サブスクリプションサービスと混同されがちなビジネスモデルに、シェアリングエコノミーというものがあります。どちらも物を所有するのではなく、利用することに価値を見いだすビジネスモデルですが、これらにはどのような違いがあるのでしょうか。
そこで今回は、サブスクリプションとシェアリングエコノミーについて、それぞれどのようなビジネスモデルなのかを解説した上で、2つのサービスの共通点や違いをご紹介します。
サブスクリプションとシェアリングエコノミーの違い
ビジネス的な観点からすると、サブスクリプションもシェアリングエコノミーも、コンテンツや商品の提供先である顧客に継続して利用してもらうための工夫が必要不可欠です。また、コンテンツや商品の品揃えの充実度や新鮮さは、どちらのビジネスモデルでも共通して重要となるでしょう。
まずは、サブスクリプションとシェアリングエコノミーがどのようなビジネスモデルなのかを見ていきましょう。
定額制で継続的に利用する「サブスクリプション」
サブスクリプションサービスは、会員制・定額制で消費者から定期的に利用料を徴収するビジネスモデルのことをいいます。サービスの継続利用を前提としており、サービスや商品の購入や所有ではなく利用や体験を重視しているものです。
ネットを通じて資産をシェアする「シェアリングエコノミー」
シェアリングエコノミーとは、所有から使用へという価値観の変革にともなって登場した、経済の仕組みやビジネスモデルのことを指します。基本的には、個人の持つ資産やスキルを、インターネット上のプラットフォームなどを通して、他人が利用できるようにする仕組みのことをいいます。
結局、サブスクリプションとシェアリングエコノミーは別物?
サブスクリプションとシェアリングエコノミーは共通点もあり、非常に似ているビジネスモデルといえるかもしれません。しかし、サブスクリプションはあくまで「継続利用」を前提としている点が、シェアリングエコノミーとの大きな違いと言えます。
ここでは、車のサブスクリプションでもある「カーリース」と、個人で所有する車を使用していない時間だけ使えるシェアリングエコノミーサービス「Anyca」を例に考えてみましょう。
どちらも「使用権」を持つ方法ですが、Anycaは一時的な利用、サブスクリプションは継続的にサービスを利用します。つまり、必要なときだけ借りて、その都度料金を支払うのがシェアリングエコノミー、継続してサービスを利用し続けるのがサブスクリプションと考えられます。
シェアリングエコノミーの代表的なサービスは?
2015年に設立された一般社団法人シェアリングエコノミー協会によると、シェアリングエコノミーは、シェア対象となるものに着目した上で、空間・モノ・移動・スキル・お金という5つのタイプにサービスが分類されています。それぞれのタイプ別に代表的なサービスをご紹介します。
・空間
空き家や別荘、駐車場等の空間をシェアします。
代表的なサービス: Airbnb、SPACEMARKET、akippa など
・移動
自家用車の相乗りや、自転車貸し出しサービスなど、移動手段をシェアします。
代表的なサービス: UBER、notteco、Anyca、Lyft、滴滴出行 など
・モノ
不用品や、今は使っていないものがシェア対象です。
代表的なサービス:メルカリ、ジモティー、air Closet など
・スキル
タスクをシェアして、解決できるスキルを持つ人が解決するというサービスです。
代表的なサービス:Crowd Works、アズママ、TIME TICKET など
・お金
サービス参加者が、他者や組織などに金銭を貸し出します。
代表的なサービス:Makuake、READY FOR、STEERS、Crowd Realty など
「移動」の代表的なサブスクリプションサービスがカーリース
サブスクリプションのうち、移動手段、つまり車を利用できる代表的なサービスが「カーリース」です。レンタカーやカーシェアでも、必要時に車を借りることはできますが、カーリースにはこれらのサービスにはないさまざまなメリットがあります。
新車に乗れる
カーリースでは、新車を購入するときと同じように、乗りたい車種やグレードなどに応じて新車を用意してもらうことができます。レンタカーやカーシェアでは、その会社や店舗があらかじめ用意している車種やグレードからしか選ぶことができません。他人と同じ車を共有する必要がなく、他のサービスと比べて車の選択肢が豊富という点が、カーリースならではの魅力と言えます。
定額制で利用できるから、家計管理も簡単
カーリースは、頭金やボーナス払いもなく、月々の定額料金だけで利用できます。そのため、初期費用をかけずに気軽にカーライフを始められます。また、カーリースのリース料金には、車両代金のほかに登録費用、自動車取得税、自動車税(種別割)、自動車重量税、自賠責保険料などが含まれているため、車に関する費用をまとめて支払えるというメリットもあります。車関連の支出を定額にできるので、家計管理もぐっとラクになります。
カーリースについて詳しく知りたい方はこちら
カーリースなら「おトクにマイカー 定額カルモくん」がおすすめ
おトクにマイカー 定額カルモくんは、国産メーカーの全車種・全グレードを取り扱っているカーリースサービスです。ほかにも、初めてカーリースを利用する方でも安心して利用できる、さまざまなサービスがあります。
1. 契約期間が1~11年で設定できる
定額カルモくんの契約期間は、最短1年~最長11年のあいだで、1年単位で設定することが可能です。カーリースは長期間の契約ほど月々の料金が安くなるため、最長の11年契約なら業界最安水準*の月額料金で乗ることができます。契約期間の選択肢が豊富なので、いきなり長期間の契約は不安という方でも
安心して利用できるのではないでしょうか。
* 文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
2. すべての国産車種に乗れる
定額カルモくんが提供する車は、すべてオリックス自動車の取り扱う正規ディーラー車です。国産メーカーの全車種・全グレードを取り扱っているため、用途やご希望に合わせて、好きな車に乗ることができます。
3. メンテナンスプランで安心・安全のカーライフを
安心・安全のカーライフを送るためには車のメンテナンスが欠かせません。定額カルモくんでは全国30,000店舗以上の整備工場と提携することで、しっかりとメンテナンスを受けることができます。点検や車検、消耗品の交換などの費用も月々のリース料金に合わせて支払うことができるので、車検時の費用の心配もありません。
定額カルモくんについて詳しく知りたい方はこちら
生活に合ったサブスクやシェアリングエコノミーを使おう
サブスクリプションもシェアリングエコノミーも、所有するのではなく利用することができるサービスです。生活スタイルや用途に合わせて選ぶことで、より生活を豊かにしてくれるのではないでしょうか。さまざまなジャンルのサービスが展開されているため、それぞれの特徴をチェックして、使い分けるのがおすすめです。
よくある質問
Q1:そもそも、サブスクリプションってどんなサービス?
A:サブスクリプションは、会員制・定額制で商品やサービスが利用できるビジネスモデルです。サービスの継続利用を前提としていること、サービスや商品の購入や所有ではなく利用や体験に価値を置いていることが特徴といえるでしょう。
Q2:シェアリングエコノミーとは?
A:個人の持つ資産やスキルを、インターネット上のプラットフォームなどを通して、他人が利用できるようにする仕組みのことです。モノの所有から利用へという価値観の変革にともなって登場した、経済の仕組みやビジネスモデルのことを指します。
Q3:サブスクリプションとシェアリングエコノミーの違いって?
A:サブスクリプションはあくまで継続利用を前提としている点が、シェアリングエコノミーとの大きな違いです。モノを所有せず、必要なときにその都度借りるのがシェアリングエコノミー、毎月継続して借り続ける場合はサブスクリプションと言えます。
※記事の内容は2020年4月時点の情報で制作しています。