自社ローンは絶対通るといわれていますが、審査基準に満たない場合は通ることができません。とはいえ、ディーラーローンや銀行系マイカーローンなどの一般的なローンとはしくみが異なることから、審査難度は低く、それらに落ちた方でも通る可能性があります。
自社ローンの審査に通り車を手にするにはどうすればいいのか、しくみや特徴、自社ローンの審査対策について、ファイナンシャルプランナー・伊藤真二さんの解説と併せてご説明します。また、ローンを組まなくても車に乗れる方法についても見ていきましょう。
ファイナンシャルプランナーの伊藤真二です。自社ローンに絶対通る方法はありませんが、通る可能性を高めることはできます。ただし、自社ローンには注意点もあるため、後悔のないカーライフを迎えられるように詳しく解説します。
- 自社ローンには「絶対通る」との声もあるが、決してそうとは言いきれない
- 自社ローンは金融商品ではなく、独自の基準で審査する支払方法の一種
- カーローン審査に落ちた方でも車に乗れるサービスがある
絶対に通る自社ローンはある?
通常、カーローンを利用するには、審査に通過する必要があります。審査基準はローン会社によって異なるものの、審査ではおもに最後まで問題なく返済や支払いができる能力があるかをチェックされます。
自社ローンも一般的なカーローンと同じく審査というステップを踏むため、絶対通るということはありません。ただし、審査のチェック項目や基準が一般的なカーローンよりも緩めな傾向があることから、審査に通る可能性は高いといえるでしょう。
カーローン審査を受ける際は、ご自身の返済能力に見合った金額で申請することが大切です。また、車以外にも住宅ローンや教育ローンを返済中の場合は、返済能力に余裕がないと判断されて審査に通らないケースもありますので、ご注意ください。
「絶対通る」という方もいる自社ローンのメリット
自社ローンには、一般的なカーローンよりも審査に通りやすいということ以外にもメリットがあります。ここでは、自社ローンにはどういったメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
雇用形態や勤続年数が審査に影響しにくい
自社ローンの多くは、独自の基準を基に審査を行います。審査基準は各社で異なりますが、年収と車の購入代金のバランスから月々の支払いに無理がないかを見るほか、頭金の有無も考慮するなど、現在の支払能力をメインに審査する傾向があります。
そのため、パートやアルバイトといった雇用形態の方や無職の方、個人事業主、会社員でも勤続年数が1年未満の方など、一般的なカーローンでは審査に通りにくいといわれるケースでも審査に通る可能性があります。
信用情報に傷があっても審査に通ることがある
一般的な車のローンでは、借入れや支払状況などを確認するために信用情報機関に照会をかけますが、自社ローンは信用情報を問い合わせないところも少なくないようです。そのため、ローンやクレジットカード払いの滞納、自己破産の経験など、過去の信用情報に傷がある場合でも審査に通る可能性があります。
審査期間が短い
自社ローンは車の販売店が自社で審査をして、信用情報機関への照会も行わないケースが多いことから、一般的なカーローンに比べて審査期間が短いのが特徴です。中には15~30分程度で審査結果が出る販売店もあります。
審査にかかる時間が短い分、納車までの期間も短縮できて、急いで車を用意したい方にとっては大きなメリットといえるでしょう。
金融事故情報がある方にとって、信用情報機関への照会がないことは審査通過の可能性を高められる大きなメリットといえるでしょう。ただし、現在の支払能力はしっかり審査されますので、そこをクリアするための対策は必要です。
審査に通りやすいといわれているのは自社ローンだけではありません。
月々の支払いを抑えられるカーリースなら、一般的なローンよりも審査のハードルを下げることが可能です。オンラインで申し込める「お試し審査」もあるので、まずは審査に通るかどうか、気軽に確認してみましょう。
自社ローンが「絶対通る」といわれる理由とは?しくみを解説
自社ローンはディーラーローンや銀行系マイカーローンとはしくみが異なり、「ローン」とは呼ばれているものの、実際には金融商品ではありません。自社ローンが絶対通るといわれているのも、そのしくみに理由があります。
利用を検討する前に知っておきたい自社ローンのしくみについて、詳しく見ていきましょう。
自社ローンのしくみとは
一般的なカーローンでは、金融機関や信販会社が行う審査を受け、通過すると車の購入代金の融資を受けられます。その後は数年にわたって分割で借入額を返済していくしくみです。なお、借入金には金融機関や信販会社が定めた利率の金利がかかります。
一方、自社ローンはあくまで販売店が購入代金を立て替えているだけなので、金融機関や信販会社を通さず、審査も販売店独自の基準に沿って行われます。分割で支払っていく点は一般的なカーローンと同じですが、金銭の貸付けではないことから、金利もかかりません。
このようなしくみの違いから、自社ローンは「ローン」という名称で呼ばれてはいるものの、金融商品であるカーローンには相当しないのです。
自社ローンが絶対通るといわれる理由
自社ローンは金融商品ではないことから、審査の際に信用情報機関への紹介を行わないケースが大半です。また、独自の基準で行われる審査では、現在の支払能力を重視する傾向があります。
さらに自社ローンで購入できるのは車両本体価格の安い中古車であることが多い上、販売店が立て替えるというしくみから、利用できる年数や金額の上限も低めに設定されているので、審査対象の金額も抑えやすくなります。
このような理由から、不安定な雇用形態の方や、自己破産の経験がありブラックリストに載っている方など、一般的なカーローンでは審査通過が難しいとされるケースでも、滞りなく支払えると判断されれば審査に通る可能性があることで、「自社ローンは絶対通る」といわれています。
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「絶対通る」といわれる自社ローン利用時の注意点
自社ローンを利用すると、審査に通る可能性が期待できること、審査スピードが早いことなどのメリットがありますが、実際に利用するときには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
ここでは、自社ローンの利用に際して注意すべき点を見ていきましょう。
手数料が高くつくことがある
自社ローンに金利は発生しないと聞くと、お得に感じる方もいるでしょう。しかし、金利が発生しない代わりに、販売店に対して手数料や保証料を支払う必要があります。手数料の目安は車両本体価格の10~20%ほどとなっており、通常のマイカーローンの利息と比べると割高になるケースが多いです。
車の名義が利用者のものにならない
自社ローンを利用して車を購入する場合、販売店が代金を立て替えるので、支払いが完了するまで車は販売店の名義となります。自分の名義ではない以上、勝手に車を売却することはできません。やむをえない事情で売却したい場合は、残金の一括支払いが必要です。
また、自社ローン利用中に販売店が倒産してしまったら、車は販売店の所有物とみなされ、差し押さえられる可能性もあるでしょう。
申し込める金額が低い
一般的なカーローンに比べると、自社ローンで申し込める金額は低く設定されています。それに伴い、選べる車種も限定されてしまいがちです。希望の車種を決めていても、金額面の制約によって、グレードを落としたり車種を変更したりせざるをえない場合も出てくるでしょう。
自社ローンは販売店が立て替えるというしくみから、契約可能な月数は短めな傾向があります。総額はそこまで大きくなくても、支払回数が少ないと、ひと月あたりの負担が大きくなりやすい点に注意しましょう。
毎月の予算に見合う車を選ぶ際も、選択肢が豊富であれば、より希望に近い車を探すことができます。「おトクにマイカー 定額カルモくん」なら国産全車種・全グレードが対象なので、予算に応じた検討がしやすいでしょう。
自社ローン以外のローンの種類と特徴
メリットもある一方で注意点も多い自社ローンは、審査の通りやすさだけで安易に決めると後悔する可能性もあります。検討する際は、絶対通るとは限らない点も踏まえ、自社ローン以外のカーローンについても把握しておくことが大切です。
本当に自分に合った車のローンはどれか、カーローンの種類とそれぞれの特徴を見ながら、比較してみましょう。
銀行系マイカーローン
銀行系マイカーローンは金融機関が提供しているカーローンです。ほかのローンと比べると審査がきびしいことに加え、審査期間も1週間ほどかかるといったデメリットがあります。一方、金利は1~4%程度と低いので、月々の返済額や総返済額を抑えられます。また、車を担保としないため、初めから自分の名義となる点も特徴です。
ディーラーローン
ディーラーローンは自動車販売店や自動車メーカーの提携ファイナンスが提供する自動車専用のローンで、ディーラーやディーラー認定中古車販売店などで車を購入するときに申し込めます。銀行系マイカーローンよりも審査に通りやすいのが特徴ですが、金利の目安は4~8%程度と高めの傾向です。
なお、購入した車の所有権はディーラーや信販会社に留保されるため、完済するまでは契約者が自由に売却等をすることはできません。
残価設定ローン
ディーラーローンには、一般的なローンのほかに残価設定ローンもあります。残価設定ローンとは、ローン契約満了時の車の想定下取り価格を残価として設定し、最終回の返済に据え置いて、残価を除いた金額を分割して返済していく方法です。
月々の返済額は抑えられますが、最終回の返済では、一括で返済するか、車を下取りに出すかのいずれかで残価を精算する必要があります。また、金利は据え置かれた残価にもかかるので、利息総額は一般的なディーラーローンよりも高くなる点にも注意が必要です。
カーローンは選び方次第で月々の負担や手続きにかかる時間なども変わってくるため、審査難度だけでなく、金利や審査時間、手続きのしやすさといったあたりも踏まえて検討することが大切です。まずは返済計画を立て、無理なく利用できる範囲を明確にすると選びやすくなるでしょう。
カーリースなら、ローンを組まずに新車に乗れます。
定額カルモくんの「お試し審査」を利用すれば、オンラインから5分程度の入力で審査に申し込めて、通常翌営業日には結果がわかります。ローンを組まない方法でどのような車に月々いくらで乗れるのか、まずは以下から確認してみましょう。
車のローン審査に通る可能性を高めるためにできること
一般的なカーローンはもちろん、独自の基準で審査を行う自社ローンであっても、審査をする以上、絶対通るということはありません。審査結果は受けてみないとわかりませんが、事前にしっかり準備をしておけば審査に通る可能性を高めることは可能です。ここでは、申込み前にやっておきたい審査対策を見ていきましょう。
頭金を用意する
車のローンの審査では、おもに返済能力の有無を確認されます。そのため、年収に対して借入希望額が高い場合は審査のハードルが高くなってしまいます。審査に通りやすくするには、年収に見合った借入希望額にすることがおすすめです。
借入希望額を下げる方法はいくつかありますが、まとまった資金が手元にある場合は、頭金を支払うことを検討してみましょう。頭金を入れることで借入額を下げられる上、車の購入に向けて計画的に貯金をしてきたことが審査で考慮される可能性もあります。
希望の車種やグレードを変更する
頭金が用意できない場合でも、希望より安価な車種やグレードを選ぶことでも借入額を下げられます。また、新車だけではなく中古車も視野に入れて検討するのもいいでしょう。車に対する希望として譲れない部分はどこかをじっくり考えて、適切な借入額になるよう調整しましょう。
連帯保証人を立てる
ローンに申し込んだ方の返済能力だけでは審査通過が難しいとみなされた場合、ローン会社などから連帯保証人の提案をされることがあります。連帯保証人を立てると、連帯保証人の収入なども考慮して審査されるため、審査に通る可能性が高まることがあります。
なお、連帯保証人はローンの債務者と同じ責任を負うことになるので、債務者が返済不能になると、連帯保証人に返済義務が生じてしまうことを留意しておかなければなりません。
審査通過の可能性を高めるために対策を行うことは大切ですが、無理に頭金を支払ってその後の生活に影響が出たり、安価でも修理費がかさむ車を購入したりするようでは意味がありません。先々の生活もしっかり見据えて、無理なくできる対策を取り入れるようにしましょう。
ローンの審査に落ちた方も利用しているサービスとは?
絶対通るといわれる自社ローンであっても、さまざまな対策をしても審査に通らないことはあります。また、審査に通ったとしても、買える車が限られていたり、月々の負担が大きくなったりする可能性もあります。そのような不安を感じることなく車に乗りたいなら、カーリースを検討してみましょう。
カーリースとは、お金ではなく車を借りるサービスです。そのため、一般的なカーローンよりも審査のハードルが低い傾向があり、中にはカーローン審査に落ちた方の利用実績が多いリース会社もあります。また、月額10,000円台からと、少ない負担で新車に乗ることも可能です。
実際にカーリースで希望の車に乗れている利用者の声を見てみましょう。
毎月の支払いも無理がなく、希望の新車に乗れています
学生時代にクレジットカードの支払遅延があったせいか、カーローン審査に落ちたことがありまして……。だからローンは難しいかなと思ってカーリースを試したところ、無事審査に通って、希望の新車に乗れました。ものすごくうれしかったですね。
月々無理なく払える金額に設定することもできましたし、ずっと同じ金額を払えばいいだけだから、電話代とか電気代とかと変わりない感覚でいられ、家計管理しやすいのも利点です。
財布に優しいカーリースで、あきらめていた新車に乗れました
子供が生まれたのを機に車の購入を検討したのですが、新車はもちろん、中古車も意外に出費があることがわかり、購入をあきらめかけていたところで出合ったのがカーリースでした。予算内でグレードやオプションも自由に選べて、無理のない月額で新車に乗れ、とにかく財布に優しいところが魅力的です。
お金がなくて新車に乗れないと思っている方にもぜひおすすめしたいですね。
月々10,000円台で新車に乗れて、サポートもついているのは安心です
カーリースの存在自体は知っていましたが、月々10,000円台の支払いで新車に乗れるなんて、そんなうまい話はないと思っていました。それでも試しに申し込んでみたら、頭金などの初期費用もない上、月々も本当に安いんです。申込みも全部スマホでできてスムーズだし、車検切れ前に新車を入手することもできました。何かあったときもサポートセンターに連絡すればいいので安心ですね。
月々の支払いが定額で、かつ、初期費用も不要なカーリースであれば、突然の出費も少なく、資金計画も立てやすいでしょう。契約期間中に頼れる手厚いサポート体制も、その後のカーライフの安心感に一役買っています。
一度は購入をあきらめた方でも、カーリースなら無理のない金額で、念願の新車を手にすることができています。自分はどのような車種の利用が可能なのか、まずはキャンセル可能の「お試し審査」でチェックしてから、カーリースの利用をじっくり考えてみてもいいかもしれません。
月額10,000円台から新車に乗れるサービスなら審査の不安も軽減される
カーリースで充実したカーライフを送っている方々が利用していたのが、月額10,000円台から国産車種の新車に乗れる「おトクにマイカー 定額カルモくん」です。定額カルモくんはカーローン審査に落ちた方の利用実績も多い上、充実した独自サービスで顧客対応満足度も98.9%*と話題のカーリースです。
自社ローンを検討していた方からも人気の定額カルモくんについて、特徴や魅力を見ていきましょう。
*2019年12月~2021年6月までの定額カルモくんご契約者様504名を対象としたアンケート
業界最安水準*だから審査のハードルが下がる
定額カルモくんの月額料金は業界最安水準*の月々10,000円台から。月々の支払額や総額を抑えやすいことから、審査のハードルを下げることが可能です。また、カーローン審査に落ちた方の利用実績も豊富なので、審査に不安がある方でも契約できる可能性があります。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
初期費用0円で乗り始められる
車を入手すると、通常は初期費用として自賠責保険料や税金などの支払いが別途発生します。しかし定額カルモくんなら、諸費用は月額料金に含まれているため、初期費用0円で新車に乗ることができるのです。まとまった資金がない方でも気軽に車に乗り始められるでしょう。
審査に通るか確かめられる「お試し審査」がある
定額カルモくんには、オンラインで簡単に審査に通るか確かめられる「お試し審査」があります。細かい希望が決まっていなくても審査を受けられるので、とりあえず審査に通るか試したい方にもぴったりでしょう。
また、審査に通ったとしても、必ず契約しなければならないわけではありません。希望条件も後から変更可能なので、気軽に試してみるといいでしょう。
絶対通る自社ローンを探すより、効率よく車に乗れる方法も検討してみよう
一括で支払えるまとまった金額を用意できない場合、車に乗るためには審査というハードルが付き物です。絶対通るといわれる自社ローンでも、審査に落ちてしまう可能性はあります。
審査に通るか不安があるなら、カーローン審査に落ちた方の利用実績も豊富な定額カルモくんのように、審査のハードルが低めで月額10,000円台から新車に乗れるサービスも検討してみましょう。
よくある質問
Q1:自社ローンの審査は「絶対通る」というのは事実?
A:自社ローンの審査は販売店が独自の基準で実施しているため、一般的なローンよりは通りやすいといわれていますが、審査をする以上、基準に満たない場合は審査に通らないこともあります。
Q2:自社ローンは一般的なローンとどこが違う?
A:自社ローンは一般的なローンと異なり、審査の際に信用情報機関への情報照会は行わない場合が多く、また、金利が発生しない点も異なりますが、代わりに販売店に対して車両本体価格の10~20%程度の手数料や保証料を支払う必要があり、一般的なローンよりも割高になるケースがあります。
Q3:車のローン審査に不安がある場合、どのような選択肢がある?
A:ローン審査に落ちた方でも利用実績があるカーリースという選択肢があります。中でも、業界最安水準*の月額で利用できる定額カルモくんなら、オンラインで簡単にできる「お試し審査」があるので、まずは気軽に申し込んで不安を解消するのもいいでしょう。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
※この記事は2023年2月1日時点の情報で制作しています