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萩原文博はぎはらふみひろ

中古車の相場ってどれくらい?予算別&ボディタイプ別「今、おすすめの中古車」14車種

中古車の相場ってどれくらい?予算別&ボディタイプ別「今、おすすめの中古車」14車種
中古車の相場ってどれくらい?予算別&ボディタイプ別「今、おすすめの中古車」14車種

新車と違って中古車の価格に定価はありません。需要と供給の関係で相場は決まり、多くの場合はその車種の人気度に大きく左右されます。今回は長年、中古車の相場を追い続けてきた自動車評論家、萩原さんに「今、おすすめの中古車」をボディタイプ別と予算別に14車種チョイスしてもらいました。

定価のない中古車は人気があるかどうかで価格が大きく変わる

中古車は新車と異なり定価がありません。同じ車種、グレード、年式などの条件が揃っていたとしても、前オーナーの使い方によってコンディションが異なるからです。現在、中古車の流通はオートオークションという、業者間の車の「セリ市」を経由することが主流で、その落札価格が価格の目安となり、相場となります。

相場は株式と同じように、需要と供給のバランスで決まります。値段が下がることもあれば、時に値上がりすることもあります。新車は人気車種であっても、車両本体価格は変わりません。値引き額が少なくなる程度です。しかし中古車は人気車だと価格が高値で安定する傾向が強まります。それは先ほど述べた需要と供給のバランスで価格が決まるからです。

流通している中古車の台数に対して欲しいと思う人が多いと価格が上昇するケースもあります。つまり “人気”という不確定な要素が中古車の価格に大きな影響を与えているのです。こうした中古車の価格のメカニズムを踏まえたところで、ボディタイプ別、そして予算別のおすすめ中古車を紹介しましょう。

軽自動車はN-BOXとタントのタマ数が豊富。タントは今後の値落ちに期待

軽自動車はN-BOXとタントのタマ数が豊富。タントは今後の値落ちに期待

まずはボディタイプ別です。ボディタイプというのは車のカタチや特徴によって区分したもので、ボディサイズやエンジンの排気量に制限のある軽自動車、ファミリーカーの定番であるミニバン、そして人気上昇中のSUVなどが代表例です。そのボディタイプごとの代表的な人気車種の平均価格や相場の動きを見てみましょう。

軽自動車では軽スーパーハイトワゴンと呼ばれるカテゴリーが人気となっています。これらは軽自動車で最大クラスの室内空間を実現し、リアにスライドドアを採用した車種たちです。軽自動車の新車販売台数ではこの軽スーパーハイトワゴンが上位を占めています。

中古車では2011年に登場したホンダN-BOXの流通台数が約7000台と豊富で、平均価格は約102万円です。軽スーパーハイトワゴンのパイオニアであるダイハツタントは、2013年から販売された先代モデルの中古車が流通台数において約4400台で、平均価格は約118万円となっています。タントは2019年にフルモデルチェンジを行ったばかりなので、今後さらに値落ちが加速しそうです。

コンパクトカーならノートとアクアが選びやすい。アクアは100万円切り多数

コンパクトカーならノートとアクアが選びやすい。アクアは100万円切り多数

続いてはコンパクトカーです。まずはe-POWERというパワートレインを追加し、2018年新車販売台数No.1に輝いた日産ノート。ノートは現行型ながら、登場が2012年とすでに7年が経過していますので、中古車の流通台数は約6000台もあります。平均価格は約112万円で現在は値上がり傾向となっています。これは高年式の未使用中古車と呼ばれる車が大量に市場に出回ったからです。

もう1台はハイブリッドコンパクトカーのアクアです。このアクアも現行型ながら2011年登場なので、約7800台の中古車が流通しています。平均価格は約99万円まで下がっていて、100万円以下のリーズナブルな中古車が多く出回っています。

SUVはヴェゼルとC-HRのコンパクト勢の流通量多し。C-HRは絶賛値落ち中!

SUVはヴェゼルとC-HRのコンパクト勢の流通量多し。C-HRは絶賛値落ち中!

現在人気の高いSUVの中でも特に人気の高いコンパクトSUVをチェックしてみましょう。まずはホンダヴェゼルです。2013年に販売開始したヴェゼルは、コンパクトカーの人気車種フィットのコンポーネントを流用し、多彩なシートアレンジが特徴です。中古車の流通台数は約3200台で、平均価格は最近上昇していて約193万円まで戻しています。

そしてもう1台は2016年に登場したトヨタC-HRです。登場からわずか3年ですが、流通台数は約2500台と現在増加中です。2019年にマイナーチェンジを行ったことが大きく影響しているようです。平均価格も流通台数の増加に比例して約232万円まで値落ちしています。

セダンで人気のクラウンとカローラアクシオは高年式が増え価格上昇傾向

セダンで人気のクラウンとカローラアクシオは高年式が増え価格上昇傾向

続いてはかつての定番車種であるセダンを見てみましょう。国産セダンの代名詞となっているのがトヨタクラウンです。2018年にフルモデルチェンジを行いましたが、2012年に登場したクラウンアスリートの中古車の流通台数は約1000台、平均価格は約280万円でこちらは現在値上がり傾向となっています。

そしてもう1台は2019年にフルモデルチェンジを行い、先代モデルとなった2012年登場のカローラアクシオです。中古車の流通台数は約710台とSUVなどと比べるとかなり少なめです。平均価格は約108万円で、こちらもフルモデルチェンジ後に値上がり傾向となっています。

ミニバンで選びやすいのは、やはりヴォクシーとセレナ

ミニバンで選びやすいのは、やはりヴォクシーとセレナ

最後はミニバンです。ミニバンの中で最も激戦区となっている2Lクラスでの人気車種はトヨタヴォクシーです。2014年に登場した現行型の中古車は約3350台と豊富で、平均価格は約233万円です。

同じクラスでもう1車種、高い人気を誇るのが日産セレナです。現行モデルは2016年に登場し、まだ3年しか経っていませんが中古車の流通台数は約2150台と豊富です。そして平均価格は約260万円となっています。

安い中古車といえども安全装備にはこだわるべき

続いては予算別におすすめの中古車を紹介しましょう。新車で手の届かなかった車が割安な価格で手に入るのが中古車選びの醍醐味です。しかし、最近は衝突回避ブレーキなどの先進安全装備が重視されるようになり、年式の古い中古車をただ価格が安いからという理由でおすすめしにくくなっているのが正直なところ。中古車購入を検討しているユーザーは、その車の安全装備はどういったモノが装着されているのかなどを、これまで以上にしっかりと調べる必要があります。

そういった先進安全装備の観点を踏まえて予算別の中古車を紹介しましょう。

30万円以下なら日産デイズを

30万円以下なら日産デイズを

まずは30万円以下です。衝突回避ブレーキを軽自動車でいち早く搭載したのが先代の日産デイズです。30万円以下の中古車も60台程度あるので探しやすくなっています。

50万円以下でもアイサイト搭載のインプレッサが狙える

50万円以下でもアイサイト搭載のインプレッサが狙える

50万円以下でのおすすめは先代のスバルインプレッサスポーツです。50万円以下の物件も約60台あり、スバル独自の運転支援システム「アイサイトver.2」搭載車も見つかります。

100万円以下ならSUVの先代スバルXVが射程圏内

100万円以下ならSUVの先代スバルXVが射程圏内

100万円以下でも「アイサイトver.2」を搭載したスバルのXVがおすすめです。流通台数は50台程度ですが、世界が認める走破性の高い4WDとアイサイトの組み合わせはバリュー感が相当高いでしょう。

200万円以下でおすすめは現行型のホンダステップワゴン

200万円以下でおすすめは現行型のホンダステップワゴン

最後は200万円以下です。激戦の2Lミニバンクラスで、やや人気面ではライバルに譲りますが、走行性能、安全性能はまったく引けを取らない現行型のホンダステップワゴンです。ホンダセンシングと呼ばれる運転支援システムを搭載した実力派です。200万円以下の中古車の流通台数は約240台でと豊富で、エアロパーツを装着したスパーダも圏内となっています。

安い中古車を狙うなら車種へのこだわりは二の次

中古車の購入を検討している人は誰でも「少しでも良いモノを安く買いたい」と考えていると思います。しかし、それはなかなか難しいのが実情です。中古車の場合、価格が安いのはキチンとした理由があるのです。

安くて良いモノと考えるならば、「この車種が欲しい!」という考えは、まず捨てましょう。人気の高い車は相場が高くなるからです。人気という不確定要素が価格を左右する中古車だからこそ、人気車を外すことがより良い買い物につながるのです。

価格の安さだけを優先せずアフターのケアも

また、価格の安い中古車は現状販売というケースが多く、これは購入後に何かトラブルが発生しても販売店は何の対応もしませんということです。価格の安さだけを優先して中古車を選ぶと、購入後のトラブル対応で逆に高くなるというケースすらあります。

需要期を外してGW前後まで待てるならお得な買い物が

中古車は需要と供給のバランスによって価格が変動すると先ほど書きました。このことを顕著に表す事例があります。中古車は卒業や就職、異動の時期となる3月が大需要期。2月から3月は購入する人が増えるため、中古車相場は高くなる傾向があります。高くなる時期があれば、安くなるタイミングもあるわけで、3月の大需要期が終わり、5月のゴールデンウィーク明けになると中古車相場は一気に安くなる傾向があります。もちろん、大需要期の後で多くの中古車が市場からなくなっていますが、車種によっては相場が下がるのは間違いありません。

中古車は購入するタイミング、そして人気車種や白、黒、シルバーといった人気色を外すことで、良い車を安く手に入れることが可能なのです。

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