ページトップへ戻る
キーワードから記事を探す
車種から記事を探す
ライターから記事を探す

サブスクリプションサービスはクーリングオフできる?よくある問題は

サブスクリプションサービスはクーリングオフできる?よくある問題は
サブスクリプションサービスはクーリングオフできる?よくある問題は

月額定額などのサブスクリプションサービスは便利な一方で、知らないうちに課金が始まっていたなどのトラブルも起こっています。そういうときは、クーリングオフができるのでしょうか?ここでは、サブスクリプションサービスのクーリングオフ事情とトラブルにならないためのポイントを紹介します。

クーリングオフとは?

クーリングオフとは?

サブスクリプションで購入した商品が思っていたものと違っていたり、うっかり無料期間が過ぎていて課金が始まってしまっていたりすることもあるでしょう。そうした場合、まず思いつくのが「クーリングオフはできるの?」ということではないでしょうか?

クーリングオフ(cooling-off)とは、特定商取引法に定められた消費者保護のための制度で、購入の申込み・契約をした消費者が一定の期間内なら違約金を支払うことなく、申込みの撤回や契約の解除ができるというものです。ただし、適用範囲は契約トラブルが起こりやすい取引に限定されており、どんな取引にでも使えるわけではありません。クーリングオフ制度の対象となるのは、以下の取引と期間です。

〈クーリングオフの対象となる取引と期間〉
(1)訪問販売 :セールスマンが消費者の自宅を訪問して、物やサービスの購入契約をする取引(8日間)
(2)電話勧誘販売 :事業者が電話で勧誘し、申込みを受ける取引(8日間)
(3)連鎖販売取引 :いわゆる「マルチ商法」で、消費者個人を販売員として勧誘し、さらにその人がまた次の販売員を勧誘していく取引(20日間)
(4)業務提供誘引販売取引 :いわゆる「内職商法」「モニター商法」等、「仕事を提供する」という約束で消費者を勧誘し、仕事に必要だとして商品を購入させる取引(20日間)
(5)特定継続的役務提供 :長期的なサービスの提供に対し、高額な対価が支払われる取引で、現在はエステティック、美容医療、語学教室、家庭教師、学習塾、パソコン教室、結婚相手紹介サービスの7つが対象(8日間)
(6)訪問購入 :事業者が消費者の自宅などを訪問して、物品を買い取る取引(8日間)

なお、通信販売(事業者が新聞やテレビ、インターネット上で広告を出して注文を受ける取引)には、クーリングオフの制度はありません。返品についての特約があれば、返品ができます。また、ない場合でも、商品を受け取った日を含め8日以内であれば返品できますが、送料は消費者の負担となります。

サブスクリプションサービスの返金制度とは?

それでは、インターネット上でサブスクリプションサービスを申し込んだ場合、クーリングオフできるのでしょうか?前述したように、サブスクリプションサービスはクーリングオフ制度のできる取引には当たらないため、対象とはなりません。しかし、サービスによっては、個別に解約・返金制度を設けているサブスクリプションもあります。例えば、次のようなものがあります。

・Spotifyの場合
音楽配信サービス「Spotify(スポティファイ)」では、有料のプレミアムプランの場合、申込み日から起算して14日以内がクーリングオフ期間となっているので、購入を取り消して支払った金額の全額払戻しができます。ただし、無料のトライアルから登録して有料プランへ移行した場合、クーリングオフ期間はトライアルを開始してから14日以内となります。また、トライアルを受けずに有料プランを購入し、クーリングオフ期間中にサービスを利用した場合は、購入の取り消しはできなくなります。

・Amazonの場合
Amazonプライム・ビデオなどが利用できる「Amazonプライム」の会費には、月間プランと年間プランがありますが、プライム特典を利用していない場合は、会員登録のキャンセル時に会費が返金されます。

このようにサブスクリプションの解約・返金制度は、サービスごとに違いがあります。例えば、同じサブスクリプションサービスでも「NHKオンデマンド」の場合は、放送番組が見放題になるプランに返金の規定はありません。各サービスの解約・返金の規定は、契約前によく確認してください。

サブスクリプションのトラブルあるあるは?

サブスクリプションのトラブルあるあるは?

サブスクリプションは、サービスによって契約内容が異なるため、クーリングオフのような解約・返金ができないケースもあります。特によく起こりがちなサブスクリプションのトラブルあるあるを2つ、ご紹介しましょう。

無料期間を過ぎて課金が始まっていた!

音楽や動画のサブスクリプションサービスでは、無料で試せるトライアル期間が設定されている場合があります。しかし、トライアル期間内に解約しない場合は、自動更新されるのが一般的です。うっかり忘れていて、気がついたらトライアル期間を過ぎてしまい、料金が発生してしまうケースは非常に多くあります。

解約したいのにできない!

サブスクリプションサービスは、月単位で契約するものもありますが、ジャンルによっては数ヵ月単位や年単位の契約もあります。また、利用していなくても、自動更新されていくサブスクリプションサービスもあります。契約の期間や内容をしっかり把握しておかないと、解約したいときにすぐにはできないといったトラブルも起こりがちです。

サブスクリプションでトラブルにならないために

このようなトラブルにならないために、サブスクリプションサービスは契約する前にしっかりと期間や内容を確認しておくことが重要です。特に、無料のトライアル期間はどれくらいか、自動更新かどうか、料金の発生するタイミング、解約や返金のルール、そして解約の方法などは、事前に理解しておきましょう

車のサブスクリプションはクーリングオフできる?

現在、サブスクリプションサービスはさまざまなジャンルに広がっており、多くのサービスが登場しています。中でも車のサブスクリプションであるカーリースは、車を購入するよりも手軽に車に乗れる方法として利用者が増えています。

カーリースとは、車を長期間借りて利用するサブスクリプションサービスです。契約に際しては、カーローンのような頭金や初期費用は不要で、月額定額の利用料に自賠責保険料や自動車税(種別割)などの税金も含まれています。月々の利用料は、契約満了時の車の下取り価値(残価)を仮定して車両価格から差し引いた上で、契約期間(月数)で割った額になります。対象となるのが車という高価なものなのですが、「(車両価格ー残価)÷契約期間」で月々の使用料が決まるしくみなので、カーローンよりもずっと割安になります。ただし、カーリースは原則として中途解約はできず、クーリングオフ制度もありません

カーリースなら「お得にマイカー 定額カルモくん」がおすすめ

カルモくん_new

カーリースは、カーローンよりも格安に車に乗れる便利なサービスですが、契約期間が満了すれば返却するのが原則です。車が自分のものにならない、返却する際に原状回復が必要になる、また残価を担保するために月平均の走行距離制限があるなど、いくつかのデメリットがあります。しかし、これらの点はリース会社やプランを選べば、解消できます。

カーリースの中でも人気の「おトクにマイカー 定額カルモくん」の場合、返却時の原状回復費用が補償されるメンテナンスプランがあります。走行距離の上限も月平均1,500kmと余裕のある設定で、「もらえるオプション」に加入すれば、走行距離制限なしに車を利用でき、契約満了時にはそのまま車をもらうこともできます。また、契約期間は最短1年から最長11年までのあいだで、1年単位で設定できるので、中途解約やクーリングオフこそないものの計画的に利用できます

サブスクリプションの契約は慎重に

多くのサブスクリプションサービスは、クーリングオフの対象にはなりません。解約のルールはサービスによって異なるため、契約内容は慎重によく確認しましょう。また、カーリースは、月々の利用料が割安になっている車のサブスクリプションとして魅力ですが、原則として中途解約はできなくなっています。ただし、契約年数を自由に設定できる「定額カルモくん」のようなサービスもあるので、計画的に利用してみてください。

よくある質問

Q1:サブスクリプションはクーリングオフできる?

A:サブスクリプションの取引は、クーリングオフの対象にはなりません。ただし、サービスによっては、個別に解約・返金制度を設けているサブスクリプションもあります。

Q2:サブスクリプションの解約・返金請求はどうすればいいの?

A:サービスごとにルールがあるので、利用しているサブスクリプションサービスの規定をよく確認してください。

Q3:サブスクリプションでありがちなトラブルって?

A:無料のトライアル期間が過ぎているのに気づかず料金が発生していた、解約期間を把握しておらず解約したいのにできなかった、などが挙げられます。

※記事の内容は2020年4月時点の情報で制作しています。

関連記事
カーリースお役立ち記事
車種から記事を探す
人気記事ランキング
注目のキーワード
閉じる

LINEでクイズキャンペーン 第4弾