【試乗記】「日産ノート e-POWER」待望の4WDモデル追加で雪国の人にもモーターの走りを

2018年上半期に販売台数ナンバーワンに輝いた日産ノート。人気の秘密はモーターで走るハイブリッドのe-PWER、その電気自動車のような走りと燃費の良さだ。そんなノートe-POWERに待望の4WD仕様が追加された。さっそく試乗テストの模様をレポートしよう。

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48年ぶりの快挙

2018年1月〜6月までの上半期累計販売台数で、日産ノートは7万3380台を記録。1970年上半期のサニー以来、日産として48年ぶりの国内登録車NO.1の快挙を達成しました。2代目となる現行型ノートは2012年9月より発売されたコンパクトカーですが、ハイブリッド専用車のトヨタアクアやホンダフィットの牙城を崩すことができず販売台数は苦戦していました。

電気自動車の加速とガソリン車の手軽さ

そんなノートに転機が訪れたのが2016年11月。現行型4度目となるマイナーチェンジを行った時に、e-POWERと呼ぶ「シリーズ式ハイブリッド車」を追加しました。シリーズ式ハイブリッドは、エンジンを発電のみに使用し、その電力でモーターによって走行させる仕組みです。トヨタのプリウス、ホンダのフィットなど、エンジンとモーターの両方で走行するハイブリッド車と異なり、e-POWERはモーターだけで走る点が異なるのです。このe-POWER搭載車は電気自動車のようなモーターによるスムーズな加速を手軽に味わえるということで大ヒット。2016年11月の新車登録台数でプリウスを抑えて、軽自動車を含む全車種で月販販売台数No.1に輝きました。その大ヒットモデルであるノートe-POWERに待望の4WD車が追加され、さっそく試乗する機会を得ました。

幅広いグレード展開は人気車の余裕か

試乗したグレードはノートe-POWER 「メダリスト 4WDブラックアロー」で、車両本体価格は264万600円となかなかのもの。それもそのはず、「メダリスト」はプレミアム感を向上させた落ち着きのあるインテリアを持ち、ボディ側面の遮音性を高めた豪華グレードなのです。

そして2017年9月にメダリストのグレードの一つとして加わったのが「メダリストブラックアロー」。ルーフやドラミラー、アウトドアサイドハンドルにブラック塗装を施し、さらにダークメタリック塗装の15インチアルミホイールを採用したスポーティな外観が特徴です。

インテリアも内装トリムをブラックとして、シートやドアトリムクロス、フィニッシャーに専用カラーを採用するなどクールな雰囲気を演出しています。 今回試乗した車はボディカラーに太陽の輝きを感じさせる新色のサンライズイエロー。余談ですが現在ノートには全23色という幅広いボディカラーが用意され、大ヒット車ならではの余裕を感じさせます。

追加された4WD仕様は全輪モーター駆動

今回追加されたe-POWERの4WD車のシステムはモーターアシスト式。この方式は通常は前輪だけで走行し、スリップしたときなどに後輪にも駆動力を発生させるというもの。e-POWERならではの全輪モーター駆動による緻密なコントロールによって、凍結した急な登り坂や交差点での右左折時、タイヤへの抵抗が大きな深い雪道などでも安定性が向上したと日産は主張しています。

いまだ新鮮な加速感覚、高級セダン並みの静粛性

そんなノートe-POWERの 4WDに乗り込み、アクセルペダルを軽く踏むと、2Lガソリンエンジンに匹敵する254Nmというトルクを発生するモーターによるスムーズな加速に改めて驚きます。シームレスな加速はモーター駆動特有のフィーリングで多くの人にとっていまだに新鮮でしょう。

メダリストグレードは遮音材を追加し静粛性を向上させており、最も大きな騒音は通常はエンジン音などに紛れて気にならない走行中のロードノイズです。しかし、その音も耳障りいうレベルではなく、「なんだろう?この音」というレベル。この高い静粛性能はコンパクトカーのレベルではなく、高級セダンに匹敵します。

スムーズな走りに貢献する「ワンペダル」

このクルマには電気自動車のリーフ同様、アクセルペダルだけで、速度調整が簡単にできるワンペダル機能もついています。アクセルペダルを離すと回生ブレーキが作動するので、ブレーキを踏むことなく減速できます。停車時はブレーキを踏むものの、このワンペダル操作に馴染んでくると無駄な加速や減速をしなくなることで、気がつかないうちに走りがスムーズになります。

コンパクトカーとしては充実した安全装備

ノートe-POWERの走りはスムーズなだけではありません。カーブの曲がる際のクルマの傾きも抑えられており、乗車した人全員が快適かつ安心して移動することができます。電気式4WDなのでメカニカルな4WDに比べて燃費の悪化や騒音が大きくなるといったデメリットがほとんどないというのも魅力でしょう。安全装置もインテリジェントエマージェンシーブレーキをはじめインテリジェントクルーズコントロール、インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)、フロント&バックソナーなどコンパクトカーとしては充実しています。

高出力と低燃費を両立した人気のe-POWERに4WD車が追加され、今後は降雪地のユーザーもe-POWERの実力を味わうことができるようになりました。現在もヒット中のノートですが今後もさらに販売台数を伸ばしそうです。

日産ノート価格表(2018年9月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
1.2SFF23.4142万1280円
1.2X152万3880円
1.2X ブラックアロー163万8360円
1.2X FOUR4WD18.2173万9880円
1.2X FOUR ブラックアロー185万4360円
1.2X DIG-SFF26.2176万6880円
1.2X DIG-S ブラックアロー183万8160円
1.2 メダリストX23.4173万4480円
1.2 メダリストX ブラックアロー180万5760円
1.2 メダリストX FOUR4WD18.2195万480円
1.2 メダリストX FOUR ブラックアロー202万1760円
1.2 メダリストFF26.2209万1960円
1.2 メダリスト ブラックアロー216万3240円
1.2 オーテック23.4174万5280円
1.2 オーテック FOUR4WD18.2196万1280円
1.2X シーギアFF23.4179万3880円
1.2X シーギア FOUR4WD18.2200万9880円
1.2 ニスモFF24212万2200円
1.6 ニスモS232万8480円
e-POWER S37.2190万1880円
e-POWER X34202万1760円
e-POWER X ブラックアロー211万4640円
e-POWER X FOUR4WD28.8223万7760円
e-POWER X FOUR ブラックアロー233万640円
e-POWER メダリストFF34235万3320円
e-POWER メダリストブラックアロー242万4600円
e-POWER メダリスト FOUR4WD28.8256万9320円
e-POWER メダリスト FOUR ブラックアロー264万600円
e-POWER オーテックFF34226万4760円
e-POWER オーテック スポーツスペック245万3760円
e-POWER オーテック FOUR4WD28.8248万760円
e-POWER X シーギアFF34225万9360円
e-POWER X シーギア ツーリングパッケージ234万5760円
e-POWER X FOUR シーギア4WD28.8247万5360円
e-POWER ニスモFF248万8320円
萩原 文博

この記事の執筆者

萩原文博(はぎはらふみひろ)

中古車雑誌編集部を経てフリーランスとして独立。現在は日本で最も多くの広報車両を借り出している男として業界で有名だ。もともと走り屋だけに走行性能の評価は得意。それだけでなく長年の中古車相場の研究で培った、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

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