運転免許の取得にローンが使える！金利や審査基準とおすすめのローンを解説

「まとまったお金はないけれど、今すぐ免許を取りたい」という方は、運転免許ローンのご利用をおすすめします。運転免許ローンには、学生や未成年者、主婦、転職期間中で無職の方でも、利用できるものがあります。

この記事では、運転免許ローンの種類や金利ほか、ローンの特徴や審査の基準について解説します。利用者別におすすめの運転免許ローンや、申込む際の流れなどもご紹介するので、免許ローン選びの参考にしてみてください。

＞カーローンの基礎知識
＞マイカーローンの種類

運転免許の取得費用はローンで払える？

車の免許の取得費用は、ローンで支払うことができます。

運転免許の取得費用に利用することを目的としたローンとして運転免許ローンがあり、免許の取得費用を一括で支払うことが難しい場合に利用できます。

一般的に、未成年者や学生、主婦、転職期間中の方などはローンの審査に通りにくいといわれていますが、運転免許ローンについては、条件によって利用できる場合があります。

ただし、運転免許ローンを利用するには、一般的な住宅ローンやマイカーローンなどと同様、審査に通過しなければいけません。また、ローンは金利の負担も必要となるため、一括払いに比べて支払い総額が大きくなる点に注意が必要です。

運転免許ローンの返済額は月々いくらになる？

運転免許ローンの支払回数や返済額は、ローンの種類やローン会社によって異なるので、返済が何回、返済額はいくらと一概にはいえません。

免許取得にかかる費用の相場は、免許合宿を利用した場合は18～28万円程度、教習所に通うのであれば22～32万円程度で、マニュアル（MT）免許ではさらに2～3万円程度高額になります。

ここで、運転免許ローンを借入額20万円と25万円の場合それぞれで利用したときの返済額の目安を、返済回数別に表にまとめました。

＜借入金額と支払回数ごとの支払い金額の目安＞

※信販会社系ローン、実質年率13.2％で計算

ローンでは、返済回数が多くすれば、月々の返済額を安く抑えられますが、その分利息も支払うことになるため、総額は高くついてしまいます。一方、返済回数を少なくすると月々の返済額は10,000円を超え、学生や収入の少ない方にとっては負担が大きくなりがちです。

ただし、運転免許ローンでは、おもに学生を対象に、支払い開始時期を後ろ倒しにできる、「スキップ払い」を利用できるケースもあります。

運転免許ローンの種類と金利の目安

〈運転免許ローンの利用可否〉

運転免許ローンは、上記の表のように、銀行などの金融機関系のローンと信販会社が提供するローン、消費者金融のローン、大学生協ローンの4つに大きく分けられます。

それぞれについて見ていきましょう。

銀行系のローン

銀行などの金融機関のマイカーローンは、車の購入をはじめとする車関連の出費に利用できます。そのため車両代金のほか、車検やメンテナンス費用、カー用品の購入費用などに充てることができ、免許の取得費用にも利用できます。

銀行によっては免許取得の専用ローンがあるほか、借入金の使い道が自由なフリーローンで対応することも可能です。

今回ご紹介するローンの中では金利が1.5～3％程度と最も安いものの、審査はその分厳しい傾向があります。

銀行系のローンは、正社員や公務員などの職業に就いており、信用情報もクリーンな社会的信用度が高い方に向いています。学生や主婦（主夫）の場合は、親権者もしくは配偶者などを連帯保証人として立てることで審査に通過できる可能性もあるでしょう。

信販会社のローン

信販会社のローンは、銀行系のローンよりも審査に通りやすい傾向があるといわれていますが、金利の相場は13％程度とかなり高くなります。教習所で、入所の申し込みと同時に審査申込みができるローンのほとんどは、この信販会社系ローンです。

信販会社系のローンは18歳もしくは17歳で、その年度で卒業予定の高校3年生でも申込めますが、親権者などの収入が確認されます。

できるだけ早く免許を取得しておきたい高校生や、銀行系のローンは審査に通るか不安な方は、信販会社のローンが向いているといえるでしょう。

大学生協のローン

大学生協ローンとは、学生・教職員で出資・設立・運営される大学生協が提供するローンで、組合員のみが利用できます。満18歳から申し込みができますが、親権者の連帯保証が必要です。また、申込み時に親権者の同意確認が実施されます。

学生の申込みであるものの親権者の連帯保証が条件なので、親権者にある程度の定期収入があり、信用情報に問題がなければ通る可能性は高いといえるでしょう。

金利は9％程度と、信販会社のローンよりも安く設定されています。大学生で、申込みやすいローンを探している方に適しているといえるでしょう。

消費者金融系のローン

消費者金融のカードローンは、借入金の使い道が制限されないフリーローンがほとんどで、免許取得のための資金として使用することも可能です。

審査の基準は比較的緩いとされており、ほかに借入れがあったり、アルバイトやパートといった非正規雇用者であったりしても審査に通過するケースが見られます。

金利は3～18％程度と幅広く、借入額が大きくなるほど金利が低くなる特徴があります。免許の取得費用20～30万円程度の借入れの場合は金利が15％を超えることもあり、返済総額が大きくなりがちなので利用は慎重に検討し、ほかのローンでは利用が厳しい場合の最終手段という位置付けとすることをおすすめします。

運転免許を取得できた方は

いつどうやって申し込む？運転免許ローン利用の流れ

運転免許ローンは、ローンの種類によって、融資までの流れや融資されるまでの期間が異なります。万が一融資が間に合わないと、合宿などに申し込んでもキャンセルされる可能性もあるので、ある程度余裕をもって申込みましょう。

ここでは、運転免許ローン利用時の流れを見ていきます。

1. ローンを選んで申し込む

ここまでご紹介したローンの中から、金利や審査の通りやすさやメリット・デメリットを考慮しながら、自分に適したローンを選びましょう。

オンラインから申し込めるローンも多く、申し込みにはそれほど手間はかかりません。教習所で申し込むタイプのローンを利用する場合は、ローンを希望することを伝えると、手続き方法の指示があります。

2. 審査を受ける

ローンを申し込むと、審査に移ります。審査にかかる時間はローンによって異なりますが、銀行系のローンは結果が出るまで数日かかることもあるので、余裕を持って申込みをすることをおすすめします。

オンラインからの申込みの場合、結果の通知もオンラインで行われることがほとんどです。

3. 契約する

ローンが利用可能となった場合は、本契約へと進みます。契約時には、改めて金利や返済期間、返済方法などを確認したうえで契約書にサインしましょう。

オンライン申込みのローンでは、契約書類や返済のための口座振替依頼書が送られてくるので、必要事項を記入して返送します。口座振替の手続きはオンラインで行えるケースもあります。

4. 融資が実行される

正式に契約が締結されると、融資が実行されます。運転免許ローンの場合は直接教習所に入金されるのが一般的です。

銀行系のフリーローンや消費者金融のローンの場合は、利用者が自身で教習所に入金する必要があるので、あらかじめ教習所に入金先、入金方法を確認しておきましょう。

運転免許ローンの審査基準と対策

運転免許ローンの審査とはどのようものなのでしょうか。運転免許ローンにおける審査の基準と、審査に通るための対策についてもご紹介します。

申込者の属性

運転免許ローンの審査で見られるのは、申込者の年齢です。銀行系ローンは、20歳以上で安定収入がなければ申込みが難しい場合が一般的です。一方、信販系ローンや大学生協ローンでは、20歳以下であっても、親権者の同意を得られていれば申込めることが多いといえるでしょう。

収入の安定性

審査では、申込者の収入や勤続年数も確認されます。年収に対する借入額の割合が3割以下、勤続年数は1年以上であることが審査通過の目安といわれています。本人の収入が低い場合は、いずれのローンでも、連帯保証人を立てることで審査に通過しやすくなるはずです。

社会的信用性

過去にクレジットカードの請求未払いや携帯料金の未払いがある場合、信用情報に履歴が残っている可能性があります。その場合、審査に通りにくくなるでしょう。信用情報で不安がある場合には、連帯保証人を立てることを求められるケースもあります。

運転免許を取得できたら

運転免許ローンを利用する際の注意点

免許の取得費用を一括で支払えない方にとって、運転免許ローンは便利ですが、利用する際には注意すべき点もあります。具体的に見ていきましょう。

未成年者が申込む場合は保護者の承諾が必要

運転免許ローンは、17歳、18歳など10代の高校生が申込めるものもあります。ただし、未成年者や学生の場合は、親権者や世帯主の同意が求められることがほとんどです。場合によっては、連帯保証人が必要となるケースもある点に注意が必要です。

スキップ払いは最長6ヵ月まで

学生向けに、「スキップ払い」が用意されているローンもあります。スキップ払いとは、「進学後や就職後に支払いたい」というニーズに応えるもので、上手に活用すれば、手数料なしで返済の開始時期を遅らせることができます。

ただし、無制限に遅らせられるわけでなく、最長6ヵ月と定められているので、計画的に利用しましょう。

車のローン審査に影響する

免許取得した後、車をローンで購入しようと考えている場合は、注意が必要です。車のローン審査はほかからの借入れも含めた借入額で審査されるため、運転免許ローンの借入額によっては車のローン審査に悪影響を及ぼす可能性も否定できません。

すぐに車を購入したいのであれば免許ローンの借入は最低限の金額にとどめておく、返済期間を短く設定するなど、工夫をしましょう。

ローンを組まずに新車に乗る！運転免許を取った方におすすめの方法

運転免許ローンを完済していない状態で車のローンを組むとなると、審査に通過することが難しくなる可能性があります。しかし、「せっかく取得した運転免許を活かして、早く車に乗りたい」と思うこともあるのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、月々定額の支払いで好きな新車に乗れる「カーリース」です。カーリースはローンではなく、月額料金を支払うことで一定期間車を借りるサービスなので、金利を気にする必要がありません。

頭金は不要で、車両登録に必要な諸費用も利用料金に含まれており、初期費用なしで利用できます。そのため、車の購入資金が貯まるまで待つことなく、免許取得後にすぐ新車に乗ることもできるのです。

利用には審査に通る必要があるものの、カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」であれば業界最安水準*の月額料金を実現しており、審査の対象になる金額を抑えて審査のハードルを下げることができます。

ここで、人気車種の「定額カルモくん」での月額料金をご紹介しましょう。

・ダイハツ「ミライース」：月々 14,030 円～
「第3のエコカー」としてデビューした軽自動車。車両本体価格がベースグレードで80万円台からと安く、軽量・高剛性のボディ「Dモノコック」の採用や高い空力性能により、低燃費も実現しています。

・ホンダ「N BOX」：月々 19,750 円～
販売台数トップを何度も記録するなど、不動の人気を誇る軽スーパーハイトワゴンです。独自技術による広い居住空間を持つだけでなく、走りに安定感をもたらす「アジャイルハンドリングアシスト」を搭載しています。

・日産「ノート」：月々 29,100 円～
ハイブリッドシステム「e-POWER」を全車に搭載したコンパクトカー。燃費性能はもちろん、電動パワートレインによる滑らかな加速感や静粛性も魅力です。さらに、最新鋭の運転支援技術「プロパイロット」も採用しています。

このように、人気の軽自動車に月々10,000円台～、コンパクトカーでは20,000円台～と、リーズナブルな金額で乗車できます。

また、「定額カルモくん」では車選びから審査申込みまでオンラインで完結するので、店舗に足を運ぶ手間もかかりません。さらに、定額カルモくんでは7年以上で契約すれば、走行距離が無制限になることに加え、契約満了時に車をもらえる選択ができるので、マイカー感覚でカーライフを楽しめるでしょう。

*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照

ローンの種類や利用期間などを考慮して、利用する運転免許ローンを決めよう

運転免許ローンは、今すぐ免許を取得したい方にとって便利なサービスではありますが、その後のカーライフに影響を与える可能性もあります。ローンの種類や利用期間なども含め、慎重に検討し活用することが大切といえるでしょう。

免許取得後にすぐ車を購入したくてもローンでの購入は難しい場合には、カーリースなどローン購入以外の方法を検討してみることをおすすめします。

よくある質問

Q1：運転免許の取得費用はローンで払える？

A：運転免許の取得費用は、ローンで支払うことも可能です。銀行などの金融機関のマイカーローンや運転免許ローン、信販会社の運転免許ローンなどを利用できます。そのほか、銀行のフリーローンや消費者金融のローンを利用するという選択肢もあります。

Q2：運転免許ローンの返済額は月々いくら？

A： 利用するローンの種類や金利によって返済回数や金額は異なりますが、教習所で申し込める信販会社系のローンを例に挙げると、月々8,000円～12,000円程度の支払いになることが多いようです。

Q3：運転免許ローンを利用する際の注意点は？

A：運転免許ローンを利用する場合の注意点としては、20歳未満が申し込む場合には保護者の承諾が必要であることやスキップ払いは最長6ヵ月までであること、運転免許ローンの借入額によっては車のローン審査に悪影響がある可能性がある点などが挙げられます。

※この記事は2024年7月1日時点の情報で制作しています