【徹底レビュー】「ダイハツコペン」3つの顔を持つ軽オープンカー、そのスタイルから走りまで

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3つの個性から選べる外観

初代のイメージを色濃く残す「セロ」

2代目となる軽オープンカーのダイハツコペンは2014年6月に登場しました。現行型コペンは「感動の走行性能」「自分らしさを表現できるクルマ」を目指して、新骨格構造「D-フレーム」、内外装着脱構造「ドレス-フォーメーション」を採用しています。

後ろ姿にも初代の面影が残る「セロ」

コペンには最初に登場した「ローブ」、2014年11月に追加されたクロスオーバーテイストを 取り入れた「エクスプレイ」、そして2015年6月に初代のDNAを受け継ぎ丸目のヘッドライトを採用した「セロ」と、外観が大きく異なる3つのモデルがあります。

さらにローブとセロにはビルシュタイン製のショックアブソーバーやレカロ製シート、そしてハンドルから手を離すことなくマニュアル感覚のシフト操作が可能なパドルシフトを搭載(CVT車)するなど、操る楽しさを追求した上級グレードのSが設定されています。2018年12月にはコペンセロをベースにCFRP製のハードトップを装着したコペンクーペも限定200台で販売されました。車両本体価格は185万2,200円〜212万7,600円となっています。

購入後でもパーツの交換で外観を変更可能

最初に登場した「ローブ」。購入後も35万円で「セロ」に見た目を変更可能

コペンのユニークさが際立つのは内外装着脱構造「ドレス-フォーメーション」です。これはボディ外側を13個の樹脂パーツの集合体と捉え、購入後でもユーザーの好みに合わせたデザイン変更を可能としました。コペンローブとコペンセロは、ドアを除く樹脂外板やヘッドランプなどの灯火器類を交換することが可能なのです。これは量産車では世界初の試みです。ローブからセロへの交換の場合、費用は35万円前後となっています。

こちらはクロスオーバー風味の「エクスプレイ」

近未来的な「エクスプレイ」の後ろ姿

コペンの外観デザインは、ローブはスポーツカーとしての躍動感や流麗さを表現しています。エクスプレイでは「タフ&アグレッシブ」をコンセプトにダイナミックさを強調。そして、セロは「親しみやすさと躍動感の融合」をコンセプトにした流れる雫のような一体感を表現しています。

スポーティなインテリアも個性的

「セロ」のインパネ。英国の古典的なライトウェイトオープンカーの印象が強い

同じく「セロ」のフロントシート

インテリアはシングルフレームをテーマに、スポーティさと上質感を表現しています。スポーツカーとして機能を集約したセンタークラスターを骨格として、スムーズなインストルメントパネル正面とのコントラストでスポーティさと上質感を追求しています。

エクスプレイではセンタークラスターの骨格をインパネ正面まで張り出した「クロスフレーム」とすることで斬新さを表現。そしてセロではインストルメントパネルを水平基調の「ストレートフレーム」とすることにより、スポーティなイメージを追求しています。

20秒でオープンカーに変身!

初代コペンの象徴だった電動開閉式ルーフは現行型にも継承され、スイッチ操作ひとつにより約20秒でフルオープンとなります。オープンカーならではの開放感を感じながらドライブを楽しむことができます。

山道だけでなく街中でも楽しい!

コペンの走りは新ボディ構造と専用サスペンションによって、スポーツカーらしい軽快な走りを楽しめます。スポーティといっても峠など限定されたステージだけではなく、低い速度域でも自分の思いのままにコントロールできる楽しさがコペンにはあります。ペダル操作にも非常にリニアに反応してくれるので、運転する楽しさを街中でも感じることができるのです。

コペンに採用された新骨格構造「D-フレーム」は骨格だけでスポーツカーに求められる高いボディ剛性を確保し、サスペンションやパワートレインの専用チューニングを加えることで、操縦安定性と乗り心地の両立を図っています。コンパクトな軽オープンカーながら、ボディのねじり剛性が非常に高いので、コーナリング時の横揺れや路面からの衝撃をしっかりと受け止めてくれ、乗員は常に快適な乗り心地を体感することができます。

ビルシュタイン製のサスペンションを装着したSモデルになると、さらに走りにシャープさが加わります。特に5速MT車は最高出力64psのエンジンパワーを余すことなく使いきることができ、クルマとの一体感を味わえるとともに軽自動車とは思えない高い走行性能を発揮してくれます。

ラゲッジは小さく、安全装備は貧弱、しかし燃費はよし!

その運転する楽しさとのトレードオフで、ラゲッジスペースはミニマムとなっています。また、先進の運転支援システムはほとんど装着されていません。

コペンのボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,280mm、車両重量は850 ~870kgとなっています。搭載されているエンジンは最高出力64ps、最大トルク92Nmを発生する660cc直列3気筒DOHCターボの1種類で、組み合わされるトランスミッションは5速MTとCVTの2種類。駆動方式はFFのみで、燃費性能はJC08モードでMT車が25.2km/L、CVT車が22.2km/Lと見た目を裏切る好数値を実現しています。

軽オープンカー、コペンのライバルといえばホンダS660でしょう。ただ同じカテゴリーに属しますが、S660はストイックなアスリートのようなクルマです。屋根は手動ですし、ラゲッジスペースもありません。スポーティ性だけなく、快適性、そして実用性を求めるならばコペンは良いパートナーとなるでしょう。

<ダイハツコペン価格表>

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格
ローブ 5MT車2WD(FF)22,2187万3800円
ローブ CVT車25.2185万2200円
ローブS 5MT車22,2207万3600円
ローブS CVT車25.2205万2000円
エクスプレイ 5MT車22,2187万3800円
エクスプレイ CVT車25.2185万2200円
セロ 5MT車22,2192万7800円
セロ CVT車25.2190万6200円
セロS 5MT車22,2212万7600円
セロS CVT車25.2210万6000円

ダイハツコペン価格表(2019年4月現在)

萩原 文博

この記事の執筆者

萩原文博(はぎはらふみひろ)

中古車雑誌編集部を経てフリーランスとして独立。現在は日本で最も多くの広報車両を借り出している男として業界で有名だ。もともと走り屋だけに走行性能の評価は得意。それだけでなく長年の中古車相場の研究で培った、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

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