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残クレの仕組みとは?メリット・デメリットと損しない使い方を徹底解説!

残クレの仕組みとは?メリット・デメリットと損しない使い方を徹底解説!
残クレの仕組みとは?メリット・デメリットと損しない使い方を徹底解説!

カルモスリー

車をローンで購入する場合、一般的なマイカーローンのほかに、残価設定型クレジット(以下、残クレ)というローンも選択肢のひとつです。残クレは通常のローンとは異なり、契約時に契約終了時の残価を設定して最終回の返済に据え置き、残りの金額を分割で返済していくというもの。ほかのローンと比べて月々の返済額が抑えられる仕組みとなっていますが、ほかにも押さえておきたい仕組みや注意点があります。

そこで、残クレの仕組みやメリット・デメリットを解説し、どのような場合にお得になるのか、逆にどういったケースで損をしやすいのかも併せてご紹介します。メーカー別の残クレの違いや、残クレを利用する流れなども見ていきましょう。

また、残価設定によってお得に車に乗れる方法に「カーリース」があります。そこで、残クレとカーリースにはどのような仕組みの違いがあるのかもお伝えします。

  • 残クレは残価を返済の最終回に据え置き、月々の負担を抑える仕組み
  • 残クレは利息が膨らみやすく、車の使い方に制限がかかる点に注意が必要
  • 残クレ同様に残価設定のあるカーリースは初期費用0円で手軽に新車に乗れる

仕組みが似ている残クレとカーリースの
違いを知りたい方はこちら

残クレの仕組み

残価設定ローンとカーローン

車の残価とはそもそも何を指し、どのように決まるのか、なぜ残クレなら月々の返済額を抑えられるのかなど、まずは残クレの仕組みについて詳しく見ていきましょう。一般的なマイカーローンとは異なる、残クレならではの契約期間終了時の選択肢もご紹介します。

残価とは

残価は正式には「残存価格」と呼ばれるもので、車を数年後に売却した際につくと予想される、下取り価格のことを指します。乗用車の価値は、一般的には新車登録から3年経過すると、登録時の約3分の1にまで下がるといわれていますが、その車の実際の残価がいくらになるのかは、車種やグレード、走行距離や傷の有無など、車のタイプやその時点での状態などによって変わってきます。

そのため、残価を正確に予測するのは難しいことです。しかし、残価は車の取引きにおいて重視される要素のひとつとなっています。

例えば、以下で解説する残クレを新車購入時に利用する場合は、残価分の金額を最終回の返済に据え置いて、残りの車両本体価格を分割で返済していくことになります。また、車のサブスクリプションサービスの「カーリース」の月額料金は、車両本体価格から残価を差し引いて算出されます。さらに、中古車の売買においても、取引価格の算出に残価が用いられます。

残価の決め方

残価は、総務省が発表している「中古車残価率表」をひとつの目安として算出されます。残価率とは、新車の時点での価格に対する残価の割合です。そこで、乗用車と軽自動車の経過年数別の残価率を見てみましょう。

〈中古車の残価率表〉

 1年1.5年2年2.5年3年
乗用車0.6810.5610.4640.3820.316
軽自動車0.5620.4220.3160.2370.177

(総務省「中古車残価率表」を基に作成)

表からもわかるように、車の残価率は使用年数が長ければ長いほど減少していきます。
例えば、新車時300万円で買った乗用車の価値は、1年後に300万円×0.681=204万3,000円となり、3年後には300万円×0.316=94万8,000円となります。2年の差で、残価に109万5,000円もの差が生じるのです。

残クレで月々の返済額を抑えられる仕組み

残価の定義や算出方法がわかったところで、残クレの仕組みについて見ていきましょう。先程もふれたように、残価は残クレの返済額に大きく影響します。残クレでは、契約時に契約期間満了時の残価を設定して、最終回の返済に据え置きます。車両本体価格から残価を差し引いた残りの金額を、分割で返済していくこととなります。

残価を差し引く分、毎月の返済額が一般的なカーローンよりも安く抑えられるのが残クレの特徴です。そのため残クレは、月々の返済額をできるだけ抑えたい方から特に人気となっています。また、新車だけでなく中古車の購入でも残クレは利用できます。中古車は販売価格が新車よりも安いため、より月々の負担を抑えられるでしょう。

残クレの契約期間が満了する際は、車を乗り換えるか、残価分を返済して乗り続けるか、返却するかのいずれかを選択します。

残クレには以上のような仕組みがあり、メリットもデメリットも存在します。残クレが本当に自身に合っているかどうかを判断するためにも、次の項ではメリットとデメリットの両方を確認していきましょう。

購入する以外にもお得に車に乗る方法があります
ローンを組まなくても新車を持てる!月々1万円台から 人気の方法を詳しくみる

残クレのメリット

残クレのメリット

残クレのメリットとしては、月々の返済額を抑えられる以外にも下取り価格が保証される点や、頭金なしでローンを組める点などが挙げられます。残クレのメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

月々の返済額を抑えられる

残クレでは返済の最終回に残価を据え置くため、一般的なカーローンよりも月々の返済額を安く抑えられます。月々の負担を軽減することで、浮いた資金をほかの買い物や貯金にあてたり、維持費に回したりすることもできるでしょう。

下取り価格が保証される

通常、車の下取り価格は走行距離や年式の影響を受けるため、年数の経過とともに下落します。また、そのときの中古車市場での人気度によっても変動します。しかし、残クレでは契約時に下取り価格が保証されて以降変動することがないため、市場価値によって下取り価格が下がる心配がありません

ただし、事故やトラブルによって車を破損するなど、保証条件を満たせない場合は、追加請求が発生する可能性があります。

乗換えがしやすい

残クレの最終回の返済時に同じメーカーの新車に乗り換える場合は、据え置いた残価を返済する必要がありません。契約期間満了後はディーラーに車を返却するだけで、次の新車に乗り換えられます。短期間で次の車にスムーズに乗り換えたい方にも、こうした残クレの仕組みは重宝するでしょう。

常に最新技術の車に乗れる

一般的に、残クレは3年や5年といった短期間で契約を結びます。長期契約にすると月々の返済額は抑えられますが、利息の負担が大きくなる上に、そもそも設定される残価が低くなるため残クレのメリットが薄れてしまうからです。

一方で、常に新型の車種に乗ることができる点は短期間で乗換えが可能な残クレならではの大きな魅力です。いつも最新技術の性能や機能を搭載した車を使いたい、という方にとってうれしいポイントといえるでしょう。

中古車でもローンを組める

残クレは新車だけでなく、中古車購入時にも利用できます。中古車は新車と比べて販売価格が安いものが多いため、購入する車によってはより月々の返済額を抑えられるでしょう。

また、残クレの契約期間は3~5年程度が一般的ですが、中にはトヨタのように中古車の残クレの契約期間を1~5年で設定できるメーカーもあります。このような残クレなら、より用途やライフプランに応じて車を乗り換えられます。

ただし、中には下取り価格が保証されていない残クレもあります。購入時は契約内容を確認し、下取り価格の保証の有無や利用条件などに納得した上で利用しましょう。

残クレのデメリット

残クレのデメリット

残クレのメリットを見てきましたが、デメリットもあるため注意が必要です。残クレは銀行のマイカーローンに比べて金利相場が高く、また契約期間中の車の使用にも制限があります。具体的に知っておきたい注意点をご紹介しましょう。

利息が膨らみやすい

残クレでは、最終回の返済に据え置く残価にも金利がかかります。月々の返済額が安くても、その分元金が減るスピードは遅くなるため、一般的なカーローンよりも利息が膨らみやすい点に注意しなければなりません。

ローン会社の中には、残クレの金利を一般的なカーローンよりも低く設定しているところもあります。しかし、契約満了後に残価を返済するために再びローンを組むとなると、高金利が適用されることもあります。したがって、月々の返済額だけでなく、利息分も含めた返済総額もシミュレーションすることが大切です。

契約期間中は自由にカスタマイズできない

残クレは、契約期間満了時に販売店に車を買い取ってもらうことで据え置いた残価を精算する、もしくは下取りに出して乗り換えることを前提としています。

そのため、残価を担保する必要があり、返済期間中の車のカスタマイズに制限が設けられているのが一般的です。カスタマイズによって車の価値が下がり残価を下回ると、契約期間満了時に差額を請求されるため注意しましょう。

走行距離制限がある

走行距離も車の残価に大きく影響するため、残クレでは走行距離に制限が設けられます。具体的な距離はメーカーごとに異なるので、契約前に必ず確認しましょう。走行距離の上限を超過すると、契約期間満了時に追加料金を請求される可能性があります。毎日運転する方や、ロングドライブをする機会の多い方は、特に注意が必要です。

必ずしもお得に購入できるとは限らない

残クレでお得に車を購入できるのかどうかは、購入した車のリセールバリューにも左右されます。残価は車の購入時に販売店側が設定しますが、中古車市場で人気の車などの場合は、購入時に設定した残価を実際の下取り価格が上回る可能性もあります。実際の下取り価格のほうが高いとなると、残クレを利用すると損することとなってしまいます。

追加請求をされるリスクがある

残クレを利用すると、車の下取り価格が保証されます。しかし、事故やトラブルによって車が損傷するなどして、下取り価格を保証するための条件を満たせなかった場合は、契約期間満了時に追加の支払いが生じる可能性もあります。契約期間中の車の扱い方には、十分に注意しなければなりません。

同じ車に乗り続けるためには大きな出費がある

残クレは車の返却か、同じメーカーの車へ乗り換えることを前提としたローンです。そのため、契約満了を迎えた場合、そのままマイカーとして乗り続けることはできません。契約満了後も同じ車に乗り続けたいときは、残価分の返済が必要となり大きな出費をすることになります。

乗り換える場合、原則として同じメーカーの車となる

残クレの契約期間満了時に乗換えを選択する場合は、購入した販売店へ車を返却し、同じメーカーの取扱車種の中から乗り換える車を選びます。ほかのメーカーの車に乗り換えたい場合は、まず購入した販売店で残価精算をして、ほかのメーカーの販売店で購入手続きをしなければなりません。乗り換えるための手間がかかる点も押さえておきましょう。

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メーカーごとの残クレの仕組み

メーカーごとの残クレの仕組み

残クレは各メーカーが用意しており、基本的な仕組みは同じですが、詳しい内容やオプションは異なります。そのため、購入したい車のメーカーの残クレについて確認し、無理のない返済プランを立てられるかどうか検討することも大切です。

また、まだ購入する車が決まっていない場合は、各メーカーの残クレの違いを比較して、自身に合うローンを選んだ上で車選びに移るのもひとつの方法です。
ここでは、各メーカーの残クレの違いを見てみましょう。

〈各メーカーの残クレの特徴〉

メーカー金利プランの種類契約期間走行距離制限特徴
トヨタ3.7~5.8%
※販売店によって異なる
残価設定型プラン3~5年
※販売店により異なる
※中古車は1~5年
12,000km/年(トヨタモビリティ東京の場合)
※販売店によって設定距離が異なる
・中古車も利用可能
・残価保証条件あり
残額据置き払い1~5年36,000km/3年(トヨタモビリティ東京の場合)
※販売店によって設定距離が異なる
・2回払いのため、購入時の負担を抑えられる
・月々の返済がない
・据置額保証条件あり
日産0.049日産テーガク55年1,000km/月、1,500km/月の2つから選べる・対象車種に限りがある
・メーカー保証が5年に延長される
・メンテナンスもパックになっている
・残価保証条件あり
日産ビッグバリュークレジット3~5年1,000km/月、1,500km/月の2つから選べる・日産のほとんどすべての新車に対応
・残価保証条件あり
ホンダ3.5%
※1.9%で利用できる車種もある
残価設定型クレジット(新車)3~5年1,000km/月、1,500km/月の2つから選べる・金利が比較的低い
・残価保証条件あり
Honda中古車限定 据置クレジット(中古車)1~5年-・据置額設定型
・毎月の返済額を3,000円から設定できる
スズキ軽自動車3.9%
登録車2.9%
かえるプラン3・5年
※4年は販売店による
・40,000km/3年
・50,000km/4年
・60,000km/5年
・中古車も利用可能
・スズキ安心メンテナンスパック付き
・残価保証条件あり
マツダ0.0299マツダスカイプラン3~5年
※中古車は2~5年
1,000km/月、1,500km/月の2つから選べる・金利が低い
・マツダのほとんどすべての車種に対応(中古車も利用可能)
・残価保証条件あり
マツダアドバンテージローン3~5年
※車種により異なる
-・据置額設定型
・車の使用について制限がないため、カスタマイズ可能
スバル0.039安心プロテクト3(新車)3・5年1,000km/月、1,500km/月の2つから選べる・3年間、3つの安心補償サービスが無料付帯
・残価保証条件あり
スマートプランU
(中古車)
3~5年-・据置額設定型
・据置額を自分で設定可能
ダイハツ販売店などによって異なるワンダフルクレジット3~5年・40,000km/3年
・50,000km/4年
・60,000km/5年
・販売店によって金利が異なる
・残価保証条件あり
ワンダフルツイン1~5年・13,000km/1年
・26,000km/2年
・40,000km/3年
・50,000km/4年
・60,000km/5年
・2回払いのため、購入時の負担を抑えられる
・残価保証条件あり
・月々の返済がない
三菱3.9%
販売会社によって異なる場合がある
スーパーマイカープラン(新車)3~5年
※一部車両は6・7年も可
1,000km/月、1,500km/月の2つから選べる・3つの修理費用補償と事故修復歴補償付き
・残価保証条件あり
マイカープラン(中古車)5年まで月単位-・据置額設定型
・据置額は販売店が設定
・毎月の返済額を3,000円/月~設定できる

 

表からもわかるように、残クレはメーカーごとに金利や走行距離の選択肢が異なり、それぞれ特徴にも違いがあります。なお契約期間については、いずれも基本的には5年までとなっています。短期での返済および乗換えを想定した仕組みとなっているといえるでしょう。

また、メーカーごとに残価の保証条件があるため、契約前に必ず確認しましょう。

残クレをお得に利用しやすいケース・損をしやすいケース

残クレをお得に利用しやすいケース・損をしやすいケース

残クレのデメリットでも見てきたように、残クレを利用して月々の返済額を抑えられたとしても、必ずしもお得に利用できるとは限りません。契約期間中の車の使用方法や契約者の条件によって、残クレをお得に利用できるかどうかは変わってきます。

そこで、残クレをお得に利用しやすいケースと、損をしやすいケースにそれぞれどのような条件が当てはまるのかを見ていきましょう。

残クレをお得に利用しやすいケース

次のような条件に当てはまる方は、残クレをお得に利用できる可能性があります。

グレードの高い車や人気オプションのついた車に乗りたい

グレードの高い車や人気のオプションのついた車は残価が高く設定される傾向があります。こうした車を購入する方は、残クレを利用することで月々の負担をより抑えられるでしょう。

気軽に車を乗り換えたい

一般的なカーローンを利用した場合は、乗り換える際に下取りか売却かを選んだり、複数の業者で下取りの見積もりを出してもらったりと手間も時間もかかります。一方、残クレは車を返却するだけで乗り換えられます。返却や乗換え手続き、新しく組むローンの契約手続きも販売店に任せることができます。

車が必要な期間が決まっている

残クレは3~5年と短期間での契約を前提としているローンです。そのため、単身赴任中だけ車が必要、子供がある程度成長するまでファミリーカーに乗りたい、というように車に乗りたい期間が決まっている方に向いています。

残クレで損をしやすいケース

次のようなケースは、残クレを利用すると損する可能性があります。

一括購入できるほど貯蓄に余裕がある

残クレは月々の返済額を抑えられますが、利息は膨らみやすいです。一括購入できるほど資金に余裕があるのであれば、利息のつかない一括購入のほうがお得になります。

長距離運転が多い

残クレで購入した車には、走行距離に上限が設けられます。制限距離を超過すると追加請求が発生するため、長距離運転をすることの多い方は注意しなくてはなりません。

事故やトラブルで車に傷をつけないか不安

残クレで購入した車を事故やトラブルによって傷つけてしまうと、残価との差額を請求されることとなります。運転が苦手な方や事故やトラブルが不安な方は、残クレを利用するかどうか慎重に検討すべきといえるでしょう。

7年、10年と長期的に同じ車に乗りたい

残クレは3~5年という短いスパンで乗り換えることを前提としています。7年、10年と同じ車に長期間乗り続けるとなると、残価を精算して自分の物にする必要があるため費用がかかります。一般的なカーローンを利用したほうがコストを抑えられるでしょう。

月々の負担を抑えながら長く愛車に乗りたい方におすすめの方法はこちら

残クレを利用する流れ

残クレを利用する流れ

ここまで残クレの仕組みについて解説してきましたが、以下では残クレを利用する流れを確認しておきましょう。手続きの詳細はメーカーごとに異なりますが、基本的な手順は同じです。

1. 車を選ぶ
ディーラーや中古車販売店で購入する車を選びましょう。残クレを利用する場合は、人気車種やグレードの高い車、人気のオプションのついた車などの残価率の高い車を選ぶと、月々の返済額を抑えやすくなります。
また、この時点でそのメーカーの残クレの仕組みや条件も確認しておきましょう

2. 申込み
購入する販売店で、残クレ契約を申し込みます。残クレを利用するには、一般的なカーローンと同じく審査に通る必要があります。担当者からの案内に従って必要書類を提出し、審査を受けましょう。

3. 審査
残クレの審査では、一般的なカーローンと同様に、利用者の年収や雇用形態、他社からの借入状況や債務履歴などがチェックされます。審査結果がどれくらいで出るのかは販売店によって異なりますが、中には即日で結果がわかるケースもあります。

4. 契約
無事審査に通過できたら、本契約に進みましょう。契約書類から、据え置く残価や月々の返済額、走行距離の上限や車の使用に関する条件などを確認します。内容に納得できたら、契約を結びましょう。

5. 納車
購入した車両の登録や保険手続きなどが完了すると、納車手続きに移ります。

6. クレジット代金の支払い
毎月のクレジット代金は、指定した銀行口座から自動的に支払われます。残高不足で代金を支払えないことのないよう、残高のチェックや入金を忘れず行いましょう。

7. 契約期間満了
契約期間満了時は、車を返却して乗り換える・残価精算して乗り続ける・返却のいずれかを選びます。
契約満了後も同じ車に乗り続けるには、残価を一括返済するか、再度ローンを組み直して分割で返済しなければなりません。高額な残価を一括返済するよりも、再び残クレを組んで新車へ乗り換えるのが一般的です。

定額の月額料金で新車に乗れるカーリースにも、残価設定があります。
たとえば、カーリースの「カルモ スリー」は、残価設定により、車を買うよりお得に新車ライフを満喫できる新しい3年限定のカーリースです。

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残クレ利用時の注意点

>残クレ利用時の注意点

残クレを組んでから毎月の返済に家計が圧迫されてしまった、ということのないよう、残クレを利用するときの注意点も確認しておきましょう。残クレを最後まで無理なく返済していくためには、シミュレーションを行いながら余裕のある返済計画を立てることや車選びで工夫すること、さらに購入後の維持費も考慮することなどが必要です。

ゆとりのある返済プランを立てる

残クレの契約期間満了時に車を乗り換える場合、新たにローンを組むこととなります。月々の返済とは別に、新車の購入に必要な初期費用がかかります。また、そのまま同じ車に乗り続けるとしても、残価を精算して買い取らなければなりません。返却する車の状態次第で残価との差額請求が発生する可能性があることも考慮して、資金にゆとりのある返済プランを立てることが大切です。

残価率の高い車を選ぶ

残クレをお得に利用するためには、中古車市場において価値が高いために据え置かれる残価も大きくなる、残価率の高い車を選ぶことがポイントです。人気車種やグレードの高い車、人気オプションのついた車や人気のボディカラーの車などは特に高い残価率が期待できるでしょう。

購入後の維持費も考慮する

残クレに限らず、車をローンで購入する場合は、毎月の返済とは別に車の維持費にも備えなければなりません。車の維持費とは各種税金や自賠責保険料、自動車保険(任意保険)料、メンテナンス代や車検代、燃料代や駐車場代などです。月々の返済にこうした維持費をプラスしても家計をやりくりしていけるように残クレの返済プランを立てましょう。

特に注意したいのは、中古車を残クレで購入する場合です。中古車は、車の状態によっては新車よりもメンテナンス代などの維持費がかかるため、資金に余裕を持たせておく必要があります。

残クレを実際に利用している方の声

残クレを実際に利用している方の声

Mさんは、ディーラーで残クレなら車両本体価格の値引きができると紹介され、これまでに3台の車を残クレで購入しています。

Mさん
Mさん

返済自体はたいへんではないですが、残債がなかなか減らない気がします。金利が高く、利息をもったいなく感じるので、短期間の契約にしてできるだけ利息の負担が大きくならないように早めに一括返済しています。

残クレは、車両本体価格から残価を据え置くため月々の返済額は抑えられるものの、金利は残価にもかかるので、期間が長くなるほど利息が大きくなってしまうという特徴があります。短期間で返済をしていかないと返済総額が高くなるため、Mさんのように月々の返済額だけでなく利息にも目を向けて利用を検討しましょう。

残価設定でお得に車に乗れる!残クレとカーリースの仕組みを比較

残価設定ローンとカーリース

残クレの仕組みを詳しく知ることで、自分はかえって損をしてしまいそう、という方もいるでしょう。しかし、金利の低い銀行のマイカーローンは審査がきびしいため、誰もが気軽に利用できるわけではありません。また、高額な車の購入資金を確保するのには時間がかかります。

そこで、すぐにマイカー感覚で乗れる新車を入手できるサービスとして今注目されているのが「カーリース」です。カーリースは、残クレやマイカーローンのように月々の支払いをしますが、定額で新車に自由に乗れる車のサブスクリプションサービスです。

カーリースは、残クレのように「残価設定」が行われることで、月々の料金が購入よりも抑えられる仕組みとなっています。以下では、残クレとカーリースの仕組みがどのような点で異なるのか、その違いを見ていきましょう。

〈残クレとカーリースの違い〉

 残クレカーリース
車の所有者ディーラーやローン会社リース会社
車の使用者契約者契約者
初期費用頭金、税金、登録諸費用などなし
月々の費用(車両本体価格-残価)÷返済回数
※頭金を払わない場合
(車両本体価格-残価+諸費用)÷支払回数
維持費税金や保険料、メンテナンス費用など
すべて自己負担
定額にできる
走行距離
カスタマイズ
基本的に制限がある基本的に制限がある

1. 借入れかどうか

金銭の貸付である残クレでは、利用者が金融機関からお金を借りて、利息を上乗せして返済します。金利は残価を含めた元金に対してかかるため、どうしても利息による負担が大きくなりがちです。

一方、カーリースはリース会社が所有する車の使用権を利用者に貸すことで、マイカーのように新車に乗れるようになるサービスです。利用者はリース会社に対して、車の使用料を支払います。ローンのような金銭の貸付ではないため、金利という概念がありません。

2. 初期費用の有無

残クレをはじめ、車をローンで購入する場合は各種税金や保険料、登録諸費用などの初期費用がかかります。初期費用の目安は車両本体価格の10~20%程度とされているため、ある程度まとまった金額が必要です。

その点、カーリースは初期費用がかからないというメリットがあります。カーリースの月額料金は、車両本体価格から残価を差し引いた上で、契約期間分の各種税金や自賠責保険料、登録諸費用などを上乗せして契約月数で割って算出されます。毎月の料金に車の購入時に必要な費用も含まれるため、別途初期費用を用意する必要がありません

3. 維持費の負担

残クレで車を購入すると、毎月の返済とは別に、自賠責保険料や各種税金などのほかにも消耗品の交換費用や定期点検代、車検代や燃料代、駐車場代などの維持費がかかります。特に車検は新車登録から3年目、それ以降は2年ごとに受ける必要があり、都度まとまった費用がかかります

一方、カーリースでは月額料金に自賠責保険料や各種税金などが含まれているため、都度支払う必要がありません。さらに、カーリースは消耗品の交換費用や車検代も月額料金に組み込んで定額化できるプランやオプションを用意している会社も多いです。保証内容の充実したプランやオプションを選べば、月額料金だけで車の維持費の大半をカバーすることもできるでしょう。

4. 契約できる年数

残クレで契約できる年数は、3~5年のメーカーがほとんどです。短期間での返済や乗換えを前提としているため、長期契約には向きません。

その点、カーリースの中には7年や10年と長期契約できる会社も存在します。カーリースの月額料金は契約月数で割って算出されるため、契約期間が長いほど月々の支払額も安く抑えられる仕組みです。長期契約をして同じ車に大切に乗り続け、できるだけ月々の負担を抑えたい場合にもカーリースは重宝するでしょう。

5. 残価の扱い

残価を最終回の返済に据え置いて月々の返済額を決める残クレでは、残価分の返済がなくなるわけではありません。最終返済時には返却・乗換え・買取りのいずれかを選ぶ必要があり、買い取るのであれば残価を一括返済しなければなりません。

カーリースの場合は、車両価格から残価を差し引いて月額料金を算出するため、残価分は支払わずに済みます。契約満了時の残価精算の有無は契約方式によって異なり、「クローズドエンド方式」を採用するリース会社なら、残価精算なしで車を返却することができます

上記のような残クレとカーリースの仕組みの違いを踏まえると、カーリースは長期間同じ車に大切に乗って月々の支払額を抑えたい方や、初期費用なしですぐに新車に乗り始めたい方、維持費を含む車関連の費用をなるべく一本化して支払いたい方などにおすすめのサービスといえるでしょう。残クレでは乗換えのスパンが短すぎると感じる方や、残価の精算に不安を抱える方も、カーリースなら安心して利用できます。

仕組みが似ている残クレとカーリースの支払額を比較シミュレーション

車種画像バナー

残クレとカーリースは、どちらも残価設定がある仕組みによりお得に利用できますが、初期費用の有無や契約できる年数などが異なることを前項で確認しました。では、支払額は具体的にどのように異なるのでしょうか。

下の表では、2021年度新車販売台数No.1のホンダ「N BOX」を例に、残クレとカーリースの支払額をシミュレーションしています。残クレは、ホンダの残クレ(実質年率3.5%)を5年払いで利用、カーリースは業界最安水準の料金で利用できる「おトクにマイカー 定額カルモくん 」で契約期間5年と11年で利用した場合を見てみましょう。

〈ホンダ「N BOX」の支払額シミュレーション〉 ※カスタムEX(2WD・ガソリン)

 残クレ
(5年)
定額カルモくん
(5年契約)
定額カルモくん
(11年契約)
初期費用93,570円0円0円
月々の返済額または
最安月額料金*
27,500円
初回:32,569円
31,030円21,790円
最終回の支払い483,560円
※乗り続ける際に支払うか
再クレジット
乗り続けるには再リース月額料金にプラス500円の「もらえるオプション」をつけていれば追加料金なしで乗り続けられる
月間走行距離制限1,500km1,500kmなし
5年でかかる
税金・自賠責保険料
軽自動車税
(種別割)
43,200円0円0円
自動車重量税
自賠責保険料
26,330円0円0円

*定額カルモくんの月額料金は2022年5月27日時点の情報で、変更になる可能性があります

このように、残クレを利用すると月々の返済額を抑えることができますが、初期費用や税金、保険料が都度必要となり、マイカーとして乗り続けるためには最終回の支払いでまとまった費用がかかります。

一方、カーリースなら初期費用や税金、保険料もかからずフラットな支払いで利用でき、さらに11年のように長期契約を選択すると月々の料金もぐっと抑えることができます

残価精算や走行距離を気にせずお得に新車に乗れるおすすめのサービスとは

カルモくん_new

残クレよりも手軽に新車に乗れるカーリースの仕組みをご紹介してきましたが、カーリースにもさまざまな会社があり、料金や特徴も異なります。中でも特におすすめなのは、月々10,000円台からという業界最安水準の料金で利用できる定額カルモくんです。

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専門家も認めるコスパの良さ

定額カルモくんが「専門家が選ぶカーリース」で3冠を獲得していることを表す図。具体的には、ファイナンシャルプランナーやカーリース利用経験者、カーディーラー勤務者へのアンケートで、「コストパフォーマンスが高いと思うカーリース」1位、「おすすめしたいと思うカーリース」1位、「サポートが充実していると思うカーリース」1位を獲得しています。

定額カルモくんは、ファイナンシャルプランナーやカーリース利用経験者、カーディーラー勤務者を対象としたカーリースに関するイメージ調査*において、「コストパフォーマンスが高い」と思うカーリース*¹、「おすすめしたい」と思うカーリース*²、「サポートが充実している」と思うカーリース*³の3部門でNo.1を獲得しました。

お得な料金で新車に乗れるだけでなく、充実したサポート体制のもと利用できるという点でも専門家から高く評価されています。初めてのカーリースを検討している方でも、安心して利用することができるでしょう。

* 【出典】調査方法:インターネット調査■調査期間:2022年12月15日(木)~12月19日(月)■調査概要:「カーリース」10サイトを対象にしたサイト比較イメージ調査■調査対象:男女、18-69 歳、全国、*¹ファイナンシャルプランナー107s、*²カーリース利用経験者 231s、*³カーディーラー勤務者100s■調査実施:株式会社ドゥ・ハウス■比較対象企業:「カーリース」でのGoogle検索 検索上位10社(2022年12月13日15時時点) ※個人向けカーリースのみ ※記事、広告、まとめサイトを除く

利用できるかをオンラインで簡単にチェックできる

カーリースを利用するには、残クレと同様に審査に通過する必要があります。定額カルモくんは、審査に無事通るか不安な方もオンラインで手軽に利用可否をチェックできる「お試し審査」を用意しています。

お試し審査は所要時間5分程度で申し込めるカーリースの審査で、誰でも気軽に受けられます。通過後にキャンセルしたり車種を変更したりすることもできるため、まずは利用できるかどうか知りたい、という方にもおすすめです。

審査に通過しても契約する必要はありません_お試し審査をしてみる

残クレの利用は仕組みを踏まえて慎重に検討しましょう

残クレの利用は仕組みを踏まえて慎重に検討しましょう

残クレは確かに月々の返済額を抑えられる仕組みではありますが、車の使用に制限があったり、契約満了時に残価精算が必要だったりと、注意すべき点もあります。また、毎月の返済とは別に初期費用や維持費がかかることも考慮して、無理のない返済プランを立てなければなりません。

今回ご紹介したカーリースなら、上記のような残クレの気になる点をカバーしながら、新車にマイカー感覚で乗ることができます。

残クレとカーリースはどこが違うのか、残クレとカーリースの支払額はどのくらいなのかなど、疑問がある方は定額カルモくんのマイカーコンシェルジュに問い合わせてみてはいかがでしょうか。契約前から何度でもLINEや電話で無料相談が可能で、顧客対応満足度は98.9%*を誇ります。下のバナーから気軽に連絡してみましょう。

マイカーコンシェルジュ_無料相談
平日10:00~19:00(土日祝・年末年始休み)

* 2019年12月~2021年6月までの定額カルモくんご契約者様504名を対象としたアンケート

よくある質問

Q1:残クレはどのような仕組みのローン?

A:残クレでは、車を3~5年後に売却した際の下取り価格である残価を設定し、最終回の返済に据え置きます。車両本体価格からその残価を差し引いた金額を、契約期間中に分割払いする仕組みです。残価を据え置く分、月々の返済額を抑えられる点が特徴です。据え置いた残価は、最終回の返済時に精算します。

Q2:残クレの注意点は?

A:残クレでは、据え置く残価にも金利がかかります。また、毎月の返済額が安いため元金が減るスピードが遅く、一般的なカーローンと比べて利息が膨らみやすいです。それ以外にも、契約期間中は自由にカスタマイズできない、走行距離に上限があるなどの点にも注意しなければなりません。

Q3:残クレよりも安く新車に乗る方法は?

A:車のサブスクリプションサービスであるカーリースなら、月額料金に税金や諸費用が含まれるため、初期費用なしで新車に乗り始めることができます。中でも「定額カルモくん」は、7年以上の契約で走行距離制限がなく、さらにオプションをつけると契約満了時に車をもらえます。残価精算もなく最後まで安心して利用できます。

※この記事は2022年5月時点の情報で制作しています
※残クレは本田技研工業株式会社により商標登録された表記ではありますが、一般的に残価設定型クレジット(残価設定ローン)として使用されることがあるため、この記事では残価設定型クレジットの意味で使用しています

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