中古車オークションなら、販売店で購入するよりも安くお目当ての車が手に入る可能性があります。通常、業者間の中古車オークションに個人では参加できませんが、代行業者の仲介があれば、個人でも中古車オークションでの購入が可能です。
ただ、「思っていたより状態が悪かった」「想定外の金額がかかってしまった」という、中古車オークション利用者からの声もあります。こうしたリスクを回避し、少ない資金でも状態の良い中古車に乗れる方法も併せてご紹介します。
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- 個人でも代行業者を使えばオートオークションで中古車を購入できる
- オートオークションは返品・修理対応がなく、諸費用が高額になる傾向
- リスクを避けるなら安価で安全な定額カルモくん 中古車がおすすめ
中古車オークションとは
中古車オークションでは、全国の中古車販売業者または個人が中古車を競売にかけて取引を行います。中古車オークションには、業者向けと個人向けの2種類がありますが、ここでは業者向けの「オートオークション」について取り上げます。
利用する前に利用方法や取引の流れを理解しておきましょう。
オートオークションについて
オートオークションとは、中古車販売業者などが取引を行う業者向けの中古車オークションです。参加できるのは、古物商許可証を持っているなど特定の条件を満たした方に限られます。オークション会場ごとに基準は異なるものの、出品車両について外装や内装の状態、メーター巻き戻しや修復歴の有無などのチェックも行われています。
代表的なオートオークションとしては、USSやTAA、CAAなどがあり、いずれも1週間に1度の頻度でオークションが開催されています。しかし参加資格が厳しく、一般の方が参加するのはハードルが高いといえます。
各運営会社により資格の内容は異なりますが、例としてUSSの参加資格をご紹介します。
〈USSの参加資格〉
- 古物商許可証を受けてから1年以上を経過していること
- 常設の展示場と事務所を有し、営業活動を行っていること
- 連帯保証人がいること
- 保証金として10万円を預託すること
しかし、資格を持つ代行業者を介してオークション出品車両を手に入れることは可能です。代行業者は、利用者から代行手数料を受け取り、参加資格を持たない個人に代わって入札や出品を行ってくれます。
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中古車オートオークションが安い理由と取引の流れ
中古車販売店で販売されている車の価格は、オートオークションで仕入れた車体価格に人件費や各種手数料、販売店の利益などが上乗せされたものです。一方、中古車オークションの落札価格は、これらのコストがかかる前の車両本体のみの価格になります。
もちろん個人が直接オートオークションに参加することはできないので、代行業者に依頼した際の手数料が必要となりますが、一般的には販売店価格よりも安く購入することができます。
ただし、価格を抑えられる一方で、販売店が請け負っている手間やリスクを自身で負わなければいけない点には大いに注意が必要です。
次は、個人が代行業者を利用して、オートオークションで中古車を購入する場合の流れを説明します。
オートオークションの流れ
代行業者に依頼して、オートオークションで中古車を購入するまでの流れはおもに次のようになります。
1.依頼
オートオークションでは、車の状態の確認を代行業者に委任することになるため、信頼できる代行業者を選ぶことが大切です。落札できなかった場合の手数料なども業者により規定が異なるので、複数の代行業者を比較し、しっかり納得してから選びましょう。
2.申込み
はじめに代行業者に手数料などを支払い、オークションの参加を申し込みます。この時点で大まかな車種と予算は絞って、代行業者に伝えておきましょう。
3.出品票の貼り付け
オークション当日、出品される車がオークション会場に運び込まれ、車名、グレード、年式、走行距離などがわかる出品票が貼り付けられます。
4.検査員の車両チェック
出品される車両のチェックがオークション会場の検査員によって行われます。修復歴があるか、メーターの改ざんがされていないかなどに加え、外装・内装や装備の状態なども第三者の目線で厳しく評価され、総合的な評価点がつけられます。
これらの情報は最近では会員専用のインターネットサイトでも公開されており、必ずしも会場に行かなければならないというわけではありませんが、やはり意中の車がある場合は後述の出品ヤードでのチェックはお願いしたほうが良いでしょう。
5.出品ヤードで下見・入札準備
出品ヤードにはオークション会員のみが立ち入ることができ、代行業者も車の状態を直接見たり、エンジンをかけたりして確認することが可能です。
会場にいる代行業者と連絡を取り合いながら、細かい条件を指定して入札を希望する車を選びます。個人は立ち入りできないため、個人でオークションに参加する場合は代行業者に撮影してもらい、画像を確認すると良いでしょう。車の状態を確認し、納得できれば入札に参加します。
6.入札
オークションが始まったら入札です。各業者が専用の端末で入札を行い、オークション終了時点での最終的な入札金額が出品者の希望価格を超えた場合に車を落札できます。
希望価格に届いていない場合は落札されません。再度オークションに出品するか、オークション会場から車を持ち帰るかは出品者に委ねられます。
7.落札・納車
無事落札できたら、車の引き渡しが行われます。車両代金や落札料を振り込み、納車や名義変更などの手続きを行います。業者によってはこれらの手続きを代行してくれる場合もあります。
中古車オートオークション代行サービスの料金は?
ここでは例として、中古車オートオークション代行業者2社の特徴と料金をご紹介します。
希望の車を落札するにはどのくらいの資金が必要か、手数料はいくらかかるのか、落札後のメンテナンスや保証などのサービスは用意されているのかなど、納得できるまで細かく業者に確認しましょう。
〈代行業者2社の特徴と料金〉
カーオークション.jp | オークサポート | |
---|---|---|
特徴 | 業界最安の手数料 充実した保証 | プロも利用する充実した相場検索機能 利用者目線のサービス |
代行手数料 | 落札価格に応じて変動 150万円未満:39,800円(税別) 150万~300万円未満:44,800円(税別) 150万~300万円未満:44,800円(税別) 150万~300万円未満:44,800円(税別) 300万~500万円未満:49,800円(税別) 500万円以上:落札額の1% (税別) | 50,000円(税別) |
入札料 | 無料 | 無料 |
落札料 | 8,000円(税別)~ ※会場により異なる | 8,000円(税別) |
※2021年6月7日時点
カーオークション.jp
手数料が業界最安の中古車オークション代行業者です。落札した車の価格によって代行手数料が異なり、150万円未満の車の場合、手数料は39,800円(税別)になります。また、落札できるまで手数料が無料のため、希望の車を落札できなくても追加料金なしで別の車の入札に挑むことが可能です。
万が一の故障に備えて修理回数無制限の保証をつけることができるサービスや、出品票にない大きな瑕疵が見つかった場合に返品できる保険サービスも取り扱っています。
オークサポート
プロも利用する相場検索機能を無料で利用でき、相場を確認しながら希望の車を探せるのが特徴です。代行手数料は一律50,000円(税別)なので、高額の車を落札した場合にはカーオークション.jpよりも手数料が安くなります。
また、オークション会場で下見した車を写真付きで報告する、落札したときの明細を開示するなど、利用者目線に立ったサービス内容を提供しています。
中古車オートオークション代行を利用するリスク
車体価格が安く、レアな車が見つかることもあるオートオークション代行サービスですが、リスクもあります。代行を利用する際には、以下のようなことが起こりうるので気をつけましょう。
落札した車にトラブルがあっても返品・修理対応してもらえない
オートオークションは車の走行状態を実際に確認することができません。そして、不具合が見つかった場合などの修理は基本的に自分で行わなければいけません。
ただし、オークション会場によっては、クレーム期間が設けられていることもあります。落札した車が手元に届いたらすぐに点検を行い、出品票と異なるトラブルを抱えていないか確認しましょう。
車体価格以外の諸費用が意外と高額
オートオークションでは落札時の車体価格以外にも、代行手数料や陸送費用、安全に乗るための整備費用、車検費用など諸々の費用を自身で負担しなければなりません。
中古車販売店では、購入時の価格にこれら諸費用が含まれていることがほとんどです。オークションと販売店での購入との価格差は見かけほど大きくないことを理解しておきましょう。
名義変更などの手続きは自分で行う
中古車を購入した際には名義変更や車庫証明の取得が必要となりますが、オートオークションではこれらの手続きも自身で行わなければいけません。漏れのないように必要書類を確認しておきましょう。
手続き代行サービスを提供している業者もありますが、費用がさらに上乗せされる点には注意が必要です。
リスクを避けたいなら、整備済み、保証付きの中古車リースを
オートオークション代行は、車に詳しくない個人が利用するにはハードルが高く、まとまった支払いも必要です。しかし中古車リースなら、これらのリスクを回避しながら安い料金で車を利用することができます。
続いては、近年注目を集めている中古車リースのしくみを解説しましょう。
中古車リースのしくみとは
中古車リースとは、リース会社が所有する中古車を月々定額の支払いで利用するサービスです。車両価格と法定費用などを合わせた金額を分割で毎月支払います。一括なら予算的にあきらめるしかない価格帯の中古車でも、分割払いで無理なく乗れるのがメリットです。
また、車はリース会社がきちんと整備点検を行っているため、オークションのようなリスクはありません。保証がついているリースなら、万が一故障したときも安心です。
面倒な手続きはリース会社が代行、初期費用も手間もゼロ
中古車リースでは、中古車に乗り始める際の名義変更や、車庫証明などの面倒な手続きをリース会社が代行してくれます。費用は月々のリース料金に含まれるため、まとまった初期費用の支払いは必要ありません。初期費用も手間もゼロで、貯金がなくても気軽に好きな車に乗ることができます。
さらにリースでは、税金や法定費用などの支払いも月額料金にまとめられるため、家計管理の手間が減らせてお得です。
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定額カルモくんの中古車リースは車検、保証付きで月額10,000円台から
カーリースの中でもおすすめなのは、「おトクにマイカー 定額カルモくん 中古車」です。頭金ゼロ、ボーナス払いゼロで、整備済みの安全な中古車を利用できるのは大きな魅力といえます。
2年の車検と、1年間の故障保証付きで安心!
定額カルモくんの中古車リースは、すべての車両に2年の車検がついた状態で納車されます。そのため、乗り始めてすぐに車検の時期が来て出費が重なるということはありません。
また、定額カルモくんではすべての中古車に1年間の故障保証をつけています。修理費用の上限もなく、365日24時間いつでも故障受付が対応するため、トラブルを起こしやすい中古車でも安心してドライブを楽しめます。
業界最大級の取扱い台数だから欲しい車が見つかる
定額カルモくんの中古車リースの取扱い台数は業界最大級*です。車の在庫は毎朝追加されるため、人気車種はもちろん、珍しい車種やカラーが見つかる可能性も高いでしょう。一括で購入する方が多いオークションに対してカーリースは、同じ額を毎月支払うことで、手が届きづらいハイグレード車も入手できるというメリットがあります。
定額カルモくんで取り扱っている中古車は、ホームページ上で検索して、写真で状態を確認できます。その際に月々のリース料金の詳細なシミュレーションも行えるので、予算に合わせてお好みの車を選ぶことができます。
定額カルモくんについて資料をご覧になりたい方は下のボタンからどうぞ。
*ネット専業の個人向け中古カーリース業界において。(2019年10月「定額カルモくん」調べ)
中古車選びは安心と安全を重視して決めよう!
オートオークションで売られている中古車は販売店で購入するよりも安く見えることから、興味を持った方も多いでしょう。一番注意したいのは、故障やトラブルを抱えた中古車を選ばないようにすることです。業者向けのオートオークションでの購入は自己責任であること、挑むならリスクを正しく理解し、できるだけトラブルが起こらないよう準備しておくことが大切です。
車に関する知識が少ない方や、リスクを減らしたい方には中古車リースをおすすめします。オートオークション代行のようなリスクを背負うことなく、無理のない価格で中古車を手に入れることが可能です。安さを理由にオークションの利用を考えているなら、中古車リースの料金もチェックしてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1:個人でもオークションで中古車を買える?
A:はい、購入はできます。ただし、業者向けのオートオークションには厳しい参加資格が定められています。個人で参加はできないので代行業者を利用するしかありません。手数料を支払うことで、代行業者は利用者に代わってオークションに参加し、入札を行ってくれます。
Q2:中古車オークション代行を依頼するリスクは?
A:ひとつは、落札した車にトラブルが発生しても返品・修理対応をしてもらえないこと。万が一故障していたり状態が悪かったりしても、補償はありません。次に、車両本体価格以外の費用が高額となること。落札価格に加え手数料や整備費用などまとまった費用が必要です。あとは、名義変更や車庫証明などの各種手続きを自身で行う必要があります。
Q3:リスクを抑えて安価な中古車に乗るには?
A:オークションのようなリスクを負うことなく、安価に車を手に入れる方法としてカーリースがあります。中古車リースの中でもおすすめなのが、車検2年、故障保証が1年ついた状態の車に乗れる、定額カルモくんの中古車リースです。初期費用がいらず、毎月同じ額で利用することができます。
※記事の内容は2021年6月時点の情報で制作しています。