生活保護受給中でも車の保険に加入できる？車を利用できるケースや方法とは

更新日：2023.09.21

生活保護を受けている方の中には、仕事で車がどうしても必要だったり、住んでいる場所の都合上、日常生活に車が必要不可欠だったりする方もいるでしょう。通常、生活保護を受けていると、基本的には車の所有や保険に加入することは認められていません。しかし、状況によっては、例外的にそれらが認められるケースもあります。

そこで、生活保護受給中でも車の所有や保険への加入が認められるケースなどについてご紹介します。

また、車の利用が認められている方には、車検や税金コミコミで月々10,000円台から新車に乗れるカーリースがおすすめです。車にかかる費用の負担を抑えて車に乗れるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

生活保護受給中でも車の所有や保険の加入が認められるケースがある
車の保険には、自賠責保険と自動車保険の2種類がある
カーリースの定額カルモくんなら生活保護受給者でも審査申込みが可能

生活保護を受けていても車の保険に加入できる？

生活保護制度は国が最低限の暮らしを保障するための制度なので、資産の有無も受給条件の対象となります。また、事故時の賠償能力がないことも、車の所有が禁止されている理由のひとつです。しかし、通勤や通学、通院などで日常生活に必要不可欠な場合には、例外的に車の所有が認められ、保険にも加入できることがあります。

生活保護受給中に車の所有が認められるケースには、以下のような場合があります。

〈生活保護受給中に車の所有が認められるケース〉

通勤や通学で利用する
通院で利用する
車がないと生活が成り立たない
身体障害や精神疾患がある
自営業で利用する
半年以内に生活保護から脱却の見込みがある

基本的には、仕事で必要な場合や、車を所有しない代わりにタクシーなどの移動手段を利用したときにかかる費用を換算し、車を持つより費用がかかるときに所有が認められる可能性が高いようです。

つまり、生活保護受給中に車の保険に入れるのは、このように車の使用や所有が認められている場合に限られます。

車の所有が認められるケースについてもっと詳しく知りたい方はこちら

もし所有が認められたら、どのような保険に入るの？

車の保険には、車の所有者が必ず加入しなければいけないことから強制保険と呼ばれている「自賠責保険」と、任意の保険である「自動車保険」の2種類があります。生活保護受給中に車の所有が認められたとき、自賠責保険への加入は必須となりますが、自動車保険への加入や契約内容は自治体などに別途相談する必要があります。

ここでは、それぞれの保険が持つ役割や、保障内容の違いについて詳しく見ていきましょう。

自賠責保険（強制保険）

自賠責保険は、車の所有者に加入が義務付けられている強制保険です。事故の被害者を救済するための保険で、被害者のケガの治療費や後遺障害による損害などを補償対象としています。そのため、被害者の車や加害者への補償は含まれていません。

また、自賠責保険料の支払いは、車の購入や車検時に次の車検までの期間分をまとめて支払うのが一般的です。そのため、定期的にまとまった費用がかかることになります。なお、定額制のカーリースであれば、月額料金に含められていることも多いので、別途用意する必要がありません。

自動車保険（任意保険）

自動車保険は任意保険とも呼ばれ、加入するかどうかを車の所有者が自分で決める保険です。自賠責保険では補償されない被害者の車や、加害者の身体や車両などに関する補償が付けられます。また、自賠責保険では被害者の身体に対する補償にも上限が設けられているため、限度額を超えた分の補償を用意する際にも自動車保険が使用されます。

自動車保険は補償内容を細かく選ぶことができるので、選択する内容によって保険料が変わります。契約は1年ごとに行い、その都度更新が行われるのが一般的です。

車の保険料はどれくらいかかる？

自賠責保険料は、自家用車の場合、軽自動車と普通車で異なり、まとめて保険料を支払う期間によって料金が定められています。一方、任意保険は保障内容や保険会社によって料金が異なります。

カーリースの定額カルモくんが自家用車を持っている全国の男女1,381人を対象に行った、車の維持費に関する独自調査では、自家用車を持っている方の9割が自動車保険に加入し、毎月の保険料は5,000円以下と答えた方が最も多い結果となりました。

生活保護受給中の場合の対応については、自動車保険に加入できない可能性も含めて、保険会社によってさまざまです。加入を検討している場合は、自治体に相談の上、保険会社に詳しい内容を確認することをおすすめします。

生活保護を受けながら車を利用する際の注意点

生活保護受給中に車の利用が認められた場合でも、いつでもどのような車でも自由に利用できるというわけではありません。場合によっては、生活保護の受給が打ち切られてしまうケースもあるので、利用する際の注意点をしっかり理解しておく必要があります。生活保護を受けながら車を利用する際の注意点には、以下のようなものがあります。

基本的には申請した目的以外で利用できない

生活保護受給中に車の所有や使用が認められた場合でも、基本的には申請した目的以外では車を利用できません。例えば、通勤を目的として申請して利用が認められた場合は、原則として通勤以外に車を利用することができません。そのため、その他の用途では公共交通機関などを利用して移動することが求められる可能性もあるので、利用可能な範囲についてもあらかじめ確認しておきましょう。

車種が限定される

所有が認められた場合でも、所有できる車には条件があります。生活保護受給中に車を所有する際には、資産価値の有無が重要視されるため、高級車はもちろん、新車が所有できない可能性があります。そのため、中古車など資産価値が低い車が対象となるでしょう。また、排気量の多い車は維持費が高額になりやすいため、排気量は2,000ccまでなど指定されることもあります。

生活保護受給中に車の利用が認められたら、カーリースがおすすめ！

もし、生活保護受給中に車の利用が認められた場合には、カーリースで車に乗るのがおすすめです。カーリースなら頭金なしで利用でき、月々の料金に各種税金や諸費用などが含まれているため、初期費用がかかりません。また、購入時や車検時にかかる自賠責保険料もコミコミで保険料の負担も抑えられるので、生活保護受給中でも利用しやすいのではないでしょうか。

しかし、場合によってはリース車両でも資産を持っていると判断されてしまうこともあるため、申込み前に必ず自治体に確認し、許可が出てから申込みを行いましょう。許可が出る前に申込みを行い、結果的にキャンセルすることになった場合でも自己都合のキャンセル扱いとなることがあり、カーリース会社や申込み状況によっては違約金が発生することもあるので注意しましょう。