車検満了日の確認方法は？期日を過ぎてしまった場合の対処法を紹介

車検とは、車が安全に走行できるかを一定期間ごとに検査する、国で決められた制度です。万が一車検が切れてしまうと、安全性が保証されないだけでなく、公道で運転した場合に違反の対象になってしまいます。車検は数年に一度の検査であるため、満了日を忘れがちになってしまうこともあります。

そこで、車検満了日の確認方法と、期日を過ぎてしまった場合の対処法を解説します。

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車検満了日の確認方法は3種類ある

うっかりして車検満了日を過ぎてしまわないためにも、いつ車検が切れるのかを確認しておきましょう。車検満了日の確認方法は「自動車検査証（車検証）」「検査標章（車検シール）」「自賠責保険証」を確認する3つの方法があります。

自動車検査証（車検証）を確認する

１つ目は、車検証と呼ばれる「自動車検査証」をチェックする方法です。車検証の左下にある「有効期間の満了する日」の項目を見れば、車検満了日が確認できます。車検証は、車を運転する際の携行が義務付けられているもので、多くの方は車のグローブボックスに保管しています。

検査標章（車検シール）を確認する

２つ目は、車検シールと呼ばれる「検査標章」をチェックする方法です。一般的に、車検シールはフロントガラスの中央上部分に貼られています。

車検シールは表と裏で表示が異なり、車の外側から車検シールをチェックしても、車検が満了となる年月しか書かれていないため、正確な日付までは確認できません。正確な車検満了日を確認するためにも、車検シールで確認するときには、裏面をチェックしましょう。

自賠責保険証を確認する

車の所有者は全員加入義務のある自賠責保険の保険証でも、車検の満了日を調べることができます。
ただし、自賠責保険の保険期間が車検の有効期間とは異なる場合もあるため注意が必要です。

車検を通すためには自賠責保険に必ず加入しておく必要があり、保険の有効期限切れによって車検に通れないということを防ぐために、保険期間に余裕を持たせていることがあるのです。この場合、本来の車検満了日とのずれが生じてしまいます。

自賠責保険証から確認できる期間はあくまで参考程度ととらえて、車検証や検査標章から正式な満了日を確認することをおすすめします。

車検満了日までの有効期間はどのくらい？

車検満了日までの有効期間は、「車の種類」と「何度目の車検か」によって変わります。自家用乗用車や軽自動車は、新車であれば購入日から3年後、2回目以降は2年ごとに車検を受けなければなりません。

なお、バスやタクシーといった商用車は乗用車や軽自動車に比べて使用頻度が高いため、初回検査・継続検査問わず、1年ごとに車検を受ける必要があります。

車種	初回検査の有効期間	継続検査の有効期間
自家用乗用自動車	3年	2年
軽自動車	3年	2年
商用車（バス・タクシーなど）	1年	1年

車検満了日を過ぎると罰則があるって本当？

車検には期日があることはここまでにお伝えしましたが、車検切れの車を公道で運転してしまうと、無車検運行という交通違反になり、6点以上の違反点数が付けられます。それに加えて、無車検運行の違反は「罰則・罰金で6ヵ月以下の懲役、または30万円以下の罰金」、行政処分として「30日間の免許停止」が科せられます。

また、無車検運行のほかに注意するべきなのが、自賠責保険切れです。一般的に、自賠責保険には車検と同じ期間もしくは1ヵ月長く加入することが多いため、車検のタイミングで契約が切れてしまいます。自賠責保険が切れていると、無車検運行よりも重い処罰となり、「罰則・罰金で1年以下の懲役、または50万円以下の罰金」が科せられます。

加えて、6点以上の違反点数が加算され、車検切れと合わせて12点の違反点数となり、一発で「90日間の免許停止」となります。そのため、車検と自賠責保険の期日が過ぎてしまったときは、絶対に公道を運転しないようにしてください。

車検はどのタイミングで受けるべき？

予約が取れなかったり忘れていたりして車検満了日までに車検を受けられず、期日が過ぎてしまうことのないよう、車検の予約は早めに入れておきたいもの。
そこで、車検を受けるタイミングについて、詳しく見ていきましょう。

もっともおすすめなのは満了日の1ヵ月前

車検の有効期間は、車検を受けた日から2年間有効です。また、車検満了日の1ヵ月前から満了日までに車検を受けると、元々の満了日から2年後が次の期日となります。

例）2020年8月20日が車検満了日の場合
車検実施：2020年7月20日
満了日　：2022年8月20日

そのため、車検満了日の1ヵ月前から満了日までの1ヵ月間に受けるのが一般的です。また、3月と12月は車の買替え時期でもあることから、混み合う傾向があります。余裕をもって予約するためにも、車検満了日の2ヵ月前くらいに予約しておくと安心です。

早く受けすぎてしまうと有効期間が無駄になる

車検満了日の1ヵ月前からに限らず、車検はいつでも受けることができます。しかし、車検満了日から1ヵ月以上前倒して車検を受けても、元々の満了日は継続されません。この場合、車検を受けた日から2年間となるため、車検期間が短縮されてしまいます。

例）2020年8月20日が車検満了日の場合
車検実施：2020年7月12日
満了日　：2022年7月12日

そのため、本来の車検期間よりも短縮されてしまい、その分の費用は戻りません。また、車検時に新たに自賠責保険を契約した場合は、古い自賠責保険の余った期間に応じて、保険費用が還付されます。しかし、わずかな金額である上に、手続きの手間もかかります。これらのことを踏まえて、車検は満了日前の1ヵ月が適しているといわれています。

車検満了日の当日は運転しても大丈夫？

車検満了日の当日23時59分までが運転できる有効期限となるので、車検満了日に運転しても問題ありません。万が一、車検満了日に有効期限に気付いてしまった場合は、即日対応ができる車検業者にすぐに連絡を取りましょう。通常であれば予約をしていなければ受けられない車検ですが、運が良いと当日でも可能なことがあります。

もし「何日か後であれば対応できる」という業者が見つかった場合は、車の預かりサービスをやっているかどうかを問い合わせてみてください。もし許可をもらえたときは、車検満了日当日中に車検業者まで運転していき、車を預かってもらいましょう。車検満了日の翌日0時0分以降は、公道での運転が違法になるので注意が必要です。

車検満了日を過ぎたときの対処法

車を運転する機会が極端に少ない方や、忙しくて確認が漏れてしまった場合など、うっかりして車検が切れた後に気付くこともあるかもしれません。もし、車検満了日を過ぎてしまった場合にはすぐに車検を受けましょう。ここでは、車検切れした車を車検に出す際の、具体的な対処法を3つご紹介します。

1. レッカーなどの代行業者に運んでもらう

１つ目の対処法は、レッカーなどの代行業者に運んでもらう方法です。レッカー移動にかかる料金は、代行業者によってばらつきはありますが、基本料金は10,000〜15,000円ほどが一般的です。

また、けん引する距離によって費用がかかり、相場は1kmごとに700〜800円程度となっており、運んでもらう距離によって運送費用は大きく異なります。電話一本で手続きができるため、簡単である一方で、運送距離が長い場合は費用がかさんでしまうので注意が必要です。

2. 仮ナンバーを発行してもらう

2つ目の対処法は、「仮ナンバー」と呼ばれる臨時運行許可証を発行してもらい、自分で運転をしていく方法です。手続きに手間がかかる一方で、申請費用は1,000円程度のため、レッカーなどの代行業者に依頼するよりも安価で済むでしょう。

申請手続きは、市区町村の役所や陸運局で行います。仮ナンバーを取得すれば、車検切れの車でも最大5日間まで運転が可能です。各自治体の基準や車検にかかる日数により許可期間が異なるので、事前に問い合わせて確認をしておきましょう。

また、仮ナンバーの取得には、自賠責保険の加入が必須です。車検が切れているときには自賠責保険も切れていることがほとんどなので、併せて加入申請をする必要があります。自賠責保険の加入は、カー用品店やガソリンスタンドで行うことができます。

3. 出張買取にきてもらう

3つ目の対処法として、車の買替えを検討している場合は、これを機に買替えるのもいいでしょう。出張買取であれば、車検が切れていても査定が受けられます。また、交渉が成立すれば、レッカー代や車検費用が浮くだけでなく、車の売却費用も手に入るので、買替え費用にあてることができます。

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車検を受けられる業者の種類

車検はディーラーや車検専門店のほか、ガソリンスタンドやカー用品店で受けることも可能です。どこで車検を受けても検査の合格基準は同じですが、細かい整備内容や使用する部品などが業者によって変わってくるため、車検費用の相場やメリット・デメリットも業者ごとに異なります。

そこで、車検が受けられる業者別の特徴を見ていきましょう。

ディーラー

ディーラーで車を購入した場合、そのディーラーから車検時期のお知らせが来ることも多いです。
ディーラー車検は、知識と経験が豊富な整備士が丁寧な点検や整備を行っており、使用されるのも純正部品なため安心して車検を任せることができます。

ただし、純正部品の価格が高いことや、車をより安全な状態に整備するために早めに消耗品を交換したりするということもあり、費用はほかの業者よりも高額になるというデメリットがあります。

車検専門店

車検専門店は車検をメイン業務としていることもあり、ディーラー車検と同様に整備士の経験や知識にも心配は不要です。特にフランチャイズ店は、安定した質のサービスが受けられるでしょう。
1時間程度で車検が終わるスピード車検に対応している車検専門店もあるため、なるべく早く車検を済ませたいという方からも人気です。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでも車検を受けることができます。普段から利用しているガソリンスタンドなら、立ち寄るついでに気軽に依頼しやすく、営業時間も長いため、仕事などで忙しい方にもガソリンスタンドは重宝するでしょう。また、車検を申込むとガソリン代やタイヤ交換代の割引きなど、お得な特典をつけてもらえるガソリンスタンドもあります。

ただし、ガソリンスタンドの車検は、その店舗で整備を行った後に検査自体は別の整備工場で行うというところも多く、ほかの業者と比べて車検に日数がかかる可能性があります。

カー用品店

大手のカー用品店も車検を依頼できるところがあります。店舗内に整備場を設けている店舗もあり、営業時間も長めなため、忙しい方でも車検を受けやすい点がメリットです。また、使用してほしい部品をそのカー用品店で選んで購入することもできます。

注意したいのは、店舗によって整備士の質にばらつきがあることです。評判なども参考に、依頼先の店舗は慎重に選びましょう。

満了日を気にせず面倒な車検手続きをラクにするなら

車検はスケジュールに余裕をもった予約が必要な上、高額な費用がかかります。また、車検満了日を過ぎてしまうと公道を走れなくなり、レッカーによる引き取りや仮ナンバーの発行など、さらに面倒な手続きが必要になってしまいます。こうした車検に関する手間や費用を軽くするには、カーリースを利用するという方法もあります。

カーリースとは、一定の月額料金でマイカーのように車に乗れるサブスクリプションサービスです。長期的にリース会社から車を借りることになるため、サポートが充実しているのが特徴です。そのため、リース会社によっては、車検の時期が近づいたタイミングで車検のお知らせをしてくれたり、メンテナンスプランで車検費用を月額料金に含めて定額化したりすることもできます。

カーリースなら、車を購入するときのような初期費用をかけずに、また車検費用よりも負担を抑えて新車に乗り換えることもできるでしょう。乗り換えてしまえば、新車なら3年後、中古車なら2年後まで車検を受ける必要もなくなります。

満了日直前の乗り換えも可能！車検費用込みで月々10,000円台から新車に乗れる

初期費用や頭金なしで利用できるカーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」には、新車なら契約から最短3週間、中古車なら最短4日で自宅まで納車される車も用意されています。車検の満了日がぎりぎりという場合でも、スピーディーな納車ですぐに乗り換えることができるでしょう。申込みもネットと郵送で手軽にできるため、わざわざ店舗に行く必要がありません。

また定額カルモくんは、補償内容が手厚いメンテナンスプランも用意しています。車検費用も定額化できる、メンテナンスプランの魅力をご紹介しましょう。

メンテンスプランなら車検時でも月々の支払額は一定に

カーリースの定額カルモくんでは、メンテナンスプランに加入すると、車検費用や消耗部品の交換費用、リース車の返却時に必要な原状回復費用など、さまざまな車の維持費を月額料金に含めて定額化することができます。そのため、車検や原状回復の際にまとまったお金を用意する必要がなくなります。

車検や普段のメンテナンスは全国30,000店舗以上の大手業者で受けられるため、自宅から近い店舗を利用することはもちろん、旅先や単身赴任先などで急遽メンテナンスが必要になったときも近くの業者に依頼することができます。

メンテナンスプランについて詳しく知りたい方はこちら

定額カルモくんのメンテンスプランに加入した方の声

定額カルモくんのメンテナンスプランは補償内容が充実しているということもあり、多くの定額カルモくん利用者の方が加入しています。ここでは、実際にメンテナンスプランに加入した方の声を見てみましょう。

「高額な車検費用を心配せずに済むから、快適に車に乗れる」

月額料金の安さと、問い合わせをしたときの丁寧なサービスが契約の決め手になりました。初めはインターネットで買うことに少し抵抗がありましたが、疑問にも一つひとつ答えてもらえ安心して契約できました。メンテナンスプランをつけたので、車検の度に高額な出費を心配する必要もなくなり、消耗部品の交換費用の負担や支払いの手間も減ったので、快適にカーライフを送れています。

「メンテナンス費用込でも料金がお手頃でした！」

乗っていた車の燃費が悪く、また高額な車検費用の支払いに負担を感じて乗り換えを決めました。定額カルモくんは、ボーナス払いもなく、メンテナンス費用を含めても月額料金が手頃なのでびっくりしました。担当の方もとても親切で、車に詳しくない私でも、メンテナンスの内容などをわかりやすく説明してもらえ信頼できました。税金や車検費用込みで、毎月定額なので子育て中の方にもおすすめしたいです。

定額カルモくんの口コミをもっと見る

利用者の方の声にもあるように、定額カルモくんではLINEやメール、電話から専任のマイカーコンシェルジュに相談することができます。メンテナンスプランをはじめカーリースや車のことで質問や不安な点がある方は、相談してみてはいかがでしょうか。

車検満了日は早めに確認を！車検ぎりぎりなら乗り換えも検討してみよう

車検切れのまま公道を運転することは違反になってしまうため、前もって車検満了日を確認しておきましょう。
車検は予約などに手間がかかり、高額な費用も必要になります。こうした負担から車検が面倒だと感じる方は、車検費用を月額料金に含めて定額化できる、カーリースを選択するのもひとつの方法です。

カーリースを検討する場合、車検前にお試し審査を受けておけば、万が一車検満了日ぎりぎりになっても、スムーズに車選びをすることができます。定額カルモくんの「お試し審査」は誰でも気軽に受けることができ、そもそもカーリースを利用できるのか知りたいという方にもおすすめです。

また、審査に通過しても契約をする必要はなく、安心して利用できるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

よくある質問

Q1：車検満了日の確認方法は？

A：車検満了日の確認方法は「自動車検査証（車検証）」、フロントガラスの中央上部分に貼ってある「検査標章（車検シール）」、「自賠責保険証」を確認する３つの方法があります。

Q2：車検はいつ受けるのがいい？

A：車検満了日の1ヵ月前を目安に受けるのがおすすめです。車の買替え時期である3月や12月は混雑することが多いので、車検を受けたい日の2ヵ月前くらいに予約しておくと安心です。

Q3：車検満了日前に定額カルモくんで乗り換えるとお得なのはなぜ？

A：カーリースの定額カルモくんなら、メンテナンスプランで車検費用を月額料金に含めて定額化することができます。今乗っている車の車検を受けずに初期費用０円で新車に乗り換えて、3年後まで車検費用を浮かせることも可能です。

※記事の内容は2021年11月時点の情報で制作しています。