金利?

金利3.9%程度
返済回数36・60回

※2022年5月時点の情報です。金利は目安であり店舗や時期などによって変わる可能性があります

スバルの残クレは、低金利とまではいえませんが、決して高金利でもないでしょう。ただし、一部の車種では金利が上がるケースもあるようなので、事前の確認が重要です。3つの補償サービスを3年間無料でプラスしてくれる「安心プロテクト3」というプランが用意されており、安心して車に乗れる点は魅力といえます。

三菱の残クレは低金利?

金利3~4%程度
返済回数36・48・60・72・84回

※2022年5月時点の情報です。金利は目安であり店舗や時期などによって変わる可能性があります

三菱の残クレは、一部の車種で84回払いを選ぶことが可能です。金利は3~4%程度ですが、低金利キャンペーン中に利用すれば1%台まで金利を下げられる可能性もあるでしょう。窓ガラス、ドアミラー、タイヤ、事故の4つの補償がついている点は心強いといえます。

ダイハツの残クレは低金利?

金利3.9~4.9%程度
返済回数36・60回

※2022年5月時点の情報です。金利は目安であり店舗や時期などによって変わる可能性があります

ダイハツの残クレは、販売店によって金利が異なります。地域によって1%以上の金利差がつくこともあるようなので、低金利であることを優先させたい方は、事前に見積もりを行った上で販売店を選ぶといいでしょう。なお、ダイハツの残クレも、低金利キャンペーン中は1.9%など、特別金利が適用されます。

レクサスの残クレは低金利?

金利4%程度
返済回数12・24・36・48・60回

※2022年5月時点の情報です。金利は目安であり店舗や時期などによって変わる可能性があります

レクサスの残クレは、標準的な金利となっています。プランや販売店によっては、もう少し下がる場合もあるようなので、低金利でレクサスに乗りたい方は、複数店舗での見積もりをおすすめします。ただし、レクサスは元々の車両本体価格が高いため、利息負担もその分大きくなる点には注意が必要です。

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
ファイナンシャルプランナー・伊藤真二

残クレの金利は、同じメーカーでも店舗やプランによって変動するのが一般的です。また、低金利キャンペーンは全車種対象の場合や一部車種のみ対象の場合など、その都度内容が異なります。少しでも低金利で残クレを利用したい場合はこのような残クレの特性を理解して、各店舗で見積もりを取ったり、キャンペーン情報を随時チェックしたりといったひと手間が必要といえます。

残クレ(残価設定型クレジット)のメリット・デメリットと注意点

残クレ(残価設定型クレジット)のメリット・デメリットと注意点

残クレの利用を検討する際は、残クレのメリットとデメリットの両面を知っておくことが大切です。上手に活用すれば魅力の多い方法ですが、注意すべき点もあるため、ここで確認しておきましょう。

残クレ(残価設定型クレジット)のメリット

残クレには、以下のようなメリットがあります。

頭金を用意しなくても新車に乗れる

通常のカーローンであれば、ある程度まとまった頭金を用意するのが一般的ですが、残クレは頭金を用意しなくても新車に乗り始められる点がメリットといえます。

月々の返済負担を抑えられる

残クレでは、契約時にローン契約満了時の車の下取り想定価格である残価を設定し、残価を据え置いた金額を分割で返済していきます。そのため、一般的なカーローンに比べて、月々の返済負担を抑えられる点もメリットです。

買取価格が保証されている

残価が設定されることにより、買取価格が保証される点も残クレのメリットです。たとえローン契約満了時の実際の残価が、最初に設定した残価を下回ってしまったとしても、買取価格が変わらないのが一般的です。

残クレ(残価設定型クレジット)のデメリットと注意点

さまざまなメリットがある残クレですが、一方で以下のようなデメリットもあるため注意しましょう。

車の使用に制限をかけられ不便

残クレでは、設定した残価を担保するために走行距離制限が設けられているのが一般的です。また、車を自由にカスタマイズすることも原則できません。このように使用に制限がある点はデメリットといえます。

差額精算が発生するケースもある

買取価格が保証されているのがメリットの残クレですが、車に傷をつけてしまったり、走行距離制限をオーバーしてしまったりした場合は、差額精算が発生する可能性があるため、注意が必要です。

利息総額が高くなる

残クレは、月々の返済額を抑えられる分、元金の減るスピードが遅くなります。そのため利息総額が膨らんでしまいがちな点はデメリットです。また、再契約する際には金利が上がってしまうケースも多くあります

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
ファイナンシャルプランナー・伊藤真二

残クレを利用する際は、最終回の返済に据え置いた残価に対しても、利息が発生し続けることを理解しておく必要があります。低金利をうたっている残クレも多数ありますが、残価が最終回の返済まで据え置かれているということは、それだけ元本が減るのが遅くなるということです。特に、返済期間が長期になるほど利息総額が膨らんでしまうため注意が必要です。

より低金利で残クレ(残価設定型クレジット)を利用するポイント

より低金利で残クレ(残価設定型クレジット)を利用するポイント

残クレをより低金利で利用したい場合は、年度末の決算期にあたる3月やボーナス時期である7月や12月を狙うといいでしょう。特に決算期の販売店は、売上を上げるために1台でも多くの車を売りたいと考えています。この時期に合わせて、低金利キャンペーンが行われることも多くあるため、見逃さないようにしましょう。

またボーナス時期は、車を購入する方が増える時期でもあります。店舗側もそれを熟知しているため、値引きをしてでも車を買ってもらおうと考えるでしょう。そのため、交渉次第ではお得に残クレを利用できる可能性があります。

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
ファイナンシャルプランナー・伊藤真二

残クレは利息総額が膨らみやすい点がデメリットですが、キャンペーンなどを利用して低金利で契約することができれば、契約満了後に車を買い取ったとしても、一般的なカーローンより安く車を手に入れられる可能性もあります。
ただし、どちらがお得かというのは、その時々の状況によって常に変わるため、返済総額を抑えられるのはどちらなのか、事前にシミュレーションを行うことが必須です。

低金利残クレの評判は?

低金利残クレの評判は?

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
ファイナンシャルプランナー・伊藤真二

残クレの利用を検討する際は、「返済総額のシミュレーション」が大事だということがよくわかります。とはいえ、返済総額が高くなったとしてもすぐに新車に乗りたいという方もいるでしょう。価値観は人それぞれですので、何を優先するのか事前に決めた上で利用を検討することが大切です。

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
ファイナンシャルプランナー・伊藤真二

お得の価値観も人それぞれですが、あらかじめ残クレのしくみをきちんと理解しておけば、失敗したと後悔してしまうような事態は避けられるはずです。残クレのしくみをよく理解しないまま利用を考えている場合は、まずしくみを学ぶところから始めましょう。

ファイナンシャルプランナー・伊藤真二
ファイナンシャルプランナー・伊藤真二

このように、新車に乗る方法は残クレだけではありません。特に急がないのであれば、貯蓄をしてフルローンを組むというのも賢い選択でしょう。また、負担を抑えて車に乗りたい場合は、新車ではなく価格の安い中古車を選ぶのもひとつの方法です。

低金利残クレを利用するか迷う場合の別の選択肢

低金利残クレを利用するか迷う場合の別の選択肢

低金利キャンペーン情報などを見て残クレを検討してみたものの、残価精算のリスクや車の使用制限、利息総額が高くなる可能性などを知って、利用を躊躇しているという方もいるかもしれません。
ここでは、そのような場合に検討したい残クレ以外の選択肢についても見ていきましょう。

フルローンで購入する

フルローンとは、頭金を入れずに税金などの諸費用を除いた全額をローンで返済する方法です。残価が設定されない分、月々の返済額は残クレに比べて高くなりますが、返済総額はフルローンのほうが安く済む場合があります

残クレの場合、返済最終回に据え置かれた残価に対しても利息が発生することから、利息負担が大きくなる傾向がある上、元本が減るスピードも遅くなるのがデメリットです。

その点、フルローンであれば返済を重ねるごとに着実に元本を減らしていくことが可能なので、月々の返済額は上がるものの、長い目で見るとお得な場合もあるでしょう。

カーリースを利用する

車を所有することにこだわらないのであれば、初期費用を用意する必要がなく、月々の定額料金だけで新車に乗れるカーリースを利用するのもおすすめです。カーリースであれば、そもそもローンを組む必要がないため、利息負担も発生しません。

また、カーリースの月額料金には各種税金や自賠責保険料なども含まれているのが一般的です。月々の定額料金だけで車の維持費もまかなえてしまうため、負担を抑えて新車に乗りたい方にはピッタリのサービスといえるでしょう。

低金利残クレのメリットを得ながら金利なしで目当ての新車に乗る方法

カルモくん_new

カーリースでは残クレと同じように、契約時に残価が設定されるのが一般的です。設定された残価は、車両本体価格から差し引かれ、その上で月額料金が算出されます。そのため、車両本体価格の全額を負担しなければならない購入より、お得に新車に乗れる点がメリットです。

また、車を借りるサービスのため金利の概念もありません。このように残価設定のメリットを得ながら、利息負担はなしにできるカーリースは、近年車の新しい乗り方として人気を集めています。

中でも、月々10,000円台から新車に乗れる「おトクにマイカー 定額カルモくん」には、さまざまなメリットがあるため、ここでご紹介します。

国産全車種・全グレードから選べるので購入と選択肢は変わらない

定額カルモくんでは、国産メーカーの全車種・全グレードから自分の好きな新車を選んで乗ることが可能です。車種だけでなく、グレードも希望に合わせて自由に選べる上、オプションも希望に沿って追加できるため、マイカーを購入するときと変わらない選択ができます

メーカーやボディタイプ、価格帯、人気順などから細かく絞り込めるため、気になる車同士の比較も簡単にでき、妥協することなく車を選ぶことができるでしょう。

車検やメンテナンスにかかる費用もまとめて一本化可能

定額カルモくんでは、メンテナンスプランに加入することで、定期的に発生するメンテナンス費用や車検代も月額料金に含めることができます。車の維持費のほとんどを月々の定額料金だけでまかなえるようになるため、家計管理が楽になり、急な出費を心配する必要もなくなるでしょう。

月々10,000円台の負担だけでマイカーにすることも可能

定額カルモくんでは、7年以上の契約で適用できる「もらえるオプション」をつけることで、契約満了時にそのまま車をもらうことも可能です。月々10,000円台で乗れる人気車種も多数そろっているため、利息の負担なしに月々10,000台の支払いだけでマイカーを手に入れられます

定額カルモくんでどのような車に乗れるのか気になる方は、早速下のバナーからチェックしてみてください。

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しくみを理解して、最もお得な方法で新車に乗ろう

しくみを理解して、最もお得な方法で新車に乗ろう

残クレは低金利キャンペーンを行っていることも多く、フルローンよりお得に感じられる場合もあります。しかし、利用する上で注意しなければならない点もさまざまあり、かえってフルローンのほうが返済総額を抑えられるケースもあるため、事前にシミュレーションをした上で利用を検討することが大切です。

もし、負担を抑えることを優先させる場合は、初期費用不要でローンを組むことなく新車に乗れるカーリースを検討するのもいいでしょう。

カーリースを利用するためには、審査に通る必要がありますが、定額カルモくんなら事前に審査結果を確認できる「お試し審査」を利用することも可能です。たとえ審査に通ったとしてもキャンセル可能なので、ひとまず利用できるかどうかだけ知りたいという方は、気軽に試してみてはいかがでしょうか。

審査に通過しても契約する必要はありません_お試し審査をしてみる

よくある質問

Q1:低金利の残クレはどこ?

A:残クレの金利は、同じメーカーでも店舗やプランによって変わります。また、低金利キャンペーンが行われていたとしても、対象が一部の車種のみの場合もあるため注意が必要です。このように、残クレの金利はさまざまな要因で変動するため、具体的に知りたい場合は購入を希望する店舗で見積もりを取ってみることをおすすめします。

Q2:より低金利で残クレを利用する方法はある?

A:残クレをより低金利で利用したい場合は、年度末の決算期にあたる3月やボーナス時期である6月や12月を狙うといいでしょう。特に決算期の販売店は、売上を上げるために1台でも多くの車を売りたいと考えています。この時期に合わせて、低金利キャンペーンが行われることも多くあるため、見逃さないようにしましょう。

Q3:残クレのデメリットを解消して少ない負担で車に乗る方法はある?

A:初期費用を用意する必要がなく、月々の定額料金だけで新車に乗れるカーリースを利用するのもおすすめです。カーリースであれば、そもそもローンを組む必要がないため、利息負担も発生しません。月額料金には各種税金や自賠責保険料なども含まれているので、負担を抑えて新車に乗りたい方にはピッタリのサービスといえるでしょう。

※この記事は2022年5月時点の情報で制作しています

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