こんな時代だからこそ、カーリースが合理的

値上げラッシュを乗り切るには、固定費の見直しから

今はあらゆるものが値上がりし、その収束が見込めないというきびしい状況の中にあります。そんな中で暮らしを維持していくために、まずできることは、変動費よりも先に固定費を見直すことです。固定費とは毎月かかるお金、例えば住居費や、光熱費、通信費、水道代、車に関する費用などです。

毎月出ていくお金を少しでも抑え、浮いた分を値上がり分の補填や貯蓄に回す、というのがいいと思います。見直しをして家計をやりくりすることで、進学や出産などのライフイベントに直面しても、計画的に準備をすることができるでしょう。

簡単に見直せる費用としては、ケータイ・スマホ代があります。新料金プランに変えたり、格安SIMに乗り換えたりすることで、費用はかなり抑えられます。家族4人だとすると、料金の見直しだけで年間で20万円以上安くなる可能性もあります。ほかにも、父親が使っていたスマホをおさがりとしてお子さんが使うことで、機種代の節約にもなります。

あとは、大きな費用としては、やはり車です。

「所有」にはリスクがある

車は、買おうとすると数百万円などのまとまった費用が必要です。ローンで分割して買うとしても、高額な初期費用の負担は避けられません。

そして車は買って終わりではなく、維持していく上でもお金がかかり続けます。ガソリン代、保険料、車検や日々のメンテナンス費用もあります。車の価格もガソリン代も高くなっている中で、車を所有するとなると、収入に対するかなりの割合が車に割かれることに。

費用負担を考えると、「持つ方法」自体を変えて、カーリースを選択するのもいいでしょう。カーリースなら初期費用が少なく済みますし、必要な期間だけ利用できます。
車検やメンテナンスの費用も込みで定額払いになれば、急な出費に慌てることなく、車関連の費用を家計に組み込むことができるでしょう。そしてレンタカーのように「わ」ナンバーにならないので、所有欲を満たしつつ、コストが抑えられるのもいいところです。

また、車を購入した場合、初期費用やローン返済をなんとか乗り切ったとしても、車が不要になり処分することになった際には、それなりの手間や費用がかかります。しかしカーリースでは、必要な期間が終わったら返却するだけで済みますし、乗り換えるのも簡単です。

変化に対して柔軟でいられるように

今は、車のほかにも、家電、服、家具など、所有しなくても使える物の幅が広がっています。リースやサブスクというサービスが暮らしに浸透した背景には、コロナ禍や社会情勢の変化が大きく関係していると思われます。いつ何がどうなるかわからない時代こそ、必要なときに必要な期間だけ利用する、定額払いにする、というスタイルは合理的といえるでしょう。

仕事や働き方が変わる、収入が変わる、住む場所が変わる、ライフスタイルが変わる、そのようなときにあれこれ所有していると、身動きが取りづらくなります。必要以上に物を持たないが、今あるものは大切にし、無駄を削ぎ落とす、いつでも身軽でいる。変化に対して柔軟でいることが、より良い暮らしにつながるのではないでしょうか。

私は常々、お得な生活をするためには、「面倒くさい」「知らない」「怖い」をやめましょう、とお伝えしています。どのようなサービスや手段も、まず知ることが大事です。知らないから怖いと思ってしまうのです。

スマホの格安プランもカーリースも、理解して手続きをするには、ちょっと面倒と思ってしまうかもしれません。でも、面倒だからと、せっかくの見直しチャンスを逃してしまうのはもったいないことです。それを乗り越えた先に、お得な生活が待っています。見直しにネガティブにならず、新しい情報をどんどん取り入れていく。それが、これからの時代をしなやかに生きる手段ともいえるでしょう。

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※この記事は2022年4月時点の情報で制作しています